東京モーターサイクルショー2016年で「普通自動二輪免許で運転できるバイク」を発表したBMWは、日本市場にさまざまな新モデルを投入することで、話題性と知名度を高め続けるメーカーである。
特に第3次バイクブームが到来している近年では、ラグジュアリーなBMWのバイクをリーズナブルな価格で購入するために、中古バイク市場に興味を持つユーザが急増するようになった。
今回はそんなBMWの中古バイクが日本国内で愛される理由から、高額査定に繋がるポイントを考えていきたいと思う。
Bmw r1100r 1999 / The Snowman 2009
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BMWの中古バイクはなぜ日本で高価買取できる?
BMWのバイクが中古車市場でも高い需要があるのは、下記の魅力が日本人の心を強く刺激しているからだと言われている。
水平対向ボクサーエンジンによる安定性
低い重心、振動の少なさ、スムーズなエンジンの冷却といった要素を兼ね備えた水平対向ボクサーエンジンは、長距離ツーリング愛好家から「疲れにくいバイク」という高い評価を得ている。
また、ボクサーエンジンという縦クランクを兼ね備えたバイクは、コーナーで寝かせても安心であるため、山の多い日本の地形でもストレスのない走りを可能としているのだ。
シャフトドライブによる壊れにくさ
工業機械のようにシャフトと歯車を組み合わせて作られたBMWのシャフトドライブは、頑丈なカバーに守られていることによって、泥や小石によるトラブルが生じにくい特性を持つ。
また、BMWのバイクは普通の転倒では壊れにくいことでも定評があるため、国産のバイクと比べて遥かに安全性が高いことも高価買取の理由に繋がっている。
認定中古車制度の存在
認定中古バイクの納入から1年間、何キロ走行しても保証が受けられるBMWの認定中古車制度は、このメーカーの中古バイク全般のコンディションや信頼性を高めている。
また、この制度の対象だったバイクは、過去の保証内容を買取店にアピールしやすくなるため、結果として多くの高価買取実績が存在するのである。
リターンライダーの存在
第3次バイクブームを牽引しているのは、40代~50代といった資金力の高いライダー達である。彼らのような世代はカジュアルさよりもラグジュアリー感を重視したバイク選びをする傾向があるため、BMWやハーレーダビッドソンなどの高級中古バイク需要が一気に高まっているのだ。
バイクの長期保管方法
「冬期間は寒くて乗らないからバイクを保管しておきたい」「売るまで保管しておきたい」など、少しの期間バイクに乗らない方もいるだろう。
そんなときは外やガレージにバイクを置いておく人も多い思うが、その保管の仕方でバイクの状態が変わってきてしまう。冬があけてまたバイクに乗るときに快適に走れるように、また、高値で売れるように、冬期間を含むバイクの長期保管方法を紹介するので参考にしてほしい。
ガソリン満タンで保管する
鉄が空気中の酸素に触れると酸化という化学反応が起こる。タンク内には多少水分が混入していて、この水分が酸化を早めてしまう原因となり、これにより酸化鉄、いわゆる錆びが発生するのだ。
しかし、保管する前にガソリンを満タンにしておけば、酸化を少なくすることができるのである。保管する際は面倒くさがらずにガソリンスタンドに向かってほしい。
キャプレーター内を空にする
キャプレーター内は精密なパーツで構成されている。そのため、ガソリンを入れたまま長時間放置しておくと、残ったガソリンの成分が腐食しジェット類を詰まらせてしまうのだ。タンクとは反対に、キャプレーター内のガソリンを全て抜いてから保管しよう。
キレイに洗っておこう
乗っている間にかぶった砂埃や塩分は、鉄やアルミの腐食を早めてしまう。真水だけでなく洗剤できちんと洗おう。
家庭用の中性洗剤と洗車用スポンジで隅々までまんべんなく洗い、キレイに洗い流したらタオル等で水分をしっかりと拭き取ってほしい。
防錆処理をする
バイクの場合、洗車だけでは細かい部分に水分が混入して鉄やアルミの腐食を早めてしまう。そのため、洗車後に水分を拭き取ったあとが重要になってくる。
ここで必ず「スーパー防錆潤滑浸透剤」を使用してほしい。これはあらゆる金属の防錆、潤滑、防湿、浸透力に優れた金属保護液であり、金属部分全般、電気系統の保護、洗車後のお手入れとしておすすめしたい優秀なものなのである。
ボディカバーをかける
ボディカバーは車庫や物置以外などの野外で保管する際、特に必要になってくる。特に冬期には外気が湿気を含んでおり、インテークやエキゾースト部、マフラーなどからシリンダー内にその湿気が入ってしまう。
そのまま長時間放置すると大部分のオイル成分はたれ下がり、残った成分も外気で酸化してしまう。
また、バイクのエンジン内部は精巧なパーツで組み立ててあるため、シール類の劣化、あらゆる金属部分が錆びてしまうのである。カバーをかければ外気の侵入を少なくすることができるため、保管する際は必ずボディカバーをかけよう。
BMWの人気シリーズと参考買取相場
BMWに関する買取実績を調査すると、購入から半年以内に売却された中古バイクの中には、200万円以上の高額査定になった事例が多いことがわかる。
また、BMWのディーラーでは、中古バイクのコンディションを高めるために必要不可欠な認定中古車制度なども実施しているため、2オーナー車であってもリセールバリューが高いという点も、このメーカーの買取相場全体を高める特性であると考えて良いだろう。
BMW R1200RT 参考買取相場:73万円~201万円
ツアラーに分類されるR1200RTは、ライダーのストレスを最小限に抑える安定性と充実装備で定評のある車種である。走行距離1万キロ以上・5年落ちでも150万円近い高額査定が見込めるため、乗るだけでなく売るメリットも高いシリーズと言われている。
BMW K1600GTL 参考買取相場:185万円~233万円
BMWツアラーを代表する、フラッグシップモデルである。BMW独自のパラレバー+デュオレバー機構によって、余裕を持った走行ができる点で話題になっている。
また、経験豊富なハードツアラーをも納得させる大型ラゲッジボックスなどの装備も充実しているため、1.5万キロ~2万キロもの走行距離でも十分な高額査定が期待可能なモデルと位置づけて良いだろう。
3年落ちぐらいであれば230万円を超える買取実績も多く見受けられる点も、このシリーズの大きな特徴と捉えて良いだろう。
BMW F800R 参考買取相場:49万円~78万円
2006年から発売されている人気のネイキッドモデルである。BMWでは珍しいチェーン駆動を採用しているため、他メーカーからの乗り換えユーザが多い車種として話題性を高めている。
また、シンプルなサスペンションによって軽量化に成功したF800Rは、小柄な日本人ライダーでも扱いやすいという理由で、多くの買取店から歓迎される存在となっている。
BMW C600スポーツ 参考買取相場:65~80万円
2012年に登場したばかりの、BMW初のマキシスクーターモデルである。スポーティーな外観の採用により、従来モデルの650GTよりも大幅な軽量化に成功している。
また、日本国内ではビッグスクーター人気が高まっていることから、大型免許を必要とする車種の中では珍しく低い値下がり幅を維持するモデルと位置づけて良いだろう。
高額査定を出す秘訣
では、bmwが何故日本で人気があるのかはわかったが、高額査定で買い取ってもらうためにはどうしたらいいかをここで紹介しよう。査定に出す際に参考にしてほしい。
複数の買取業者に査定に出す
高額査定を出したいのであれば、必ず1社ではなく複数の業者に査定に出すようにすることが重要なポイントとなる。
1社のみに査定に出すと、恐らく買取業者の営業に減額理由をたくさん挙げられ、本来よりも低い価格で買い取られてしまう。場合によっては最低価格となってしまう可能性も高い。
複数の業者にまずは査定をしてもらい、自分のバイクの相場を見てみるのが大切だ。
また、1社1社店頭に行って査定してもらうと手間がかかってしまうだけでなく、金額交渉をする際その営業が金額をあげる権限がなく、商談が進まない可能性もある。まずは、ネットや電話査定を使って複数の企業に査定をしてもらうようにしよう。
また、1社1社に査定に出すことは、例えネット上であっても時間も手間もかかる。10社など、複数の買取業社に一括で査定をしてもらえる無料一括サイトなどもあるので是非活用してみよう。
ここでは、後半で一括査定サイトの紹介をするのでそれも参考にして探してみよう。
外装を綺麗にしておく
査定に出す前に最低限外装を綺麗にしておくことはしておこう。上記でバイクの保管方法など、日頃の手入れの仕方は紹介したが、もし今まできちんと手入れしていなかったのであれば、査定時に外装だけでも少し綺麗に見えるようにしておくと印象が良くなる。
汚れたバイクであれば大切に扱っていなかったと思われ、印象もわるく査定額も上がりにくいだろう。
また、傷や凹みがあった場合は無理に修理業者に依頼はせず、査定時に正直に申告した方が良い。修理代が膨大にかかってしまう可能性もあり、高額査定どころか、損になってしまうこともある。正直に申告すれば、隠し事がないように思われ、信頼されるだろう。
おすすめの買取業者
ではここでおすすめの買取業者を紹介する。買取業者選びに是非役立ててほしい。バイクワン
バイクワンは全国出張買取も行なっているバイク専門買取業者である。出張買取では即日出張に伺うことが可能だ。査定料、出張料は全て無料で行なってくれる。
また、電話での査定は365日24時間受付ていて、専門タッフが受け付けてくれる。電話査定であると、後々買い取り価格が減額されてしまうのではと心配してしまうかもしれないが、バイクワンは大幅な減額はしないため安心ができる。
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
バイク王
CMでもおなじみのバイク王だが、バイク王は高級輸入車を得意とするバイク買取専門店である。バイク王では、BMWなどの高級バイクのお問い合わせ件数が5600台を超えていて、人気の買取業者と言えるだろう。
ホームページにはBMW買取事例も載っているため参考にすると良いかもしれない。
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
おすすめ一括査定サイト
近年では簡単入力で利用できる一括査定サイトが急増しているため、多忙な皆さんでもひと手間かけるだけで高額査定をする業者と出逢いやすい時代になっていると考えて良いだろう。
複数の買取業者それぞれを見つけて査定を出すのは大変なため、こちらで一括査定サイトも二つ紹介しよう。
VIRGIN BMW.com
バージンビーエムダブリューは初心者のためのBMWバイクサイトで、最大8社一括査定ができる。持ち込みや出張のどちらかを選ぶことができ、出張料はもちろん無料である。持ち込み査定の方が少しばかり高い金額で買取されるようだ。
また、バイクの買取は現金で行われ、一部のみ場合によって振込も発生する。
カチエックス
カチエックスは、300社以上の業者が参加している。そのため、一度の手続きで多数の査定を受けることができる。また、利用実績は50万人を超えていて多くの人が利用しているようだ。高額買い取りにつなげるためにも積極的に活用して欲しい。
まとめ
いかがだっただろうか。第三次バイクブームによって国内需要が高まっているBMWは、たくさんの買取店に相見積もりを取ることで、更なる高額査定が可能なメーカーと位置づけられる。
ここで紹介した高額査定を獲得する秘訣や、バイクの保管方法を参考に、これから査定を考えている人は是非実践しよう。また、一括査定サイトなどを利用して一番高く買い取ってくれる業者を見つけて高額査定を実現してほしい。