現在利用している通信会社との契約内容を確認している人はあまり多くはないだろう。月額利用料金ならともかく、契約内容は、自分から変更でもしない限り内容は変わらないので、頻繁に確認する必要はないからである。
しかし、プランの変更やオプションの追加、もしくは解約やMNP転出の場合には、事前に契約を確認する必要があると思われる。特に解約やMNP転出などにおいて、契約しているプランや契約期間などを確認しておかないと、費用が余計にかかってしまうこともある。
そのため、普段から契約内容の確認方法を把握しておいたほうがいいだろう。契約内容を確認するサイトやログインID、パスワードなどは、MVNOによって異なるからである。
そこで、今回は、MVNOの1つであるmineo(マイネオ)の契約内容の確認方法について記載していく。
iPhone5c × mineo_015 / TAKA@P.P.R.S
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mineoとは
mineoは、関西に本拠地を持つ大手電力会社である関西電力の系列会社であるケイ・オプティコムが運営するMVNOのブランドである。最近ではCM広告なども多くうっており、知名度も伸びているブランドになってきている。
mineoは、NTTドコモとauの2つの大手キャリアを利用したMVNO事業を行っているマルチキャリアであり、データ容量無制限などユニークなプランを提供するなど人気が高いMVNOの1つである。
契約内容の確認が必要な状況とは
契約内容の確認が必要な状況とは、月額利用料金の確認やオプションの設定の確認、他のMVNOとの比較などがあるが、もっとも必要なのが、解約やMNP転出の時であろう。解約やMNP転出の場合、契約しているプランや契約期間により、違約金などが発生する可能性があるからである。
例えば、多くのMVNOでは、音声通話プランに最低利用期間が設定されており、最低利用期間中に解約すると、違約金が発生するシステムとなっている。そのため、契約しているプランや契約期間を確認しないで、解約やMNP転出をした場合、違約金が発生する可能性があるのである。
では、mineoではどうかというと、実は、mineoは、どのプランにも最低利用期間を設定しておらず、契約期間に関係なくいつ解約やMNP転出しても違約金は発生しないのである。
その一方で、MNP転出では、契約期間によっては高額の手数料が発生する場合がある。mineoでは、契約してから12か月以内にMNP転出をした場合11,500円(税別)の手数料が必要になる。13か月以降にMNP転出する場合の手数料は、2,000円(税別)なので、12か月以内にMNP転出すると、いかに高額の手数料が必要になるか、ということがわかる。
そのため、mineoから特にMNP転出する時は、契約日や契約期間などを確認する必要があるのである。契約期間によっては、前述のような高額のMNP手数料が発生するため、できるだけ手数料が必要ない時期にMNP転出を行うためにも、手続き前に契約期間の確認を行った方がいいのである。
mineoにおける契約内容の確認方法について
mineoにおける契約内容は、mineoのwebページにあるマイページにログインし、「ご利用状況の確認」というメニュー内にある「ご契約内容照会」から確認をすることができる。
マイページにログインするためには、各契約者が登録しているeoIDとパスワードが必要となる。
eoIDやパスワードがわからない場合は、ログインページにある「eoIDやパスワードを忘れた方はこちら」のリンクから確認ページに飛び、契約後にmineoから送付された契約内容通知書に記載されている「初期eoID」や「初期パスワード」を入力すれば、eoIDやパスワードを確認することができるので、確認したほうがいいだろう。
このマイページは、契約内容の確認のほか、月額利用料金などの確認、契約しているプランやオプションの確認や変更、さらには、解約やMNP予約番号の発行までできる。mineo契約者にとっては、とても使える便利なサイトなので、ブラウザのブックマークに登録するなどして、いつでもマイページに行けるようにしておいた方がいいだろう。
更新月について
大手キャリアなどの契約は、契約期間が終了したら、自動的に契約が更新され、次の契約期間が始まるシステムとなっている場合が多い。この場合、契約が更新される最初の月、いわゆる更新月が重要となる。
自動更新のシステムとなっている契約は、契約期間中に解約すると違約金が必要となるが、更新月に解約する場合は、違約金は必要ない。そのため、更新月が重要になるのである。
では、mineoの場合はどうか、いうことになるが、実は、mineoには自動更新するような契約は存在しない。また、最低利用期間も設定されていないので契約期間に関わらずいつ解約しても違約金は発生しない。
つまり、mineoでは更新月は存在しないため、大手キャリアのように、いつ更新月かを気にする必要はないといえる。mineoの契約内容の確認方法について記載したが、契約内容については、定期的に確認した方がいいかもしれない。
例えば、契約時に付けたオプションを、実は、普段から全く利用していない場合、契約内容を確認しなければ、オプションを付けたことすら忘れていて、使わないオプションの費用をずっと支払っている可能性もあるのである。
オプションや利用しているプランを見直し、無駄な出費をなくすことで、少しでもお得にMVNOを利用するためにも、契約内容は、定期的に確認をしたほうがいいだろう。
転出時の手数料
mineoは、利用開始の翌月〜12ヶ月以内にMNP転出すると11,500円の転出手数料がかかってしまう。また、13ヶ月目以降MNP転出すると手数料は2,000円かかってしまう。mineoから番号乗せ換えで他社の格安SIMに移る場合、1年以内に転出をしてしまうと、他社に比べて割高になることがわかるため注意が必要。MNP転出する際はMNP転出手数料のかからないタイミングを選ぶことが重要になってくる。
データ通信SIMの場合は、解約金がかからないだけでなく、MNP転出手数料もないためいつMNP転出をしても問題がないのである。しかし音声通話SIMの場合は、利用開始の翌月から12ヶ月以内にMNP転出をすると11,500円の転出手数料が必要になるため、MNP転出13ヶ月目以降が望ましいだろう。
解約のタイミング
格安SIMによっては、月の途中に解約をしても当月末まで利用が可能だったり、その月の分の利用料金が請求されたりと様々だが、mineoの解約タイミングは解約申し込みが完了した日である。仮に月の途中で解約をした場合は、請求される利用料金が日割りでの計算であるため、解約処理がその場で行われ即座に利用できなくなってしまうので注意が必要。
解約手順
解約はネット上で行うことができる。mineoのサイトを開き、上のメニューから「サポート」、そして「よくあるご質問」をクリックする。「ご利用中のお客さま」というカテゴリーの中の解約をクリックし、解約カテゴリーの1番上にある「mineoの解約方法について教えて下さい」をクリックする。表示されるQ&Aの回答に「ユーザーサポート」をクリックし解約の理由を選ぶ。下に進み、「解約の方はこちら」をクリックし解約手続きに移る。
SIMカード契約時に発行または設定したeoIDとパスワードを入力してログインをしてから、解約するSIMカードの電話番号があっているかを確認し、「同意する」にチェックをし「確定画面へ」をクリックする。最終確認の画面が表示された後、アンケートに答え、「解約する」をクリックするとようやく解約手続きが完了する。
一見面倒だが、mineoの解約手続きは必要な情報の準備ができていれば、手続きはわかりやすく意外と簡単にできるものである。時間帯が決まっているが、年中無休で曜日関係なく、自宅からネットをアクセスさえすれば手続きが行えるのは非常に便利である。
月末日に解約できるか
上記にも記載したが、mineoは解約を申し込み、それが完了した日が解約日となるため、月末日のギリギリまで利用してから解約しても問題ないと言える。しかし月末に解約する際は手続きが可能な時間帯があり、それを過ぎてしまうと次の月に繰り越されてしまう。
解約受付時間は9時から21時までとなっている。21時から翌日9時までは解約手続き自体ができないので注意しておこう。月末日の21時を過ぎてしまうと翌月も契約が継続するため、時間に余裕をもって手続きをすると安心だろう。
解約後のSIMの返却について
解約後のSIMの返却については、auプラン(Aプラン)とドコモプラン(Dプラン)を解約しているかによって違ってくる。Aプランを解約した場合は、SIMの返却は必要ないので、SIMにはハサミを入れるなどをし破棄をしておこう。しかしDプランを解約した場合はSIMの返却が必要なので忘れずに返却する必要があるため注意が必要。
SIM返却先の住所
〒530-8780 日本郵便株式会社大阪北郵便局 私書箱75号 株式会社 ケイ・オプティコム お客様サポートセンター
SIMの返却にかかる送料は契約者の負担である。また、仮にSIMを返却しなかった場合のペナルティや紛失手数料は特に課せられない。