スマートフォンを使用するために通信会社と契約する場合が多いが、契約する通信会社を選択する時は、どのようなものを重要視するか、で変わってくる。例えば、利用料金の安さを求めるのであれば、MVNOが優先的に選択される可能性が高くなり、サポート力や安心感を求めるのであれば、やはり昔からある大手通信会社を選択する可能性が高くなるといえる。
どの要素を重要視するかは、人それぞれであるが、どれか一点を重視すると、その他の要素で不満が出てくる場合があるかもしれない。例えば、安さを重視して利用料金が安いMVNOの中でも一番安いプランと契約したが、通信速度が遅く、動画の視聴など通信量が多く必要な作業が快適に行えないかもしれない。
また、何かあった時のサポートを重視して大手通信会社と契約するも、実際サポートが必要な場面はあまりなく、何もないまま高い利用料金を支払い続けるのかもしれない。
通信会社を選択する時は、1つの要素だけでなく、利用料金、通信の品質、サポートなどをいくつかの要素を総合的に判断した方が、後々不満が出てくる可能性は少なくなるかもしれない。そのため、通信会社と契約を結ぶ場合は、事前に通信会社を様々な要素を分析し、どの通信会社が総合的によいか判断して、契約する通信会社を選択したほうがいいだろう。
今回は、MVNOの1つであるmineo(マイネオ)と、mineoのが提供する通信サービスの通信速度について記載する。
iPhone5c × mineo_026 / TAKA@P.P.R.S
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mineoとは
mineoは、関西電力の子会社で通信会社のケイ・オプティコムが運営するMVNOである。
mineoは、NTTドコモの回線を利用した通信サービスだけでなく、auの回線を利用した通信サービスも提供しており、MVNOの中でも数少ない2つ以上の回線の通信サービスを提供するマルチキャストMVNOとして知られている。
また、mineoは、コストパフォーマンスの高さとサポートの良さを評価されて、MVNOの顧客満足度のランキングで1位になるなど、人気のMVNOとなっている。
mineoの通信速度について
mineoは、前述のように、NTTドコモのMVNO(ドコモプラン:Dプラン)とauのMVNO(auプラン:Aプラン)があり、通信速度を検討するのであれば、それぞれを分けて考える必要がある。
ドコモプランの通信速度について
mineoのドコモプランの通信速度については、mineoの公式サイトでは最高で下り788Mbpsと記載されている。この788Mbpsと言う速度は、NTTドコモの回線を利用しているMVNOとしては、一番速い速度の数値であり、スペック的にはかなり高速の通信回線といえる。
しかし、実際には、788Mbpsもの通信速度で通信されるわけではなく、ほぼすべての通信が、788Mbpsよりかなり遅く通信速度で行われているのが実情である。
ほぼすべての通信会社は、通信速度など通信の品質についてベストエフォート方式を採用している。このベストエフォート方式とは、通信速度などのサービスについて、その時の最高の数値がでるように最大限努力するが、提示している数値が出るかについては保証しない、というサービスの形式となる。
つまり、mineoのドコモプランでいえば、通信速度は最高で下り788Mbpsとしているが、その下り788Mbpsという速度で通信できることは保証せず、回線の状況などに応じて、その時にできる最大限の速度で通信行う、となる。
そのため、実際のmineoのドコモプランの通信速度は、788Mbpsより遅い通信速度で通信されているのである。
もっとも、788Mbpsという速度は、すさまじいまでに速い通信速度で、実際に使用する場合、その1/100の速度でも、通信回線を利用したほとんどのサービスで問題なく利用できるので、788Mbpsより遅い通信速度と言っても心配ないといっていいだろう。
通信速度などを確認する場合は、通信会社がサイトで提示している最高速度などを見るのではなく、通信速度を測定しているサイトなどで測定された実際の速度を確認したほうがいいだろう。
mineoのドコモプランの通信速度についてだが、通信速度を測定しているサイトなどを見ると、NTTドコモの回線を利用したMVNOの中では比較的速い方に位置付けられており、測定する状況によっては、ベスト3に入る通信速度となることもあるようだ。
ただ、時間によって通信速度の差は大きく、お昼時や夕方のなどに速度は、他の時間帯より著しく低下する傾向にある。もっとも、これは、mineoに限らず、大手通信会社から回線を借りて通信サービスを行っているMVNO全体に言えることで、mineoだけが特別そのような傾向になるわけではない。
原因は、お昼時や夕方の時間帯は、通信利用者が多くなり、それに連れて大手通信会社の通信量が増えるため、大手通信会社から回線を借りているMVNOにその影響が出て、MVNOの通信速度が遅くなるため、と言われている。
そのため、お昼時や夕方に通信速度が遅くなるのは、MVNOとしては仕方ない面があるので、MVNOを利用している場合は、お昼時や夕方の時間帯には、動画の使用やコンテンツのダウンロードといった、通信量を多く必要とする作業は避けた方がいいだろう。
ネットの評判を見ると、ドコモプランの速度については、前述のお昼時や夕方の時間帯の通信速度の低下に不満を持つ人もいるが、おおむね満足している人が多く、比較的評判は良い傾向にあるようだ。
auプランの通信速度について
mineoのauプランの通信速度は、mineoの公式サイトでは下り最大708Mbpsと記載されているが、auプランもmineoのドコモプラン同様にベストエフォート方式となっているので、実際は、708Mbpsもの速度で通信されているわけではなく、通信回線の状況に応じて、その時に出せる最大速度で通信を行っている。
そのため、auプランの通信速度についても、速度を測定するサイトなどで確認したほうが、auプランの通信速度の実状がわかるといえる。
auプランの通信速度については、UQ mobileを除くその他のau系のMVNOと比べても、比較的通信速度は速いほうとなっており、さらに、NTTドコモのMVNOも入れたMVNO全体で見ても、比較的速い通信速度を出している場合もあり、通信速度が速いMVNOといっても過言ではなさそうだ。
ただし、au系のMVNOとしては、KDDI系のMVNOであるUQ mobileが、圧倒的な速度で通信サービスで行っており、速度の面では、どの時間帯でもUQ mobileに敵わないのが実情である(通信速度以外のコストパフォーマンスやサポートの面ではmineoは、UQ mobileを上回る評価を得ている)。
また、ドコモプランと同じくauプランも、お昼時や夕方の時間帯の速度は、他の時間帯より著しく低下しており、ドコモプランと同様の傾向を示している。
ネットの評判を見ると、ドコモプランと同じくおおむね満足しているコメントを出しているが、中には速度に不満を持っている口コミもあり、特に、これもドコモプランと同じくお昼時や夕方の時間帯の速度低下については不満を持っている人がいるようだ。
まとめ
mineoとmineoのドコモプラン、auプランそれぞれの通信速度について記載したが、通信速度については、様々な要因で決まるものであり、ある条件での計測結果だけでは判断できない場合もある。例えば、測定する地域などで異なってくる場合や、通信に関する設備の状況やそのMVNOに加入している人の数にも影響される場合がある。
都心など高速で通信できる設備がある地域と地方の都心ほど速度がでない設備の地域では通信速度は違ってくるし、その地方の通信設備が高速のものに変更されれば、通信速度は速くなる。また、MVNOへの加入人数が増えれば、同じ回線に接続する人が増えるため、ベストエフォート方式で相対的に速度が下がる場合がある。
そのため、契約を検討しているMVNOがあれば、使用する地域でのMVNOの速度などの評判を探し、また、身近にそのMVNOを利用している人がいれば、話を聞いたり、実際に触ってみたりして、確認してみるのがいいかもしれない。
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