「Cyber-shot」（サイバーショット）とは、ソニーが販売するデジタルスチルカメラのブランドである。ドイツの高級レンズメーカー、カールツァイス社との提携によるカールツァイス「ゾナーT＊」レンズを搭載するモデル、レンズ一体型のコンパクトデジカメのブランドとして使用されており、レンズ交換可能なデジタル一眼の「α」シリーズと区別されている。
ここでは、そのコンパクトデジカメブランドとしての「Cyber-shot」の型番一覧と、その調べ方、モデル名との関連性についてまとめている。なお、サイバーショットのモデル名と型番は、ソニーのサイバーショットの公式サイト（http://www.sony.jp/cyber-shot/）に記載の型番を参照した。
SONY Cyber-shot DSC-WX5_031 / TAKA@P.P.R.S
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サイバーショットとは
サイバーショットとは、ソニーから発売されているデジタルカメラのブランドであり、1996年から開発と販売がされている。使用できるメモリーカードが長い期間メモリースティック系のみの対応となっていたが、現在は両対応スロットなどでSDメモリーカードと共存できるような形になってきている。2009年に無線LAN通信機能とフルブラウザを備えた「サイバーショット DSC-G3」を発売。ウェブサイトを閲覧できたりする高性能なタイプで、人気を博している。
サイバーショットのモデル名と型番
サイバーショットの現行モデル（2017年11月現在）のラインナップは、公式サイトによると4つのシリーズモデルに分かれている。シリーズ毎にそのモデル名と型番を紹介していこう。
RXシリーズ
RXシリーズは「大型センサーモデル」とも書かれており、デジタル一眼並みの美しい画像を作ることができるセンサーを使用し、合わせて大口径の明るいレンズを搭載する、ハイスペックな仕様のモデル群である。
- 1.DSC-RX1RM2
- 2.DSC-RX1R
- 3.DSC-RX1
- 4.DSC-RX10M4
- 5.DSC-RX10M3
- 6.DSC-RX10M2
- 7.DSC-RX100M5
- 8.DSC-RX100M4
- 9.DSC-RX100M3
- 10.DSC-RX100M2
- 11.DSC-RX100
- 12.DSC-RX0
1.2.3.がフルサイズCMOSセンサーを搭載し、35ミリF2という大口径レンズを搭載したフラッグシップ機と考えられる。特に1.は有機ELファインダーを搭載し、有効画素数4240万画素のハイスペック。価格も40万円近い高級機だ。4.以降は1.0型CMOSセンサー搭載。4.〜6.は光学ファインダーのある一眼レフデザインの高倍率ズーム搭載モデル。4.5.は光学25倍（35ミリ換算24〜600ミリ）の超高倍率ズーム搭載。6.のズームも高倍率の24〜400ミリ。4.〜10.4K動画撮影が可能。7.8.9.のズームは24〜70ミリで有機ELファインダー搭載。10.11.は28〜100ミリのズーム。12.は単焦点24ミリレンズを搭載するボックススタイルのカメラで、水深10ｍの防水性能、2.0mの落下耐性、200kgfの耐荷重という堅牢性を擁する。最大15台でのリモートレリーズ撮影が可能で、様々なシチュエーションでの使用が想定されている。
HX/WXシリーズ
HX/WXシリーズは、「高倍率ズーム」を特徴とするモデル群である。
- 1.DSC-HX400V
- 2.DSC-HX90V
- 3.DSC-HX60V
- 4.DSC-WX500/B（ブラック） DSC-WX500/W（ホワイト） DSC-WX500/R（レッド）
- 5.DSC-WX350/B（ブラック） DSC-WX350/W（ホワイト） DSC-WX350/P（ピンク）
全モデル1/2.3型 CMOSセンサー搭載。1.は光学50倍ズームで電子ビューファインダー搭載の一眼デザイン。2.は光学30倍ズームで有機ELファインダー内蔵。3.は同ズームでファインダーレス。4.も光学30倍ズーム、5.が光学20倍ズーム。
Wシリーズ
Wシリーズは「スタイリッシュコンパクト」なモデルシリーズ。とはいえ、現行は1モデルがあるだけだ。下記モデルは、光学8倍ズームのスリムタイプのコンデジ。
- DSC-W830
QXシリーズ
専用アプリをスマホにインストールし、スマホを介してコントロールするレンズスタイルのモデルシリーズである。
- 1.DSC-QX100
- 2.DSC-QX10/B（ブラック）/DSC-QX10/W（ホワイト）/DSC-QX10/P（ピンク）
1.は1.0型センサーとF1.8レンズの高画質モデル。2.は光学10倍ズーム。レンズはソニーGレンズを使用している。なお両モデルともに「ソニーストアでの販売は終了」と出ており、モデル末期にあると思われる。
サイバーショットの型番の特徴
サイバーショットの型番は、他の日本の主なカメラブランド同様に、ここまで記載してきたモデル名がそのまま型番になるパターンである。
カラーバリエーションはスラッシュで区切られる。全てのモデルが「DSC-」で始まり、シリーズモデルはだいたい同じアルファベットに付加される数字で区別される。RXシリーズの顕著な末尾の「M数字」は、「M2」なら「マーク㈼」、M5なら「マーク㈸」を意味する。それぞれ同名モデルのバージョンアップ版を意味しているが、同時に併売されているのがソニーの特色だ。
ちなみに、「DSC-RX10M4」の場合、ボディには「RX10 ㈿」と刻まれる。他の機種も「M数字」の数字はローマ数字になっている。
型番はどこでわかるか
サイバーショットの現行モデルに関しては、全製品の底面に貼られているシールに「MODEL No.」の名称で型番が記載されているので、ボディさえあればその型番が判明する。レンズスタイルのモデルにも、モデル名がフルで記載されており、そのまま型番ということで間違えることはないだろう。もちろん、同梱の保証書には当該機種の「型名」という名称で正式モデル名＝型番が記されているので、そちらで確認しても問題ない。
生産終了したサイバーショットのモデル名（型番）
ここでは、生産終了したサイバーショットのモデル名＝型番を記載する。ただし、カラーバリエーションについては省略している。また、記載したのは2001年以降のモデルのみとなっている。なお、ソニーのサイトでは生産年代別でも見られるようになっている（http://www.sony.jp/cyber-shot/lineup/past.html）ので、自分の所有カメラがいつ頃のモデルか分からない場合には参照すると良いだろう。
Fから始まるシリーズ
DSC-F505K / DSC-F505V / DSC-F55DX / DSC-F55K / DSC-F55V / DSC-F707 / DSC-F717 / DSC-F77 / DSC-F77A / DSC-F828 / DSC-F88 / DSC-FX77
Gから始まるシリーズ
DSC-G1 / DSC-G3
Hから始まるシリーズ
DSC-H1 / DSC-H10 / DSC-H3 / DSC-H5 / DSC-H50 / DSC-H55 / DSC-H7 / DSC-HX1 / DSC-HX10V / DSC-HX100V / DSC-HX200V / DSC-HX30V / DSC-HX300 / DSC-HX5V / DSC-HX50V / DSC-HX7V / DSC-HX9V /
Pから始まるシリーズ
DSC-P1 / DSC-P10 / DSC-P100 / DSC-P150 / DSC-P2 / DSC-P20 / DSC-P200 / DSC-P3 / DSC-P30 / DSC-P31 / DSC-P32 / DSC-P43 / DSC-P5 / DSC-P50 / DSC-P7 / DSC-P71 / DSC-P72 / DSC-P73 / DSC-P8 / DSC-P9 / DSC-P92
Sから始まるシリーズ
DSC-S30 / DSC-S40 / DSC-S50 / DSC-S70 / DSC-S75 / DSC-S85
Tから始まるシリーズ
DSC-T1 / DSC-T10 / DSC-T100 / DSC-T11 / DSC-T110 / DSC-T2 / DSC-T20 / DSC-T200 / DSC-T3 / DSC-T30 / DSC-T33 / DSC-T300 / DSC-T5 / DSC-T50 / DSC-T7 / DSC-T70 / DSC-T700 / DSC-T77 / DSC-T9 / DSC-T90 / DSC-T900 / DSC-T99 / DSC-T99D / DSC-TF1 / DSC-TX1 / DSC-TX10 / DSC-TX100V / DSC-TX20 / DSC-TX30 / DSC-TX300V / DSC-TX5 / DSC-TX55 DSC-TX66 / DSC-TX7 / DSC-TX9
Uから始まるシリーズ
DSC-U10 / DSC-U20 / DSC-U30 / DSC-U40 / DSC-U50 / DSC-U60
Wから始まるシリーズ
DSC-W1 / DSC-W110 / DSC-W120 / DSC-W170 / DSC-W190 / DSC-W200 / DSC-W220 / DSC-W270 / DSC-W300 / DSC-W320 / DSC-W350 / DSC-W350D / DSC-W380 / DSC-W30 / DSC-W35 / DSC-W5 / DSC-W50 / DSC-W530 / DSC-W550 / DSC-W570 / DSC-W570D / DSC-W610 / DSC-W630 / DSC-W7 / DSC-W730 / DSC-W80 / DSC-W80HDPR / DSC-W810 / DSC-WX1 / DSC-WX10 / DSC-WX100 / DSC-WX170 / DSC-WX200 / DSC-WX220 / DSC-WX30 / DSC-WX300 / DSC-WX5 / DSC-WX50 / DSC-WX60 / DSC-WX7 / DSC-WX70
その他のモデル
DSC-R1 / DSC-L1 / DSC-M1 / DSC-M2 / DSC-N1 / DSC-N2 / DSC-QX30 / DSC-V1 / DSC-V3
サイバーショットを高く売るためには
ここまで、サイバーショットのモデル名＝型番を紹介してきたが、モデル名を知ることはお持ちのサイバーショットを売る際に役に立つと言える。査定の際にモデル名を伝えることで、スピーディーな査定や買取が実現するのだ。ここでは、サイバーショットを売る際により高く売るためのコツを紹介したい。
購入後買取を検討している場合は、なるべく早く売る
中古品すべてに言えることだが、新しいモデルのほうが高価買取に繋がりやすい。そのため、将来的に買取を検討している場合は、早いタイミングで売るようにしたい。長年保管していると劣化したり故障したりするケースもあるので、早めに売りに出すようにしよう。
綺麗な状態を保つようにしよう
故障をしていたり傷がある場合は、マイナス査定になる可能性が高い。そのため、査定に出す前に本体を綺麗な状態にしておくことが大切だ。溝にたまったホコリはつまようじなどでかき出し、本体も乾いた布で拭き取っておくと良いだろう。また、普段の保管方法も注意したい。カメラ本体やレンズは、湿気に弱い。密閉した容器に乾燥材を入れて保管したり、専用の保管庫に入れておいたおうが良いだろう。カメラ使用後にカメラ専用のブロアーなどを使用し、ズームレンズなどについたホコリを取り除く習慣をつけておくのがおすすめだ。
付属品は取っておくようにしよう
購入の際についてきた付属品は、必ず一緒に査定に持ち込むようにしよう。充電器やバッテリー、取扱説明書や箱などが付属品である。また、付属品だけではなく、様々な種類のレンズを一緒に持ち込むとプラス査定に繋がることがあるので、検討してみると良いだろう。
複数社に査定をお願いする
数えきれないほど買取業者があるため、どこに査定をお願いしようか迷うことも多いだろう。査定の際に一社だけにお願いすると、適正価格が出ない場合がある。そのような事態を防ぐためにも、査定は複数社に依頼するようにしよう。複数社に依頼することで、適正価格が分かるだけではなく、自分の納得のいく査定額に繋がりやすいのだ。
サイバーショットを売るのにおすすめの買取業者
ここでは、サイバーショットを売るのにおすすめの買取業者をいくつか紹介したい。カメラの買取が得意な買取業者を中心に紹介するので、参考にして欲しい。
マップカメラ
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
カメラの買取を専門とした、買取業者。独自のサービスを展開しており、例えば「ワンプライス買取」があげられる。ワンプライス買取の対象となっているカメラであれば、傷や汚れなどでは減額とならず、サイトに掲載されている査定額で必ず買い取るというサービスである。傷や汚れなどが気になる場合は、おすすめの買取業者と言えるだろう。
カメラ高く売れるドットコム
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
カメラの買取を専門とした、買取業者。宅配買取、店頭買取、出張買取の3つの買取方法を採用している。「スピード集荷サービス」というサービスもあり、無料査定後に査定金額に納得いただき次第、最短当日のうちに集荷にきてくれるものである。段ボールなども集荷の際に持ってきてくれるので、非常にスピーディーに買取を完了することができる。
カメラデイズ
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
カメラ専門の買取業者。実店舗を持っていないため、無駄なコストを削減し高価買取を可能にしているという。カメラ買取のプロに査定をしてもらえるので、安心して査定を依頼できる。また、入金の速さも魅力であり、買取金額に納得していただいたら24時間以内に入金してもらえる。
まとめ
ここまで、生産終了モデルも含めて、サイバーショットのモデル名＝型番を記載してきた。基本的には、生産終了モデルのないRXシリーズを除いて、現行モデルにつながる型番であれば、その特徴は生産終了したシリーズも同様と考えられる。例えば、RXシリーズにつながる「DSC-R1」も、2005年発売当時はハイスペックなモデルであった。
現行モデルに関しては、他のメーカー同様にハイエンドモデルが中心となっており、スタンダードなコンパクトデジカメは整理縮小されている傾向が見られる。その意味では、生産終了したモデルのうち、ハイスペックなサイバーショットを所有している方は、その価値が落ちないうちに早めに買取に出してみることをおすすめしたい。高性能なデジカメを求めるニーズは確実にあるが、現行機種はハイスペックな分値段も高い。そこで中古品を探している人も確実にいるはずである。
当サイト「ヒカカク！」で買取相場を確認のうえで、業者と相談してみよう。人気モデルであれば、最新機種に買い替えるための資金とすることもできるはずだ。もちろん、スタンダードなデジカメの場合なら、なおさら早めに決断しておいたほうが賢明である。
