お洒落なバーでたまに見かけるBitters(ビターズ)のシックなボトル。気になっているという方も少なくないはず。また1度飲めば、その独特な苦味（ビター）に病みつきになるという人も多く、ビターズの支持層は世界中にいるくらいである。
今回はビターズの特徴や歴史、そしてビターズが人気な理由についてまとめていきつつ、ビターズの中でも有名な2つのシリーズの特徴や買取相場などについて詳しく解説をしていこう。また、後半にはビターズを高く売るコツなどについても紹介をする。
ビターズがご自宅に眠っているため買取査定をご希望の方はもちろんのこと、ビターズについて詳しく知りたいという方もじっくり見ていってほしい。
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ビターズとは
それではまずビターズの特徴や歴史、そして人気の理由などについて詳しく解説をしていこう。こちらの項を読むことで、ビターズの価値についてもご理解いただけるはずだ。買取査定の依頼をする前にビターズの高い価値について理解し、適正価格で売ることができるようになろう。
ビターズの特徴
ビターズと言えば1度味わったら忘れられないほどの苦味が特徴的なアルコール飲料である。そのためビターズの別名には苦味酒や苦味剤といった呼ばれ方もあるほどである。その名称からもビターズの苦味が伝わってくる。
ビターズの苦味は特有の製法から生まれるものだ。ベースとなるお酒に対してふんだんにハーブやスパイス、エッセンシャルオイル、薬草などを漬け込み精製する。ビターズが誕生した頃には薬として扱われていたという背景もあると言うから驚きである。
ビターズはその昔には万能薬や漢方薬などといった扱いを受けていた時代がある。しかしその苦味がにわかに人気を博し始め、徐々に薬剤という扱いから嗜好品という扱いに変わっていく。
現在では苦味以外にも、味わいや香りをつけるために上記の素材以外に花や種子などを混ぜ込んで、程よい苦味と香りがマッチングした、より飲みやすいアルコール飲料となっているのである。
ビターズは「カクテルの塩」
ビターズはどのようなシーンで用いられるのかというと、カクテルに混ぜられるということが多い。しかしビターズは苦味が強いため、カクテルに対してたっぷりと混ぜるというわけではない。
昔ながらのカクテルは、ウイスキーやブランデーと水、シュガー、そしてビターズという調合で作られている。近年ではカクテルミックス用のドリンクを混ぜることが人気であるが、ビターズがカクテルに入れられることも稀ではなかったのである。
塩を料理に一振り入れると旨味が増すように、ビターズをカクテルに少量入れることによってブランデーやウイスキーといったスピリッツの旨味が増す。そのためビターズは「カクテルの塩」と、バーテンダーたちの間では呼ばれているのだ。
ビターズの飲み方
アメリカ合衆国において、まだ禁酒法が施行されていた時代以前には今とは比べ物にならないほどの種類のビターズがあった。それだけ国民から支持され、愛されていたアルコール飲料だったのである。しかしアメリカ政府が禁酒法を施工して以来、多くのビターズ工場が倒産し、かなり希少なお酒となってしまったという背景がある。
ただ近年、カクテルが若年層を中心に流行しているということもあり、ビターズを様々な飲み方で愉しむ人が増えた。そのお陰で、一時は廃れそうになっていたビターズは再び人気を取り戻したのである。
まずシンプルにビターズの味わいを愉しむためにおすすめしたいのがビターズとソーダ水のカクテルだ。5ミリリットル程度のビターズをたっぷりのソーダ水で割るだけなので作るのはとても簡単である。ビターズには様々な原料が使われているため、シンプルに味わうことで素材1つ1つの味を楽しむことができるだろう。
ビターズのカクテルレシピとしてはピンクジンも有名だ。名前の通り、ジンとビターズのカクテルである。作り方は、まずグラスの中に少量のビターズを入れてよくかき回し、グラス内を濡らす。そして余分なビターズは捨てて、氷とジンを注ぐだけだ。
この飲み方はイギリスで生まれ、多くの人々がアペリティフ（食前酒）として楽しんでいた飲み方として有名である。カクテルレシピも非常に簡単で、ビターズの薬用効果が食事前の胃に有効なため、健康的にもおすすめしたいカクテルである。
ビターズのレパートリー
さて、ここまでビターズの歴史や特徴などについて詳しく解説を進めてきた。次にビターズのレパートリーやそれぞれの特徴などについて詳しく説明をしていこう。ビターズを所有しているという方は、ぜひじっくりと目を通していってほしい。
Angostura bitters（アンゴスチュラ・ビターズ）
Angostura bitters（アンゴスチュラ・ビターズ）とは、ドイツ人ドクターであるヨハン・ゴッドリーブ・ベニヤミン・ジーゲルトによって考え出されたビターズの1種である。ドクターが考案したというところからも、その当時、健康効果が高く期待されたものであるということがよく分かる。
禁酒法時代に多くのビターズが失われていった中で、アンゴスチュラ・ビターズは今の時代にも残されており、ラベルには薬用効果があるということもしっかりと記載されている。
ヨハンによって生み出されたアンゴスチュラ・ビターズは、その後、頻繁にイギリスへと輸出されるようになる。アンゴスチュラ・ビターズが生み出されたのはベネズエラだったが、現在はトリニダード・トバゴの主要島であるトリニダード島へと生産拠点が移されている。
アンゴスチュラ・ビターズの特徴は、ビターズの中でも苦味が強いという点にある。リンドウや香草などを用いて作られたアンゴスチュラ・ビターズはまさにビターズの中の王道中の王道。ちなみに名前に冠されているアンゴスチュラとはミカン科の木のことであるが、現在のアンゴスチュラ・ビターズにはアンゴスチュラは使用されていない。
orange bitters（オレンジ・ビターズ）
セビリアオレンジやカルダモン、コリアンダー（パクチー）、キャラウェイシードなどをお酒に漬け込みつつ、焦がし砂糖で味わい深さを出したのがorange bitters（オレンジ・ビターズ）だ。先ほど紹介したアンゴスチュラ・ビターズと比べると、マイナーなビターズだが、こちらも人気が高い。
その名の通りオレンジ・ビターズにはオレンジの皮も使用されており、苦味の中にフレッシュな柑橘系のフレイバーが愉しめる。
ビターズの買取情報
次にビターズの買取情報について詳しく解説をしていこう。 ビターズを所有しているという方や、ビターズを売りたいと考えている方には、かなり有益な情報を記載しているため、買取業者に査定を依頼する際にはぜひ参考にしてほしい。
ビターズの買取相場
ビターズの歴史や魅力、そして現代において再び人気が再燃していることなどを確認してきたことで、ビターズが非常に価値のあるアルコール飲料であるということがご理解いただけただろう。
次にビターズの買取相場について詳しく見ていくこととする。以下では酒類買取業者とインターネット通販サービスに分けて、ビターズの買取相場を参照しよう。ビターズが自宅に眠っているという方には、たいへん有益な情報となるため、じっくりと目を通していってほしい。
インターネット通販サービスにおけるビターズの買取相場
インターネット通販サイトにおけるビターズの買取相場について見ていこう。今回参考にするインターネット通販サイトは楽天市場である。こちらのインターネット通販サイトは様々な通販サイトの価格を一挙に表示してくれているため、見通しがよくおすすめだ。それでは見ていこう。
- ・アンゴスチュラ ビターズ 44.7度 200ml→1,270円
- ・アンゴスチュラ ビターズ 200ml→1,680円
- ・アンゴスチュラビターズ 44.7% 200ml →1,780円
- ・ザ ジャパニーズ ビターズ 旨味→2,970円
- ・ビターバスターズ カルダモンビターズ→2,686円
- ・ビターバスターズ カルダモンビターズ 50ml→2,571円
- ・ルイジボルミオリ社 ビターズボトルエリクシール→2,970円
- ・ザ ジャパニーズ ビターズ 紫蘇→2,970円
- ・ヘルメス アロマティックビターズ 45度 60ml →998円
いくつかの種類のビターズを確認したが、ほとんどのビターズが新品当時よりも若干値下がりをしていることが多いということが分かった。もちろん種類買取業者などによっては値段が異なる可能性もあるが、大きくは変わらないだろう。ちなみに上記の値段は全て2019年4月時点のものであるため、あくまで参考価格として参照していただきたい。
買取相場と査定額が異なる場合もある
上記に記載した買取相場からほとんどのビターズの買取査定額が参照できるはずだが、物によっては買取相場を大きく上回るものや下回るものがある。その大きな違いとはプレミア価格がついているかどうかと買取査定時の状態の良し悪しなどである。プレミア価格が付くかどうかは正直なところ査定に出して見なければ分からないが、買取査定時のビターズの状態についてはある程度、こちら側で整えることができるはずだ。
ビターズを高く売るコツ
上記にも書いた通り、ビターズを買取査定に出す前に工夫を凝らすことで、買取査定額アップを目指すことができる可能性がある。以下の項目を参考にしながら、買取査定額をできるだけ上げられるようにしよう。
買取査定前にセルフクリーニングをする
ビターズを買取査定に出す前に、必ずボトル表面をきれいにしておこう。買取査定では、ビターズの中身はもちろんのことであるが、ボトルの保存状態がどれがけ良いかも評価されるからである。
古いビターズは蔵でホコリを被っているという方も少なくないはず。丁寧に掃除をして、新品同様の状態で買取査定に出せるようにしよう。またセルフクリーニングをする過程でラベルが破れないように気をつけるようにしよう。せっかくボトルをきれいにしてもラベルが破れてしまっては価値が下がってしまうことは間違いがない。
できるだけ早く買取査定に出す
ビターズは、できるだけ早い段階で買取査定に依頼することをおすすめしたい。アルコール印象の保存に関する知識がない場合には、保存をしている過程で中身が劣化してしまうということも珍しくないからである。
もしビターズの中身が劣化してしまった場合には、当たり前ではあるのだが買取査定額は低くなってしまう。そのためビターズを売りに出したいという方はできるだけ早く、買取査定に出すようにしよう。
まとめ
今回の記事ではビターズの特徴や魅力、歴史、そして飲み方やレパートリーなどについて詳しく解説をしてきた。もしビターズを買取査定に出したいという場合には、できるだけ早く種類買取業者に依頼を出すようにしよう。
また、当サイト「ヒカカク！」でも、ビターズなどの一括無料査定を行なっている。もしビターズやそれ以外のお酒などを売りに出したいという方がいれば、今回の記事を参考としながら1度、利用してみてはいかがだろうか。
