フレイザー(Fraser)は、ニュージーランドの自動車メーカーである。
「ロータス・セブン」のレプリカ、いわゆる「ニア・セブン」を製造していることで世界的に有名なブランドだ。

1991 Fraser Clubman / NZ Car Freak
CONTENTS
こちらのページには広告パートナーが含まれる場合があります。掲載されている買取価格は公開日のみ有効で、その後の相場変動、各企業の在庫状況、実物の状態などにより変動する可能性があります。
ロータス・セブン(Lotus Seven)とは?
イギリスのロータス・カーズが製造販売していた人気スポーツカーである。
販売開始は1957年。以降、1972年までの間に2,500台以上を売り上げた。
高性能モデルの「スーパー・セブン」
ベーシックモデルは「ロータス・セブン」、高性能モデルは「スーパー・セブン」として販売された。
車にそれほど詳しくない人でも、「スーパー・セブン」の名前は聞いたことがあるのではないだろうか。
レプリカ「ニア・セブン」
世界的に有名で人気の高かったロータス・セブンは、製造終了後にイギリスのケーターハムに製造権を渡しているが、他にも多くの自動車メーカーがレプリカを製造している。
各社の製造販売するレプリカは、「ニア・セブン」とよばれている。
イギリスのタイガーレーシング、ウェストフィールド、南アフリカのバーキン、日本の光岡、鈴商、そしてニュージーランドのフレイザーなどが主なニア・セブンメーカーだ。
フレイザー・クラブマン(The Fraser Clubman)
ロータス・セブンを忠実に再現して作られたレプリカである。
クラブマンをレーシング仕様にした「フレイザー・クラブマン S(The Fraser Clubman S)」というモデルもある。
クラブマン、クラブマンSとも、キットカーとして購入することも、完成した車として購入することも可能だ。
キットカーとは
部品の状態で郵便で届き、それを自分で組み立てて作る車が、キットカーとよばれている。
ロータス・セブンもこのスタイルで販売されていた。
オリジナルカーを作れるベーシック・キット
キットにも数種類あり、車の組み立てに必要なすべてのパーツがそろっている「コンプリート・キット」、そして、フレーム・外装などの基本的なパーツのみが入っている「ベーシック・キット」などがある。
ベーシック・キットを購入した場合は、エンジンなどのパーツは自分で用意して、オリジナルの車を作ることができる。
好みのエンジンを搭載可能
フレイザーの推奨エンジンは、トヨタ、フォード、マツダなど6種類あるが、それ以外のエンジンを自分で用意することも可能だ。
その場合、選んだエンジンがクラブマンに合うかどうか相談にも乗ってもらえる。
フレイザー・クラブマンは、とても自由度の高い車なのである。
買取価格相場
フレイザー・クラブマンは日本の中古車市場にほとんど出ておらず、またパーツの入れ替えなど手を加えられている車が多いため、価格相場はないに等しい状態であるが、買取価格は100万円以下が中心になると予想される。
ニア・セブンの買い取り事情
希少な車であるフレイザー・クラブマンは、取り扱い実績のある買取店こそ多くはないが、比較的多くの業者で買い取ってもらえる可能性が高い車である。
輸入車専門店、スポーツカー専門店は高額査定の可能性大
外車を多く扱っている自動車店や、店頭に何台も珍しい車やスポーツカーが並んでいる業者は、クラブマンを高額買取している可能性がある。
そのような店は需要や海外相場などを把握しており、高額買取をしてもらえる可能性が高いのである。ぜひ売却先の候補に入れておきたい。
いろいろな業者に問い合わせてみよう
国産車が多く並び、輸入車や希少車は買い取ってもらえなさそうに見える街の自動車店であっても、クラブマンを買い取ってもらえる可能性がある。
ニア・セブンは基本的に人気があり、部品の取り寄せが比較的容易なことから、普段は国産車を中心に取り扱っているような店でも買取可能な場合があるのだ。
心当たりのある中古車取扱店などがあれば、できるだけ多くあたってみることをおすすめする。
一括査定も利用しよう
希少車を売りに出す場合は、一括査定サイトで見積もりを取るのも良い方法である。
より条件の良い業者に売りに出すためには、複数の買取業者に査定を依頼して、そのなかから最終的に売却する店を選びたい。
一括で多くの業者に査定を依頼できる一括査定は、効率が良いのである。
車は売却のタイミングも重要
同じ車を同じ店に持っていっても、車の査定額は日によって違うことがある。
できるだけ高く売れる時をみはからって売却したい。
一般的に車が良く売れる3月や9月、ボーナス前後は、中古車の買取価格も上がる傾向がある。そのタイミングに合わせて売却するのも一つの手だ。
査定日は雨の日を選んだ方が良い
雨の日は中古車の持ち込み査定をする人が減少する。しかし、1日の買取ノルマを設定している買取業者が多いので、査定を甘くしてでも仕入れ件数を稼ごうとする査定士も存在するのだ。大幅なプラス査定を期待することはできないが、試してみる価値はあるだろう。
外したパーツも査定に出そう
パーツを外して他のものにつけかえている場合は、外したパーツも査定時に一緒に持っていくことをおすすめする。
場合によってはパーツ単体にも価格がつくことがあるのである。
車に関係する書類はしっかり保管しておく
車買取時は、書類の有無によって査定金額に差が出ることがある。もし、普段は車と書類を別にしていたとしても、査定時には用意しておこう。以下の書類があるか確認してほしい。
・定期点検整備記録簿
・取扱説明書
「定期点検整備記録簿」は法定点検の内容を記録し、その車の過去の整備状況が把握できる重要な書類である。「取扱説明書」も次のオーナーにとって大切な資料となるので大事に保管しておこう。
ネットオークションの利用は慎重に
外したパーツやオプション部品などはネットオークションで売買されることも多いが、オークションに出す際はじゅうぶん注意してほしい。
オークションサイトは、うまくいくと買取店などよりも高く売れる場合もあるが、トラブルに巻き込まれる可能性もなくはないので、よく調べてから慎重に利用するようにしたい。
