つなぎや作業着はその内容によっても服の機能や素材も異なる。また、季節によっては温度管理ができるように夏は素材が薄くなっている、冬には生地自体が分厚くなっているなどの工夫もされている。今回は、そんなつなぎ・作業着を高く売る方法について紹介していこう。
CONTENTS
こちらのページには広告パートナーが含まれる場合があります。掲載されている買取価格は公開日のみ有効で、その後の相場変動、各企業の在庫状況、実物の状態などにより変動する可能性があります。
つなぎ、作業着はどんなものか?
つなぎや作業着を一度も着たことがない人も多いだろう。主につなぎを着る作業としては、庭の手入れや農地を持っているのであれば農作業がメインとなる。また、林業に従事している人も着る機会が多いだろう。また、他にも着る作業はある。例えば金属や鉄鋼関係の工場に勤務している人は安全のために皮膚の露出を避けなければいけない。なので夏場であってもある程度分厚い作業着を着用することが会社の規則でも義務付けられていることが多い。
そういった工場勤務の方であれば会社で支給されるものを着るであるだろう。また退職する時にはそのまま返すことが多い。特に大手企業で化学薬品を扱うことが多い工場では家庭の洗濯機で洗うと私生活で使用するものに薬品が付いて危険だという観点から、家での洗濯は避けるように注意する工場もあるくらいだ。
そしてつなぎと作業着の違いだが、つなぎの場合は上下繫がっており、前のボタンかファスナーのみが開くような服である。作業着の場合は必ずしも繫がっている服ではなく、基本的に動きやすい上下セパレートの服である。
工場の作業をメインで説明したが、例えば牧場での作業がある場合につなぎをよく見かける。
他にも、自動車整備士はつなぎを着ているが、この理由としては火傷をしないようにするためだとか、火傷防止などの意味があるようだ。また、作業着となるとその仕様によるが、つなぎに関してはほとんどがボタンか面ファスナーで前側や手元を留めるタイプのものが多い。これは金具によって製品を傷つけることがないようにという意味もあるらしい。
素材、ブランド・メーカーについて
つなぎや作業着の素材については、綿に似ている素材が多いが、綿よりも耐久性に優れており、傷がつきにくい生地がよく使われているようだ。
例えばツイルやポリエステルが多い。着心地や汗をよくかくなどの心配があるのであれば無難に綿を選ぶといいだろう。危険が伴う作業についてはもう少し丈夫な生地にしたいところだ。
作業服の生地についてはどれも100%素材であるものだけでなく、例えば綿30%程度に対してポリエステルが70%の割合で含まれている生地もある。
ただ、綿100%の場合は速乾性に優れている、着心地がいいなどメリットもある分、洗うと縮みやすい、燃えやすいというデメリットもある。なので、作業に応じた作業着の素材を選ぶことも必要である。
金額については定価で購入することを考えるとポリエステルが安いようだ。業者の方が来ている作業服やブルゾンはこのポリエステル素材でできたものが多い。
またこういった作業着の特徴としては動きやすいことに加えちょっとした時にすぐにものが取れる、両手が使える状態を考えて作られている。
例えばボールペンをすぐ取れるように肩にペン用のホルダーが付いているのである。胸ポケットも、工場内でトランシーバーを使うことがあるのでそれなりに大きい作りとなっている。腕や足も切削することがないように、保護という意味で生地も厚めに作られているのだ。
機能性については他のメーカーと変わらないだろうが、ブランドとしてはディッキーズやバートル、グラディエーターなど人気のようだ。
会社のチームカラーに合うようなデザインを選ぶといいだろう。
買取相場について
作業着やつなぎの買い取り価格であるが、リサイクルショップや古着屋では買い取ってくれるものの、あまり高くないようだ。数百円が相場になるだろう。
ちなみに、先ほど紹介したようなブランドがあるが、汚れがあるといくらブランド物でもかなり価値が下がってしまう。作業着、つなぎの買い取り価格としては3000円ほどで売れているようである。作業着に関しては上下でこの値段なので、片方だけであるともう少し金額が下がるので1000円前後になるだろう。
また、作業着としてではなくお洒落つなぎとして着用するのであれば10000円以上で売れている物もある。
上下でなくとも例えば冬用の防寒着としてアウターがあるが、これであれば3000円程で売れている。また、鳶職であればニッカがすぐ汚れてしまうこともあるだろう。それもフリマアプリに出品されているので購入することが可能である。
ビンテージのデニム生地でできたつなぎも人気があるようだ。
高く売る方法
高く売る方法としては、まず汚れているだろうからリサイクルショップや古着屋に持っていってもきっと高値では買い取ってくれないだろう。ブランドものであっても古着屋につなぎや作業着目当てに来る人が少ないからである。
一般の古着でもたくさん持ち込んでも数百円にしかならなかったという意見もよく聞く。
自分で出品した方が、高く売ることができる。出品するコツとしては、なるべく綺麗に見える写真を撮るようにしてほしい。幅やサイズ感がわかるようにハンガーにかけるよりは平置きにしてどれくらいのサイズであるかわかるような写真が望ましい。
ディッキーズのようにブランド物であるならばタグがわかるようにその写真を載せておくといいだろう。また、素材が何であるかわかるように洗濯表示のタグも必要だ。
つなぎや作業着に関わらず、着用回数も書いておくといいだろう。また、タイトルにサイズと生地が何でできているのか書いておくとわかりやすくていい。
購入希望の方も出品していると値下げ交渉をして来る可能性があるので、500〜1000円ほど高めに設定しておくといいだろう。
また、ブランド物であるならばタイトルにはブランド名も一緒に載せておくと検索した時に引っかかりやすい。
手入れや保管方法
手入れや保管方法についてだが、つなぎや作業着のブルゾンを工場内で着ているとどうしても汚れてしまうことがある。例えば初めの方で紹介した自動車整備の仕事であるがエンジンオイルを扱い、車の下に潜り込んで作業することが多いので油汚れがつなぎについてしまうだろう。
その油汚れについてどうすれば綺麗に落ちるか調べてみた。基本的に工業用油、食用油の両方ともに使える方法であるが、予洗いも洗濯にもお湯を使うといい。また油は酸性なのでアルカリ剤を使用するといい。
洗面器などの桶にお湯をたっぷり貼っておき、そこにセスキ炭酸ソーダなどのアルカリ剤を加える。それから約1時間はつけおきをしておくと油が取れやすくなる。お湯の温度も40℃以上あるといい。それから洗濯機にかける。油汚れがひどい場合は浸け置きを数回繰り返すとだいぶ油汚れは落ちるはずだ。
けれども綿については縮むことがあり、色あせも気になる。なので洗濯表示に従って洗濯することを心がけてほしい。
また、シワになる場合は洗濯後に脱水する時は終了したらすぐに干すようにしてほしい。干した後にアイロンのスチームをかけてシワを伸ばすといいだろう。
基本的に汚れがひどい時は浸け置きをしておくことがポイントである。
保管方法としてはよほど日光に当てない限り問題ないだろう。作業内容によっては頻繁に活躍するつなぎ
作業内容によってはとても便利で動きやすい服である。特につなぎに関してはお洒落着として着られる人も多いようなので、作業着として着るものなのか、それともお洒落着として着られる物なのかわかるようにモデルが着ている写真も載せておくと購入者にはわかりやすいだろう。