ラッコは陸上に出ることなく、海だけで生活していけるように進化したイタチやカワウソの仲間だ。実際に生物学上の分類は、イタチ科カワウソ亜科ラッコ属ラッコである。それぞれ陸上、水陸両方、水中に適応するために進化してきた。
氷河期にラッコのえさとなるコンブが大量に出現したことで、海だけで生息ができるようにラッコが進化していったと考えられている。水族館で貝を割っているイメージが強いラッコだが、IUCNによるレッドリストでは、ENに分類されている。近い将来野生では絶滅の危険性が高いということだ。そんなラッコ毛皮の特徴と買取市場における評価について解説していく。
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こちらのページには広告パートナーが含まれる場合があります。掲載されている買取価格は公開日のみ有効で、その後の相場変動、各企業の在庫状況、実物の状態などにより変動する可能性があります。
ラッコ毛皮の特徴
ラッコは1年中海で過ごすため、自身の毛皮が冷たい海中でも体温を保っておけるようになっている。ラッコ毛皮の価値を知るためにその魅力や歴史を確認していこう。
ラッコ毛皮の魅力
ラッコは海中および海上でのみ生活をしているので、海水温や気温の変化に対して自身の身体で調整する必要がある。その重要な役割を担っているのが毛だ。
ラッコの体毛は哺乳類の中でも最も高い密度をほこり、1平方センチメートルあたりに10万本以上の下毛と呼ばれる毛が生えている。全身ではおよそ8億本になる。体毛がラッコの防寒着の役割をしており、海中に潜水するときにも細かい毛の間に空気が入り込むことで、ダウンジャケットを着ているような効果をもたらす。
実際にラッコ毛皮は非常に保温性が高く、さらにラッコの下毛は綿毛とも呼ばれるようにとてもやわらかい。肌触りも良く毛皮としてすぐれた機能を持っているので毛皮市場でも人気が高い。
ラッコ毛皮の歴史
ラッコの毛皮が人間によって使われるようになったのは18世紀以降で、主に王族や貴族への献上品とされてきた。とても質がよく評価が高いラッコ毛皮を求め、ロシアやアメリカを中心として各地で乱獲がおこなわれた。そのためアメリカのワシントン州やオレゴン州の近海に生息していた個体は絶滅してしまったのだ。
また、アメリカ近海のラッコが少なくなってきても乱獲は続き、日本近海に生息していたラッコも外国の漁船によって絶滅寸前にまで追い込まれた。それほどラッコ毛皮は魅力的で評価が高く、世界的に需要があったのだ。
その後はワシントン条約による規制でラッコ毛皮の商業目的での国際取引が禁止された。世界的にも保護活動が広まってきたため、現在では世界各地で少しずつ数が増加してきていることが確認されている。日本でも北海道で野生のラッコの姿が見られる。
ラッコ毛皮の希少性
保温性が高く肌触りの良いラッコ毛皮は魅力的だが、取引が禁止されてから長い時間が経っている。そのため、状態が良いものは市場での流通量はかなり少なく、希少価値は高い。価格もやわらかい金と表現されるように非常に高価だ。
過去にはラッコ毛皮を製品に加工する工場で働いていた工員の年収と同じくらいの金額で、売買がおこなわれた。現在ではワシントン条約で規制されているため、商業目的での輸出入は禁止されている。さらに商業目的での捕獲も禁止されているので、新たに供給されることはない。日本国内でのラッコ毛皮に対する規制は特にないが、市場にはほとんど出回っていないため非常に希少価値は高いといえる。
もう着ないラッコ毛皮は買取可能か?
世界中で評価が高く、希少価値も高いラッコ毛皮は国際的な取引や新たな毛皮の供給はされていない。昔買ったラッコ毛皮をまだ持っている人は、非常にラッキーといえる。ただ、型が古くなってしまっていたり、毛皮を着ること自体がなくなったりというケースもある。
せっかくの希少なラッコ毛皮も着ないのでは、タンスの肥やしになるだけだ。それならいっそ売りに出すことを検討してみるのも良い。もう着ない毛皮がいくらかの臨時収入になるのだ。日本国内では取引を禁止されているわけではないので、売買しても法律に触れることはない。
そこで考えるのがどこで売るのかである。まず頭に浮かぶのは、ネットオークションやフリマアプリだ。個人で気軽に出品でき、自分の望む価格設定ができる。しかし必ずしも売れるとは限らないのが難点だ。
特にラッコ毛皮は知る人ぞ知る毛皮であり、一般的な認知度は低いといえる。自分が満足できる価格で取引できる保証はないのだ。そこでオススメなのが、買取業者への売却だ。毛皮を扱っている業者なら、知識もありラッコ毛皮の価値を存分に評価してくれる。
ラッコ毛皮の高価買取ポイント
希少価値の高いラッコ毛皮だが、ただ買取業者に持っていけば良いというものではない。買取にあたっては、まず査定してもらう必要がある。査定時に業者がチェックするポイントがいくつかありそれをおさえておくことが、高価買取への近道なのだ。
複数の買取業者に査定を依頼する
ラッコ毛皮を高価買取してもらうためには、複数の買取業者に査定を依頼することが最も需要だ。ラッコ毛皮は他の毛皮に比べても流通量が特に少なく、市場における適正価格というものが定まっていない。そのため、買取業者独自で判断する範囲が大きく、買取価格も買取業者ごとにばらつきがある。
少しでも高く買い取ってもらうためには、複数の業者に査定依頼をするのが良い。相見積もりをしたあとでの価格交渉も重要になる。
だからといって、重い毛皮を持って毛皮を取り扱っている業者をまわる必要はない。今は便利な査定方法がたくさんある。オンライン査定やLINE査定など、自宅にいながら簡易的な査定ができるサービスを最大限に活用したい。
長期保管時の管理状態を適切に保つ
毛皮は主に冬の防寒着として着用するため、一年の中でも着用するタイミングは限られ、保管をされている期間の方が長い。長期保管をする際にはきちんと汚れを落とし、光があたらない場所に収納しておこう。
保管には温度や湿度も適切に保つ必要があり、温度は10℃以下、湿度は50%程度が望ましいとされる。長期保管には防虫剤の活用もオススメだ。虫食いがあっては、せっかくのラッコ毛皮も台無しになる。
保証書を準備する
すでに失くしてしまった場合にはやむをえないが、査定に出すときには保証書を一緒に準備しておくと良い。保証書は毛皮が本物であることを明確にしてくれるため、買取業者も安心して買取をしてくれる。また再販するときにも、保証書はかかせない。どこかにしまいこんでしまった保証書は、査定までには探しておこう。
ラッコ毛皮の買取業者一覧
ラッコ毛皮を取り扱っている買取業者を掲載する。査定方法や特徴を確認し、査定依頼のときの参考にしてほしい。
毛皮買取市場
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
店名の通り、毛皮の買取を専門にしている毛皮買取市場は大阪に拠点がある。毛皮を扱う業界では、大阪の毛皮相場がそのまま毛皮現物相場価格の指標になっている。毛皮買取市場に査定してもらえば、ラッコ毛皮の中古市場での価値が分かる。他社と相見積もりをとるにしても選択肢には入れておきたい業者である。
遠方に住んでいる人は宅配買取が便利だ。オンラインまたは電話で申し込めば梱包セットを送ってくる。あとは商品を詰めるだけで宅配業者が集荷に来てくれるので、自宅にいるだけで簡単に取引が進む。運送時にトラブルがあったときの補償もあるので安心だ。
一点注意したいのが、キャンセル時の費用負担だ。査定価格に納得がいかず、キャンセルするときキャンセル料はかからないが、返送料はユーザー負担となる。キャンセルを防ぐためにも宅配買取の前にはLINE査定など簡易的な査定をしておくのをオススメする。
- 会社名
- 毛皮買取市場
- 住所
- 〒591-8034 大阪市堺市北区百舌鳥綾南町3-162
- 営業時間
- 9:00~21:00
- 定休日
- 年中無休
- 店舗からのコメント
- 毛皮買取市場では高価買取させていただける毛皮製品を探しています。
- 査定・買取方法
-
- ・オンライン査定
- ・LINE査定
- ・出張査定
- ・出張買取
- ・宅配査定
- ・宅配買取
- 買取価格
- 要査定
ザ・ゴールド
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
ブランド品や貴金属、毛皮などの高級品から家電や切手まで多種多様なアイテムを取り扱っているザ・ゴールド。専門的なスキルを有した経験豊かなスタッフが、丁寧に査定にあたってくれる。査定価格を提示するときは、なぜその金額にいたったのかを親切に分かりやすく解説してくれるので、ユーザーからの信頼も厚い。
また不定期で開催しているキャンペーンにも注目したい。LINEショップカードポイントのプレゼントがあったり、スクラッチでエルメスのバーキンやロレックスの腕時計があたったりと、ユーザーにとっては見逃せないキャンペーンばかりだ。こまめに公式ホームページをチェックしておこう。
- 会社名
- 株式会社 マックスガイ
- 住所
- 〒103-0027 東京都中央区日本橋3丁目3-9 メルクロスビル5F
- 営業時間
- 10:00~18:00
- 定休日
- 年中無休※年末年始除く
- 店舗からのコメント
- 毛皮もザ・ゴールドにお任せください!
- 査定・買取方法
-
- ・出張査定
- ・出張買取
- ・宅配査定
- ・宅配買取
- ・店頭査定
- ・店頭買取
- ・法人買取
- 買取価格
- 要査定
STOCK LAB(ストックラボ)
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
毛皮、貴金属、着物の買取には絶対の自信を持つストックラボ。買取アイテムを特化することによって専門知識を身に着け、国内・海外相場を熟知している、信頼できる業者だ。年間の買取件数は1万点を超え、買取成約率は92%と高確率だ。この成約率は買取価格の高さを物語っている。
扱っている毛皮の種類も他店に比べて豊富で、珍しいラッコ毛皮を買い取ってもらうには最適だ。コートに限らずショールなどの小物アイテムの買取もおこなっている。またまとめ売りを推奨しており数が多い方が効率も良く、買取価格がアップする。ラッコ毛皮の他にも毛皮製品がある場合は、一緒に査定してもらうのがお得だ。
- 会社名
- 株式会社 ストックラボ
- 住所
- 〒160-0022 東京都新宿区新宿2丁目12-16 セントフォービル203
- 営業時間
- 11:00~20:00
- 定休日
- 年中無休(年末年始、臨時休業を除く)
- 店舗からのコメント
- その毛皮、ストックラボが高く買い取ります!
- 査定・買取方法
-
- ・オンライン査定
- ・LINE査定
- ・店頭買取
- ・宅配買取
- ・出張買取
- 買取価格
- 要査定
BEPRICE(ビープライス)
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
ビープライスは主にブランド品の買取をおこなっている業者だ。毛皮の買取にも力を入れており、確かな知識を備えたバイヤーが査定にあたる。大規模店やフランチャイズ店にはない、柔軟な対応も評価できるポイントだ。
状態があまり良くなかったり、型が古かったりする商品もビープライスなら買取が可能だ。実際、他店では断られた商品もビープライスなら買取してもらえたという声も多い。
小規模店ながら高価買取ができるワケは、徹底したコスト削減と広い販売網にある。広告宣伝費は企業にとって莫大な費用が発生するが、それを最小限におさえることで買取価格に還元しているのだ。また国内のみならず経済発展が著しいアジアの新興国への販売網を強化して、マーケットを拡大している。
LINEでビープライスを友達追加すると、買取価格が1,000円アップするクーポンがゲットできる。お得な特典は積極的に利用したい。実店舗は大阪に2つ、東京・銀座に1つあるがそれぞれ営業時間や定休日が異なるので、詳しくは公式ホームページで確認してほしい。
- 会社名
- 株式会社 ビープライス
- 住所
- 〒543-0074 大阪府大阪市天王寺区六万体町1-32
- 営業時間
- 店舗によって異なる
- 定休日
- 店舗によって異なる
- 店舗からのコメント
- 毛皮製品の買取であればお任せください!
- 査定・買取方法
-
- ・店頭査定・買取
- ・宅配査定・買取
- ・出張査定・買取
- 買取価格
- 要査定
まとめ
ラッコ毛皮は保温性能が高く肌触りも良いため、歴史の中で常に重宝されてきた。しかし乱獲によって絶滅寸前まで追い込まれてしまった過去がある。現在は国際条約で国際取引が禁止され、各国でも保護が進んでいる。そのため新たな毛皮は供給されず、非常に希少価値が高い。
もしもう着ないラッコ毛皮が手元にある場合には、高価買取をしてもらえる可能性が非常に高い。ラッコ毛皮の価値を知る買取業者に査定に出すのがオススメだ。また、少しでも高く買取をしてもらうためには複数の買取業者に査定を依頼する必要がある。
不要になった毛皮は手放して、本当に欲しい人の手にわたるように有効活用しよう。それで臨時収入が入るのだから、願ったりかなったりだ。