ロードトレックは、カナダのキャンピングカーブランドである。
Bサイズクラスのキャンピングカーとしては北米でのシェアNo.1を誇っている。
キャンピングカーらしくない、どっしりとした高級感のある外観が特徴の人気車両で、日本仕様車も製造されている。

glacier / darth_emma
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ロードトレックの特徴
それでは、ロードトレックの特徴をみていこう。
バンコンがベースのロードトレック
キャンピングカーにはいくつかの種類がある。
たとえば、後ろをカットしたワンボックスやトラックなどに架装してキャンピングカーにした「キャブコン」、マイクロバスがベースの「バスコン」、ハイエースなどのワンボックスカーをベースに架装した「バンコン」などがある。
ロードトレックは、アメリカの自動車ブランド「シボレー」のエクスプレスという、フルサイズバンをベースにしてつくられたバンコンである。
エンジンはV8/6L/300馬力。日本では、キャンピングカーのエンジンは非力というイメージがあるかもしれないが、ロードトレックは車を動かすのに十分なパワーを備えている。燃費も6~7km/Lと、キャンピングカーとしては良い方だろう。
充実した設備
サイズはBクラスでそれほど大きい方ではないが、装備はかなり充実している。
ルーフエアコンや冷蔵庫などの他に、バックアイカメラ、外部供給システム、そして発電機もあるため、エンジンを停止していてもエアコンが使えるという魅力的な車だ。
また、給水タンク、排水タンクの容量も大きいので、シャワーも浴びられる。
もちろんボイラーを搭載しているので温水も出るという、至れり尽くせりのキャンピングカーなのである。
シンプルな内装
ロードトレックの内装は全体的にシンプルである。
カナダ製の木材を使っているなど品のあるデザインだが、凝ったヨーロッパ製キャンピングカーとは雰囲気が少し違うかもしれない。
車の大きさのわりに設備が充実していることから、居住スペースが少し狭く感じられる点は否めないが、狭いためエアコンの効きが良いという大きなメリットもある。電力に限りがあるため、エアコンの効きは重要だ。
安全性の高さ
装備に重点が置かれがちなキャンピングカーであるが、ロードトレックは装備だけでなく安全性も高く考慮されつくられている。
アメリカの大きなタイヤのため、安定感は抜群だ。そして、鉄製の頑丈なボディに守られており、衝突時や横転時のダメージが少ないのである。
バーストの少ないタイヤ
何らかの原因で、タイヤが破裂してしまうことを「バースト」という。
車全般で起こることであるが、キャンピングカーは比較的、バーストのよく起こる車である。理由としては、さまざまな器具の積載量が多いためとも考えられている。
バーストを起こさないためには、適した空気圧に保つ、使用しないときは荷物をおろしておくなどの工夫で防げるとされている。
ロードトレックの採用しているタイプのタイヤはバーストが比較的少ないと言われている。ただし、乗る前の点検は必ずしてほしい。
ロードトレックの買取価格相場
日本にも代理店があり新車をを購入することができるが、高額なため中古車も人気がある。
各モデルのおおよその買取価格の目安を紹介しよう。
・170ポピュラー(ホワイトツートン)170万円
・170バーサタイル(ゴールドツートン)160万円
・190バーサタイル(ブラック)160万円
・190ポピュラー(ゴールド)150万円
・190バーサタイル サブツインバッテリー(シルバー)150万円

査定基準
キャンピングカーの査定ポイントは、一般の乗用車と少し違う部分もある。特に気をつけておきたい事柄をチェックしておこう。
外装、内装と装備の状態
車が正しく動くかどうか、装備が壊れておらず正しく使えるかどうかというのが、まず基本のチェック項目である。
また、直接査定額を左右するわけではないが、洗車や車内の清掃もしておいた方が良いだろう。
キャンピングカーは車内で食事を取ることも多いため、知らず知らずのうちに汚れてしまう。日頃から、こまめに清掃を心がけておくことをおすすめする。
臭いに注意
特に気を付けておきたいのが、タバコやペットの臭いである。
こちらも、普段使用していると気づかなくなっていることが多いため、査定に出す際には数日前からしっかりと消臭対策をするといいだろう。臭いは長年にわたって染みついてしまうと取れにくいため、こちらも普段から気を配っておくのが一番だ。
査定額がプラスになることはないかもしれないが、少なくともマイナスになることはない。外装に加え、内装の掃除もすみずみまで行おう。
書類関係の確認
どのような車でも、査定時には車検証、自動車税納税証明書、整備点検記録などが必要になる。紛失していると査定額が下がってしまうので、そろっているかどうかを確認しておこう。
また、キャンピングカーの場合は設備が多いため、取扱い説明書も重要になってくる。
社外品などを取り付けている場合は、その装備の説明書も必ず添えておきたい。
書類は、日頃からまとめて大切に保管しておくようにしよう。
付属品
キャンピングカーには、各種工具などが付属している場合があるが、そのような工具にも価格がつくので、他のものと紛れていないか確認しておこう。
スペアキーなども、査定額のアップにつながるので、紛失しないよう大切にしておきたい。
外せる社外品は外しておこう
車にいろいろな装備を後付けしている場合も多いと思うが、キャンピングカーは基本的には購入時の状態のまま、何も追加していない方が高く買い取ってもらえる可能性もあるので、取り外して純正のものに戻しておくというのも有効だ。
ただし、パーツによってはプラス査定になるものもある。今の状態のまま一度査定をしてもらい、その後どうするか考えるのでも良いだろう。
また、自分で取り外せないものについては、代金を支払って修理工場で直してもらうか、そのまま売却してしまうか、どちらの方が結局は得になるのか、調べてみることをおすすめする。
おそらく、そのまま買取業車に引き渡した方が得になる場合が多いだろう。