PCケースの買取情報を調べてみると、この商品に2つの種類があることに気付かされる。この両者は、カテゴリとしてはPC関連用品に分類される。しかし、ブランドやメーカーによっては、「パソコン専門買取店以外」に売却した方が高価買取が得られるようである。
今回は、PCケースと名の付く2種類の商品について、それぞれの特徴を活かした方法で効率良く現金化に繋げるコツと、参考買取相場などを紹介していきたい。
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こちらのページには広告パートナーが含まれる場合があります。掲載されている買取価格は公開日のみ有効で、その後の相場変動、各企業の在庫状況、実物の状態などにより変動する可能性があります。
PCケースには2つの種類がある
まずは「PCケース」というキーワードで出てくる2つの製品について、その特徴や違いを整理しておこう。
自作PCに欠かせない筐体
PCパーツ専門店で高価買取対象となっているのは、ハードディスクやメモリなどのPCパーツ一式を収納する箱としてのPCケースである。このタイプのPCケースは、リーズナブルな価格で製作できる、自作パソコンのパーツとして多くの人が購入する存在となっている。また、PCケースという箱には意外とさまざまな売り方がある。そのため、ユーザの工夫次第では期待以上の高額査定が見込める商品と考えて良いだろう。
ノートパソコンの持ち運びに欠かせないPCバッグ
PCケースカテゴリで売買されているアイテムの中には、出張などの際に「ノートパソコンを安全に持ち運ぶバッグタイプの商品」も含まれる。こちらの場合は、普通のバッグやケースにクッション性が高まった形となる。そのため、機能性、実用性、デザイン性、ブランドといったさまざまな角度でショップに価値をアピールできる存在と言えそうだ。
同じキーワードで全く異なる商品が2つヒットするPCケースは、それぞれの特徴に合った買取業者に査定依頼を行うことが必要となる。ここからは、「筐体としてのPCケース」と「持ち運び用のPCケースやPCバッグ」に分けて、高額査定を狙う際に知っていただきたい情報を紹介していきたい。
筐体としてのPCケースを高値で売るためのポイント
自作パソコンを作る基礎となるPCケースは、手順を抑えて売却に向けた行動を起こせば、高額査定も夢ではない商品である。
不要なら早く手放す
次から次へと新製品が登場するPCケースは、「少しでも早く売ること」が高額査定に欠かせない条件となる。例えば、購入しただけでハードディスクやメモリなどを一切セットをしていないPCケースがあるのであれば、そのまま自宅に放置しておかずに、査定に出す心掛けが必要だ。また、自作PCの組み立てが好きで頻繁に買い物をしている場合は、半年に1度ぐらいのペースでPCケースを含めた不要パーツを一気に手放す習慣を設けることもおすすめである。
必ず専門店に持ち込む
筐体としてのPCケースが高く買取られるのは、パソコン買取専門店やPCパーツ専門店だけである。何でも買取ることをモットーとしているリサイクルショップやガラクタ買取業者に持ち込んでしまうと、大金を出して買ったPCケースの価値を正しく判断してもらえないこともある。また、その価値が全くわからないショップでは買取不可になることもある。そのため、少しでも高く売りたいと願うのであれば、秋葉原などにある専門的なショップに査定依頼をすることが理想と言えるだろう。
自作パソコンを丸ごと売るのもおすすめ
単体では動作しないPCケースは、自作パソコンを丸ごと売却するスタイルも大変おすすめである。特に自慢のCPUやマザーボード、ビデオカード、メモリなどを搭載している場合は、トータル的なセンスを含めて査定士へのアピールをしてみても良いだろう。また、すぐに再販売できるレベルの自作パソコンは、ショップ側の手間が省けるといった意味でもプラス査定が見込める。そのため、また新たなPCを作る場合はOSなどが時代遅れにならないうちに一気に手放してみてるのも悪くないだろう。
ショップの査定額検索で相場を調べる
PC DEPOT、ドスパラなどの人気店では、製品名、メーカー名、型番などから自社の買取上限金額を照会する便利なサービスを提供している。このシステムにPCケースの商品情報を入力すれば、自宅に居ながらにして参考買取相場の調査が可能となるより高く売りたいと願うなら便利なWEBサービスも多く使っておくべきだと言えるだろう。
相場の調査ならヒカカク!の利用もおすすめ
参考買取相場の調査なら、ヒカカク!の活用もおすすめだ。当サイトの検索フォームを使えば、PCケースと一緒に手放そうと考えている周辺機器や電子機器などの参考買取相場も調査できる。また、検索結果の中には、最大50社の買取業者がランキング表示されるため、PCケース買取に積極的な店を簡単に見つけられるといった意味でも利用のメリットは大変高いと考えて良いだろう。
リサイクル業者は最終手段と捉えよう
ネジ穴などが壊れているジャンク品やどのショップでも査定が付かないPCケースには、金属スクラップを得意とする業者に「金属素材」として売却するという最終手段もある。アルミニウムやステンレスが使われている高級なPCパーツは、一般的な鉄製品と比べて遥かに高値で売れることで知られている。また、スクラップ業者では、マザーボードやハードディスク、メモリなどもkg単位で買い取ってくれるため、専門店で「買取不可!」と言われたパーツであってもリサイクルは可能と考えて良いだろう。
高く売れるPCケース(筐体)の特徴と参考買取相場
自作PCとしてセット売りされることの多いPCケースは、残念ながら単体での買取実績があまり公開されていない。しかし、下記に該当するPCケースであれば大半のショップで高額査定対象としている。「コンディションが良いうちに査定依頼すること」を徹底して行動を起こすようにして欲しい。
人気メーカーのPCケース
CoolerMaster、SilverStone、Scythe、Antecなどの人気メーカーから発売された比較的新しいPCパーツなら、大半のショップで歓迎してくれる。また、オークションサイトの落札実績の中には、AntecのタワーPCケースが70,000円以上で売れた実績もあるようだ。そのため、機能性だけでなく、メーカーやブランドを重視した買い物をすることが将来的な売却に好循環を生むと考えて良いだろう。
機能性の高いPCケース
真夏の猛暑が続く日本では、冷却能力と静音性の高いPCケースへの需要が高い。また、トップやサイドパネルにカバーのついたObsidian 550Dなども、実用性の高いPCケースの定番となっている。単純に「早く売る」や、「コンディションを良くする」といったことだけでなく、このカテゴリの人気商品に着目する情報収集力も高価買取に欠かせないポイントだと言えるだろう。
PC持ち運び用ケースを高額査定に繋げるために実践すべきこと
バッグやブリーフケースに近い「持ち運びタイプのPCケース」にも、高額査定に繋げるために欠かせないポイントがある。
PC専門店?ブランド専門店?
ビジネスバッグに近いPCケースを売却する際には、まずそのブランドに合った専門店に問い合わせをするのが理想となる。例えば、CHANELやLOUIS VUITTONといったハイブランドの場合は、高級バッグや宝飾品を扱う「ブランド買取の専門店」で歓迎される。これに対してエレコムやサンワサプライなどのPC周辺機器メーカーの場合は、筐体としてのPCケースと同じように「パソコン買取専門店」への持ち込みが理想となるため、自分が持っている商品のメーカーやブランドが売却先を左右すると考えて良いだろう。
PC持ち運び用ケースの高く売れるブランドと参考買取相場まとめ
持ち運び用のPCケースは、多くのショップで買取実績や買取相場が公開されている。
エルメス
エルメスなどのハイブランドでは、ビジネスマン向けの高級PCケースを多く発売している。このようなブランドの商品は一般のPCバッグ特有のデザイン性の低さを解消する存在だ。そのため、需要の高さが査定額に直結すると考えて良さそうである。人気のエールラインのPCケースの中には、39,000円で売れたものもある。
ルイヴィトン
実用性とデザイン性を兼ね備えたルイヴィトンのPCケースは、一般のブランドバッグと比べて10~15%もの買取額アップになることが多い。特に、ダミエやタイガはビジネスシーンにも馴染むデザインのため、所有する楽しみ以外に売却のメリットも高いブランドと位置づけて良いだろう。
吉田カバン
カジュアルバッグの定番とも言える吉田カバンでも、クッション性の高いPCケースやデバイスケースなどをたくさん作っている。そんな吉田カバンはコンディションさえ良ければ5,000円~7,000円前後の査定がつくため、一般のPCバッグと比べてリセールバリューの高いブランドと位置づけて良さそうである。
TUMI
ビジネスバッグの定番ブランドとも言えるTUMIの製品にも、高いクッション性とデザイン性により15,000円~30,000円の高額査定実績が多く見受けられる。また、上質なレザーで作られたシリーズの場合は80,000円~90,000円ほどの査定額となるため、将来的な売却を見越している人にもメリットの高いブランドと言えそうだ。
おすすめの買取業者
では最後に、PCケースを買取に出すためのおすすめの買取業者を紹介しよう。買取に出す際は、複数の企業の査定金額を比較することが重要である。それにより、最も高く買い取ってくれるであろう企業を見つけることができるからだ。下記参考に、是非自分のPCケースを最も高く買い取ってくれる企業を見つけて欲しい。
高く売れるドットコム
高く売れるドットコムは、業界最大級の総合買取サービスを行なっている企業である。ジャンルは幅広く、100万人が利用したという実績がある。
買取方法は宅配買取、出張買取、店頭買取の三つがある。宅配買取は送料無料で、種類は申し込み当日に集荷のスピード集荷、宅配キット送付による宅配買取、大型の場合はらくらく家財宅急便がある。どれも全国どこからでも送ることができる。また、魅力的な点が、キャンセルの際も返送料が無料な点である。
お客様満足度は99.7%で、PCケースの買取も積極的に行なっているようである。また、買取だけでなく処分方法がわからないという人も問い合わせ可能なようだ。とりあえず不要なPCがあって、処分したいという人は是非問い合わせしてみると良いだろう。
ツクモ買取センター
ツクモ買取センターは、PCのパーツなどの買取を行っている買取業者である。買取方法は点灯と配送の二つがある。また、まだ売るか検討中の人のためにネットで事前査定ができるシステムもある。その場合、24時間以内に返信が来るようだ。
また、ホームページに入るとすぐに大きく買取価格を検索できる欄がある。そこでまずは自分の商品がどのくらいの価格で買取をされているか確認をしてから査定依頼をすると良いだろう。
フリマアプリやネットオークション
また、メルカリなどのフリマアプリやネットオークションも近年利用する人が増加している。理由としては、買取業者よりも高い値段で買い取ってもらえることがあるからである。また、買う側としては、買取業者に売っていない掘り出し物が見つかるケースなどがあるからといった理由が挙げられる。
PCケースも、フリマアプリやネットオークションで売ることも悪くないだろう。マニアックなユーザも多く、PCケース単体でも購入する人は見つかると思われる。また、レアな商品やブランド品であれば食いついて来るユーザも増えるだろう。
しかし、このようなフリマアプリやネットオークションでは注意が必要である。それは、個人間での売買となってしまうため、リスクを伴う点である。売る側であれば、しっかりと商品情報を相手に認識させ、その他条件など互いの認識に差異がないように、また、連絡をマメに、丁寧に行わないとクレームなどの対応を行う羽目になる可能性がある。また、こういったクレームも自分で対応しなければならない点がフリマアプリやネットオークションの大変な点である。
買う側であれば、商品が届かなかった、届いていた商品が思った商品と違った、壊れていて使えないといったトラブルに巻き込まれる可能性もある。また、そうなった時に相手と連絡が途絶えてしまっては最悪の事態となってしまう。必ずあらかじめ向こうの連絡先を確認しておき、いざとなった時に警察などに相談できるよう備えておくことが大切だ。
フリマアプリやネットオークションは、自分の好きな金額で好きに売買を行うことができる魅力的なツールではある。しかし、このようにトラブル対応をしなければならなくなる可能性も高く、自分に全ての責任があるため、もしそういった対応が苦手である人や、リスクは無しで安心して売買を行いたいのであれば大手の買取業者などで売買をすることをお勧めする。
まとめ
ひとつのキーワードで2種類の製品があるPCケースについて、それぞれの特徴と高価買取情報を紹介してみた。この両者に共通して言えることは、「コンディションが良いうちに早めに売ること」である。特に、最初に解説した筐体としてのPCケースの場合は、日進月歩とも言えるスピードで新製品が登場している。自作予定がない時点で早めに手放す勇気が高額査定を生むと考えて良いだろう。