セガによって開発されたWCCFは、アーケードゲームを通してカードの収集や使用ができる、少し特殊なスポーツカードゲームである。クラブW杯の開催により国内のサッカー人気が高まる近頃では、名選手のカード収集を通して対戦や売買ができるWCCFに注目するファンが急増するようになった。今回は、一般のトレーディングカードとは少し異なる特性を持つWCCFについて、多くの買取店で高価買取が期待できる理由や、参考買取相場などを紹介していきたいと思う。
なお、トレカ専用のフリマアプリ「magi(マギ)」を活用するという手もある。興味があればぜひ以下をチェックしてほしい。

WCCF Cards / Stuart Frisby
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WCCFが高く買い取ってもらえる理由とは?
WCCFがトレーディングカード専門店で歓迎される背景には、これから紹介するファンや需要の存在が大きく関係している。
マニアックな知識が不要である
WCCFを楽しむファンの多くは、純粋に世界のサッカーが好きな人たちである。サッカー選手に関する知識は、日々の試合やスポーツニュース、FIFAワールドカップなどを見ているだけで収集できるため、特殊なキャラクターを取り扱う一般のトレーディングカードと比べて多くの人が挑戦しやすい存在になっている。また、レアリティについてもサッカーファンなら難なく覚えられる内容のため、知識の面における敷居の低さがWCCFの人気を高めていると考えて良いだろう。
遊ぶだけでカードが増える
試合が終わったタイミングで勝敗に関わらず新たな選手カードが払い出されるWCCFには、何度もゲームセンターに通うだけで自然とカードが増えていく特徴がある。初めてのゲームでは11枚のカードを購入するものの、それ以降は遊ぶだけでカードが増加するため、「わざわざ買い物をしなくてもカードが減らない」といった意味では少ない費用負担で楽しみを広げられるゲームと位置づけて良いだろう。大手ゲームメーカー・セガが考えた良心的なシステムは、高いWCCFの人気に大きな好循環をもたらしている。
ランキングの存在
WCCFに掲載されている歴代王者や全国監督ランキングには、「少しでも強いカードを揃えたい」と考えるユーザのモチベーションを高める効力がある。またWCCFでは、2014年までに9回の公式全国大会を開催しているため、「日本全国のユーザと大戦するために日々のコレクションを頑張る」と考えるユーザの気持ちもレアリティの高額相場を維持していると言えるだろう。近年では、スペイン、イタリア、フランス、イギリスといったヨーロッパ各国でもWCCFがブームとなっているため、世界のユーザが日本の販売店に注目することで相場の下落率が少ない状態が続いている。
WCCFファン以外とも共有できる
メッシやロナウド、イニエスタといった「サッカー選手の写真」が掲載されているWCCFのカードは、このゲームに参加をしていない「普通のサッカーファン」との交流にも使える。特にレアリティのないメッシやロナウドのカードには、「友達にプレゼントする」といった活用法もあるため、サッカーファン同士の交流からWCCFの魅力に惹かれる人たちも意外に多いのだ。このようにサッカー選手のブロマイド的にも楽しめるWCCFのコレクターの中には、全くゲームを行わずに収集や鑑賞だけに徹する人たちも多く存在している。
日本人サッカー選手の世界的な活躍
本田圭佑、香川真司、岡崎慎司といった世界のクラブチームで活躍する日本代表選手の存在が、Jリーグの域を超えたワールドクラスのサッカー人気に好循環をもたらしている。特に2016年は岡崎慎司が加入するレスター優勝によって世界レベルのサッカー報道が急増傾向にあるため、「ヨーロッパのサッカーに触れる機会」が多くなっていることも、スポーツカードゲームのWCCF市場に活況を与えていると考えて良いだろう。FIFAクラブワールドカップの日本開催が予定されている2016年は、世界的なサッカーの盛り上がりによってWCCFの買取市場にも今まで以上の好循環が生まれると言えそうだ。
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
買取相場の高いWCCFの特徴
ここからは、どのショップでも高価買取が狙えるWCCFの特徴を紹介していこう。
高価買取に欠かせないレアリティ
WCCFのレアリティには、レギュラーカード、スペシャルカード、レアカードの3種類がある。3つの中で最も排出率の高いレギュラーカードは、通称「白」と呼ばれている。これに対してレギュラーカードは「黒」、レアカードは「綺羅(キラ)」という通称があるため、買取店とのコミュニケーションをスムーズに行うためにも、レアリティに関する基礎知識を頭に入れておくようにしてほしい。
レアカードの種類
高価買取が期待できるWCCFのレアカードは、ベストイレブン、最優秀選手MVP、得点王といったサッカーファンであれば誰しもわかる人選となっている。またレアカードの中には、FIFAワールドカップのイタリア代表や、サッカーの歴史の残る名選手・キングオブレジェンド、インターナショナルスーパースターズといったカテゴリもあるため、世界的なサッカー選手の経歴や代表選出の有無を把握することで、「どのカードが高く売れるか?」を把握しやすくなると言えるだろう。
同じ選手でも所属チームによって買取額が違う
さまざまなチームで活躍するロマーリオなどの場合は、12-13のブラジル代表で6,000円、同じく12-13のバルセロナで2,000円、12-13フルミネンセが800円という所属チームによって参考買取相場に大きな開きがあることがわかる。また15-16のロベルト・バッジョについては、ユベントスが30,000円なのに対して、フィオレンティーナは10,000円前後となってしまうため、「人気サッカー選手だから絶対に高く売れるだろう」といった固定概念は捨てて、所属チームや年代ごとの相場を調べると良いだろう。
フルコンプ
WCCFのレアリティであるキラ、白、黒のフルコンプリートをすると、セット売りとしての付加価値によって10,000円~40,000円もの高額査定が可能となる。カードだけでなくデッキケースやプレイヤーカードリスト、外箱、ストレージBOX、公式バインダーなどがあれば、更なる高価買取が期待できるため、次にコレクションするユーザのことを考えた売却をすることも心掛けるようにしてほしい。
未開封パック売り
30~50枚単位の未開封パックや、レアリティの全くない一般カードの大量売りも、大半の買取店が歓迎をしてくれる。特に1枚20円~50円程度のカードを50~100枚単位で売れば、「塵も積もれば山となる」とも言えるセット売りのプラス査定がつくため、どんなに価値の低いカードであっても捨てずに保管しておこう。
まとめ
アーケードゲーム+スポーツカードゲームという少し変わった特徴を持つWCCFについて、高額査定に繋げるために欠かせない基礎知識を紹介した。そんなWCCFのカードは、基本的にトレーディングカード専門店で高価買取が行われている。各ショップのサイトでは、高価買取中のカード一覧が紹介されているため、インターネットを活用すれば自分で現在の相場を調査できる商材と位置づけて良いだろう。
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