日々生活を送る中で使うものをイメージしてほしい。衣類や食器類は生きていく上で必ず触るものといえよう。加えて筆記用具も、使用頻度の高いものだろう。デジタル端末が普及した現代ではあるが、今でも手書きで情報を残すことは根強く残っている。
そんな書くことを支えたブランドに、モンブランがある。万年筆で有名なブランドで、一度は目にしたことがあるだろう。本記事ではモンブランの万年筆ではなく、時計について紹介していく。買取情報に加えて歴史などについても触れていくので、合わせて確認してほしい。
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モンブランの歴史
名だたる文房具ブランドであるモンブランであるが、時計の品質は単に派生事業としておこなっているものとは違う。そこにはモンブランのブランド哲学が関係している。本項では歴史を通してそれを感じてもらう。
高級文房具ブランド・モンブランの誕生
モンブランは、2人の人物によって立ち上げられる。アルフレッド・ネヘミアスとアウグスト・エーベルシュタインだ。2人は高級な万年筆の作製を目指して、会社としての活動を始めていく。
当時の万年筆というものは、インクが入っている容器にペン先をつけて書いていく手法がメインとなっていた。そのため、1つのものとして完結された万年筆の発明は画期的であった。
そんな彼らの活動は多くの人に評価され、1909年に現在のブランド名であるMONBLANCという名前が正式に語られた。1913年にはトレードマークとされるロゴ・ホワイトスターが商標として登録され、さらに世間にモンブランのイメージを定着させた。
世間からの評価と地位の向上
1924年にはモンブランの定番ラインアップとしても知られている、マイスターシュテュックが開発される。このシリーズはモンブランの掲げる、ブランド哲学を具現化するものとなった。
業界にも大きく影響を与える存在として、モンブランの地位は上がっていき、象徴するかのように1929年には万年筆のペン先に数字が刻印される。そして、その数字が世界最高峰の山モンブランの標高を表す4810であった。
世界でもっとも高い品質を提供すると大きく宣言している。これが堂々と印字できるほどに開発に関してこだわりを持っており、現在もその地位が揺らがないことが理解できるだろう。
時計業界への参入と本格的な時計生産の開始
文房具界での高級ブランドとしての地位を築き上げたモンブランは、1997年に腕時計に開発を始める。ここで新しく始める時計は、自身のブランド力を単に使ったものではなかった。
最高品質を提供するというブランドの意志を貫くために、Montblanc Montre S.A.社を別に設立したほどである。ここから精力的な時計製作が始まり、その時計は世界的な時計展でも注目を浴びるなど、ここでも文具作製で培った職人気質が活かされている。
それだけにとどまらず、ムーブメント開発にも乗り出したモンブランは、老舗のムーブメント開発会社のミネルバを傘下に収める。そうして新しいムーブメントの作製もおこない、スターシリーズなどの人気ラインも多数抱えているブランドとなった。
モンブランの時計定番ラインアップ
モンブランというとどうしても、文房具のイメージが強いもの。本項ではそのイメージに加えて、定番の時計シリーズについても知ってもらう。万年筆にて培われた技術力が、時計に使われていることを感じながら見てほしい。
スターシリーズ
モンブランの時計の中で、もっとも高級なシリーズだ。スターシリーズはシンプルな見た目ではあるものの、無駄な装飾が省かれた洗練されたものとなっている。派手ではないが、その見た目に説得感を感じるだろう。
見た目に派手な装飾がないといったが、機能性としてもシンプルな仕上がりになっている。スターといえば名前のとおり星であるが、秒針にさりげなくモチーフが飾られている。そうした遊び心も楽しめるため、粋なものづくりを感じられるだろう。
モンブランの時計を代表とするシリーズであるだけに、モンブランのもつ色をあえてシンプルに表現されているモデルとなっている。派生シリーズも多く、自身の目で風合いを確かめてほしい。
ヘリテイジ
モンブランの古くから積み上げられてきた歴史を振り返るシリーズ・ヘリテイジ。100年を超える歴史の中には、多くの技術や試作の数々があり、素晴らしい発明が数えきれないほど蓄積されている。
この時計は時間と技術を再び、現代によみがえらせるものといえるだろう。このシリーズの軸となるものはクロノメトリーという型のものであり、俗にいうクロノメーターのことである。
時計の中でも上位数パーセントしか認定を許されないといわれるクロノメーター。これを製品として徹底しているところからも、ものづくりへの執念と愛が感じとられる時計だ。まさにヘリテイジという名前にふさわしいといえる。
モンブランの箱無し・保証書無しの買取相場
ここからは買取相場について紹介していく。ここで注目してほしいのが、箱と保証書という付属品がない場合について見ていくことだ。意外と紛失しやすいだけに、紛失した場合の相場もぜひ知ってもらいたい。
買取における箱・保証書なしの価格変動
付属品というものは買取にあたって、金額を左右する大きな要因だ。この要因を見落とすと、知らないうちに買取額が下がることにもつながる。もし買取を検討中なら付属品の扱いには注意しよう。
実際に箱や保証書がなかった場合、どのぐらいの価格が減額されるのかを調査した。箱がない場合に関しては5,000~10,000円ほど、保証書は10,000円前後が目安となっている。
付属品1つでここまで価格差がつくのであれば、そろえる気力も湧いてくるはずだ。加えてプレミアものは、さらに大きな額引かれる可能性も高い。あらかじめ紛失をしないような工夫をおこないたいところである。
付属品がない場合の買取相場を徹底調査
ここからは買取相場について見ていく。買取といっても品物の種類や業者によってもその価格は大きく異なるものであるため、あくまで目安として本項を参考にしてほしい。複数の型を見つつ相場を見ていくため、実際に買取をするときは同じ手順を踏むとよいだろう。
- ・サミット2:35,000~50,000円
- ・ニコラリューセック クロノグラフ モノプレッシャー:230,000~250,000円
- ・マイスターシュッテック:10,000~40,000
- ・タイムウォーカー:140,000~160,000円
- ・スター:120,000~130,000円
モデルによっても価格はまちまちである。よって実際に買取をする際は、複数の業者の情報を集めることがおすすめだ。気軽に査定額を知る方法もあるため、活用すれば事前にいくらになるか確かめられる(2020年3月15日)。
モンブランにおすすめの時計買取業者を紹介
実際に買取をしていく業者を選ぶ段階で、どの業者がいいのかはわかりづらい。どの業者も高額査定をうたったものを提示しており、決めづらいといった実情がある。本項では初心者にも使いやすい業者をいくつか紹介していく。
鶴の恩返し
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
待ち時間を短くしたい人におすすめなのは、鶴の恩返しだ。最短で30分で査定が完了するため、非常にストレスを感じにくくなっている。初心者は不安も多いため、早く終わるだけでも安心につながるだろう。
買取実績も豊富であり、5000件を超える品物を査定している。他の業者で値段が納得のいかない場合でも、相場に沿った価格を提示してもらえるだろう。買取ジャンルに関しても、ブランド品だけでなく着物などにも対応している。
買取方法は3つ。店舗にておこなう店頭買取に加えて、出張買取と宅配買取である。自宅でも買取をしてもらえるため、忙しいときにも、遠慮することなく利用していけるのがよい。積極的に利用しよう。
ダイヤモンドセブン 新宿店
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
大阪を拠点として深夜の営業もおこなっている業者がダイヤモンドセブンだ。関東には支店として新宿に店舗があり、そのサービスを受けることが可能となっている。
保証書や箱が無くても買取に対応しているだけでなく、壊れたブランド品の買取にも対応している。処分を検討している腕時計が付属品がない場合やジャンク品でも安心して依頼できる業者だ。
買取方法は店頭と宅配と出張の3つ。送料や手数料などは一切かからず、キャンセル時の返送も業者が負担してくれるので利用しやすい。また、店頭での買取であっても、居心地のよい空間づくりもおこなわれているので安心して使っていこう。
ブランドラボ
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
時計や宝石類をはじめとしたブランドものをメインに買取をしているブランドラボ。専門知識を有したスタッフによる査定がおこなわれるうえ、業者取引価格での査定をしてもらえる。
また修理などのメンテナンスを自社でおこなうことにより、外注費を削減。無駄なコストを極限まで減らすことで、買取額が少しでも高くなるような取り組みをしている。他店で買取ができなかったものに関しても、引き取ってもらえるだろう。
国内外に販売ネットワークを持っていることも高価買取ができる理由だ。買取方法は店頭、出張、宅配の3つから選べ、完全無料で対応してくれるのも利便性が高い。接客にも力を入れているので、店舗が近くにある場合は一度試してみるのもありだろう。
時計の買取を少しでも高価買取にするコツ
業者候補を選定したら次は査定をおこなっていく。ここで重要なことがいくつかあるのだが、しっかりおさえて押さえておけば査定額を上げることにつながる。ぜひ本項を参考にして、買取をよりよりものとしてほしい。
品物のメンテナンスで減額を回避する
まずやってもらいたいのが、時計についている汚れをきれいにすることを心がけてほしい。査定をおこなうときに基準がいくつか設定されていることが多く、汚れなどは減額対象となりやすいのである。
そこで減額を避けるためにも、自己メンテナンスは徹底しておこなおう。簡単にホコリを落とすことや、汚れをふき取る作業などは少ない労力でできることである。これをおろそかにすることは得策ではない。
クリーニングをスムーズにおこなう対策としては、普段からメンテナンスをする癖をつけておくことである。日常的にやっていることであれば、抵抗感も少なくなるためだ。加えて結果的に品物の状態がよくなりやすいため、金額アップを期待できる。
付属品をそろえて商品の信頼度を保証
本記事では付属品がない場合について、買取相場を紹介してきた。実際に見てわかると思うが、付属品があれば高額査定となっていた。たった1つ2つの付属品がないだけで、ものの価値は下がってしまう。
これを理解すると買取の際に、箱を忘れてしまうなんてことはなくなる。実際、付属品の箱や保証書は使うことがない。査定に出そうと思って探すときには、ゴミとして葬り去られているなんてこともあるだろう。
これを考えたときやはり付属品は買取するかどうかに関わらず、保管場所を決めておくことが重要だ。小さな工夫があるだけで、減額も紛失も未然に防げるのだから。ぜひこの方法を取り入れてみてほしい。
複数の業者を利用することで相場を把握する
複数の業者を利用するということは、相場をしっかりと理解して品物を買取に出すということだ。単独の業者の価格だけで、買取を終わらせるのはもったいない。少し手間がかかることであるが、効果は非常に高い方法だ。
とはいっても業者に査定に出すと、品物をいちいち郵送することになってしまう。店頭に行くにしても、複数の店舗をまわるのであれば、労力はかなり大きくなる。そこで利用したいのが、ヒカカクの一括査定サービスだ。
ヒカカクのサイト内でおこなっているサービスで、一回の作業で複数の査定結果を獲得することができる。情報収集の時間をかなり削減できるので、有意義な時間の使い方が可能になるのだ。
まとめ
文房具のイメージが強いブランドであるモンブラン。そこから打ち出された時計は、単にブランドの知名度を利用してものではなかった。長い歴史をもって築き上げられてきた技術が、詰め込まれているのだ。
そんな時計であるために、買取額としては高くなるポテンシャルを秘めている。そのため買取のコツをぜひ実行に移してほしい。かなり効果の高く再現性も高いため、役立ててもらえれば幸いである。