【遊戯王】強欲な壺の買取価格を5社徹底比較

強欲な壺は人気トレーディングカードゲーム、遊戯王に登場する魔法カードのひとつだ。遊戯王はキャラクターの描かれたカードを単純に戦わせるだけでなく、トラップカードや魔法カードなど、さまざまな補助手段を駆使して、レアリティの高いカードが少ないデッキでも知恵をはたらかせれば勝てるというところに醍醐味があり、現在でも2017年3月25日に新マスタールールが施行されるなど、ポケモンカードなどと同様に非常に息の長いカードゲームだ。

今回はそんな遊戯王オフィシャルカードゲーム、デュエルモンスターズに登場する強欲な壺の買取価格を5社紹介する。なおこのうちヤフオクの相場価格とメルカリ、ラクマの相場を含めて紹介するので、手持ちに余っていたり、トレーディングカードゲームにもう興味がないという人はぜひ参考にしてほしい。

引用：magi

遊戯王とは

遊戯王とは高橋和希による1996年から2004年までジャンプコミックスで38刊ほど刊行された漫画である。気弱でいじめられっ子だった高校生である武蔵遊戯が古代エジプトより伝わるアイテムの千年パズルを解いたことを発端とし、心の中に別人格の遊戯を宿すことになった。

この人格が正義の番人となり、悪人と闇のゲームをおこない、そのゲームに負ける、もしくはルールを破るといったことをしたものに恐ろしい罰ゲームを与えていくダークファンタジー、およびダークヒーローの要素をもった物語である。

原作者である高橋和希はこの遊戯王という漫画に友情、死、愛を三本柱として、それに自立というものを加えて制作していたとのちに語っている。初期は1話完結の形をとっていた漫画だが、読者人気の低迷を受け、読者に好評であったマジック＆ウィザーズを漫画の闇ゲームに起用したことから人気が再燃し、以降はマジック＆ウィザーズを中心とした物語にシフトしていくことになる。

マジック＆ウィザーズとは

実はこのマジック＆ウィザーズこそ、作中において遊戯王デュエルモンスターズのカードゲームの前身であるマジックザギャザリングの大本となったカードゲームである。

遊戯王デュエルモンスターズのアニメを1回でも見たことがある人ならおなじみかもしれないが、自分のターンが巡ってきたときに山札から1枚カードを引き「俺のターン。ドロー」というセリフとともにバトルを展開していくが、これの大本となったのがマジック＆ウィザーズである。

これはカードキャプターさくらなどととも共通であり、遊戯王デュエルモンスターズに登場する人気カードのブラックマジシャンや青眼の白竜（ブルーアイズホワイトドラゴン）も実はマジック＆ウィザーズの頃にすでに登場している。

強欲な壺とは

ここで、今回買取価格を紹介する強欲な壺について説明する。基本的に遊戯王デュエルモンスターズは自分のターンが巡ってきたときに1枚しか山札からカードを引くことはできないが、この強欲な壺は魔法カードとして自分の山札からカードを2枚ドローすることができる。

遊戯王デュエルモンスターズは基本的にデッキの枚数は40枚が理想とされており、攻撃するためのアタッカー役としてのモンスターも20枚程度が理想というのが一般論とされているが、この中で1枚ドローしたとき、ドローしたカードによって戦術を組みなおしたり、理想としていた戦術を変えざるを得なくなる場合がある。そんなときに山札からカードを2枚追加でドローできる強欲な壺は非常に役に立つ魔法カードだ。

自分のターンが巡ってきたとき、この強欲な壺のおかげで3枚のカードを手札に加えることができ、運よく理想のカードを引き当てるには非常に役に立つ場面が多い。さらに、この強欲な壺はノーコスト、つまり発動するときに同レアリティのカードを犠牲にすることなく使うことができるのでシンプルながらトップクラスの性能を誇るカードといえる。

しかしながらそのチートのような強い性能のため、2006年3月1日以降のレギュレーションでは禁止カードとされており、実際にゲームに使えるのは禁止カードも含めて使えるノーリミットデュエルのみとなっている。

カードのレアリティについて

遊戯王デュエルモンスターズはカードのレアリティによってカードの絵柄などにホログラフィック処理などが施されたいわゆるキラキラカードと呼ばれるような特別な演出がされているカードがある。この絵柄に施されているものが豪華なものほどレアリティが高く、召喚コストが高くなる。

強いカードにはそれだけ召喚コストがかかり、レアリティが高い割にはさほど強くないという定説を持ったカードまで存在するほどだ。以下にカードのレアリティをリスト化した。なお、遊戯王デュエルモンスターズの発売当初は4種類しかなかったカード加工の種類だが、現在は10種類ほどにまでバリエーションが増えている。

• ・ノーマルカード：まったく光らない
• ・レアカード：モンスターなどの文字のみ光る
• ・スーパーレア：絵柄のみ光る
• ・ウルトラレア：文字が金色に光り、絵柄も光る
• ・ウルトラシークレットレア：文字が銀色に光り、絵柄も光る
• ・シークレットレア：文字が銀色に光り、絵柄に格子状のコーティングが施されている
• ・パラレルレア：全面に格子状のコーティングがある
• ・アルティメットレア：文字と絵柄が光る。さらに絵柄に3D加工が施されている
• ・ホログラフィックレア：絵柄にホログラフィック加工が施されている
• ・ゴールドレア：外枠が金色に光っている

以上が現行発売されている遊戯王デュエルモンスターズのレアリティ別のカードに施された加工である。子供心に光るカードを手に入れたときはとてもうれしいものだが、強欲な壺に関しては召喚コストがまったくかからないノーマルカードに属している。

前述のように召喚コストがかからないため、レギュレーションで禁止カードとなる前はデッキに複数枚の強欲な壺を入れているプレイヤーもいたほどだ。現在でもノーリミットデュエルに関しては現役で活躍してくれるカードなので、レアなカードばかりが強いわけではないことを証明しているカードともいえる。

強欲な壺の買取価格を5社比較

ここからはヤフオクやメルカリ、ラクマを含め、強欲な壺の買取価格を業者別に紹介する。前述のように非常に役に立つカードではあるが、現在のレギュレーションにおいては禁止カードとなっているため、実用面ではあまり活躍する場のないカードになってしまう。

しかし、遊戯王デュエルモンスターズの初期のころから存在していたカードということもあり、コレクターズアイテムとしての需要は高いものになっている。とはいえ、まったく手が届かない値段にはなっていないため、実際のバトルで使うのもコレクションとして手に入れるのも手ごろな価格となっている。

ヤフオク

ヤフオクにおいて強欲な壺の即決価格は2019年5月現在200円ほどである。さらに9枚セットで560円と非常にリーズナブルだ。なお、ヤフオクでは手持ちの遊戯王デュエルモンスターズのカードをすべて出品しているユーザーもいた。それでも即決価格は4,000円ほどで、それほど高価なものではない。

1万枚という大量セットの中には強欲な壺だけでなく、死者蘇生、融合、ミラーフォース、激流葬、ダーク・グレファーなど、流行期には人気のカードも含まれていたので、コレクターズアイテムとしての色の強さがうかがえる。

メルカリ

メルカリでは強欲な壺が3枚セットで333円として出品されていたので、1枚あたり111円ということになるが、強欲な壺と抱き合わせのセットでレアリティの高い当時のカードを出品しているユーザーもおり、そちらに関しては1,044円という値段がついている。

出品者のコメント欄にはプレイ専用カードとして割り切ってほしいとの旨が書かれていたので、実際の保存状態よりも現在のルールに則った形でプレイしたい人向けに出品されているようだ。

なお、エラーカードとして強欲な壺も出品されており、そちらは1枚で1,111円とさすがに希少価値がついていた。ヤフオクとさほど変わらない値段で出品されており、送料も込みで値段設定されていたので、メルカリでの購入も出品もおすすめだ。

ラクマ

ラクマでは強欲な壺はヤフオクやメルカリなどよりも高く、500円からの出品価格となっているため、手持ちの強欲な壺を高値で買い取ってもらうには高い値段で買い取ってくれるといえる。

「強欲で金満な壺」に関しては3枚セットで6,100円という高値がついているので、ヤフオクやメルカリよりもラクマの相場の方が強欲な壺をはじめとした遊戯王デュエルモンスターズのカードの買取価格は高いといえる。

トレコロ

トレコロは全国に150店舗の専門店であるカードボックスを展開しており、カードの買取に関しては利用者が8万人を超えるなど知名度が高い。この買取店舗では1枚で15万円や40万円の値段が付いたカードもある。対応しているトレーディングカードも遊戯王はもちろんのこと、ヴァンガード、バトルスピリッツ、ゼクス、ウィクロス、ヴァイスシュヴァルツなど多岐にわたる。

トレコロは宅配買取に対応しており、梱包箱や発送費、査定がすべて無料でおこなってくれる買取方法となる。無料梱包キットを利用して、自宅で梱包し電話で集荷、宅配で査定するカードを送りその送料まで無料というものだ。また査定依頼したときと枚数が異なっていても買取をしてくれる。急に友人から譲ってほしいというようなケースがあっても安心だ。

2019年5月現在、強欲な壺の買取金額は美品で180円となっている。買取方法も自宅にいながらできるので、手軽で空いた時間におこなえるのが便利だ。利用にはユーザー登録が必要で、1枚からの単品の買取依頼に関してはその買取予定金額が3,000円を上回っていないと対応できないため注意しよう。

なお、この場合買取価格保証システムというものがあり、トレコロのウェブサイトにて高値で買い取ってもらえるカードが明示されている。もし明示されているカードを複数枚持っていれば、買取前から査定金額がわかるので安心だ。

カーナベル

カーナベルは三重県四日市市に店舗を構える遊戯王の買取に特化したカード買取専門業者だ。こちらの強欲な壺の買取価格は100円となっていた。なお、余談として遊戯王デュエルモンスターズで非常にレアリティが高く強いカードとされる青眼の白竜（ブルーアイズホワイトドラゴン）は25,000円という高値で買い取ってくれるため、複数枚所有している人ならかなりのお小遣いになるだろう。以下に買取方法を紹介する。

宅配買取は売りたいカードがあれば、カードを購入するようにカートに入れることで買取を注文することができる。こちらも梱包キットが送られてくるようになっている。買取を依頼したカードを梱包し、カーナベルに送付すれば、到着次第24時間以内に査定結果を知らせてくれる。買取をお願いしたときよりも査定結果が下がっているものがあれば無料で返送してくれるところも安心だ。買取価格に了承すれば、そのまま銀行口座へ買取額が振り込まれる。

まとめ買取では買取に出すカードの写真を撮り、カーナベルのサイトにアップロードする。するとカーナベルから見積もりが届くので、値段に納得すれば名前や郵便番号などの住所を入力し、そのときに郵送キットの申し込みもできる。郵送キットにカードを梱包し、カーナベルに送ったあと、査定完了予定日が通知され、査定結果に納得すれば銀行口座に振り込まれる。もし買取結果に納得できない場合は、着払いでの郵送になってしまうが返送してくれる。

買取に出すときのコツ

カードの保管に際して一番理想的なのはフィルムで1枚1枚を保護するアルバムタイプのものだ。表紙や背表紙が固い厚紙でできており、運悪く踏んでしまってもカードにダメージがかかることがない。

しかし遊戯王デュエルモンスターズのカードは実際に今でもプレイしている人も多いだろう。その時に役立つのはスリーブケースである。このフィルムにカードを1枚ずつ保管すればそのままプレイもでき、また汗などでカードが傷まないようになる。。

遊戯王だけに限らず、スリーブケースに入れることにより、滑りがよくなりカードをシャッフルしやすくなるなどのメリットも多い。

フリマアプリを使うなら

強欲な壺をフリマアプリで売るなら、メルカリやラクマも良いが、トレカ専用の「magi（マギ）」にも注目してみてほしい。このアプリは、ほかのフリマアプリと違い、取扱商品をトレカに絞っているのが特徴。タグや商品の状態など、アプリ内の仕様すべてがトレカに特化しているので、遊戯王カードを売るのにピッタリだ。

利用者も初心者からコレクターまで、幅広い層のトレカファンが集まっているので、強欲な壺を欲しがっている人もいるはず。まずはアプリをダウンロードして、出品状況や使用感をチェックしてみてほしい。

まとめ

強欲な壺の買取価格を5社比較した。高値がつくのがフリマアプリというのは驚きだが、それだけまだ熱中しているユーザ層があり、人気があるということだろう。

子供のころはあれだけ熱中していたのに、今ではもう新しいカードの種類やルールについていけないなどということもあるかもしれない。その時は自分が集めていたカードがもっとも役に立つ形で第2の人生を送ってもらうのが一番だろう。

買取業者を利用するのもヤフオクやフリマアプリを利用するのもどちらもおすすめだ。そして、自分に一番合っている売却方法を見つけてほしい。また、希望の価格で買い取ってもらえるようにスリーブケースに入れて保管するなど管理方法にも注意しておこう。