長期の冷凍保存に便利な冷凍ストッカーだが、事業の縮小や閉鎖、買い替えなどのさまざまな理由で売却しようと考えている方も中にいるだろう。法人や個人で冷凍ストッカーを売却する際、どの程度の買取価格になるのか、どの買取業者に依頼したらよいのかと悩むことも多い。
本コラムでは、冷凍ストッカーの中古買取相場やおすすめの業者、高く売却できるテクニックなどをあわせて紹介していく。売却を検討して悩んでいる方の参考になれば幸いだ。
CONTENTS
こちらのページには広告パートナーが含まれる場合があります。掲載されている買取価格は公開日のみ有効で、その後の相場変動、各企業の在庫状況、実物の状態などにより変動する可能性があります。
冷凍ストッカーは高価買取してもらえる?
冷凍ストッカーの使用法は基本的に冷凍庫と変わらない。ほとんどの場合、長期間にわたって食品を冷凍保存する際に使用されることが多い便利な製品である。また、業務用や家庭用があり、容量もさまざまだ。
ここでは、冷凍ストッカーの需要や人気メーカーについて解説していく。売却を検討している製品に需要があるのか、人気メーカーの製品かをチェックしてほしい。
冷凍ストッカーの需要は高い
実のところ、冷凍ストッカーの需要は高い。長期の冷凍保存手段として、食品を取り扱う業者で使用されているケースが多い傾向にある。
しかし、家族が多い家庭やまとめ買いする家庭でも冷蔵庫についている冷凍庫では追い付かず、冷凍ストッカーを持っている家庭も少なくない。中には、魚釣りを趣味にしている方が釣れた魚の一時保管で使用するケースもあり、一般家庭での使用が普通になっている地域も存在する。
このように冷凍ストッカーは食品業者だけでなく、一般家庭からの需要も高いのだ。しかし、冷蔵庫よりも中古市場に出回る流通量は少ないため、買取を強化している買取業者も多い。
高価買取の対象の冷凍ストッカーとは
高価買取の対象になりやすい特徴として、業務用か家庭用かが関係してくる。高価買取されやすいのは、基本的に業務用の冷凍ストッカーだ。業務用はハイスペックな製品が多く、容量も大きいので人気があるのだ。しかし、パッキンが劣化している場合などは、減額されるので注意しよう。
また、一般的に家庭用の冷凍庫と同じ-20°Cまで冷やせる冷凍ストッカーが広く普及しているが、保存するものに合わせて-60℃~-80°Cまで冷やせる製品もある。特に-60℃~-80°Cまで冷やせる超低温冷凍が可能な製品は高価買取の対象になるだろう。
冷凍ストッカーの人気メーカー
冷凍ストッカーのメーカーによっても、買取価格は変化する。人気メーカーの製品であれば需要があるため、高価買取される可能性が高い。冷凍ストッカーで人気が高いのは、ダイレイやハイアール、三ツ星貿易だ。
ほかには、大手家電メーカーのパナソニック、シャープをはじめ、温度のコントロール技術に関してさまざまなノウハウを持っているDAIKINやノーフロスト、サンデンなどが名を連ねている。
冷凍ストッカーの買取相場を見る
冷凍ストッカーには小型から大型の製品はもちろん、スペックが異なる製品が存在しているので買取価格の差は激しい。以下に代表的な冷凍ストッカーの買取価格をいくつか挙げておこう。
なお、以下の買取価格は2020年11月時点で調査したものであり、市場の変化や製品の状態などによって変化する。そのため、あくまでもひとつの参考価格であることは忘れないでほしい。
- ・シャープ FC-B20W-W 200L:16,000円
- ・パナソニック SCR-RH28VA 282L:9,500円
- ・レマコム RRS-605SF 605L:20,000円
- ・レマコム RRS-418 418L:45,000円
- ・ハイアール JF-519A 519L:5,000円
- ・ハイアール JF-NC429F 429L:42,000円
- ・ダイレイ FB-77S2 77L:12,000円
- ・ ダイレイ DF-300D6 284/300L:140,000円
リサーチした結果、44L~100Lの小型サイズは1,000円〜20,000円ほどで取引されている。また、150L~300Lの中型は6,000円~140,000円、400L~635L以上の大型の場合は5,000円~120,000円ほどで買取価格の差は大きい。
この差はサイズ感だけでなく、スペックや付属品、需要によって変化している。小型でも超低温冷凍が可能であったり5年以内の新しい製品だったりした場合は高価買取されやすい。
また、大型の場合は設置場所の広さを確保する必要があるだけでなく、奥まで手が届きにくく、使いにくいデメリットが浮き彫りになって買取価格が低くなる傾向にあるのだ。このように冷凍ストッカーは、製品によって買取価格が大きく異なる特徴がある。
冷凍ストッカーの買取におすすめの業者
冷凍ストッカーは、業務用も家庭用も流通量が少ないので需要が高い。しかし、売却先の選択を間違うと、相場よりも低い価格で買い取られてしまう可能性も低くないのだ。
以下では、リサーチをもとにおすすめの業者をいくつか紹介していこう。それぞれの業者の特徴を参考にして、ぜひ賢く冷凍ストッカーを売却してほしい。
厨房買取王
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
厨房買取王は、厨房機器を専門に買取をおこなっている業者である。取り外しや搬出、原状回復作業にも対応しており、閉店・移転を検討している方にもおすすめだ。査定士は独自の厳しい研修に合格した人材が努めているため、適正価格で買取してもらえる。
また、冷凍ストッカーは買取強化しており、実績も多い。専門業者で販路が構築されているため、高価買取が期待できる。買取方法は出張・店頭・宅配の3種類から選択可能。出張エリアは関東圏のみとなるが、エリア外の方は宅配買取も利用できるので1度相談してほしい。
プロ厨房ヒット
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
プロ厨房ヒットは、兵庫県を中心に店舗を展開している厨房機器専門の買取業者だ。自社内で再生・販売する環境が整っているので、コストカットした分で高価買取が可能になる。また、1点からの買取にも対応しており、早朝や深夜帯でも対応しているので利便性が高い。
厨房機器の専門知識も豊富で、冷凍ストッカーの買取実績もあるので安心して利用できるだろう。買取方法は店頭買取と出張買取が利用でき、出張料や見積もりは無料だ。出張エリアは関西圏や四国圏の大部分をカバーしているため、近隣の方は相談してみよう。
ワールドリサイクル
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
ワールドリサイクルは、多くのジャンルを取り扱うリサイクル業者だ。ジャンルが異なる不要品のまとめ売りも可能なので利用しやすい。世界の約50カ国で修理・再販できるルートを構築しているため、古い家電や壊れた品物でも買い取ってもらえる可能性が高い。
厨房機器や器具の買取を強化しているので、冷凍ストッカーの買取価格も期待できる。また、取り外しや撤去作業も無料でおこなってくれるので安心だ。買取方法は出張・店頭・宅配が利用可能で費用は無料。対応エリアは関西圏内だが、状況によっては協力してくれる。
テンポス買取ドットコム
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
テンポス買取ドットコムは、取り扱い数No.1を誇る厨房機器専門の買取業者だ。厨房機器だけじゃなく、店舗内の装飾品や家具などの買取もおこなっている。冷凍ストッカーの買取実績も多く、買取から修理・販売まで中間業者を挟まないので高価買取が可能だ。
買取方法は店頭買取と出張買取から選択可能で、店舗は全国に展開している。出張エリアも全国に対応しており(離島は除く)、見積もりも無料なので利便性が高い。店舗がない都道府県でも、近くの店舗が対応してくれるので不安がある方は相談してほしい。
パワーセラー買取.com
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
パワーセラー買取.comは埼玉県に本社を置くリサイクル業者だ。業務用品だけでなく、家庭の不要品などの買取にも対応しており、冷凍ストッカーの高価買取実績も多い。ネットや店舗での販路が構築されており、年間10,000点を超える販売力も高価買取を実現できる理由だ。
買取方法は出張買取と宅配買取の2つから選べる。宅配買取は、ヤマト運輸のらくらく家財便を利用できるので大型製品でも利用可能だ。出張エリアは東京・埼玉・神奈川・千葉の1都3県になるため、エリア外の方は送料無料の宅配買取を利用しよう。
冷凍ストッカーを高く売るために
冷蔵庫と異なり、冷凍ストッカーは中古市場に出回る数が少ないため、買取強化している業者が多いのも現状だ。しかし、売却を検討している冷凍ストッカーの状態が悪い場合には、高価買取の望みは低くなるだろう。
少しでも高い価格で買い取ってもらうために、買取依頼する前におこなっておくとよいポイントがある。以下では、高く売るためのポイントを紹介してくので、ぜひ参考にしてほしい。
清掃をおこなう
査定前には、全体をきれいに清掃・メンテナスしておくことが大切になる。冷凍ストッカーは放っておくとすぐに霜が付くだけでなく、白い製品が多いので汚れや凹みが目立ってしまう。凹みの修復は難しいので、そのままで大丈夫だが、汚れや霜は取り除いておくことがおすすめだ。
清掃は業者でおこなうことが多いが、清掃もコストや手間がかかるため、少しでも浮いたコスト分が買取額に上乗せしてもらえる。そのため、査定士はきれいな状態を維持している製品には高い査定額を提示してくれるのだ。清掃・メンテナスは手を抜かずにおこなってほしい。
付属品をそろえる
取扱説明書のような、冷凍ストッカー購入時に付いていた標準付属品は一式そろえて査定に出そう。再販した場合、多少高くても付属品がそろっている方から購入される傾向がある。また、不良在庫になるリスクも減らせるので、高価買取の対象になりやすいのだ。
冷凍ストッカーの付属品には、取り扱い説明書・霜取りヘラ・バスケット・仕切り網などがある。また、カギ付きの冷凍ストッカーでは、カギを忘れないようにしてほしい。
複数業者を比較する
複数業者に依頼することは重要だ。中古市場での相場は存在しているが、買取価格は業者によって異なっている。1社の査定額だけを無条件に信じて売ってしまうと、ものによっては数千円〜数万円損することも珍しくないため、最低でも3社には査定依頼しよう。
時間がない方には、ヒカカク!の一括査定サービスをおすすめしたい。当サイトの一括査定は、製品の情報入力と依頼者の個人情報の入力をおこなうだけで、最大20社の買取業者が査定額を提示してくれる。
どの業者がもっとも高い査定額をつけたのかも簡単に分かり、気になる業者のクチコミや評価もチェックできるのだ。手間をかけずに複数社の比較ができるので、本コラムを読み終わった後にこちらから試してほしい。
業者選びのポイント
冷凍ストッカーを高く売るには、適切な業者選びも重要だ。何かを売却する場合、重要視する箇所は人によって異なるが、高価買取してもらうことは前提だろう。
しかし、適当に選んでしまうとサービスが悪かったり、高価買取の可能性も低くなったりする。以下では、冷凍ストッカーを売る際に適切な業者選びのポイントを解説していくので見ていこう。
厨房機器専門の買取業者を選ぶ
厨房機器を専門に取り扱っている業者は要チェックだ。厨房機器専門業者は、査定の経験を積んでいるので安心できる。また、厨房機器に強い流通ネットワークを持っているので、不良在庫を抱えるリスクが低い。
冷凍ストッカーには大きいサイズの製品もあり、在庫としてかさばりやすいが、素早く売却できる販路があればその心配が少ないのだ。海外にも販路を広げている業者は、不良在庫を抱えるリスクが低いので減額される可能性も低くなるだろう。
信頼性重視の方は営業期間をチェック
業者が買取業を始めてから、どれくらい営業しているかも重要な要素だ。買取業が10年以上続いている業者は全体の5〜10%ほどであり、信頼するに値する業者だといえる。
低い価格を提示している業者やサービスの悪い業者は長期間にわたって営業するのは難しい。そのため、長い間、営業を続けている買取業者は誠実な経営をおこなっている証でもあるのだ。
ただ、営業期間が短い業者でも、サービスがよかったり高額の買取価格を提示してくれたりすることも少なくない。そのため、業者間の比較はおこなう必要があるのだ。クチコミや手数料も確認して、総合的に判断しよう。
まとめ
冷凍ストッカーの中古買取相場を調査し、高く売る方法を紹介してきた。簡単にできることを積み重ねるだけで、査定額は大きく変わってくる。高価買取を目指すのであれば、手間を惜しまずにぜひ実践してほしい。
なかでも、複数の業者を比較する作業は、できる限りおこなうようにしよう。面倒な方や時間が限られている方は、当サイトの一括査定サービスを活用してほしい。