マクラーレン・オートモーティブ(McLaren Automotive)は、イギリス自動車メーカーである。F1で有名なマクラーレン・グループに属している、乗用車製造部門である。
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F1コンストラクター「マクラーレン」
ニュージーランド出身のドライバーだったブルース・マクラーレン氏が1963年に設立したレーシングチームである。
1966年からF1レースに参戦し、1974年に初タイトルを獲得。現在に至るまで、人気、実力ともにトップクラスのチームとして君臨している。
2016年は、フェルナンド・アロンソ、ジェンソン・バトン、ストフェル・バンドーンという顔ぶれで、「マクラーレン・ホンダ・フォーミュラ1・チーム」の名前で出場している。
ロードカー第1号の「マクラーレン・F1」
1993年に発売された、3人乗りの2ドアクーペである。マクラーレン・オートモーティブの前身であるマクラーレン・カーズが開発した。
ボディはフルカーボンファイバー製で、ドアはガルウィング。そして、大きな特徴は運転席の位置にある。
通常の車は前列に運転席と助手席の2席があるが、マクラーレン・F1は、運転席が中央、そして左右両方に助手席があるというめずらしい配置だ。3人が1列にならぶレイアウトなのである。
また、F1にはレース仕様モデル「F1-GTR」がある。ル・マン24時間耐久レースで複数回にわたり好成績をおさめている車だ。ロードカーの分野でも、マクラーレンの技術力の高さが証明されているのである。
人気車の買取価格相場
マクラーレンは価値が下がりにくく、中古車がかなり高額で販売されている。人気車種の参考買取価格を紹介していこう。
審査をパスしないと買えない「P1」
日本では定価1億円の超高級スーパーカー「P1」。アルティメットシリーズとよばれている。世界で375台、日本では27台限定で販売されたが、あっという間に完売した。
購入するにはイギリス本国の厳しい審査を通過しなければならず、主にマクラーレン・F1の所有者が優先される。つまり、資力があるというだけでは売ってもらえない車なのである。その値段もさることながら、そのような厳しい条件にもかかわらずすぐに完売したという点も驚きだ。
なお、さらに上のP1-GTRは、定価3億円以上。P1所有者のみが購入の権利を持つとされている。
中古車市場にもごく稀に出てくるが、その買取価格はかなりの額になると思われる。

MP4-12C
2011年発売の2ドアクーペ。歴代のF1カーと同じ「MP4」を名前に持つスーパーカーである。メルセデス・ベンツとの提携解消後、1年に1台新車を発売すると宣言したマクラーレンの第1弾だ。
V型8気筒 ツインターボDOHCエンジン、7速デュアルクラッチトランスミッション搭載。F1マシンで培った技術力を結集した高性能スポーツカーである。
スパイダー(ブルー)900万円
クーペ(パールホワイト)850万円
スパイダー(パールホワイト)800万円
クーペ(オレンジ)750万円
クーペ ステルスパック(ホワイト)750万円

650S
MP4-12Cを改良して発売されたのが650Sである。3.8L V型8気筒のツインターボで、最高出力は650psのミッドシップ。申し分ないパワーを持ち、加速、ハンドリング、あらゆる点の性能が向上している。
650Sにもクーペとスパイダーがあり、中古車でも3000万円以上するものも多く出回っている。
オープンカー(パールホワイト)1100万円
スパイダー(パールホワイト)1000万円
オープンカー(シルバー)1000万円
クーペ(オレンジ)950万円
クーペ(パールホワイト)900万円
スーパーカーの買い取り
マクラーレンは、中古車でもかなり高額査定が期待できる車である。上手に交渉し、好条件で売却したい。
高価買取の条件
製造終了している人気モデルや、限定車、希少車などはプラス査定される。そのあたりの価値を正しく査定してもらうためには、マクラーレンについて詳しい知識を持つ買取業者に売りに出すようにしたい。
高価買取ポイントはメンテナンス状態
スーパーカーは、メンテナンス状態が非常に重要である。移動手段として購入される場合も多い一般の乗用車と比べ、走りを追求するタイプの車ファンが購入するスーパーカーは、細かい車の状態が重要になるのは当然だ。
車についてのある程度の知識を身につけ、日頃から車の状態をこまめにチェックして丁寧に乗るということも大切なのである。
また、常に洗車をしてきれいな状態を心がけることによって、細かいキズなどにも気づきやすく、車を良い状態に保てるだろう。
純正オプションは高評価
車高の調節機構などのマクラーレン純正オプションは、高額で非常に人気がある。装備している車は、その分のプラス査定が期待できるだろう。
社外品を取り付けている場合は、買取業者により評価が色々だ。高額査定してもらえることもあるが、場合によっては買取価格が下がってしまう場合もあるので注意したい。
車買取で得するためのポイント
ここでは愛車をより高く買取ってもらうためのポイントを紹介するので、参考にしてほしい。
査定士に好感をもってもらう
中古車の査定士は、自社で定められている基準に従って車をチェックしているので、基本的に客の印象で査定金額が変わることはない。しかし、査定士も人間であるため、横柄な態度の客に対してマイナス要素を探す目が厳しくなるかもしれない。安心して買取を行うためには、査定士との信頼関係を築くことが大切なのだ。
車検間近の車は車検に通さない
車検切れが近くなるほど査定金額は低くなるが、車検を通してから査定したとしても、「車検を通すためにかかった費用」の元がとれるほど査定金額がプラスになることはない。つまり、車検を通さないほうが得なのである。
細かなキズやカーフィルムはそのままで
1㎝未満の細かいキズは査定金額にほとんど影響を与えない。直したとしても修理費用の元がとれるほどのプラス査定は期待できないので、そのまま査定に出そう。また、法に触れない限りカーフィルムが貼ってあることもマイナスにならないので、自分ではがして汚すよりはそのままにしておくほうがいいだろう。