2017年11月21日、即時買取サービス「CASH(キャッシュ)」の運営会社である株式会社バンクが、DMM.comに70億円で買収されたことは記憶に新しい。その六日後の11月27日にCASHは新しく買取金額の下限を1,000円に引き上げた。


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こちらのページには広告パートナーが含まれる場合があります。掲載されている買取価格は公開日のみ有効で、その後の相場変動、各企業の在庫状況、実物の状態などにより変動する可能性があります。
そもそもCASHの即時買取とは?
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
株式会社バンクが運営するCASHとは、簡単に説明すると身に付けているものを瞬時に現金化できるアプリである。商品の情報を入力したのちにスマホで写真を撮ると査定結果が表示されるというもので、リリース当初は入金後はアイテムを買い取ってもらうか、もしくは査定金額(入金額)を返金するかを選ぶことができた。
現金化したモノを「送る」か「返金する」か
CASHの画期的な買取サービスは、従来の買取方法よりもシンプルでスピーディな取引を可能にした。すぐに現金が欲しいときはCASHでまずはアイテムを現金化する。そして手放しても良いものなら売却し、手元に残しておきたいものなら入金された額にプラス手数料を上乗せした金額を返金すれば良い、というものだった。
返金する場合は、15%上乗せで2ヶ月後に返すというもの。一度の取引の限度額は20000円までとなっており、それ以上の現金化は運営元の株式会社バンクに商品を郵送してからという規約になっていた。
例えば、持っているブランドバッグの写真を「CASH(キャッシュ)」にアップロードして、10000円現金化できたとしたら、2ヶ月後に「11500円にして返す」か「ブランドバッグを手放す」かを選択できるというわけだ。
しかし驚異的な数のユーザーが殺到し、リリースされてわずか16時間でCASHはサービス休止となったのだ。
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以前はヘアゴムが1000円で売れたことも…
CASHがリリースされた当初は、どんなアイテムでも最低1,000円の価値が付いていて「ヘアゴムも現金化できた」といった話もあった。実際に一つのヘアゴムに1,000円の査定額が付いていたため、かなり査定基準が甘く設定されていたのかもしれない。

休止から約2ヵ月後にCASH再開
CASHは休止からおよそ2ヵ月後の2017年8月24日にサービスが再開された。前回の査定額は1,000円〜20,000円となっていて、CASHで現金化したあとは、現金を返すかアイテムを送るかを選ぶようになっていた。さらにすぐ返金したり送ったりする必要はなく、期限は2ヶ月となっていた。
前回は質屋アプリとして認識されていた
しかし上記でも紹介した通り最低1,000円で買い取ってもらえるということでアクセスが殺到し、サービス提供は一日にも満たなかった。また、引き出したキャッシュを返金する場合、受け取った現金にキャンセル手数料の15%を上乗せしなくてはならなかったため、”買取アプリ”というよりは“質屋アプリ”として認識されていたようだ。
質屋アプリから買取アプリへ
再開されたCASHの変更点は主に以下の通り。
- ・1日の取引上限額は全体で1,000万円
- ・ユーザーの評価制度ができた
- ・現金の返済機能を削除
- ・取引期間が1週間→2週間に変更
多くのユーザーが「キャッシュを返す」のではなく「アイテムを送る」を選択していたため現金の返済機能が取り払われた。さらに取引期間が2週間に変更され、多くのユーザーが利用できるように1日あたりの取引上限額が設定された。

11月21日に70億円で買収された
そして11月21日、ネット通販やビデオ・オン・デマンド事業を行うDMM.comに70億円で買収された。サービスローンチからわずか数ヶ月でM&AとなったCASHだが、今後もDMM.comのバックアップを受けながらサービスを展開していくとのことだ。
どんな状態でも最低買取金額は1000円?
現在では買取の新常識として多くのユーザーに利用されているCASHだが、今回なんと休止する以前のように最低買取金額を1,000円に引き上げるというのだ。
CASHの基準をクリアしたアイテムならOK
再リリースされたCASHでは、アイテムを【キャッシュにする】から査定をしても数百円程度の値しかつかないことがあった。だが、今回最低買取金額を引き上げることによって、いままでは1,000円以下で買い取られていたものでも、CASHの基準で査定されたアイテムであれば、どんな状態のものでも1,000円以上で買い取られるというのだ。
以前のようにヘアゴムが1000円になるわけではない
CASHでは使用済みのものでも一律で1,000円以上の価値がつく。ただし、カテゴリーが整理されたため以前のように「ヘアゴムが1,000円で買い取られた」なんてケースはほとんどなくなるであろう。
同じタイミングでメルカリNOWが登場!
11月27日、CASHが最低買取金額を1,000円に変更すると発表した同日に、フリマアプリの大手であるメルカリから新しいサービス「メルカリNOW」がリリースされた。このメルカリNOWは、CASHと同じような即時買取サービスで、コンセプトは”あなたのアイテムが今すぐお金に変わる”である。
メルカリはアプリのタブから利用可能
メルカリNOWの利用方法はいたってシンプル。写真を撮影して査定結果に納得したらすぐに入金されるというものだ。もちろん利用料も商品を送る際の送料も無料となっている。
また、新たにアプリをダウンロードする手間もない。メルカリのアプリの【NOW】タブから簡単に利用可能であるため既存のメルカリユーザーの多くがメルカリNOWを利用すると見込まれている。
CASHとメルカリNOWの違い
査定対象ブランドの種類
CASHもメルカリNOWも査定対象となるブランドが決まっており、対象にならないと そもそも買い取ってもらうことはできない。この点においては、現状ではCASHの方がブランドの幅が少し広いといったところだろうか。
買取金額はメルカリNOWの方が100円高い
CASHが最低買取金額を1000円にしたことに対し、メルカリNOWではほとんどの服が1100円の金額設定になっている。そのため、メルカリNOWで買い取ってもらえるブランドであれば、メルカリNOWで売るほうがおそらく高い査定金額がつくため、メルカリNOWで売るのがおすすめだと言えるだろう。CASHでは、メルカリNOWで買取対象外のブランドを買い取ってもらうのがおすすめだ。
本人確認のタイミング
CASHでは、キャッシュを引き出す時に本人確認を提出する必要がある。一方、メルカリNOWでは、一番最初に商品を査定してもらう時に本人確認書類のカメラ撮影を指示されるようになっている。どちらも運転免許証などをカメラで撮影するだけで大丈夫なため、確認作業としてはすごく簡単に行うことができる。しかし、現状メルカリNOWは、サービス開始10分程度で上限に達してしまうくらい人気サービスだ。そのため、初回利用時はこの本人確認作業で手間取るとあまり査定作業ができなくなってしまうので、手元に本人確認書類と銀行口座を準備してから査定に臨むのがいいだろう。
現金を引き出す際の手数料
CASHでは、現金引き出し手数料として一律250円かかるのに対し、メルカリは1万円以上は無料、1万円未満だと211円という設定がされている。そのため、メルカリのほうが少し安い。また、メルカリは売上金をそのままメルカリでの買い物代金に回せるため、買取金の使い勝手においてはメルカリが有利と言えるだろう。
サービスの開始時間
CASHでは、サービスの開始時間が10時と20時の2回に設定されている。一方、メルカリNOWは10時の1回のみのサービス開始時間の設定のため、会社に勤めている方などはメルカリNOWでは売りにくいかもしれない。10時ちょうどにアプリを立ち上げて商品を撮影する必要があるので、出先から行うのは少々困難だろう。その点、CASHは20時にも枠があることで、午前中には作業を行えないという人にも使いやすいだろう。100円の買取金額差を妥協してもいいのであれば、今はCASHのほうが売りやすいと言える。
一度に送ることのできる品物の数
CASHは、合計160㎝の大きさであればいくつ品物を送っても大丈夫という設定。これに対し、メルカリNOWでは一度に送れる品物は10点までという上限設定がされている。あれもこれもと売っていると10点を超えてしまうこともあるだろう。そのような場合、10点になった時点でいったん買取を辞め、一度品物を送ってから、また次の買取をはじめるようにすると良いだろう。また、大きな品物の場合、10点以内でも160cmに収まらない可能性もあるので、大きさにも注意する必要がある。
「CASH」と「メルカリNOW」
2017年も終わりに近づいてきたが、CASHの台頭する即時買取サービス業界は、メルカリの参入によって今後も拡大していくと予想される。実際「今すぐ現金が欲しい」というニーズは、多くの人が思っている以上に大きいのが現状と言えるだろう。そうした中で、不用品買取を即時キャッシュで行ってくれるサービスというのは、そういう方にとっては大きなメリットがあるサービスであると言える。
また今回、CASHの最低買取価格が保証されたことで従来の買取方法では「売りにくい」と感じていたユーザー、または「値段がつかなかったアイテム」でも現金化がスムーズになるだろう。CASHとメルカリNOW、今後も二つのサービスに注目が集まる。
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今後注目していきたい買取サイト
CASHやメルカリに続いて、今後注目していきたい買取サイトを紹介したい。
フリマアプリでは値段が自分で決めることができ高く売れる場合もあるが、個人での判断になるので相場より安くしてしまい損をする可能性がある。スマホのマーケットが運営する買取サービススママDASHプラスを利用することによって、売りたいときに素早く買取してもらえ値段も高値でつけてもらえるので損をすることが避けられ、送料や本査定額後のキャンセルした返送料も無料と無駄な出費もかからない。今後、CASHやメルカリに続いてスママDASHプラスを注目していきたい。
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