みちのく宮城峡ピュアモルト12年はニッカウヰスキーで造られているシングルモルトのウイスキーである。ニッカウヰスキーは、竹鶴政孝氏によって創業された洋酒メーカーである。ウイスキーの本場スコットランドから本格的なウイスキーの製法技術を持ち帰り日本人に本物のウイスキーを飲んでもらいたいという情熱のもと、ニッカウヰスキーのウイスキーは造られた。
竹鶴政孝氏は後に、日本のウイスキーの父と呼ばれるようになった。宮城峡は北海道にある余市蒸留所で造られている余市と並ぶ、ニッカウヰスキーの高級ブランドのシングルモルトウイスキーとして知られている。世界的にも評価されている伝統あるウイスキーである。
今回はそんな伝統あるニッカウヰスキーによって造られた人気のウイスキーみちのく宮城峡12年について徹底調査した。その詳細はもちろん、気になる買取情報や査定情報までまとめてある。是非チェックして参考にしていただきたい。
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ウイスキーとは
ウイスキーとは蒸留酒の一つで大麦、ライ麦、トウモロコシなどの穀物を麦芽の酵素で糖化し、これを発酵させて蒸留したものである。お酒は造り方により醸造酒と蒸留酒に分けられる。原料をアルコール発酵させて造るものが醸造酒、醸造酒を蒸留してアルコール濃度を上げたものが蒸留酒である。
ウイスキーは大麦などの穀物を原料に使い造られている蒸留酒だ。蒸留とは水とアルコールの沸点の違いを利用し、蒸発と冷却を組み合わせてアルコールを濃縮させる工程だ。単純に加熱濃縮するとアルコールのほうが気化しやすく、アルコール濃度が下がってしまうため蒸発したエタノールの方を集めて濃縮している。揮発性の高い香り成分も蒸留され、この蒸留の方法によって味わいやコクに違いが生まれる。
蒸留が終わると木製の樽で熟成させて完成させる。熟成具合を変化させる要因として、樽の材質や貯蔵場所、温度や湿度などがあげられる。熟成の段階で透明から琥珀色へと変化する。
時間をかけて熟成させることでまろやかで、コクのある美しい琥珀色になるのだ。完成後は加水して、アルコール度数を40~45%に調節し瓶詰めする。
みちのく宮城峡12年とは
みちのく宮城峡12年はその名の通り、仙台・宮城峡にある宮城峡蒸留所で造られている。北海道の余市にある1つ目の蒸留所から約30年後に造られた蒸留所だ。仙台の街から西へ約25kmの山形との県境に近くに建てられており、広瀬川と新川というふたつの清流に恵まれた緑豊かな峡谷となっている。
しかし、現在は販売が終了している。そのため、現在は入手が困難であり当時の希望小売価格が7,500円だったものが現在ではかなりの高価格で取引されている。オークションなどでも取引されており、その取引価格は軒並み高価格だ。とても人気があり、希少性の高いウイスキーなのである。
余市が男性的と表現されるのに対し、宮城峡は女性的とも評価される。宮城峡蒸留所では、宮城峡をはじめとするシングルモルトウイスキーのほか、グレーンウイスキーも製造している。宮城峡は、やわらかい山の水を仕込み水とし、蒸気の熱で蒸留された原酒をじっくり熟成させた逸品だ。華やかでフルーティーな香りにさわやかな余韻が楽しめるウイスキーなのだ。
宮城峡蒸留所は冷涼な東北地方の山間にありながら、余市蒸留所と比べ年間の平均気温が2℃高く、内陸にあるため海の影響を受けることもない。広瀬川と新川というふたつの清流に囲まれ、一年を通じ霧や靄が蒸留所を包んでいる。深い森林から生まれる湿潤で澄んだ空気が貯蔵庫の樽を乾燥から守り、豊かな香りを封じ込めるのだ。
仕込み水として使われているのは清らかな新川の伏流水で、硬度が低くウイスキー造りに邪魔な成分がほとんど含まれていない。このように豊かな自然との関わり合いの中で穏やかに熟成され、華やかな香りと軽やかな味わいを得ていくのだ。
みちのく宮城峡12年はモルトウイスキー
ウイスキーには麦芽だけを原料にしたモルトウイスキーと、トウモロコシなどの穀物を原料にしたグレーンウイスキーの2つに分けられる。みちのく宮城峡12年はモルトウイスキーに分類される。シングルは1つの蒸留所、モルトは大麦麦芽を意味している。つまり、シングルモルトとは1つの蒸留所で製造され、原料に大麦麦芽だけを使用したウイスキーである。
ブレンデッドウイスキーというのもあり、複数の蒸留所で造られたウイスキーの原酒を混ぜて造られているものも存在する。異なる蒸留所で造られた原酒をブレンドすることで、より複雑で味わい深いウイスキーを造ったり、飲みやすいウイスキーになったりするのだ。シングルモルトウイスキーは1つの蒸留所で造られているため、その蒸留所の個性がそのままウイスキーに出る、個性的なウイスキーとなる。
製造工程としてはモルトを発酵させ、発酵させたものを蒸留させる。蒸留した段階では無色透明のお酒が木製の樽に詰めて長期間熟成させることにより、樽の木の成分が溶け出し琥珀色の美しいウイスキーとなるのだ。
宮城峡は軽快な中にも、深みと厚みがありすっきりと洗練されたキレがありながら、スイートな味わいが楽しめるシングルモルトである。緑豊かな峡谷で育まれる宮城峡は、その環境に似ておだやかでバランスのとれた個性がある。果実を連想させるみずみずしく華やかな香りと軽快でスムース、それでいてふくよかな甘さを感じさせる味わいであり、ウイスキーに慣れてない人にも飲みやすく、飽きさせないウイスキーだ。
余市よりおとなしい印象があるが、フルーティーでまろやかなシングルモルトとして大変人気がある。そんな宮城峡の限定商品であるみちのく宮城峡12年は華やかな香りと味わいのあるモルトウイスキーであり、ストレートはもちろんのこと、オンザロックス、濃いめの水割りなどで楽しめるウイスキーだ。宮城峡蒸留所のモルト原酒を主体に複数のモルト原酒をヴァッティングしたピュアモルトウイスキーなのだ。
みちのく宮城峡12年の買取情報
みちのく宮城峡12年は人気の商品であり、コレクターも存在する。限定で発売された希少価値の高さも相まって、場合によってはかなり高く売ることが可能である。ネットでの取引価格を見ても、その価格は軒並み高価格で取引されている。
高価買取している会社も多く存在するため、しっかり比較検討することが高価買取への近道となる。高価買取が可能であっても、その価格には大きな差があるのだ。また、同時に複数の商品を売りに出すことによって価格が変わる可能性もあるため、家に売りたいお酒が数本ある場合は同時に査定に出すのも高価買取へ繋がる可能性がある。
高く売るコツ
ウイスキーはアルコール度数が高いため賞味期限が存在せず、比較的品質が安定しているタフなお酒である。未開封で保管状態が良ければ長い期間ボトル本来の味わいを楽しめるのだ。しかし、保管状態によっては劣化してしまい、その味わいが大きく損なわれたり、査定にも大きく影響することになる。
この項では高く売るためのコツについてまとめた。ウイスキーの性質上、高く売るには保管状態が大きなカギとなる。保管で気を付ける内容や、その他大事なポイントについてまとめたのでチェックして高価買取に繋げよう。
直射日光を避ける
光にあてると味が落ちてしまうため暗所で保管する必要がある。これは直射日光はもちろんのこと太陽によって明るい部屋などに置くのも劣化の原因になる。購入時の箱があればその中に入れておくのが良い保管方法である。
湿度を避ける
湿度が高い場所ではボトルやラベルにカビが生えてしまうため見た目が損なわれてしまうとともに、ウイスキーを注ぐ際にカビのにおいが移る可能性がある。そのため、湿度の高い場所は避けるようにしよう。また、冷暗所でも空気が澱んでカビのにおいが発生しそうな場所は避けるようにしよう。
温度に注意する・においの強いものは避ける
温度は高すぎないように注意が必要になる。しかし、冷蔵庫の中では温度が低すぎたり、振動や他の食べ物のにおい移りなどもある。そのため、自宅のもっとも涼しい場所での保存が望ましい。
クローゼットなどにしまう場合は石鹸や防虫剤などのにおいが強いものが近くにないか注意してほしい。強いにおいはウイスキーににおいが移ってしまう可能性があるため避けて保管するように気を付ける必要がある。
早めの決断
気を付けたいこととしてとても大切なことが、買取希望の場合早めに決断することである。ウイスキーの熟成は樽でおこなわれ、瓶詰してある状態はすでに完成している状態なのだ。
保管状態が良ければ長期間安定した品質を保てるが、そこからさらに熟成することはないため場合によっては状態が劣化してしまう。そうなると、価格の減額に繋がっていく可能性があるのだ。そのため、早めに検討して高価買取に繋げていただきたい。
また、ボトルが綺麗であることは顧客の購買意欲に繋がる大事なポイントであるため、汚れがある場合は綺麗にしてから売るように心がけよう。また、箱がある場合は箱も一緒に買取してもらうことが高価買取に繋がってくる。
以上のことを踏まえると、
- ・保管は自宅の一番涼しい場所で箱に入れて保管
- ・周囲のにおいに気をつける
- ・買取の決断は早めに
- ・汚れは綺麗にしてから査定へ
- ・付属品も買取してもらう
以上が、高く売るためのポイントになる。このことに気を付けて高価買取に繋げていただきたい。
まとめ
今回はニッカウヰスキーみちのく宮城峡12年ピュアモルトについてご紹介した。さまざまなこだわりがつまった素晴らしいウイスキーであり評価も高い。限定で発売されたウイスキーであり、現在は販売が終了していることからコレクターも存在する。そういったことから、希少価値がとても高いウイスキーなのだ。
ネット上でも取引が頻繁におこなわれてる人気のウイスキーであり、その価格は軒並み高価格だ。取引価格からもその人気をうかがわせる貴重なウイスキーである。評価も高く、人気のウイスキーであるみちのく宮城峡12年は工夫次第で高く売ることが可能だ。
ウイスキーの性質上、高く売るためには保管方法など気をつけるポイントがいくつか存在する。そのため、本記事を参考にして是非高価買取に繋げていただきたい。また、買取の際は、複数の商品を一度に買取してもらうことにより買取価格が上がる可能性もある。
キャンペーンをおこなっている会社も存在するため、よく比較検討することが重要になってくる。最も良い条件で買取してもらえるよう良く調べて比較検討してみよう。