スマートフォンを利用する人は多いが、通信会社との契約の内容を覚えている人は、それほど多くはないだろう。なぜなら、普段使用している分には、なかなか契約内容を気にするような場面に出会わないからである。
確かに、普段は、契約内容などを確認する必要性は薄い。しかし、解約やMNP転出などをする時は、契約内容の確認が必要となる。その理由は、解約やMNP転出する場合、契約しているプランや契約期間により、費用が余計に掛かる場合があるからだ。
契約内容を見たことがないということは、契約内容の確認方法がわからない人がほとんどなのではないだろうか。契約内容の確認方法は、通信会社によって異なるため、いざという時のためにも、自分が契約している通信会社の契約内容の確認方法を把握しておいた方がいいだろう。
そこで今回は、MVNOの一つであるイオンモバイルの契約内容の確認方法について記載していく。
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イオンモバイルとは
イオンモバイルは、大手流通チェーンであるイオングループが展開するMVNOのブランドである。今のMVNOの興隆は、イオングループがイオンモバイルを設立してMVNO業界に参入してから始まった、と言っても過言ではない。
大手キャリアにはないような多彩なプランを展開しているイオンモバイルは、多くの消費者から人気があるMVNOである。では、イオンモバイルの特徴とは、どのようなものがあるのだろうか。
特徴1 プランが豊富
イオンモバイルの大きな特徴のひとつとして、データ容量の種類が豊富であることが挙げられる。「音声プラン」「データプラン」「シェア音声」の3つのプランで、最小1GB〜、最大50GBの中から選べるのだ。プランとデータ容量を掛け合わせると、29種類にも及ぶ多彩なプランから選べるのが魅力的だと好評である。
特徴2 安価
イオンモバイルは、業界最安値の価格設定になっている。初期手数料は3000円かかるが、その後のプラン変更に手数料がかからないなど利用者の財布に優しいのも、イオンモバイルの特徴だといえるだろう。
特徴3 支払いはクレジットカードのみ
ドコモやauなどの大手キャリアは、利用料金の支払いで口座振替を選べるが、格安SIMの多くはクレジットカード支払いであることが多く、イオンモバイルも支払いはクレジットカードでになるため、クレジットカードを持っていない人は注意が必要だ。
特徴4 初期設定が不要
初期設定をイオンが代行してくれているので、即日から利用することが可能である。大手キャリアと同じく端末が届いたら電源を入れるだけですぐに使えるので、格安SIM初心者には嬉しいサービスだ。
契約内容を確認した方がいい場合とは
毎日のように使うスマートフォンの契約内容は、どのような場面で契約内容を確認するべきなのだろうか。確認した方がいい場面は、大きく分けて2つある。
1.解約やMNP転出をする場合
スマートフォンを解約したりMNP転出したりする際には、確認は必須と言っていいだろう。
それは、解約やMNP転出をする場合、違約金が必要な場合があるからである。違約金は、通常、最低利用期間中に解約する時に発生する場合が多いが、最低利用期間や違約金の額は、それぞれのMVNOによって異なる。また、解約金はないが、その他に費用が掛かる場合もある。
2.オプションサービスの有無を忘れている場合
その他にも、オプションの有無を確認するためにも、契約内容を確認した方がいい場合もある。
例えば、契約時に音声通話関係のオプションを付けたが、普段、音声通話をほとんど使用しておらず、オプションを付けていても費用が無駄なだけ、という場合もある。心当たりがある方も多いのではないだろうか。
契約内容を確認しないと、オプションを付けたこと自体忘れている可能性もある。使ってもいないオプションに対して支払いを続けているならば、契約内容を確認して、オプションを解約した方が有益だろう。
イオンモバイルの契約内容について
肝心のイオンモバイルは、どのような契約内容なのだろうか。利用期間や違約金はどの程度に設定されているのか、気になるところである。
じつは、イオンモバイルは、すべてのプランにおいて最低利用期間が設定されていない。契約期間に関わらず、解約時に違約金は発生しないのだ。
そのかわり、MNP転出の際の手数料が、契約期間により金額に差が出てくる。契約してから180日以内にMNP転出する場合は、8,000円(税別)の手数料が必要となり、181日以降は、手数料は、3,000円(税別)となる。
そのため、契約期間などを確認せずに、イオンモバイルからMNP転出をする場合、8,000円(税別)と通常より高額の手数料を支払う必要が出てくる場合もある。
無駄な出費を避けるためにも、事前に契約しているプランや契約期間といった契約内容の確認が必須となるのである。
イオンモバイルの契約内容の確認方法
ご紹介した契約内容を確認した方がいい場面を受けて、早速イオンモバイルの契約内容を確認したいと思った方も多いのではないだろうか。イオンモバイルにおける契約内容は、イオンモバイルのwebページ内にあるマイページから確認をすることができる。
マイページにログインするためには、お客様IDとパスワードが必要となる。お客様IDとパスワードに、契約後に受け取る「イオンモバイルサービスお申し込み完了通知書」に記載されているので、そちらを確認して、いつでもログインできるようにしておいたほうがいいだろう。
イオンの店舗ではなく、ウェブサイトでイオンモバイルを申し込んだ場合は、後日郵送で届く。ウェブサイトでの申し込みが完了したあと最初に届くSIMには同梱されていないので、注意していただきたい。
また、まだイオンモバイルのマイページにログインしたことがない場合、初期パスワードは生年月日になっている。しかし、生年月日のパスワードを使い続けると、セキュリティがもろく悪用される危険があるため、自分で考えたパスワードを設定して利用することをお忘れなく。
イオンモバイルサービスお申し込み完了通知書を失くしたら
もし、イオンモバイルサービスお申し込み完了通知書を失くしてしまった場合は、年中無休でフリーダイヤルのイオンモバイルお客様センター(0120-025-260)に電話すれば、本人確認後にお客様IDやパスワードを教えてくれる。
パスワードを忘れてしまったら
イオンモバイルのマイページに使うパスワードを忘れてしまった場合、「パスワードをお忘れのお客様」と記載された部分を開いていただきたい。クリックするとメールアドレスとお客様IDを入力するページが出てくるので、入力すればメールアドレスにパスワード変更のメールが届く。
契約内容を詳しく知りたいなら
イオンモバイルのマイページにログインすると、契約しているプランや契約期間などの基本的な情報が確認できる。もし、詳しい契約内容について確認・問い合わせしたい場合は、イオンモバイルお客様センターに電話することで確認が可能だ。
契約内容を変更したいとき
イオンモバイルの各料金プランの契約内容を変更したい場合、どのような手続きを取るべきなのだろうか。じつは、2017年7月27日より、マイページでの契約内容の変更が可能になった。そのため、電話での問い合わせや直接店舗へ出向くことなく、手軽に変更することができるのだ。
料金プランの変更を受け付けていない日時
マイページで料金プランを変更する場合は、受け付けていない日時があるので注意が必要だ。受け付けていない日時とは、月末の21時〜23時59分まで。
つまり、11月を例に取ると、11月1日0時〜11月30日20時59分までは、マイページ内で料金プランの変更を受け付けている。しかし、11月30日21時00分〜23時59分は変更することができない。そして、12月1日0時〜受け付けが再開されるといった流れだ。
料金プランの変更が適用されるタイミング
料金プランを変更したタイミングによって、適用される月が変わってくる。その月の月末前日までに料金プランを変更すれば、翌月から適用が可能だ。しかし、変更がその月の月末になってしまうと、新しい料金プランは翌々月からのスタートになる。
30日間ある11月を例に取ると、12月から新しいプランにしたいのなら、11月1日0時〜11月29日23時59分までに変更しなければならない。11月30日0時〜20時59分(月末の21時00分〜23時59分は受け付け停止期間)の間に変更すれば、翌年1月から新しいプランに変更される。
マイページで変更できない情報
「音声プラン」→「データプラン」や「データプラン」→「シェア音声プラン」など、種別を伴う変更はできない。
また、マイページからのクレジットカードの番号の変更や、オプションプランの追加・解約も受け付けていない。種別やクレジットカード番号、オプションプランなどの変更を行いたい場合は、契約を結んだ店舗やお客様センターに申し込む必要がある。
イオンモバイルの更新月について
通信会社との契約の際に、更新月と呼ばれる月が出てくる場合がある。更新月とは、契約が自動更新された際の最初の月を指す場合が多い。
自動更新されるような契約は、契約期間が最低利用期間となっている。契約期間中に解約すると違約金が発生することになるが、唯一更新月に解約する場合は、違約金が不要となる。
つまり、契約が自動更新されるような場合には、解約しても違約金が発生しない更新月は、非常に重要な時期となるのである。そのため、多くの人は更新月を把握しておいて、更新月になったタイミングで新たなキャリアと契約を結ぶ。
では、イオンモバイルでは更新月はいつにあたるのだろうか。じつは、イオンモバイルでは、更新月と呼ばれるものは存在しない。
イオンモバイルは、すべてのプランにおいて最低利用期間というものがなく、契約を更新する必要がないことから、更新月は存在しないのである。
そのため、イオンモバイルにおいては、更新月はいつか、などと気にする必要はないといえる。解約したいときに、違約金を支払うことなく解約できるのだ。
確認・変更はマイページを活用
イオンモバイルにおける契約内容の確認方法について記載したが、解約やMNP転出のタイミング以外にも、前述のようにオプションの有無の確認や月額利用料金などの確認のために、マイページなどを確認したほうがいいだろう。
マイページでできること
イオンモバイルのマイページは、契約内容確認や契約プランの変更(変更できるのは料金プランのみで、種別の変更はマイページではできない)のほかにも、多くの情報の確認・変更ができる便利なサイトだ。では、具体的にはどのような情報が確認できるのだろうか。
月額利用料金の確認
イオンモバイルのマイページでは利用明細も確認できる。そのため、毎月の利用料金を知ることが可能だ。
使用通信量の確認
イオンモバイルのマイページから、月の使用通信量の確認ができる。イオンモバイルでは、契約したプランのデータ量を超えると、通信制限がかかってしまう。通信制限にかかると、その名の通り通信が制限されて、ネットワークの回線が遅くなる。
通信制限をストレスに感じる人も多いため、マイページで使用通信量をこまめに確認をして、通信するコンテンツや頻度を調整するのがオススメだ(動画などのコンテンツは、使用通信量が多い)。
データ通信量の追加
速度制限にかかってしまったときに便利なのが、データ通信量を追加で購入できる機能だ。イオンモバイルのマイページで高速データを追加購入できるので、通信制限による低速通信のストレスがなくなる。マイページをこまめに確認して、通信制限がかかるとわかったときに追加で購入するのもいいだろう。
1GBを480円で販売しており、毎月3GBまで購入できる。1GBずつの購入が可能なため、自分の使用通信量に合わせて追加していける。そのため、多く購入してしまって、無駄なお金を支払うことにならない。ただ、購入したデータ通信量は、申し込みをした月のみ適用される。翌月に持ち越せないため、注意が必要だ。
通信速度の変更
イオンモバイルのマイページでは、通信速度の変更もできる。通信速度の変更とは、高速通信と低速通信の切り替えのこと。高速通信はすばやく通信できてストレスがかからないので、ネットワーク回線が混み合うのを防止するために、毎月の使用量が限られている。
しかし、低速通信だと使用量が制限されていない。そのため、文字だけを扱うメールなどの軽いデータ通信は、低速通信に切り替えて行う手もある。なぜなら、低速データに切り替えた方が、使用するデータ通信量を少なくできるからだ。データ通信量を節約すれば、速度制限にかかりにくくなる。
イオンモバイルを快適に使うためのマイページ
イオンモバイルのマイページは、基本的な情報の確認や変更が手軽に行える。つまり、マイページを活用することで、イオンモバイルを快適に使用することができる、とも言えるだろう。ブラウザのブックマークに登録するなどして、いつでもアクセスできるようにしたほうがいいかもしれない。
イオンモバイルは解約金がかからない!
数多くのMVNOで解約金が発生するなか、イオンモバイルには更新月というものがなく解約金がかからないようになっている。ただし上述したようにMNP転出の際の手数料は契約期間により金額に差が出てくるので注意しておこう。
お得に機種変更するなら
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