インパクトドライバーは回転と同時に衝撃(インパクト)を与える仕組みになっている。先端が取り替えられるようになっておりDIYや家具組み立てなど汎用的に使えるため愛用者も多く存在するようだ。
主なメーカーはマキタ、ボッシュ、日立、リョービ、ブラック&デッカーなど。そんなインパクトドライバーを売却する際に欠かせないのが型番・品番・モデル名である。特に型番は査定時に聞かれることが多いので本コラムで紹介する調べ方を参考にしてほしい。
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マキタのインパクトドライバー
マキタ(makita)のインパクトドライバーはコンパクトな本体だが、パワーとスピードにとても優れている。インパクトドライバーのなかでもトップクラスの人気を誇っており、愛用者数も多いメーカーである。
マキタの充電式インパクトドライバーの型番はアルファベットによって機能が見分けられるようになっていて、モデル名の英字+数字のあとに必ず「D」の共通型番がつく。この「D」のあとに続く番号で型が判別できるようだ。
例:TD137DRTX インパクトドライバー
TD137DRTX(5.0Ah)の充電式インパクトドライバーを例に解説していこう。
- 1) D…バッテリー式の工具という意味
- 2) R…バッテリー付き
- 3) T…5.0Ahバッテリー付き
- 4) X…バッテリー二つ付き
共通型番以降のアルファベットは上記のような意味をもつようだ。
型番の解説:バッテリー編
続いてインパクトドライバーの型番の意味について解説していこう。
- 「RTX」…バッテリーが高容量の5.0Ahである。このTが「RFX」のようにFの場合、バッテリーが二つ付いているという意味になる。ただし、インパクトドライバーはもともと二つのバッテリーが付属されている。
また、Tが「RGX」のようにGの場合、6.0Ahバッテリー付きという意味になる。
《充電式インパクトドライバー》
- TD137DRTX(5.0Ah)
- TD137DRMX(4.0Ah)
- TD137DRFX(3.0Ah)
- 「M」…バッテリーが4.0Ahという意味。
- 「F」…バッテリーが3.0Ahという意味。
型番の解説:カラーバリエーション編
カラーバリエーションは型番の後に続くアルファベットで表記される。ちなみにスタンダードな色はマキタブルーと呼ばれ「TD137DRTX」の後ろには何もつかない。
- TD137DRTXB…ブラック
- TD137DRTXW…ホワイト
- TD137DRTXL…ライム
- TD137DRTXP…ピンク
型番の解説:別売り編
バッテリー・充電器・ケースが別売りの場合
「Z」とは本体のみという意味。バッテリーや充電器、ケースが別売りである。すでにマキタを使っていた方向けのインパクトドライバーだ。
マキタ(makita)の公式サイト(https://www.makita.co.jp/product/li_ion/index.html)
ボッシュのインパクトドライバー
ボッシュ(BOSCH)はドイツにある電動工具メーカーである。安全性や使いやすさに優れており、世界中で人気のあるメーカーといっても過言ではないだろう。主にDIYツールシリーズとプロフェッショナルシリーズに分けられ、多数のインパクトドライバーが発売されている。モデル名は以下のように分けられている。
- GDRモデル…プロフェッショナル向きのコードレスインパクトドライバー。
- PDRモデル…DIYでも使いやすいモデル。主に穴あけとネジ締めに使う人向け。
型番・品番は本体ロゴ下に記載されている
ボッシュ(BOSCH)の型番・品番はシリーズによって異なるが、だいたい本体のボッシュのロゴの下に記載されている。以下ではGDRシリーズ、PDRシリーズの主な型番を紹介していこう。
プロフェッショナルシリーズ
- GDR 18V-EC6(6.0Ahバッテリー2個、充電器、キャリングケースL-BOXX136付)
- GDR 18V-ECH(本体のみ)
- GDR 18V-ECN
- GDR 18V-ECH(本体のみ)
- GDR 18V-LIMF
- GDR 18V-LIS
- GDX 18V-ECP6(6.0Ahバッテリー2個、充電器、キャリングケースL-BOXX136付)
- GDX 18V-ECPH(本体のみ)
- GDX 18V-EC6(6.0Ahバッテリー2個、充電器、キャリングケースL-BOXX136付)
- GDX 18V-ECH(本体のみ)
- GDX 18V-EC(4.0Ah・2.0Ahバッテリー各1個、充電器、キャリングケースL-BOXX136付)
- GDX 18V-ECH(本体のみ)
- GDR 14.4V-ECN
- GDR 14.4V-LIMF
- GDR 14.4V-LIN
- GDR 10.8V-EC(2.0Ahバッテリー2個、充電器、キャリングケース付き)
- GDR 10.8V-ECH(本体のみ)
- GDR 10.8-LI
ホーム&ガーデン
- PDR 18LIN
- PDR 18LIH(本体のみ、バッテリー・充電器は別売)
- PDR 18LI
- PDR 18LI-1B(バッテリー1個)
- PDR 18LIH(本体のみ、バッテリー・充電器は別売)
型番の数字・アルファベットの意味
簡単に型番の意味を紹介していく。
- ・18Vなど「V」の前の数字はパワーの大きさ
- ・本体のみの場合は最後に「H」がついている
- ・「LI」はリチウムイオン工具シリーズという意味
ボッシュ(BOSCH)の公式サイト(http://www.bosch.co.jp/pt/products/?group=14)
日立(HITACHI)のインパクトドライバー
HITACHIのインパクトドライバーは日立独自の電子制御により安定してネジを締められるよう、打撃のタイミングが最適化されている優れものだ。さらに業界初のeモーターを搭載することによって発熱しにくく、連続作業も簡単に行うことができる。
モデル名と型番を一覧化
HITACHIではモデル名と型番が分かりやく公開されているので表にまとめてみた。
モデル名 | 型番 |
---|---|
インパクトドライバ | WH12VE |
マルチボルト(36V)コードレスインパクトドライバ | WH36DA |
18V コードレスインパクトドライバ | WH18DDL2 |
14.4V コードレスインパクトドライバ | WH14DDL2 |
14.4V コードレスインパクトドライバ | WH14DKL |
18V コードレスインパクトドライバ | WH18DKL |
14.4V コードレスインパクトドライバ | WH14DDL |
18V コードレスインパクトドライバ | WH18DDL |

インパクトドライバーの製品本体の右側にシールが貼られている。このシールに型番・モデル名が記載されているので確認してみよう。
リョービ(RYOBI)のインパクトドライバー
リョービ(RYOBI)のインパクトドライバーはコンパクトなヘッドが特徴的で手にフィットしやすいモデルとなっている。ブラシレスモーターが採用されており、軽い本体だがハイパワーで作業が楽と好評のようだ。
DIY用とプロ用の型番一覧
リョービのインパクトドライバーは「BID」から型番が始まる。V数によってDIY用とプロ用に分けられるようだ。DIY用は十分な12V。プロ用は10.8Vから18Vまである。型番はだいたいリョービのロゴの下に記載されている。
《型番》
- BID-1100
- BID-1229
- BID-1415
- BID-1416
- BID-1417L5
- BID-1418
- BID-1420L1
- BID-1440
- BID-143
- BID-1460
- BID-145
- BID-1805
- BID-1806
- BID-1807L1
- BID-1810
- BID-181L5
- BID-10XR
- BID-1250
- BID-1260
リョービ(RYOBI)の公式サイト(http://www.hitachi-koki.co.jp/powertools/index.html)
型番を伝えると正確な買取価格が分かる!
インパクトドライバーは中古市場でも人気がある。特に新しいモデルは高値で買い取られやすいため不要になったときは早めに売却することをおすすめする。その際は本コラムで紹介した型番・品番・モデル名の調べ方を参考にしてみてほしい。
だいたいのインパクトドライバーは本体に型番や品番が記載されているが、メーカーによっては分かりにくいこともあるので詳しくは問い合わせてみても良いだろう。また、当サイト「ヒカカク!」では売りたいインパクトドライバーの型番・品番・モデル名などを入力すると、より正確に買取価格を知ることができる。売却する際はぜひ活用してみてほしい。