今でも2台持ちなどで仕事用とプライベート用に分けて使用している人も多いPHS。だが、昨今ではスマホやタブレットなどのデバイスが主流となってきており、PHSユーザーの減少とともに需要に陰りが見え始めている。そんなPHSのブランドとして今でも有名な「ウィルコムPHS」が今でも売れるのかをリサーチしてまとめてみた。
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ウィルコムの現状は?
現在ウィルコムの現状はどうなっているのだろうか。最近ではウィルコムという言葉も全盛期に比べると聞かなくなったという人も多いはず、ということでまずは、ウィルコムの現状について紹介しよう。そして、今でもウィルコムのPHSは売ることができるのか、その需要もウィルコムの現状を通して見えてくるだろう。
株式会社ウィルコムはなく、合併してY!mobileに
現在はかつてPHSの事業を行っていた株式会社ウィルコムという企業は時代の移り変わりとともに利用者が減少したPHSユーザー離れの煽りを受けて、今はイー・モバイルと合併し、Y!mobileという会社になっている。ただし、沖縄は今でも電波塔設立が本社に比べ遅れたことなどもあり、PHSは今でも好んで利用されており、ウィルコム沖縄として存続している。
ウィルコムブランドは今でも残っている
また、このPHSウィルコムのブランドは今でも残っており、旧ウィルコムのPHSを利用することもできる。また沖縄だけではなく、ビジネスマンがビジネス使用でスマホと2台持ちで有効に使っている。さらに病院などの大きな施設では内線の替りとして利便性がよく数多く利用されている。PHSは最小限の機能で端末を組み立てることができるため、持ち運びに適しており、料金も安い金額で利用出来るというメリットがある。こういったメリットは仕事用として使われる理由でもある。つまり、今でもウィルコムのPHSの需要は高いのである。
今後は法人向けのサービスに力を入れていくと言われている
上記で記述したようにウィルコムのPHSは仕事上で使う連絡用端末しては非常に優れているため、ビジネスシーンで活躍している端末である。そういったユーザーの傾向を見て、今後ウィルコムのPHSは、法人向けのサービスを強化していくと見られている。そのため、ウィルコムのPHSは無くなることはないとされ、まだまだ、ウィルコムのPHSを買い取っている業者は多く存在している。
生産には力を入れていないが、生産は終了している
このPHSの生産に関してだが今のところほとんどのメーカーが生産に力を入れておらず、スマホに注力している現状があるようだ。ただし、サービスが打ち切ってはおらず、どのように対応しておくのが注目されている。
噂では一度2020年でサービス廃止となるということが囁かれてはおいたが、現状として見通しは立っていない。ソフトバンクとしては現PHSユーザーが数百万いるとされているため、その収益を考えるとソフトバンクの携帯・スマホ業界の現状を見ても痛手になると言われてもいる。生産は行っていないがサービスはこのまま継続すると思われるため、買取市場ではPHSの需要が高まる可能性はあるだろう。
ウィルコムPHSの買取市場での現状は…
まだまだ利用者はいる、ウィルコムのPHS。では需要があるということであるならば、今でもウィルコムのPHSは売れるということだろう。そこで次はウィルコムPHSの買取市場の現状について触れていこう。
ウィルコムPHSは買取市場では、高値で売れる
では、ウィルコムPHSの買取市場はどのようになっているのかを、まずリサーチしてみたのだが、基本的にあまりにも昔のものであれば数百円の買取となっている。あまりにも昔のものだと機能が充実しておらず使い勝手が悪いようだ。だが直近(2014年)のPHSであれば、数万円単位でこのウィルコムのPHSは買い取られていた。
なぜここまで高い買取額となるだが、需要と供給のバランスが需要に偏っているからだろう。というのもこのPHSの生産は売れ行き不信などから殆どのメーカーが生産を終了しており、また家電量販店や各キャリアなどでもPHSは当然ながら取り扱いが少なくなっており、入手にくく、中古でPHSを買うという市場になっており、買取金額も高くなっているのである。
また、ネット上の買取サービスで多く出品されている
さらに、このウィルコムPHSだが買取業者だけの買取だけでなく、ネットオークションやフリマアプリなどのネット上の買取サービスでも多く出品されており、よく売れているようだ。
特に2台セットにして出品されていたり、数十代まとめて出品されていたりと複数台のセット売りが売れやすいようだ。企業用や家庭用、さらには遠距離恋愛などカップル向けに出品されている。買取業者だけでなく、個人間でのやり取りで売ることができるサービスでもウィルコムPHSの売買は活発なのである。
ウィルコムPHSの買取金額をリサーチ
ここまで、需要の高さや実際に売れるものだということを具体的に述べてきたので、なんとなくでもウィルコムのPHSが買取市場では重宝されており、高い金額で売れる製品だということを掴んでおくといいだろう。次は実際にどれくらいの買取金額で買い取られているのかをリサーチしてまとめてるので、参考にするといいだろう。
ストラップフォン2 買取金額11,000円
世界で1番小さく最軽量を全面に打ち出したPHSで、今でも人気度が高く需要の高いウィルコムPHSで買取金額はどの色でも高額買取となるだろう。それぐらい使い勝手がいいPHSなのだ。
イエデンワ PHS端末 買取金額9,900円
実はウィルコムはPHF端末の家庭用固定電話も開発しており、今でも高値で売買されている。通常の固定電話よりも安い金額で利用できるため、今でも密かに人気のある端末。
9(nine) Polar White 買取金額9,950円
「iF デザイン賞」「グッドデザイン賞」受賞をしたことでも業界内で有名であったPHS。スタイリッシュで無駄のない綺麗なシルエットのPHSはデザインだけでなく、使いやすい作りとなっている。今でも人気があるPHSである。
PANTONE [ビビッドピンク] 買取金額9,950円
世界的にも色見本帳で有名であるPANTONEとコラボした製品で当時話題を呼んだ。カラーバリエーションは25種類もあることで人気を博したPHS。その買取額はまだまだ高いようだ
nico. 抗菌グレー 買取金額9,950円
コミュニケーションをもっと楽しくする。ポップ&シンプルケータイというキャッチフレーズで売り出されたPHS。かなりシンプルな作りとなっており、親子で、友人で、恋人どうしで基本的なコミュケーションで繋がるというテーマで、通話とメール以外に余計な機能がないPHSとなっている。
【まとめ】ウィルコムPHSの需要は高い! 焦らず高い金額で売るべき
ここまでウィルコムPHSの買取市場でどのように扱われている製品なのかを紹介してきた。ここで説明したようにウィルコムのPHSはまだまだ需要が高く、利用している人は多いようだ。とくに今後も法人向けに力を入れていくことが期待でき、より多くの需要が予想される。
そうなるとまだまだ、ウィルコムPHSの価値は底にはつかず、買取価格も高くなるだろう。それだけ連絡用として価値があるウィルコムのPHSはすぐに価値が下がると考えにくいと言える。そのような理由も踏まえ、価値が下がると焦って売る必要はなく、できるだけ高い金額で売れる時期やショップを入念にリサーチして売るといいだろう。