クナウス(KNAUS)は、ドイツの老舗キャンピングカー・キャンピングトレーラーブランドである。
建築家であるヘルムート・クナウス(Helmut Knaus)氏が、トレーラーメーカーとしてクナウス(Knaus KG)を設立したのが1960年。現在は、同じくトレーラーメーカーのタバートとともに、クナウス・タバート(Knaus Tabbert GmbH)の1ブランドとしてキャンピングカー・トレーラーを製造販売している。
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日本ではトレーラーが有名
クナウスは、日本ではトレーラービルダーとして有名であるが、実はキャンピングカーも数多く製造されている。本国ドイツでは、小さなバンコンからフルサイズの大型キャンピングカーまで、すべてのサイズがラインナップされているのである。
近年、日本でもクナウスのキャンピングカーが輸入販売されており、大いに注目されているブランドだ。
人気モデルの買取価格相場
サイズが手頃で、装備が充実しているクナウスのトレーラーは、中古キャンピングカーの販売店でも人気商品の1つである。売りに出すといくら位で買い取ってもらえるか、おおよその買い取り価格をチェックしておこう。
スポーツ400
日本仕様のモデルが輸入されており、使い勝手が良く人気の高いトレーラーである。インテリアはヨーロッパのキャンピングトレーラーらしく、高級感のある落ち着いた配色だ。
日本の道路事情にもサイズがちょうど良く、牽引免許不要、普通免許で牽引できるサイズではあるが、温水シャワー、キッチンや冷蔵庫、ヒーターなど、プレミアムモデルと同等のクオリティの高いユーティリティを備えている。
スペースを有効利用するため、ベッドはフロント、リアとも折りたたみ式。日中はベッドをたたんで部屋を広く使い、就寝時のみベッドを出す。操作は簡単なので使用に不都合はなく、合理的で使いやすい点が人気の理由だ。
スポーツ400 オーディオ、アルミホイール、ソーラーパネル付き 50万円
スポーツ400 ウィンドウエアコン付き 48万円
スポーツ400 CDセンサー、ウィンドウエアコン付き 45万円
ポルト6(Port6)
重量約720kg、普通免許で牽引できるポルト6は、初心者でも牽引しやすくエントリーモデルとして最適なトレーラーと言えるだろう。連結部分の強度に少し不安があるとも言われているが、条件の良い中古車が出ると早めに売れる人気車種である。
ポルト6 サイクルキャリア付き 30万円
日本におけるキャンピングトレーラー市場
キャンピングトレーラーは、自走せず、他の車に牽引してもらうキャンピングカーである。日本では、自走するキャンピングカーの方が人気があるイメージだが、海外では断然トレーラーの方が売れているのである。
自走式トレーラーは、広めの駐車スペースがあれば1台分で停められるが、トレーラーの場合は牽引車と2台分のスペースが必要である。トレーラーが普及しない理由の1つには、日本の、特に都心部の駐車場事情もあるだろう。
キャンピングトレーラーの特徴
日本で多く見かけるのは、トレーラーではなくキャンピングカーである。どちらも使いやすく、キャンプを楽しめる車であり、それぞれの良さがある。トレーラーの主な特徴を挙げてみよう。
自走式キャンピングカーよりパワフル
キャンピングカー全般の評価として、パワーがもう少しほしいというのはよく言われることである。日本の道路や駐車場に合わせて選ぶとなると、キャンピングカーはどうしても小型なモデルを選ぶことになり、重い車で山道を上がるのにはパワー不足になってしまうこともあるためだ。
もしも、もう少しパワーがほしいと思うのであれば、トレーラーを選ぶのも1つの手である。パワフルな4WDで牽引すれば、山道も難なく走ることができる。先に紹介した「スポーツ400」「ポルト6」であれば、重量が軽いためカーブも難なく走れるだろう。
コストが安くおさえられる
トレーラーは、自走式キャンピングカーに比べ価格が安い。また、特殊な構造のエンジンや、複雑な配線の設備などがないため、メンテナンス費用も安くすむという大きなメリットがあるのだ。ただし、駐車場が2台分必要なため、駐車場の代がかかってしまうというデメリットもあるので、購入前によく考えたい。
キャンピングカーを高く売る方法
乗用車の場合、買取店での査定額は新車が一番高く、年式が古くなるほど減額幅が広がっていく。キャンピングカーもほぼそれが当てはまる。新しいほど高く売れ、低年式のものは安く買い取られてしまうのだ。
ただし、実際に査定に持っていけば、査定は外見だけでなく、そのトレーラー・キャンピングカーの希少性や、設備の充実度により買い取り価格が変わる。業者によっても条件が違うため、査定は1社だけでなく、複数の専門業社や中古車買取店に依頼すると良いだろう。
キャンピングカーの査定は専門店へ
特殊車両であるキャンピングカーの価値は、専門業者でなければわからないことも多い。個々のオプション装備の需要や価値、カスタマイズのニーズなど、正しく査定してもらうには専門の査定士に見てもらうのが一番である。
キャンピングカーの買取業者は各地に多く存在している。相場を参考に、少しでも高く買い取ってもらえるよう交渉しよう。