サガフォックス 毛皮製品の買取相場・査定情報まとめ

着用しなくなって処分に困っている毛皮の中に、サガフォックスの毛皮はないだろうか。もしサガフォックスの毛皮があるのなら、買取専門業者の査定を受けてみると良いだろう。サガフォックスは高い評価を得ている毛皮なので、高く買取してもらえる可能性がある。

同じフォックスの毛皮の中でも、サガフォックスは最高品質の毛皮として有名だ。この記事では、サガフォックスの買取相場や査定情報に関して詳しい説明をする。サガフォックスの買取相場を知っておき売却する際の参考にしてほしい。

サガブランドとは

北欧の4か国、フィンランド、スウェーデン、ノルウェー、デンマークの毛皮生産者団体で構成をされている協同組織に、SAGAがある。そのSAGAの厳しい品質チェックを合格したフォックス毛皮にだけ与えられるブランドネームがサガフォックスなのである。

SAGAにはフォックスの他に、サガミンクというブランドもある。どちらも最高品質の毛皮として愛されており評価も高い。サガフォックスには、次のような3つのグレードがある。

• ・サガルミロイヤル（最上級）
• ・サガロイヤル（上級）
• ・サガスペリアー

サガルミロイヤルは大変貴重な毛皮で、査定額も高くなる。同じサガフォックスでも、グレードによって大きな違いが生じるのだ。そのため手持ちのサガフォックスがどのグレードなのか、きちんと把握をしておく必要がある。

グレードを見極めるには、毛皮についているタグを見ると良い。グレードがロイヤル以上であったなら、鑑定に出すときにそのことを伝えるのが大切だ。

オークションやフリマアプリに出品するときも同様である。タグを写真に撮り、商品説明欄に添付をする必要がある。また、商品名の欄にも明記しておくことが肝心だ。サガフォックスには、そうするだけの価値があることを忘れてはならない。

サガフォックス毛皮の種類

サガフォックスとはブランドネームなので、フォックスの種別によって種類が分かれる。主なフォックスの種別は次の3つだ。

• ・レッドフォックス
• ・シルバーフォックス
• ・ブルーフォックス

以上3つが代表的なフォックスだが、これら以外にもシャドーフォックスやブルーフロストフォックスなどがある。また、同じ系統のものとしてはタヌキ、ラクーン（あらいぐま）、コヨーテなどが挙げられる。これらはフォックスではないが、似たような毛色や毛質をしているので注意が必要だ。

レッドフォックス

レッドフォックス（赤ギツネ）は、南米を除いた地域に生息をしており日本では北海道でよく見られる。赤みがかった毛色が特徴で、鮮明なオレンジ色になるほど良質とされている。カムチャッカ産のレッドフォックスは特に鮮やかな色合いをしているので、ファイヤーフォックスと呼ばれることもある。

シルバーフォックス

シルバーフォックス（銀ギツネ）は、レッドフォックスの突然変異種である。北半球、特にカナダやアラスカ、フィンランドやノルウェー、ロシアなどの寒い地域で養殖をされている。毛色には銀と黒がありそれぞれの色が濃く、銀と黒の対比が鮮明なものほど質が良いとされている。

ブルーフォックス

ブルーフォックス（青ギツネ）は産出量が多く、そのほとんどが北欧で養殖をされている。保温力に優れており、耐久力も高めである。シルクのような手触りが特徴で、染色にも向いている。そのため、ブルーフォックスはさまざまな毛皮製品に活用をされているのである。

サガフォックス毛皮の取り扱いは慎重に

毛皮はとてもデリケートなものである。そのため、着用時はもちろん保存するときにも丁寧に扱う必要がある。特にサガフォックスは高価な毛皮なので、状態の良し悪しで鑑定額が大きく違ってくる。

着用時には引っかけて毛が抜けないように気をつけなければならない。また、直射日光によって日焼けをしてしまっては評価が下がってしまう。冬の日差しが強い日には、注意が必要だ。また、湿気にも弱いので汗をかいた場合などはしっかりとふき取っておこう。

保管時に気をつけたいのが、カビの発生だ。カビは見た目だけの問題ではなくカビが発生したまま放置をしておくと、異臭の原因となることがある。異臭がする毛皮は、たとえサガフォックスであろうとも高値では買い取ってもらえない。

虫食いも同様である。クローゼットに入れたままにするのではなく、定期的に取り出して手入れをするのが賢明だ。買取査定に出すまで、ほこりを払ってきれいな状態で保管しておくことが重要である。

サガフォックス毛皮製品の買取相場

サガフォックス毛皮製品にはいろいろな種類がある。買取査定額もその種類によって違ってくるので、ここではそれぞれの製品ごとに分けて買取参考査定額を見ていく。また、同時にヤフオクやメルカリでの落札額も表記するので、出品の際の参考にすると良いだろう。

ロングコート

ロングコートは、ひざ裏あたりまでの長さのコートである。長さの目安は100cmで、参考買取査定額は毛皮の中で一番高い。シルバーフォックスの参考買取査定額は、3,000円～50,000円だ。

ヤフオクでは、サガフォックスシルバーのロングコートが2,200円～47,800円で落札をされている。47,800円で落札をされたロングコートは、34件の入札があった人気商品だ。ヤフオクでの落札額の目安は、10,000円～25,000円となっている。メルカリでは、9,900円～74,000円で取引をされている。

レッドフォックスのロングコートの参考買取査定額は、2,500円～30,000円だ。ヤフオクでは、37件の入札があったサガフォックスロイヤルのロングコートが32,500円で落札をされている。

ヤフオクでの出品はそれほど多くないので、ライバルが少なく高値で落札をされる可能性がある。他の出品者の動向を見ながら、出品をしてみるのも良いだろう。メルカリでは、7,000円～10,000円で取引をされている。

ブルーフォックスのロングコートの参考買取査定額は、5,000円～40,000円だ。ヤフオクでは、3,000円～47,800円で落札をされている。入札が多かったのは、32,500円で落札をされたブルーフォックスで、入札は82件あった。

ヤフオクでのブルーフォックスの落札目安は、14,000円～19,000円となっている。レッドフォックスと比較すると出品が多いので、季節や出品状況を考慮しながら出品をする必要がある。メルカリでは、35,000円で取引をされている。

ハーフコート

ハーフコートは、太ももの上までの長さを持つコートである。ロングコートよりも値段が安く、扱いやすいので人気となっている。シルバーフォックスのハーフコートの参考買取査定額は、2,500円～15,000円だ。

ヤフオクでは、2,100円～14,800円で落札をされている。14,800円で落札をされたハーフコートは、サガロイヤルだ。ヤフオクでの落札の目安は、5,000円～8,000円となっている。メルカリでは、15,000円～18,000円での取引が多い。

レッドフォックスの参考買取査定額は、要相談であることが多くなっている。ヤフオクでの出品は少なく、メルカリでは出品があるが取引は成立していない。このような場合には複数の買取専門業者に査定を依頼し、一番高い鑑定額をつけた業者に売るのが賢明だ。

ブルーフォックスのハーフコートの参考買取査定額は、2,000円～15,000円でヤフオクでは、1,000円～28,900円で落札をされている。28,900円で落札をされたハーフコートはサガロイヤルで、入札は11件入っている。ヤフオクでの落札額の目安は、5,000円～12,000円だ。メルカリでは10,000円～17,000円で取引をされている。

ショートコート

ショートコートは、腰丈の長さのコートである。毛皮としては軽い印象があり若い世代に人気がある。サガフォックスのショートコートの参考買取査定額は、2,000円～12,000円だ。

ヤフオクでは、11円～47,500円で落札をされている。47,500円で落札をされたショートコートは、ピンク系の美品である。ヤフオクでの落札の目安は、4,000円～6,000円だ。メルカリでは、15,000円で取引をされている。

その他の毛皮製品

サガフォックスの毛皮製品にはコート類の他にも、ケープやポンチョ、ベストやマフラー、ショールやストール、バッグなどさまざまなものがある。市場に多く出回っているのがマフラーだ。買取査定額は、800円～4,000円である。

ヤフオクではマフラーが200件以上落札をされており、落札額は1円～37,800円までとなっている。37,800円のマフラーは超大判のショールマフラーだ。ヤフオクでは、平均3,638円で落札をされている。

また、ヤフオクでのケープの落札平均額は8,207円だが、質の良いものは28,000円で落札をされている。ストールの最高落札額は33,000円で、成人式用の特性ストールだ。ヤフオクでは、ポンチョの落札が4件あり落札額は6,000円～34,800円だ。

サガフォックスを高く売るためには

サガフォックスは高値で売れる可能性の高い毛皮だ。とはいえ少しでも高く売りたいのならば、次のようなテクニックを活用すると良いだろう。

まとめて売る

買取専門業者に買取査定を依頼する場合、単品よりも複数点まとめて査定に出した方が高値がつく傾向にある。これはサガフォックス毛皮製品でも同様だ。サガフォックスのコート以外にも毛皮製品を所持しているのなら、一緒に査定に出すのが賢明である。

複数の買取専門業者に査定を依頼する

サガフォックス毛皮製品はグレードと毛皮の状態によって査定額が違ってくるが、買取業者によっても鑑定額が変わってくる。買取業者には得意分野というものがあるので、サガフォックス毛皮に強い業者に売るのが肝心だ。そのため少しでも多くの業者に査定を依頼し、高い査定額を出す業者を探すことが重要である。

また、買取業者は買取実績をホームページ上で公開していることがある。そういったものにも目を通し、サガフォックスに強い業者を見分けることも大切だ。

オークションやフリマアプリを活用する

ヤフオクやメルカリを利用すると、間に業者をはさまないで取引をすることができる。そのため場合によっては、買取専門業者に売るよりも高値で売却できることがある。

特に毛皮製品の需要が高まる秋から冬にかけて出品をするのが高値の秘訣である。専門業者に査定を依頼する一方、ヤフオクやメルカリでの落札状況のチェックも欠かさずにおこなうことが賢明だ。

まとめ

サガフォックスはとても高価で価値のある毛皮である。そんな高級毛皮を手放すときは必ず複数の買取業者に査定を依頼して、正確な相場を理解したうえで自分に合った買取方法で売却するようにしよう。近頃は買取業者だけでなくオークションサイトやフリマアプリなど、簡単に自分で価格を設定して不要になったものを売れるシステムが整っているが、正確な相場がわからなければ損をしてしまうこともある。

買取業者に売却する際は、業者のホームページなどをチェックしてお得なキャンペーンやイベントが開催されていないか見てみよう。売りどきに悩んでいる人であれば、キャンペーン期間を売りどきと捉えてもう着ないサガフォックスを手放すと良いだろう。