日本でウイスキーといえばサントリー山崎と答える人も多いだろう。それほどに、サントリーの山崎蒸留所でつくられたウイスキーは国内のみならず海外でも人気が高く、日本製のウイスキー人気を支えている。
その中でも希少性の高い高級ウイスキー、ザ・センチュリー40年 シングルカスク 1960年蒸留をご存知だろうか。生産本数が少ないため市場になかなか出回ることがなく、出れば高額買取対象となる。
ボトリングされたウイスキーにもこだわりが詰まっているが、デキャンタも美しく上品で、置いて眺めているだけで優雅な気分になる。そんなザ・センチュリー40年 シングルカスク 1960年蒸留(以降、シングルカスク 1960年蒸留と述べる)の特徴と魅力、買取相場をご紹介するので、ぜひ参考にしてほしい。

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こちらのページには広告パートナーが含まれる場合があります。掲載されている買取価格は公開日のみ有効で、その後の相場変動、各企業の在庫状況、実物の状態などにより変動する可能性があります。
サントリー山崎蒸留所の歩み
サントリーの山崎蒸留所といえば、いわずと知れた有名かつ人気の蒸留所。その歩みを見ていこう。
はじまり
サントリーの創業者である鳥井信治郎の「日本人の繊細な味覚にあった、日本のウイスキーをつくりたい」という熱い想いから、日本のウイスキーづくりが始まる。
1923年、京都の南西に位置し、天王山の麓である山崎に蒸留所をつくった。候補地の選択においては”良質な水”と”自然環境”にこだわり、数ある中から選ばれた山崎はウイスキーづくりの理想郷といわれる。
多彩な原酒
世界中を見ても、他には類を見ない多様な原酒をつくり出す山崎蒸溜所におけるウイスキーづくり。
発酵工程における材質の違いや蒸留工程における蒸溜釜の使い分け、貯蔵(熟成)工程における樽の使い分けなど、全ての工程で多彩なつくり分けがなされている。
ブレンダーの技が光る
樽で熟成された多彩なウイスキー原酒は、目的の製品に合わせて選び抜かれブレンドされる。ブレンダーは原酒の熟成状況を厳しく確認し、製品の特長にあったものを組み合わせてブレンド。 原酒のベストタイミングを知るためには、樽ごとの原酒のピークを見極め使用するプロの目が必要となる。
さらに、貯蔵管理は将来必要となる原酒の未来図を描くブレンダーの経験と技が光る。過去から未来へ、長い年月をかけたそれぞれの時代のブレンダーの共同作業は、珠玉のウイスキーを生み出す。
受賞歴
シングルモルトウイスキー山崎12年が世界でも権威ある酒類コンペティション”ISC(インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ)2003”でジャパニーズウイスキーとして初の金賞に輝いたのを皮切りに、毎年のように国際的なコンテストで栄誉ある賞を受賞。
受賞する品目数も増えていき、国内外でサントリーのウイスキーの評価が高まっていった。
シングルカスク 1960年蒸留とは
ここでシングルカスク 1960年蒸留のことを詳しくお伝えしたい。
シングスカスクとは
シングルカスクとは、一本の樽から出したままの原酒のこと。
樽の材質、使用回数、焼き方、サイズなどを変えて貯蔵すると、さまざまな個性を持つウイスキーになる。樽が異なるということは、味わいが変化するということ。
たった1つ選ばれた樽の”時間”と”個性”を味わうことが、”シングルカスクを味わう”ということだ。
ザ・センチュリー40年とは
山崎蒸留所で1960年3月31日に蒸留され、北海道産ミズナラ樽で貯蔵熟成してきた40年もののシングルカスク・ピュアモルトで、生産総数300本で2000年に発売された。アルコール度数は43度、700ml。発売価格は50万円と当時から高額で希少性は高い。
長期熟成ならではの深い芳香、重厚なコク、味わい深いアフターテイストはミズナラ樽特有の香木として有名な伽羅(キャラ)を想わせるような香りが続く。
デキャンタは日本のクリスタルガラスの創始者として著名なカガミクリスタル社特製。
カガミクリスタル社は、昭和12年パリ万国博覧会銀賞受賞をはじめとし数々の国際的な栄誉ある賞を受賞している世界でも評価の高いメーカーだ。
デキャンタには一本一本シリアルナンバーを刻印され、さらに特製クリスタル製の替栓、ロックグラス1個と鍵付きのオーク製小箱がセットになっている。
どんな人から注目を集めているのか?
日本産ウイスキーが今注目を集めている。どういった人が注目しているのだろうか。
2018年5月24日(木)放送のNHKおはよう日本”けさのクローズアップ”で日本産ウイスキー価格高騰の理由が放送された。
その中で、希少性の高い高級ウイスキーにも触れており、価格の高騰について番組の中でこのように紹介されている。
「年代物で希少性が高いもの、終売になるものは定価を超える買取になってきている。」、「“金”とか“骨董”であるとか、付加価値の高いものに移りつつある。“飲むもの”ではなく、“取引されるもの”に変わりつつあるのかなと。」とのこと。
今や、ウイスキー好きのマニアやコレクターのみならず投資家たちの間でウイスキーは”投資価値のあるもの”に変化しているようだ。
シングルカスク 1960年蒸留の買取相場
出荷本数が少なく、なかなかお目にかかることがないシングルカスク 1960年蒸留。市場に出ると、その価値は高く価格が高騰している。
シングルカスク 1960年蒸留の買取相場をまとめてみたので、参考にしてほしい。
ネットオークション
2019年3月19日現在、ヤフーオークションで出品があり、価格は税込650万円。付属品が全てそろって、欠点のない完全な状態での出品だ。
落札価格に加えて送料と保険料の負担あり。1万円につき10円(例:保険金額100万円=1000円)
出品者は、9000を超える評価をもらい200件近く出品している商品を持つ人のようなので、個人の所有者による出品ではなさそうだ。こうしたオークションサイトによる出品は高額での取引が可能で、そこは大きな魅力だ。
だがトラブルになるリスクがある。手数料が引かれ、出品から発送まで全て自分でやる手間もかかる。こういった高額商品をオークションにかける際はトラブルにならないよう十分に注意してほしい。
フリマアプリ
フリマアプリの良いところは、自分で価格を決めて出品できるところだ。自分で決めた価格なので、納得がいく価格での売却が可能だ。
2019年3月19日現在、ラクマ、メルカリでシングルカスク 1960年蒸留の出品はない。
フリマアプリをよく使う年齢層が、こうした高級ウイスキーを好む年代ではなく、10代などの若い年齢層に多いことからフリマアプリではあまり需要がないように思われる。
また、オークションサイト同様に個人での高額取引はトラブルになると厄介なので、これも十分注意が必要だ。
ただし、メルカリで以前ボトルと替栓、ロックグラスのみの出品があり、13万円で売れた履歴が確認できた。これも業者(商店)による出品で、個人での取引ではなかった。
買取業者
お酒を専門とした買取業者は多数ある。ネットや電話などで簡単に査定してもらえる業者が多数あり、高額買取が可能ですぐに現金化できる。買取強化リストに入っていることが多く、かなりの高額買取が期待される。
2019年3月現在の買取価格は、業者間でもかなり価格に差があるがおおむね100~250万円くらいが相場のようだ。
買取業者に電話で問い合わせたところ、シングルカスク 1960年蒸留は非常にレアな高級酒であり、状態によって大きく買取価格が異なるため、あくまで参考にとのことだった。
中には買取業者の公式サイトで買取上限100万円と明確に記載されている業者もあるが、相談してみないとわからないといったところが本音だ。
また担当者の知識量によって、その価値を十分に理解して価格を決定する際の差につながるので、知識豊富な担当者かどうかも見極めるポイントとなる。査定の際に担当者にいろいろと質問をしてみても良いだろう。
ウイスキーを売却するときの注意点
希少で価値の高いシングルカスク 1960年蒸留を少しでも高値で売却できるよう、押さえておきたいポイントをまとめた。
以下を参考に、高額買取を目指してほしい。
宅配買取での注意
破損しないようしっかり梱包すること。
せっかくの高級ウイスキーも、運送途中で破損してしまってはせっかくの価値が台無しだ。ダンボールに入れる前に梱包材で撒き、隙間があれば緩衝材もきっちり入れる。
さらに宅配便業者に割れ物指定で送ること。他に下積み厳禁や天地無用の指定もできるので、ここも忘れずに押さえて、破損を避けよう。
付属品も全て一緒につけて売却
購入時についていた箱、説明書などの付属品も一緒に売却することが重要。これがそろっていないと、減額の対象となる。
シングルカスク 1960年蒸留は、付属品として替栓とロックグラスとオーク製の小箱があり、あればそれも一緒に入れるのを忘れないように。
発売時にセットになっていたものが全てそろっての高額買取となることを覚えておいてほしい。
商品の状態をチェック
長年の保存でホコリを被ったり汚れてしまったりしている場合は、買取業者に査定依頼をする前にホコリや汚れは綺麗にしておこう。ただ、その際に箱やボトルを傷つけたり、解説書を切ってしまったりしないようご注意を。
透明フィルムを間違って切ってしまうと、飲んでいなくても開栓済みとみなされて減額対象となるどころか、引き取ってもらえなくなる場合もあるため、ついうっかりなんてことのないようにしてもらいたい。
買取業者も商品買取後にクリーニングする必要があるため、その手間がない綺麗な商品は査定額に反映される。
もし開栓してしまっていても、ボトルと付属品を買い取ってくれる業者もあるので、諦めずに相談してみると良い。
まとめ
ザ・センチュリー40年 シングルカスク 1960年蒸留のような希少性の高い高級ウイスキーは、所有しているだけで価値があり、なかなか売りたいと思わないかもしれない。しかし、将来売ろうという気持ちがあるなら、売りどきを見極めて損のないようにしてほしい。
ウイスキーは保存状態で価格が大きく変動するため、劣化の少ないときに売らないと減額の対象となってしまう。
また、近年の国内外のジャパニーズウイスキーブームに乗り価格が上昇している今、売却の検討をするべきであるといえる。
希少価値の高いこういったウイスキーは開栓済みでも価値がある。いっそのこと中身をじっくりと味わってから、ボトルとロックグラスのみの買取で業者に相談することもできる。
買取査定の際は複数の買取業者に査定依頼をすると、納得のいく価格で売却できるだろう。しっかりと査定してもらえるような、知識が豊富な買取業者を焦らずに探して、高額買取を目指してもらいたい。