シャトー・パヴィは、サンテミリオン地区のパヴィの丘で生産されたボルドーワインだ。これまでは凡庸なワインを生産するシャトーとして知られていたが、1998年を境にスタイルを変化させ、2012年にはサンテミリオン地区の格付けトップにまでのし上がった。
今回は、そんなシャトー・パヴィに焦点を当て、シャトー・パヴィの特徴やボルドーワインの解説、シャトー・パヴィの買取相場や買取業者を紹介する。そして最後には、シャトー・パヴィを高値で売却するコツをまとめているため、是非最後までご覧いただきたい。
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シャトー・パヴィの特徴
シャトー・パヴィは、サンテミリオン地区で生産されたボルドーワインの中の一つだ。2012年にサンテミリオン地区で最も格が高いとされるプルミエ・グラン・クリュ・クラッセに昇格したことで、その名前を聞いたことがあるという方も多いのではないだろうか。
シャトー・パヴィの評価が上がり始めたのは、1998年にスタイルを変化させてからだ。1998年以前から既に1級のシャトーとして格付けされていたため、質の高い伝統的なワインを生産してきたシャトーとして知られていたが、1998年を境により一層評価を高めた。
これまでのシャトー・パヴィはすっきりとした果実の味わいと渋みが特徴だったが、現在はモダンなスタイルのボルドーワインとして浸透している。プルミエ・グラン・クリュ・クラッセとして格付けされているのは、シャトー・パヴィを入れて4つのシャトーのみとなっている。
ボルドーワインとは
ワイン大国として知られるフランスでは、全土に渡ってワインの生産がおこなわれている。中でも有名なのは、ボルドーワインとブルゴーニュワインが挙げられるだろう。ボルドーワインはフランス南西部のボルドーで生産されたワインのことだ。
ボルドーワインは、生産されたそれぞれの地区ごとに格付けがおこなわれている。シャトー・パヴィは先ほども紹介した通り、サンテミリオン地区で生産されたワインだ。グラン・クリュ・クラッセとプルミエ・グラン・クリュ・クラッセの2つのクラスで分けられている。
また、プルミエ・グラン・クリュ・クラッセの中でもAとBに分けられ、シャトー・パヴィは最高位であるプルミエ・グラン・クリュ・クラッセAとして君臨している。他には、メドック地区やグラーヴ地区が代表的な地域として挙げられる。
代表的なシャトー
サンテミリオン地区では10年に一度、格付けの見直しがおこなわれる。2012年に格付けの見直しがおこなわれ、以下の4つのシャトーがプルミエ・グラン・クリュ・クラッセとして格付けされている。
- 1.シャトー・パヴィ
- 2.シャトー・シュヴァル・ブラン
- 3.シャトー・オーゾンヌ
- 4.シャトー・アンジェリュス
他にも、ボルドーワインとなれば5大シャトーは外せないだろう。5大シャトーというのは、メドック地区で1級として格付けされている5つのシャトーのことだ。これまでは4つのシャトーが君臨していたが、1973年に1つのシャトーが昇格し、5大シャトーと呼ばれるようになった。以下が5大シャトーである。
- 1.シャトー・ラフィット・ロスシルド
- 2.シャトー・マルゴー
- 3.シャトー・ラトゥール
- 4.シャトー・オー・ブリオン
- 5.シャトー・ムートン・ロスシルド
ボルドーワインとブルゴーニュワインの違い
ワイン大国フランスの代表として、ボルドーワインとブルゴーニュワインが挙げられるが、これらの違いについてはご存知だろうか。フランスワインはフランス各地で生産されているため、ワインの区分けとして地域ごとの名称が用いられている。
ボルドーワインは、フランス南西部のボルドーで生産されたワインであるのと同じように、ブルゴーニュワインは、フランス東部のブルゴーニュ地方で生産されたワインのことを指している。同じワインでも使用されるぶどうの品種や生産方法によって味わいが異なっている。
また、ボルドー地方ではワインの生産者をシャトー、ブルゴーニュ地方ではドメーヌと呼んでいる。細かい点を見れば若干の意味の違いはあるが、どちらもワインの生産者を指す言葉だ。ボトルにも違いがあり、ボルドーワインはいかり型、ブルゴーニュワインはなで肩の形状になっている。
シャトー・パヴィの買取相場・買取業者
シャトー・パヴィはさまざまな年数で発売されているため、物によって買取価格は左右されるが、シャトー・パヴィ 2000年以降は、買取業者に売却する場合の買取相場は最高で30,000円程度となっていることがわかった。詳しい査定価格を知りたい場合には、実際にお手元のシャトー・パヴィを査定に出し、査定価格を比較してみると良いだろう。おすすめの買取業者をまとめたので、査定を依頼する際の参考にしてほしい。
ストックラボ
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
ストックラボは、お酒を専門に買い取っている買取業者だ。専門知識を備えた鑑定士の元、ワインをはじめブランデーやウイスキー、日本酒などのあらゆるお酒を買い取っている。古いお酒やラベルの剥がれたお酒の買取も可能だ。
ホームページのトップには、ピックアップされたお酒が掲載されており、買取強化をおこなっている。シャトー・パヴィはピックアップこそされていないものの、買取成約率92%という買取実績があることから、査定を依頼する価値はあると言えるだろう。
査定方法は、無料査定フォームとLINE査定の2つがメインになっているようだが、フリーダイヤルも掲載されているため、買取について詳しく聞きたい場合は電話で聞いてみるのも良いだろう。受付時間は10:00~20:00となっている。
買取方法は、宅配買取・店頭買取・出張買取の3種類だ。宅配買取では宅配キットを郵送してもらえるため、ダンボールを用意する必要も無い。また、着払いになっているため送料の負担もなく、手軽に利用することができる。
ストックラボの店舗が東京都と神奈川県のみのようだが、出張買取の対応可能エリアの記載が無いことから、出張買取の依頼を検討する際は実際に問い合わせて確認してみると良いだろう。
ファイブニーズ
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
ファイブニーズは、高価買取を売りにしたお酒専門の買取業者だ。ストックラボと同様に、ワインをはじめシャンパン、ブランデー、焼酎などさまざまなお酒を買い取っている。一部を除き全国対応しているため、住所に関係なく査定してみる価値はあると言えるだろう。
シャトー・パヴィの買取実績については明記されていないものの、シャトー・パヴィの特徴や歴史などが詳しく記載されたページが存在することから、シャトー・パヴィの買取もおこなっていることがわかる。まずは査定を依頼してみてはいかがだろうか。
ファイブニーズの査定方法は、オンライン査定・電話査定・LINE査定・メール査定・FAX査定とさまざまだ。手軽に査定したい場合はオンライン査定か電話査定を、詳しく査定したい場合はLINE査定かメール査定を、複数のお酒を査定したい場合はFAX査定を依頼するのがおすすめだ。
買取方法は宅配買取・店頭買取・出張買取の3つから選ぶことができる。宅配キットが無料で送られ、送料も無料になっているため、夜間しか時間が取れないなど自分のタイミングで売却したい場合には、宅配買取を選択すると良いだろう。
店舗に持ち込むことでその場で換金できるが、同様の条件で全国対応の出張買取があるため、時間が取れる場合には足を運ばずに済む出張買取がおすすめだ。しかしながら、全国とは言っても47都道府県対応ではない。対応エリアはホームページ上で確認可能だ。
フリマアプリ
メルカリなどのフリマアプリでもお酒が出品されている。シャトー・パヴィの出品は確認できなかったが、過去に何度か出品されたことがあることがわかった。出品価格が買取業者での買取相場の半額以下になっていたが、中間マージンが存在しない分、フリマアプリでは買取相場の倍近くの価格でも売れる可能性が高いと言えるだろう。
フリマアプリの特徴は、個人間での取引になるということだ。シャトー・パヴィがほしい人と直接取引をおこなうため、実際にシャトー・パヴィが販売されている価格に近い値段で出品しても売れる可能性が高い。
出品には手数料が必要なほか、メルカリでは送料負担が基本となっているため、受取金額は少し少なくなるが、それでも買取業者で売却するよりも遥かに高値で売却することができるだろう。また、メルカリにはゆうゆうメルカリ便やらくらくメルカリ便といった送料を安く済ませることができるサービスが存在するため、送料も安く抑えることが可能だ。
ネットオークション
ヤフオクなどのネットオークションでも、メルカリと同様にお酒の取引がおこなわれている。ヤフオクでは、シャトー・パヴィ 2000年が約65,000円で出品されていることから、買取相場よりも遥かに高い価格で売却することができるだろう。
ヤフオクでは、オークションだけでなくフリマの出品も可能なため、オークション形式か即決かを自由に決めることが可能だ。ネットオークションでも中間マージンが存在しないため、高く売却できる可能性が高いと言える。
ネットオークションの特徴も、個人間での取引になるということだ。ヤフオクの場合は落札価格に応じてシステム手数料が発生する。ヤフープレミアム会員の場合は8.64%、通常会員の場合は10%となっているようだ。
ヤフオクにおいても送料を負担することで売れる可能性が高くなると言えるが、メルカリと違い出品する側が送料を負担するケースは少ないようだ。
シャトー・パヴィを高値で売却するコツ
ワインに限らず、お酒にはできるだけ高い価格で売却する方法が存在する。場合によっては大幅に減額されたり、買取不可になってしまう場合もあるため、査定に出す前にしっかりポイントを押さえるよう心がけてほしい。
特に開栓してしまうと買取が難しい場合が多く、飲みかけの場合も買取はほぼ不可能だと思っていた方が良いだろう。ただし、空き瓶を買い取ってもらえる可能性はある。シャトー・パヴィを高値で売却するコツをまとめてみたので、参考にしてみてはいかがだろうか。
正しい条件で保管する
保管に関しては、金額の幅を最も大きく左右する可能性があるため、特に注意してほしい。保管の方法によってはワインの劣化に繋がってしまうからだ。特に直射日光や蛍光灯の明かりなど、光は劣化の原因になるため、なるべく光を当てないようにすると良い。
また、温度の変化もワインに大きな影響を与えてしまう。温度変化によってワインが酸化してしまう可能性があるため、温度変化は避けるように気を付けると良いだろう。ワインを正しく保管する際は、ワインセラーを使用するのがおすすめだ。
付属品を揃える
ワインにはコルクや箱などの付属品がある場合がある。もちろん付属品が無くても買い取ってもらうことは可能だが、購入時の状態に近ければ近いほど高値で売却することができる。そのため、付属品がそろった状態で売却するのがおすすめだ。
基本的には、付属品の有無によって価格に大きな差が生じてしまう場面は少ないが、ワインの種類によっては付属品の価値が高く、倍以上の価格差がついてしまう場合もあるため、よく確認してから売却するようにしてほしい。
ボトルを綺麗にする
売却する際は、可能な限り綺麗な状態で査定を依頼することが大切だ。業者によって査定基準が異なるため一概には言えないが、ボトルの状態が査定基準に含まれている場合も少なくない。そのため、ボトルを綺麗にしてから売却することをおすすめする。
ボトルを掃除する際は、必ず乾いた布でおこなうようにしてほしい。濡れた布などで掃除した場合は、ラベルが剥がれてしまう可能性があるからだ。また、乾いた布であっても強く擦りすぎると破損やラベルの剥がれに繋がってしまうため、丁寧な手入れが大切だ。
業者ごとに価格を比較する
大まかな相場が決まっているため、買取価格に大きな差が生まれることは少ないが、査定基準は買取業者によって異なる。より高い価格で売却するため、必ず複数の買取業者の査定価格を比較するよう心がけてほしい。
また、買取業者によっては査定金額よりも低かった場合は、価格の見直しをおこなってくれる場合もあるため、よく確認しておくと良いだろう。とにかく高く売却したいという場合には、フリマアプリやネットオークションでの売却も検討してみてはいかがだろうか。
まとめ
今回は、シャトー・パヴィの特徴やボルドーワインの解説、シャトー・パヴィの買取相場や買取業者を紹介した。基本的な相場が決まっていることから、買取業者によって買取価格に大きな差が生まれることは少ないが、キャンペーンやまとめ売りによって高く売却できる場合がある。
もしシャトー・パヴィが家に眠ったままだという場合には、今回紹介した内容を参考に高値で売却するコツを押さえ、自分に合った売却方法を見つけて可能な限り高価格で売却してみてはいかがだろうか。