シャトー・ペトリュス2008年といえば、世界で最も有名なボルドーワインである。世界中のワインコレクターが大金を出してでも手に入れたいとこぞってコレクションしようとしている、そんなワインだ。
今回は、そんなシャトー・ペトリュス2008年の買取相場や買取査定額をアップさせる方法、またシャトー・ペトリュスの特徴や魅力などについて詳しく解説をしていきたい。今、手元にシャトー・ペトリュス2008年や、他のシャトー・ペトリュスのボトルを所有しているという人は、ぜひじっくりとこちらの記事を読んでほしい。シャトー・ペトリュス2008年を買取査定に出す上で必ず有益な情報となるはずだ。
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シャトー・ペトリュスとは
シャトー・ペトリュス2008年について解説をする前に、シャトー・ペトリュスというワインブランドについて詳しく説明をしておこう。
シャトー・ペトリュスは、メルロー種のぶどうをほぼ100%使用（かつ少量のカベルネフランを使用している場合もある）しているこだわりの逸品である。セカンドラインのワインは一切提供せず、生産者であるシャトー・ペトリュスが許したもののみが、ワインとしてのシャトー・ペトリュスとなることができる。
シャトー・ペトリュスの特徴
次に、シャトー・ペトリュスの特徴についてさらに踏み込んで紹介していこう。
アペラシオン・ドリジーヌ・コントロレ認証
何と言っても、シャトー・ペトリュスはアペラシオン・ドリジーヌ・コントロレに認証されている。アペラシオン・ドリジーヌ・コントロレとは、フランスで生産されたワインやチーズ、フランスの農業製品などの製造プロセスやクオリティが高いことを保証するものである。
このように、誉れ高い名声とともに知られるシャトー・ペトリュスは、シャトールパンと肩を並べるほど有名かつ高級なボルドーワインである。
特質のある土壌
シャトー・ペトリュスの特徴といえば、粘土質の黒色土壌で育てられているということも挙げられる。この土壌は鉄分をふんだんに含んでおり、シャトー・ペトリュスの芳醇な味わいを産む1つの要因である。この粘土質の黒色土壌のおかげで栄養のあるメルロー種ぶどうが育ち、シャトー・ペトリュスを世界1のボルドーワインに導いているのである。
グリーンハーベスト
シャトー・ペトリュスについてもう1つ知っておきたいのが、メルロー種ぶどうが成熟する前に収穫するグリーンハーベストである。もちろん、成熟前のぶどうはシャトー・ペトリュスの醸造には使用されない。極限まで栽培するメルローを減らすことによって、残されたぶどうに栄養を行き届かせるというのが、グリーンハーベストのミソである。
シャトー・ペトリュス以外にも、グリーンハーベストを行なっているワイン製造者は多いが、その界隈でグリーンハーベストの第一人者として、シャトー・ペトリュスは有名である。
熟成ワイン
シャトー・ペトリュスは、ボルドーワインの中でも非常に色が濃く、柔らかな口当たりが特徴だ。熟成させることにも向いており、30年ほどの熟成により最大限にまでシャトー・ペトリュスの美味しさが引き出される。
当然、シャトー・ペトリュスを良い保存状態で保管していた場合には、その熟成年数によって値段が跳ね上がるということも十分にあり得る。もしシャトー・ペトリュスを数十年、大切に保管している人がいるのであれば、シャトー・ペトリュスの買取相場は計り知れない。
シャトー・ペトリュスの買取相場
そんなシャトー・ペトリュスの買取相場について見ていこう。
2019年4月時点のシャトー・ペトリュス買取相場
- ・シャトー・ペトリュス 1952年 → 1,350,000円
- ・シャトー・ペトリュス 1974年 → 302,400円
- ・シャトー・ペトリュス 1980年 → 361,800円
- ・シャトー・ペトリュス 1982年 → 1,458,000円
- ・シャトー・ペトリュス 1984年 → 324,000円
- ・シャトー・ペトリュス 1988年 → 351,000円
- ・シャトー・ペトリュス 1987年 → 408,240円
- ・シャトー・ペトリュス 1989年 → 1,458,000円
- ・シャトー・ペトリュス 1994年 → 313,200円
- ・シャトー・ペトリュス 1996年 → 302,400円
- ・シャトー・ペトリュス 2000年 → 290,000円
- ・シャトー・ペトリュス 2003年 → 350,000円
- ・シャトー・ペトリュス 2004年 → 972,000円
- ・シャトー・ペトリュス 2007年 → 432,000円
- ・シャトー・ペトリュス 2011年 → 432,000円
上記のシャトー・ペトリュスの買取相場は、全て2019年4月時点のものなので、参考程度に留めておこう。また、ほとんどのシャトー・ペトリュスが価格は記載されているものの、在庫はない状態だ。そのため、記載されている価格以上の価値がある可能性は高い。
シャトー・ペトリュスはここに注目
次に、シャトー・ペトリュスのAOC制度について見ていこう。AOC制度は、Appellation d'Origine Controlee（アペラシオン・ドリジーヌ・コントロレ）の略称である。これは、生産地の基準に適合したシャトー・ペトリュスのみが冠することのできる保証制度である。
シャトー・ペトリュスのラベルをよく見てみよう。Appellation Pomerol Controleeと記載されているはずだ。これがAOC認証済みの証。いわば、シャトー・ペトリュスとして認められたワインの証なのだ。
シャトー・ペトリュス2008年の特徴
次に、シャトー・ペトリュス2008年の特徴について見ていこう。
パーカーポイント
シャトー・ペトリュス2008年には、世界的に有名なワイン評論家であるロバート・パーカー氏による採点制度が敷かれている。ロバート・パーカー氏は辛口評価であることが知られており、基本的に90点以上のパーカーポイントが付けば超一流のワインだと言って良い。
シャトー・ペトリュス2008年のパーカーポイントは、97点。最高評価といっても過言ではないだろう。ロバート・パーカーからのシャトー・ペトリュス2008年へのコメントとして、「シャトー・ペトリュス2008年はワインというよりは神話的象徴である」とのコメントを寄せている。
その他の評価
他にも、シャトー・ペトリュス2008年の評価は著しく高い。Le Guide des Meilleurs vin de Franceでは、「シャトー・ペトリュス2008年はワインを超越した存在である」とのコメントを記載している。他にも、インターナショナルワインセラーでは「本年最高のワインの3つのうちの1つだ」と評されている。
例年よりも遅い時期からの収穫により、より熟成したメルロー種ぶどうを使用することができたのが、シャトー・ペトリュス2008年の評価の秘訣である。
シャトー・ペトリュス2008年の相場価格
いよいよ、シャトー・ペトリュス2008年の相場価格について見ていこう。インターネット販売サイト楽天市場では、498,000円（2019年4月時点）で販売されていた。在庫もあるため適正価格であると考えて良いだろう。
同じく、インターネット販売サイト価格.comでは、537,840円（2019年4月時点）となっていた。また、酒類販売サイトであるPonparemallJapanでは、440,899円（2019年4月時点）と記載がある。よって、シャトー・ペトリュス2008年の相場価格は、440,000~550,000円程度と考えて良いだろう。
シャトー・ペトリュス2008年の買取価格をアップさせる方法
最後に、シャトー・ペトリュス2008年の買取価格をアップさせる方法について詳しく紹介していこう。もし今、手元にシャトー・ペトリュス2008年を所有しているという方は、以下のポイントを参考にして、できるだけ買取価格を上げられるようにしてほしい。
ワインセラーで保管しよう
シャトー・ペトリュス2008年をお持ちの方は、ぜひワインセラーで保管をしてほしい。シャトー・ペトリュス2008年だけでなく、高級なワインは一定の温度・湿度の環境下で保管することで劣化を抑えられるため望ましいのだ。
特に、シャトー・ペトリュス2008年のように熟成して価値が増すワインは、なおさらワインセラーなどで大切に保管したい。もしワインセラーや温度・湿度が一定の保管場所がない場合には、早めに買取査定に依頼してしまうこともおすすめである。
ボトルラベルはきれいに
シャトー・ペトリュス2008年の味はパーカーポイント97点。その味が高く評価されている。ただ、中身だけではなくワインボトルにも価値があるのがシャトー・ペトリュス2008年の特徴だ。
シャトー・ペトリュス2008年のボトルラベルには、生産された年やAOC認証、格付けなどが記されている。そのため、シャトー・ペトリュス2008年の価値を明瞭に表しているのがボトルラベルなのだ。シャトー・ペトリュス2008年を買取査定に出す際には、ボトルについた埃などを取るだけではなく、ボトルラベルをきれいにしておくことも忘れないようにしよう。
複数本まとめて買取査定依頼が理想的
シャトー・ペトリュス2008年など、高級なワインを複数所有している場合には、まとめて買取査定に出すこともおすすめだ。複数のワインを一気に買取依頼することによって、査定額が増える可能性が高いからだ。
特に、シャトー・ペトリュス2008年のように高級なワインはまとめ売りをする顧客が少ないため、酒類買取業者もまとめ売りを推奨して、大幅な買取査定額アップを謳っていることが多い。もちろんワインだけではなく、高級ブランデーやウイスキーなども対象である。一度、自身のコレクションを見て、高額で売れそうなお酒をピックアップしておこう。
付属品は揃えておく
もしシャトー・ペトリュス2008年に説明書や箱などが付いていた場合には、そちらの付属品も必ず買取査定までに揃えておこう。付属品を揃えておくことによって、より高額な買取査定を提示してもらえる可能性が高まる。
まとめ
今回は、シャトー・ペトリュス2008年の買取相場や買取査定額をアップさせる方法、またシャトー・ペトリュスの特徴や魅力などについて詳しく解説をしてきた。シャトー・ペトリュス2008年を所有しているという方は、保存状態などを確認した上で、複数の買取業者に買取査定を依頼してみよう。
