シャトー・ラフィット・ロートシルト2007年の買取相場まとめ

ワインと言えばフランスワインが有名だ。特にボルドーとブルゴーニュのワインは評価が高い。ボルドーのメドックには格付け1級のシャトー（生産者）が多いが、一番有名なシャトーはシャトー・ラフィット・ロートシルトである。

もしシャトー・ラフィット・ロートシルト 2007年を所持しているのなら、買取業者に査定を依頼してみよう。なぜなら2007年ものは、高値で売れる可能性が高いからである。

シャトー・ラフィット・ロートシルトとは

シャトー・ラフィット・ロートシルトは、フランスボルドー地方のメドック地区で生産されているワインのブランドだ。シャトーの名称であるChâteau Lafite-Rothschildが、そのままブランド名となっている。Rothschildとは、金融業で有名なロスチャイルド家のことだ。メドック地区にはもう1つ、シャトー・ムートン・ロートシルトというシャトーがあるが、こちらはロスチャイルド家の別系統が所有している。

シャトー・ラフィット・ロートシルトは、ボルドーの中でも特に評価の高いワインのブランドだ。ボルドーには5つの1級格付けシャトーがあるが、その中でも筆頭だとされているのがシャトー・ラフィット・ロートシルトなのである。

もともと王のワインと呼ばれるほどの名声を得ていたシャトー・ラフィットを、ロスチャイルド家のフランス分家が買い取ったのが1868年だ。それ以来シャトー・ラフィット・ロートシルトというブランド名で、最高品質のワインを生産し続けている。

ワインには基準がある

シャトー・ラフィット・ロートシルトには、カリュアド・ド・ラフィットというセカンドラベルがある。シャトー・ラフィット・ロートシルトはブドウ畑を小区間に分けて、徹底してきめの細かい管理をおこなっているシャトーだ。

ブドウは気候や風土などの影響を受けるので、全てのワインが同じ品質を保つわけではない。同じブドウ畑のブドウで作られたワインでも、品質に差が出ることがあるのだ。

シャトー・ラフィット・ロートシルトは、生産したワインのうち厳選したものだけをシャトー・ラフィット・ロートシルトとして販売している。そして1級の基準を満たさなかったワインを、カリュアド・ド・ラフィットとして出荷しているのだ。このように厳しい品質管理をおこなっているだけあって、シャトー・ラフィット・ロートシルトの評価は極めて高い。

世界最高峰のワインと呼ばれることもあり、価格は高騰している。また、カリュアド・ド・ラフィット自体の評価も高い。けっして品質の落ちるワインではないのだ。

高く売るためのテクニック

シャトー・ラフィット・ロートシルト2007年は評価の高いワインの1つだ。買取査定額も期待することができる。とはいえ、シャトー・ラフィット・ロートシルト2007年なら何でも高い査定額がつくわけではない。

ワインの状態によっては、減額されてしまうこともある。減額を回避して少しでも高く売るためには、次のようなテクニックを使うようにしよう。

未開封のきれいな状態で査定に出す

シャトー・ラフィット・ロートシルト2007年の買取参考査定額は、新品未開封に対するものである。栓が開いていたり、中身が減っていたりしては大幅な減額は免れない。場合によっては、買い取ってもらえないこともあるのだ。

また、未開封でもラベルが汚れていたり、栓にカビが生えていたりしては減額されてしまう可能性が生じる。保存には十分気を使い、査定に出す前には箱とラベルの埃をはらってきれいに掃除をしておくのが大事だ。また、箱や付属品があるなら一緒に査定に出すのが大事だ。

まとめて査定に出す

シャトー・ラフィット・ロートシルト2007年はそれだけでも高い査定がつくワインだが、他のワインとまとめて査定に出せばさらに買取額を高くすることができる。抱き合わせるのは他のシャトー・ラフィット・ロートシルトでも、セカンドラベルのカリュアド・ド・ラフィットでも構わない。

また、買取専門業者によってはワイン以外のものと抱き合わせられることもある。まとめて売ることを条件にして、価格交渉をおこなうとよいだろう。

買取査定額アップキャンペーンを活用する

買取専門業者は利用者を増やすために、さまざまなサービスを実施することがある。買取査定額アップキャンペーンは、そうしたサービスの中の1つだ。同じシャトー・ラフィット・ロートシルト2007年でも、こういったキャンペーンを利用するだけでより高く売ることができる。買取査定額アップキャンペーンの告知を見逃さずに査定に出し、少しでも高い鑑定額を得るようにしよう。

買取専門業者を選ぶ

買取専門業者には、得意分野というものがある。シャトー・ラフィット・ロートシルト2007年を売るのなら、ワインに強い買取専門業者を選ぶのが鉄則だ。というのは、ワインに関する豊富な知識と正しい鑑定眼がなければ、適正価格で買い取ってもらえない可能性が生じるからである。

ワインに強いかどうかは買取実績を参照すればよい。シャトー・ラフィット・ロートシルトの買取実績があるかどうか確かめ、買取査定額をチェックするのはとても大事だ。

ヤフオクやメルカリを活用する

シャトー・ラフィット・ロートシルト2007年を売る相手は、買取専門業者だけとは限らない。買取業者の鑑定額が思ったよりも低いときには、ヤフオクなどのネットオークションや、メルカリなどのフリマサイトを利用してみよう。

場合によっては、より高い金額で取引をすることも可能だ。ヤフオクやメルカリの取引実績をチェックし、タイミングを見計らって出品するとよいだろう。

評価と買取相場

シャトー・ラフィット・ロートシルトのワインは毎年出荷されているが、ビン詰めされた年ごとに評価は違っている。1980年以降でもっとも素晴らしいワインだとされているのは、シャトー・ラフィット・ロートシルト 1982年だ。では、シャトー・ラフィット・ロートシルト 2007年の評価と買取価格はどうなっているのであろうか。

シャトー・ラフィット・ロートシルト 2007年の評価

シャトー・ラフィット・ロートシルト 2007年は、バランスがとれていてエレガントだとされている。消費者が付けた評価は平均で93.1点だ。絹のようなタンニンとスモーキーな成分があり、仕上がりはダークチョコレートを基調としていてふくよかである。飲みごろは2014年から2030年だと推定されている。

シャトー・ラフィット・ロートシルト 2007年の買取相場

シャトー・ラフィット・ロートシルト2007年の買取参考査定額は、50,000円～65,000円だ。2003年や2005年よりは買取価格が低いが、2011年以降のシャトー・ラフィット・ロートシルトよりは高い。

ヤフオクでは67,924円と60,000円の2件の落札がある。買取専門業者の査定額が相場よりも安いなら、ヤフオクやメルカリなども活用してみよう。

当たり年の評価と買取査定額

シャトー・ラフィット・ロートシルトには、シャトー・ラフィット・ロートシルト 1982年のような当たり年とされているものがある。シャトー・ラフィット・ロートシルトを売買するのなら、当たり年のワインの評価と買取査定額を知っておくことは大事だ。

シャトー・ラフィット・ロートシルト 1982年

シャトー・ラフィット・ロートシルト 1982年に対する評価はとても高い。1959年以降で最も素晴らしいシャトー・ラフィット・ロートシルトだと言われることもある。ラフィットとしては驚くほど力強く、凝縮された味わいがあって若々しい。2040年までが飲みごろだ。

シャトー・ラフィット・ロートシルト 1982年の買取参考査定額は、195,000円と高額である。ヤフオクでは、1500ml入りのマグナムが800,000円で落札されている。750mlのボトルの最高落札額は、348,000円だ。落札平均額は280,925円で、最安値は80,000円である。

シャトー・ラフィット・ロートシルト 1986年

シャトー・ラフィット・ロートシルト 1986年は、色に深みがあり上品で若々しいワインだとされている。西洋杉や栗を思わせるフレーバーがあり濃厚だ。飲みごろは～2040年である。

シャトー・ラフィット・ロートシルト 1986年の買取参考査定額は、75,000円となっている。ヤフオクでの最高落札額は129,000円だ。平均落札額は103,339円で、最安値は71,000円である。

シャトー・ラフィット・ロートシルト 1996年

シャトー・ラフィット・ロートシルト 1996年は、1982年と1986年に次ぐワインとされることが多い。スケールが大きく、エレガントでコクがある。鉛筆やミネラル、花の香りがして力強い。

また、このワインから偽造防止のために、掘り込みの入った新しいボトルに瓶詰めされるようになった。飲みごろは～2050年だ。

シャトー・ラフィット・ロートシルト 1996年の買取参考査定額は75,000円である。ヤフオクでの落札最高額は102,000円だ。落札平均額は94,765円で、最安値は88,500円である。ヤフオクでは安定して、90,000円台で取引されているのだ。

シャトー・ラフィット・ロートシルト 2000年

シャトー・ラフィット・ロートシルト 2000年は、ブドウの完熟感が際立つワインだ。何層にもわたる凝縮感があり、純粋でもある。色は光を通さないほど濃い。飲みごろは～2050年である。

シャトー・ラフィット・ロートシルト 2000年の買取参考査定額は73,000円だ。ヤフオクでの落札最高額は146,000円である。平均落札額は121,014円で、最安値は76,000円となっている。買取専門業者の買取参考査定額よりも、ヤフオクでの最安値の方が高い。

シャトー・ラフィット・ロートシルト 2003年

シャトー・ラフィット・ロートシルト 2003年は濃いルビー色をしており、果実の熟したような香りがするワインだ。また、西洋杉やバルサミコ酢の香りも漂う逸品である。舌触りもよくみずみずしい。飲みごろは～2035年である。

シャトー・ラフィット・ロートシルト 2003年の買取参考査定額は72,000円だ。ヤフオクでの落札最高額は93,499円で、平均落札額は84,118円である。最安値はハーフボトルの45,000円だが、750mlの最安値は87,399円である。

まとめ

シャトー・ラフィット・ロートシルト2007年を高く売るためには、このワインに関する知識を増やすのが大事だ。なぜならしっかりとした知識が無ければ、適正価格で売ることが難しくなるからである。

知識があれば、買取価格を交渉することも可能だ。シャトー・ラフィット・ロートシルト2007年の評価と買取相場を知り、少しでも高く売るよう努めよう。