生産量が限られているワインは、新品、中古品を問わず高い価格で取引されることが多い。ここで取り上げるシャトー・ル・パン(Chateau Le Pin)のワインも、高額な金額がつくことで知られている。このようなワインは、たとえ不用になったときでもそのまま処分してしまうのは惜しい。今回は、シャトー・ル・パンの買取相場や査定情報をまとめてみた。
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こちらのページには広告パートナーが含まれる場合があります。掲載されている買取価格は公開日のみ有効で、その後の相場変動、各企業の在庫状況、実物の状態などにより変動する可能性があります。
ボルドー地方で生産される貴重なワイン
シャトー・ル・パンは、フランスのポムロール地区で生産されている。このワインは、生産量が少ないことから希少性が高く、300,000円前後の高額な金額で販売されるケースが多い。ポムロール地区があるボルドー地方は、ワインの一大生産地として世界的に有名だ。ボルドー地方には、シャトー・ル・パンのほかにも次のような銘柄のワインを生産するシャトーがある。
- ・シャトー・ペトリュス(Chateau Petrus)
- ・シャトー・マルゴー(Chateau Margaux)
- ・シャトー・ラフィット・ロートシルト(Chateau Lafite Rothschild)
シャトー・ペトリュスは、シャトー・ル・パンと同じポムロール地区で生産されているワインだ。このワインも、シャトー・ル・パンと同様にポムロールの希少なワインとして注目されている。シャトー・ル・パンが人気を集めるようになるまでは、シャトー・ペトリュスがポムロール地区の一大シャトーとして知られていた。
シャトー・ル・パンが一躍注目を浴びるようになったのは、シャトー・ル・パン1982が発売されてからのことだ。このワインをリリースしてから、シャトー・ル・パンの人気は大きく上がった。以後は、老舗のシャトー・ペトリュスとほぼ同じくらいの価格で取引されている。
シャトー・ル・パンやシャトー・ペトリュスのワインは、ボルドー地方のワインでもとくに価格が高い。シャトー・マルゴーは、ポムロール地区から車で1時間ほどの距離にあるマルゴー村で作られている。このワインは、16世紀にはすでに生産がおこなわれていた歴史がある。
ちなみに、シャトー・マルゴーは、18世紀のフランスの宮廷でも愛飲されていた。シャトー・ラフィット・ロートシルトは、ボーイヤック地方の有名なワイン。ボーイヤック地方は、ポムロール地区からも車で1時間半前後で行ける距離にある。シャトー・ラフィット・ロートシルトのシャトーは、かつては財閥のロスチャイルド家が所有していた。こちらのシャトーのワインも、高価なことで有名だ。
シャトー・ル・パンの買取価格
シャトー・ル・パンのワインは概して高価買取されているが、買取価格はすべて同じではない。買取店では、リリースされた年によって買取価格を変えるのが一般的だ。
シャトー・ル・パン1982
シャトー・ル・パン1982は、シャトー・ル・パンが有名になるきっかけを作った記念すべきワイン。こちらの銘柄については、買取価格を上げているお店が多い。最高値で買取された場合には、1本に500,000円前後の価格がつく可能性がある。シャトー・ル・パン1982は、フルーツの香りや甘みにスパイスの芳香が加わった複雑なテイストが魅力になっている。
ボルドーワインならではの、どっしりとした深みのあるテイストが楽しめるのも特徴だ。ワインセラーのなかにこのような銘柄のワインがあるときは、キャップやラベルを破損しないように気を付けて保管しておこう。ワインは、ボトルの状態がよいと、減額なしで買取してもらえることがある。
2000年、2005年のワインも高く評価されている
2000年代にリリースされたワインでは、シャトー・ル・パン2000やシャトー・ル・パン2005などが高い金額で買い取りされているようだ。2005年のシャトー・ル・パンは、フルーツの甘みや重厚感が堪能できるワインに仕上がっている。このシャトー・ル・パン2005は、300,000円前後まで買取価格が上がる可能性がある。
2005年はワインのあたり年として知られているが、シャトー・ル・パンのワインも濃厚で熟成した味わいが楽しめる逸品だ。2005年のワインをいくつもストックしている人は、買取査定で価格を確認してみるとよいかもしれない。
1997年と1992年の買取価格
シャトー・ル・パン1997やシャトー・ル・パン1992などは、120,000円前後が買取の相場になっている。シャトー・ル・パン1997は、ソフトでスイートなテイストが味わえるワイン。優雅な個性を持つこの銘柄のワインは、ボルドー・ベスト・ワインに選出された品の1つだ。
1997年には、シャトー・ル・パンのワインのほかにもシャトー・ラ・フルール・ペトリュス(Chateau la Fleur Petrus)やシャトー・トロタノワ(Chateau TROTANOY)などが、ボルドー・ベスト・ワインに選ばれるという栄誉を受けた。
大黒屋での買取価格
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
シャトー・ル・パンの買取価格は、大手買取店の大黒屋がサイトで紹介している。大黒屋では、シャトー・ペトリュスやシャトー・ラフィット・ロートシルトなどの有名な銘柄のボルドーワインを広く買取している。こういった買取店のサイトを見ておくと、自分が持っているワインがどのくらいの価格で買取してもらえるかがイメージできるかもしれない。
高価買取のトップはシャトー・ル・パン1982
大黒屋が公開している2019年7月9日現在のデータによると、シャトー・ル・パンのワインではシャトー・ル・パン1982の買取価格が1番高くなっている。大黒屋では、この銘柄の最高買取価格を382,000円に設定している。減額の対象になるような問題がまったくなければ、こういった最高買取価格で引き取ってもらえる可能性があるだろう。
ワインに何らかの問題があると、最高買取価格での買取は少し難しくなる。市場価値が高いワインは、買取や査定にだすときのスタイルにも少し注意を払おう。
100,000円台で買取される銘柄が多い
シャトー・ル・パンのワインは、大黒屋ではだいたい100,000円~200,000円前後で買取されている。シャトー・ル・パンのワインには、最高買取価格が100,000円台になっている銘柄が多い。このワインは販売価格が高額なだけに、買取価格も高くなる傾向がある。
年によって最高買取価格が数万円ほど異なるケースも多く、どの銘柄を所有しているかによって査定価格が前後する可能性が高い。電話やメールなどで買取価格を教えてもらうときには、リリースされた年まで正確に伝えることが必要になるだろう。
店頭買取と出張買取に対応している
大黒屋では、シャトー・ル・パンのワインを店頭買取もしくは宅配買取のスタイルで引き取っている。店頭買取を利用するときは、全国に設けられている大黒屋の店舗に品物を持参して、買取してもらうことになるだろう。
宅配買取の場合は、所定の宛先にワインを送ることで査定をしてもらえる。大黒屋では、宅配買取用の梱包キットを用意している。こういったキットを使えば、ボトルが破損するリスクを最小限に抑えられるかもしれない。
価値が高いワインを売るときの注意点
シャトー・ル・パン1982のように価値が高いワインを売る際には、次のような注意点がある。買取で損をしないためにも、売却は慎重におこなうようにしよう。
- ・複数の買取店の査定価格を比較する
- ・お店の評判をチェックする
- ・ボトルを開封しない
- ・箱は捨てずに取っておく
同じ銘柄のワインでも、買取店によって査定価格が変わるケースはある。損をしないためには、複数のお店の査定価格を比較してから売却先を決めることが必要だ。査定価格が高いお店から優先的に候補に入れるようにすると、上手に取引ができるだろう。ただ、査定価格が高くても、評判が悪いお店もなかにはあるかもしれない。
このような買取店には、少し注意が必要だ。この手のお店は、後にトラブルが発生する可能性もある。売却先を探す際には、買取店の公式サイトや買取についての情報サイトなどにアクセスをして役立つ情報を集めておこう。
シャトー・ル・パンの相場を知りたいときは、ヤフオクの取引状況も、参考になる場合がある。買取にだす前にボトルを開封しないことも、大切な注意点になる。価値が高いワインでも、一度開封してしまうと価値が大幅に下がってしまう。
実際、開封したワインについては買取をしていないお店が多い。ワインの状態を確かめておきたい場合でも、封を開けてしまうのは避けよう。ワインは、購入したときの箱があると減額されにくい。木箱はもちろん、紙製の箱も捨てずに取っておこう。
得意なジャンルは買取店によって異なる
シャトー・ル・パンを売るときは、できるだけワインの買取に強いお店を選びたい。シャトー・ル・パンなどの高級ワインは、さまざまな買取店で売ることが可能だ。お酒は、大手の買取店はもちろん、地域密着型のリサイクルショップなどでも売れるケースが多い。
ただ、選択肢が多くても、品物の価値を正当に評価してもらえるかどうかは、お店によってケースバイケースと言える。お酒の買取に強いお店を探す際には、ワインに詳しいスタッフがいるかどうかが1つのチェックポイントになる。
お酒には、ワインのほかにも日本酒やウイスキーなどのさまざまな種類がある。例えば、日本酒に詳しくても、ワインのことをあまり知らないお店だと、シャトー・ル・パンを正しく評価してもらえないことがある。そのお店が得意なジャンルは、過去の買取実績を見るとだいたいわかることが多い。
ワインの買取実績がほとんどないお店は、シャトー・ル・パンの鑑定が正確にできないかもしれない。多くの場合、買取実績はお店の公式サイトで公開されている。シャトー・ル・パンのワインをどこに売るかで迷った場合は、買取実績を見てそのお店の得意なジャンルを把握しておこう。
買取店には、ストックラボ(STOCK LAB)のようにお酒を専門に扱うお店も一部存在する。また、大黒屋のようにシャトー・ル・パンの買取価格を銘柄別に公表しているお店もある。買取店の得意なジャンルを把握するときには、お店の公式サイトが役立つだろう。
まとめ
貴重なシャトー・ル・パンのワインは、買取店でもすでに在庫がない場合がある。このようなケースでは、やや高い金額を出して品物を買い取りするお店も少なくない。いろいろなお店で無料査定を受けると、買取価格の違いからこのような買取店が抱える事情がわかってくるかもしれない。
無料査定のメリットを最大限に活用すれば、とくに価値が高いシャトー・ル・パン1982を、満足できる価格で売却できる可能性があるだろう。