ドメーヌ・ルロワは、ロマネコンティと並び称されるワイナリーの1つだ。もしドメーヌ・ルロワ ラトリシエール・シャンベルタン1993年を所持しているのなら、買取専門業者に査定を依頼するとよいだろう。なぜならドメーヌ・ルロワのワインは希少価値があるので、高値で買い取って貰える可能性が高いからだ。
では、ドメーヌ・ルロワ ラトリシエール・シャンベルタン1993年の買取相場はどのようになっているのだろうか。
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ドメーヌ・ルロワについて
ドメーヌ・ルロワのワインを売りに出すなら、ドメーヌ・ルロワについてよく知っておく必要がある。というのは、このワイナリーとワインに関する知識があれば、買取専門業者との価格交渉をスムーズにおこなえるからだ。
ドメーヌ・ルロワとは
ドメーヌ・ルロワは、ブルゴーニュを代表するワイナリーの1つだ。ルロワの創業は1868年で、1942年にはロマネコンティの共同経営者となり、1991年まで共同経営に携わっていた。もともとはネゴシアンを営んでいたルロワだが、1988年からはドメーヌとしての活動も開始している。ワインに関する専門用語は多く、ネゴシアンとドメーヌの違いを知っておくのは大事なことだ。
ネゴシアンとドメーヌの違い
ネゴシアン(NEGOCIAN)とは、さまざまなワイナリーのワインをブレンドして販売している業者のことである。大量生産に向いた製造方法であり、ワインの普及に多大な貢献を果たしている。対するドメーヌ(DOMAINE)とは、ブドウの栽培から醸造、熟成までをトータルでおこなっているワイナリーのことだ。
大規模なワイン製造には向いていないが、ワイナリーによって違う個性を持つワインを製造できるというメリットがある。希少で貴重なワインは、ドメーヌによってもたらされることが多い。
ルロワが製造しているワインのブランドとは
ルロワには、次の2つのブランドがある。
- ・メゾン・ルロワ
- ・ドメーヌ・ルロワ
メゾン・ルロワはネゴシアンとして販売しているブランドで、契約している畑のワインをブレンドしたものである。ドメーヌ・ルロワは、自社が管理している畑のブドウを使用して製造したワインのブランドだ。どちらのブランドも品質が良く、高い人気を誇っている。
また、ドメーヌ・ルロワを管理しているラルー・ビーズ・ルロワ女史は、個人でもドメーヌ・ドーヴネを運営している。このルロワ女史こそが、ドメーヌ・ルロワの名声を高めた人物だ。
ラルー・ビーズ・ルロワとは
ラルー・ビーズ・ルロワは、マダム・ルロワと称されることもある女性である。創業者の子孫であり、テイスティング能力に秀でている。ブルゴーニュを代表するワインの生産者であり、世界的な評価も高い。
彼女のワイン作りは徹底していて、厳選したブドウのみしか使わない。そのため高品質のワインを製造できるが生産量は少なく、ワインの価格は高騰している。彼女が推し進めているワインの製造方法は、ビオディナミというものである。また、彼女の製造するワインは液漏れを起こすことで有名だ。
ビオディナミ
ビオディナミとは、有機農法にスピリチュアルな手法を取り入れた農法だ。ブドウの栽培に化学肥料や除草剤を使用しないのはもちろん、天体の運行に従った栽培をも心がけている。ビオディナミは効果を実証できないという点で批判を浴びることもあるが、ビオディナミを採用したドメーヌ・ルロワの品質が高いのも事実である。ビオディナミの効果に関しては、実際にドメーヌ・ルロワのワインを味わうことで体感するしかない。
液漏れ
ルロワ女史が製造するワインは、栓のコルクにワインがしみ込んで液漏れを起こすことが多い。ドメーヌ・ルロワのワインがなぜ液漏れを起こしやすいかというと、ボトルの液面が高いことと、使用しているコルクが緩いからではないかと言われている。実はフランスでは、ワインが美味しければ液漏れはさほど問題ではないとされているのだ。
ワインに限らずアルコール飲料の売買において、液漏れは避けなければならないものの1つだ。中身が減っていては、査定額を減額されてしまう恐れが生じる。ところがドメーヌ・ルロワのワインに限っては、液漏れはつきものなのである。このことをよく理解し、査定額を減額されないよう交渉するのが大事だ。
買取相場
ドメーヌ・ルロワ ラトリシエール・シャンベルタン1993年は、ラトリシエール・シャンベルタンという畑で栽培されたブドウを原材料としたワインである。このブドウ畑はブルゴーニュ地方にあり、格付けはグラン・クリュ(特級畑格付け畑)だ。
ルロワはラトリシエール・シャンベルタンの畑を所有していて、ドメーヌ・ルロワとしてワインを製造・販売している。ラトリシエール・シャンベルタン産のワインはミネラルが豊富で、繊細ながらも力強いという特徴がある。
ドメーヌ・ルロワ ラトリシエール・シャンベルタン1993年はラトリシエール・シャンベルタン産のブドウを使用し、1993年に製造されたワインである。このワインの買取参考査定額は、80,000円ほどとなっている。買取査定額を公表していない業者も多いので、複数の業者に査定を依頼して価格交渉をおこなうとよいだろう。ヤフオクでは、1999年ものラトリシエール・シャンベルタンが217,000円という高額で落札をされている。
ドメーヌ・ルロワの代表的ワイン
ドメーヌ・ルロワでは、ラトリシエール・シャンベルタン以外にも多くのワインを製造・販売している。ここではそれらの中から代表的なものをピックアップし、特徴と買取参考査定額を紹介する。
ドメーヌ・ルロワ ミュジニー
このワインは、ブルゴーニュ地方のシャンポール・ミュジニー村にあるグラン・クリュで収穫されたブドウを原材料としているものである。ミュジニーのワインは繊細で、エレガンスさがあるので評価が高い。ルロワもこの畑を所有していて、ワインを製造・販売しているのである。
ドメーヌ・ルロワ ミュジニーの買取参考査定額は240,000円と高額だ。ヤフオクでは、1998年のミュジニーが813,000円で取引されている。73件の入札があり、注目度の高いワインであることがうかがわれる。
ドメーヌ・ルロワ ロマネ・サン・ヴィヴァン
このワインは、ブルゴーニュのヴォーヌ・ロマネ村のグラン・クリュでとれたブドウを原材料としたワインである。この畑の最大の所有者はロマネコンティだ。ワインには上品な味わいがあり、人気も高い。
このワインの買取参考査定額は、150,000円ほどである。ヤフオクでは数件の取引があり、1999年ものが445,000円、2005年ものが435,000円、2009年ものは420,000円とそれぞれ高額で落札されている。
ドメーヌ・ルロワ シャンベルタン
このワインは、ラトリシエール・シャンベルタンと同じ村にあるグラン・クリュ、シャンベルタン産のブドウを原材料としている。村内には9つのグラン・クリュがあり、その中でもシャンベルタンは格が違うとされているのである。ドメーヌ・ルロワ シャンベルタンの買取参考査定額は230,000円だ。ヤフオクでは、2000年ものが498,000円で取引をされている。
ドメーヌ・ルロワ リシュブール
このワインは、ロマネコンティの北側にあるグラン・クリュ、リシュブールで栽培をされたブドウを原材料としている。ワインにはしっかりとした味わいがあり、ロマネコンティが好きな人には特に評価が高い。このワインの買取参考査定額は135,000円である。ヤフオクでは、1989年ものが353,000円で、1998年ものが341,000円で落札をされている。
ドメーヌ・ルロワ コルトン・シャルルマーニュ
このワインは、コルトンの丘にあるグラン・クリュでとれたブドウが原材料だ。特に白ワインの評価が高く、モンラッシェの白ワインと双璧をなすとされている。ドメーヌ・ルロワの白ワインの中で、唯一の特級となっているのがコルトン・シャルルマーニュだ。このワインの買取参考査定額は95,000円ほどで、ヤフオクでは2006年ものが298,000円で落札された。
ドメーヌ・ルロワを高く売るコツとは
ドメーヌ・ルロワのワインは人気が高く、需要があるので買取査定額も高値となることが多い。とはいえ何も考えずに査定に出すと、鑑定額が低くなることもあるので注意が必要である。ドメーヌ・ルロワのワインを高く売るコツを活用し、満足のいく査定額を勝ち取るのが大事だ。高く売るためのコツには、次のようなものがある。
買取専門業者に査定を依頼する
買取専門業者には、得意分野というものがある。ドメーヌ・ルロワのワインを査定に出すのなら、ドメーヌ・ルロワに強い専門業者を選ぶのが鉄則だ。買取専門業者は、過去の買取実績を公開していることが多い。そういった情報を集め、ドメーヌ・ルロワの買取実績の多い専門業者に査定を依頼しよう。
良い状態で査定に出す
ワインは口の中に入れるものなので、ボトルやラベルが汚れていると査定額が下がる可能性が生じる。また、栓のコルクにカビが生えることもある。コルクのカビはボトルのワインには影響を及ぼさないので、きれいに拭けば問題がない。
ボトルやラベルの汚れを落とし、化粧箱などがあれば一緒に査定に出すとよいだろう。ワインは保管状態によって味わいが変化するアルコール飲料だ。温度管理をしっかりとおこなってワインの劣化を防ぎ、外側はきれいにして査定に出すのが鉄則である。
複数の商品を抱き合わせて査定に出す
ドメーヌ・ルロワのワインを複数所持しているのなら、まとめて査定に出すようにしよう。ドメーヌ・ルロワのワインは単品でも高値で買取って貰えるものであるが、抱き合わせで売るとさらに査定額がアップする可能性が生じるからだ。ドメーヌ・ルロワのワインは買取ってもすぐに売れるので、買取専門業者の買取強化対象となっていることが多い。
買取専門業者としては、少しでも多くのワインを買取したいのである。また、買取専門業者によってはドメーヌ・ルロワのワイン以外のものを抱き合わせにすることも可能だ。ブランドものやきもの、カメラや時計など、必要ではなくなったものを抱き合わせて査定に出そう。
ネットオークションやフリマアプリを活用する
ドメーヌ・ルロワのワインは、ヤフオクやメルカリなどでの人気も高いワインである。出品するタイミングによっては、買取専門業者に売るよりも高値で取引できることもある。買取専門業者の査定額が思ったほどではないなら、ヤフオクやメルカリなどの利用も検討してみよう。
まとめ
ドメーヌ・ルロワのワインは評価が高く、高値で取り引きをされることが多い。ドメーヌ・ルロワ ラトリシエール・シャンベルタン1993年も同様である。希少なワインであるから、売るならば少しでも高く売るように努めるのが大事だ。そのためには、正しい知識が必要となる。今回の記事を参考にして、買取専門業者と価格交渉をおこない、ドメーヌ・ルロワのワインを高値で売るようにしよう。