インテリア小売業の大手である北海道札幌市に本社を置くニトリは家具やインテリア製品を主に取り扱い、日本国内はもとより台湾や中国など海外にも店舗を展開している。インターネットによる通販もおこなっていて国内のインテリア小売業として知名度の高いニトリは、丈夫でデザイン性が高いことが特徴だ。
原材料の仕入れから生産、輸入、販売や配送などを直営でおこなってコストを削減しているので手頃な価格が魅力でもある。そんなニトリの家具を買い取ってもらうときにはどれくらいの価格がつくのだろうか。今回はキッチンボードの買取価格の相場と査定についてまとめてみた。
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こちらのページには広告パートナーが含まれる場合があります。掲載されている買取価格は公開日のみ有効で、その後の相場変動、各企業の在庫状況、実物の状態などにより変動する可能性があります。
ニトリのキッチンボードの種類
キッチンにはI型やL型、アイランド型などさまざまな間取りがある。最近ではリビングやダイニングが一体化したキッチンの間取りも多く、収納家具はデザイン性が高くインテリアに合わせたものが求められている。また、効率の良い家事動線を作るためにはキッチンボードの機能も重要視される。
キッチンボードは食器を収納するだけのシンプルなものから、上下に収納スペースがあり中央には炊飯器や電子レンジ等の調理家電を設置できるようにコンセントが備えられているものまで多種多様だ。炊飯器などの調理家電を操作するためにスライド式で棚が前に引き出せるものなどもあり、キッチンの広さや使用したい機能に合わせて選ぶことができる。
ニトリのキッチン収納家具は3種類
ニトリでは食器などを効率よく収納する食器棚や調理家電をまとめて収納できる家電ボード、上が作業台にもなるキッチンカウンターと3種類がある。食器棚はシンプルなものや脚付きやロータイプのものなどがあり、デザインも豊富でインテリアとして楽しめるものも多い。
家電ボードは、調理家電をまとめて収納でき家事動線の効率化を図ることが可能だ。最近では家電の機能も多様化し、メーカーによってサイズもさまざまで家電ボードも種類やサイズが豊富である。
キッチンカウンターは、作業スペースを確保したり収納を増やしたりするのに便利である。作業スペースが限られるキッチンではキッチンカウンターがあれば調理が捗ることや、家族などで料理を楽しむことも期待できる。
ニトリのキッチンボードの機能
ニトリではMOISS(モイス)という新素材を採用している。モイスとは、セラミックなのだが木材と同様な粘り強さと土壁のような調湿機能を併せ持っている素材である。もともと建材として開発された素材だが消臭効果や防火性能に優れているほか、カビやダニを抑制する作用が4注目されている。
家電ボードは炊飯器などを使用すると熱や蒸気が溜まりやすいため、ボードの劣化が進みがちだ。そこで家電を設置する上部にモイスを採用し、蒸気を吸収して放出することで結露を防いでいる。MOISSマークが付いている商品であれば、オプションとして追加することができる。
また、引き出し部分はフルオープンレール引出しとなっていて奥まで全開する仕組みになっている。鍋やボールなどは重ねて収納することも多いが、引き出しが全開することで上から取り出したり収納したりできるので、出し入れすることにストレスが少ない。引き出しを閉めるときも、軽く押すだけで自然に閉まるソフトクローズレールなので開閉がスムーズである。
ニトリの地震対策
キッチンボードに地震対策が施されているのもニトリの特徴のひとつである。地震などでガラスが割れたときに、ガラスが飛び散らないように飛散防止フィルム加工が施されている。また、食器棚に収納した食器が滑ってでてくるのを防ぐために棚に傾斜がついていたり、震度4~5相当以上で自動的に扉がロックする耐震ロックが採用されている。
キッチンボードが不要になったら
キッチンボードは一旦購入すれば買い換えることが少ないものであるが、リフォームや引越しなどで不要になることもあるだろう。キッチンボードを処分するとしたら、解体して小さくすれば燃えるゴミとして処分することも可能だが、基本的には粗大ゴミということになる。ゴミとして処分するには住んでいる自治体の規定に沿って処分するか、有料で不用品回収業者に引き取ってもらうという方法になる。
しかし、まだ状態の良いものや購入したばかりのものは捨てるのはもったいない。友人や知人で必要な人がいれば、運び出す作業や運搬に手間や労力がかかるがそのまま譲ることもできる。
ヤフオクなどのオークションや、メルカリなどのフリマアプリを利用してみるのも良いだろう。ただしキッチンボードの場合は大型の商品となるため、送料が高く価格を設定することが難しい。また、傷や汚れなどの状態も画像だけでは判断しにくいため個人間での取引はトラブルになるケースもあるので注意が必要だ。
オークションやフリマアプリでは出品や梱包、発送などの手間がかかる。引越しなどで処分したいときには、ヤフオクやメルカリではすぐに売れるとは限らないため処分する予定が掴めないのもデメリットといえる。
街中にある中古の家具を扱っているリサイクルショップなどでは、基本的に組み立て式の家具などは買い取ってもらえないことが多い。そのためキッチンボードを処分するには、出張で査定してもらえる家具専門の買取業者を利用するのもひとつの方法だ。
ニトリの家具はお手頃価格が魅力であるが、その低価格ゆえに買取価格がつかないということも考えられる。しかしながら専門の買取業者であれば、中古市場の需要も把握し再販するルートも持っているので適切な買取価格を査定してもらうことが可能だ。
ニトリのキッチンボードの査定基準
一般的にキッチンボードの査定は状態の良し悪しや素材、レールの質などがポイントとなる。取扱説明書や保証書、予備のネジなどの付属品などがあれば査定のポイントも高くなる。容量が大きいものやソフトクローズなどの機能が優れているものなどは、需要も高いため高価査定が期待される。買取相場は、買取業者の査定基準や品物の状態や需要にもよるため査定がつかない場合から数万円までと幅広い。
キッチンに設置されるキッチンボードは長い間に匂いや汚れが付きやすいものであるため、上質なアンティークなものでなければ古いものは買取不可とする業者がほとんどだ。そのため、製造されてから3年程度のものが買取の条件として望ましいとされている。キッチンボードの処分を考えているならば、少しでも早く査定を依頼することをおすすめする。
ニトリのキッチンボードはサイズや機能によって販売価格が幅広い。販売価格が安価なものは買取の対象にならないこともあるので注意しよう。ただし、デザイン性が高く素材の良いものやモダンなもの、カントリー調のものなどは中古市場でも人気が高い。
ニトリのキッチンボードの中であればインダストリアルスタイルシリーズのものなどは需要が高いため買取価格も高くなる傾向がある。一方で、販売価格が安価なものや大きすぎるものや作りが簡易なものなどは査定価格がつかない場合がある。
キッチンボードはアンティークな価値があるものなら数万円の値がつくこともある。しかし、一般的には有名な家具メーカーのものでも2,000円~9,000円程度が買取相場である。ニトリのキッチンボードは自分で組み立てるタイプのものや販売価格が安いもの、使用年数が長いものは価格がつかないことが多いことも覚えておきたい。
高く買い取ってもらうコツ
キッチンボードの買取は業者によって対応が異なることが多い。引越しなどで不要になるのはキッチンボードだけでなく、テーブルやソファなどもあるのではないだろうか。購入したときの価格が安い場合は引き取りのみになることもあるので、他の家具や家電とまとめて査定を依頼してみよう。
査定を依頼するときに傷や汚れがないかをチェックしておこう。炊飯器や電子レンジの収納スペースは、熱や蒸気で歪んでいたりカビが発生している可能性もある。見逃しがちなチェックポイントが食器棚の棚だ。食器の重みでたわんでしまっていないかも忘れずに確認しておこう。
状態を良くするためには、素材に合った方法で掃除をしておくのも大切だ。ホコリを払うのはもちろん、油汚れなどベタつきやシミは除去しておくと良いだろう。
買取業者は出張で査定にきてもらえる業者が多い。ニトリのキッチンボードを買い取ってもらえるかどうかを事前に問い合わせてみよう。査定価格がつかなかった場合に引取り手数料が発生するかなどの疑問点があれば聞いておくとトラブルを防ぐことができる。
また、キッチンボードは家から運び出さなければならない。運び出すための作業はどのような手順でおこなうのかも事前に聞いておくと安心だ。買取業者による査定の見積もりは無料の場合が多いので、複数の業者に問い合わせ比較することが高く買い取ってもらうコツになる。
まとめ
キッチンボードに限らず家具などは新品であっても自分で組み立てたものは買い取ってもらえないのが一般的だ。買い取ってもらいたい家具の塗装がはげていたり傷があるのもは、買取業者の判断が異なることも多い。
また、年式が古いものも査定価格がつかないといわれている。ただし業者によってはインテリア性の高いものや機能が充実しているものであれば査定をしてもらえるケースもある。手放したいキッチンボードが組み立てたものかどうか不明なときや製造された年が古い場合は、安易に自分で判断せず買取業者に相談してみよう。年式や型番を確認しておけば、問い合わせもスムーズにできる。
需要が少なく査定価格がつかないとしても、無料で引き取ってもらえるかもしれない。処分に悩んでいる家具や家電をまとめて依頼するなどのひと工夫で、不要な家具をゴミにすることなく手放すことができる。
買取業者はそれぞれ独自の販売ルートを持っているので、業者ごとに強みが異なる。ひとつの業者に断られたとしても、諦めずに複数の業者に相談してみよう。ニトリの家具であっても買取対象としている業者が見つかるかもしれない。
買取業者の出張査定は出張エリアが限定されていることがある。フリーダイヤルやメールフォームなど問い合わせ窓口が用意されているので、出張エリアや買取対象品などをホームページなどで確認してから問い合わせてみよう。