現代ではノマドというスタイルで仕事をする人が増え、またそれ以外でも出先でノートパソコンを使う人が多くなった。そもそもノマドとは、フランス語のnomadeを語源とし、「遊牧民」という意味を持つ言葉。遊牧民とは、牧畜を生業として、乾燥地帯や砂漠地帯を移動しながら生活する人々のことだ。ワーキングスタイル、またはライフスタイルの一つとしてのノマドワーカーとは、特定の職場を持たず、移動しながら仕事をする人々を指す言葉である。
このノマドワーカー、広義では、職場としてのオフィスもデスクも存在するが、そこに縛られることなく、自由な場所で仕事をする人、オフィスは存在しても自分用のデスクは持たず、自由な場所で仕事をする人など、企業が社員に対してノマドワーカースタイルを認めている場合から、全くオフィスもデスクも持たず、会社員としての身分も持たない一匹狼的な自営業タイプまでを広く含む。ノマドワーカーの主な職種としては、営業職から編集者、デザイナーやプログラマーまで様々な職種が考えられるだろう。パソコンを用いてできる業務であれば、大抵の仕事でノマド的な働き方は可能であると言える。
パソコン一つあればできるのであれば、自宅でも作業することはできる。とはいえ、それではオンオフのメリハリがつけられなかったり、煮詰まった時に逃げ場がなかったりするだろう。そのため、カフェやワーキングスペースを利用するノマドワーカーが多いのだ。
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外出先で充電が無くなる問題
そして、外出先でパソコンを使用する際に気になってくるのが充電の問題だろう。ノートパソコンの充電の寿命は、だいたいもって4時間が平均的なところではないだろうか。実際ノマドワーカーの増加などを受けて、電源を備えているカフェは多くなってきたが、まだまだそうでないところも多い。また、電源があっても限られた席にしか電源が用意されていないことも多く、時間に追われているときには電源カフェを探すのも中々大変だ。せっかく電源のあるカフェを見つけたと思っても、座席が空いていないなんてこともしばしばある。そもそも、カフェ以外に出先などで電源が確保出来ない状況は色々と想定されることだろう。
大容量バッテリーのパソコンは限られ、使っているうちに劣化も
昨今、ノートパソコンのバッテリーの持ちは日々進歩していてバッテリー自体の大容量化、端末の省電力化によってかなりの長時間使える製品も増えてきてはいる。ただ、それもまだまだ発展途上であり、同時に端末が進化することでまた消費電力が増えるなど完全に解決しているとは言い難い。また、ノートパソコンは充電が少なくなっているのを忘れがちで、うっかりそのまま持ちだしてしまうこともあるだろう。Let' noteなど、大容量のパソコンだとむしろ毎日充電をしなくなる。
モバイルバッテリーを持っておこう
そこでやはりノートパソコンのバッテリー容量を超えて使用したい際には、「モバイルバッテリー」が必要となってくる。携帯電話・スマートフォンやタブレット用のモバイルバッテリーは、種類も豊富で持ち歩いている人も多くかなり普及しているが、実はノートパソコンでも使えるモバイルバッテリーが手ごろな価格で販売されているのだ。モバイルバッテリーを使用することで、使用時間をなんと数時間も延長することができてしまう。
もちろん、ノートパソコンだけでなく、スマートフォンの充電もできてしまうので、いっそこちらを買っておくのが賢い選択とも言えるだろう。最近では、種類やメーカーが豊富になってきており、さらに低価格化も進んで持ち歩く人も増えたモバイルバッテリー。Amazonではどのような商品が人気なのかご紹介していこう。
1位:サンワダイレクト 700-BTL011 16000mAh
まずは、今一番人気なのがこのサンワダイレクトのモバイルバッテリー。安心のサンワサプライ製で、なおかつ大容量の16000mAhで1万円を切るリーズナブルな価格が魅力だ。薄型・軽量で持ち運びやすく、アルミのヘアライン仕上げでスタイリッシュな見た目なのもポイントである。豊富なDC変換プラグが付属するため、DC接続のノートパソコンであれば電圧のモードを切り替えることでかなりの種類のパソコンで使用できるだろう。ノートパソコンだと約3時間延長して使用することが可能。
また、ノートパソコン用とスマートフォン用の出力ポートが分かれているため、2台同時に充電することも可能になっている。モバイルバッテリー本体への充電は、付属のACアダプタを使用することで約4時間で高速蓄電することができる。電池残量も一目でわかるように、5段階のLEDランプで確認ができる。
2位:Advan Technology 大容量 モバイルバッテリー 21000mAh
21000mAhという大容量を誇りながら1万円を切る破格のモバイルバッテリー。2012年に発売され、今でも人気のロングセラー商品だ。このモバイルバッテリーを使用することで、ノートパソコンの使用時間を4時間ほど延長できるはずだ。こちらも薄型・軽量でとても持ち運びやすい製品で、重量はなんと599g。
本体に液晶画面がついており残量が見やすく、また電圧も液晶で確認できるため切り替えがわかりやすい。なお、充電するものによって自動で電圧も切り替えされるようになっている。DC変換プラグだけではなくUSB用の変換プラグもつくなど付属品も豊富だ。かなりコストパフォーマンスの良い製品だと言えるだろう。
3位:日本トラストテクノロジー MobilePowerシリーズ 24000mAh MP-24000
上記2つとサイズ・重量がそれほど遜色がない中、24000mAhという特に大容量を持つモバイルバッテリー。本体サイズは、約185 ×125 ×20mm、重量650g。気軽に持ち運べて、場合によってはノートパソコンでも5時間ほど使用できるパワフルなバッテリーなのでヘビーユーザーにはうってつけの製品と言えるだろう。Surfaceなど充電容量のあまり多くないタブレットPCを使用している場合に、おすすめだ。
かなり豊富なコネクタが付属しており、各メーカーのノートパソコン用コネクタやMicroUSB/MiniUSBをはじめiPad向けやガラケー用コネクタまで揃っている。
4位:RAVPower 15000mAh モバイルバッテリー RP-PB11
通常このようなノートパソコン用モバイルバッテリーは20,000円近くするのが相場だが、こちらの製品の値段はなんと破格の7,000円。15000mAhの容量を持ちながら男性の片手に収まるほどコンパクトなサイズのモバイルバッテリー。この容量であれば、ノートパソコンの使用時間を3時間ほど延長できる。スタイリッシュなデザインも魅力的だ。豊富な種類の変換プラグが付属する点も便利だろう。電池残量は、LEDランプで4段階表示されるようになっている。
5位:LOOKEAST リチウムイオンバッテリー Power-Pond Connect
他製品と比較すると大きく、価格も高いが40800mAhという驚異の容量を誇る。本体サイズは、幅140×高さ75×奥行き40mm、重量は約1,089g。ノートパソコンでの使用であれば、7〜8時間分の充電が可能だ。もはや、複数人で使用することを想定した商品とも言えるだろう。また、通常のコンセントであるACプラグ対応という非常に珍しい製品になっている。そのためこれさえあれば、変換プラグなどがなくても通常のACアダプタを持つだけで充電ができるのだ。さらに、一般の家電製品も接続可能など、あらゆる機器での使用ができるためいざという時の強い味方になるだろう。
モバイルバッテリーの選び方
便利なモバイルバッテリーを選ぶ上で、押さえておきたいポイントがいくつかある。
出力アンペア数
ノートパソコンの充電には、スマートフォンやタブレットよりも大きなアンペア数が必要になる。これについては、ノートパソコンのACアダプタに記載がある容量よりも大きければ対応できるため、あらかじめ確認しておこう。
USBポートの数
ノートパソコン以外の周辺機器も同時充電したい、というようなことがあれば複数のUSBポートを備えたものが便利だろう。合計で何アンペアまで対応しているかも確認するのを忘れないように。
充電時間
バッテリー容量は××mAh(ミリアンペアアワー)と表記され、数値が大きいほど充電時間も増える。容量が増えれば本体も大きく重くなってしまうため、どのくらいの容量が必要なのか確認し検討すると良いだろう。
このように、今は安くてもきちんと使え、便利な大容量バッテリーがノートパソコン向けにも豊富にラインナップされている。日頃ノートパソコンのバッテリー切れで困っているという方はこの機会に購入を検討してみてはどうだろうか。いや、スマートフォンもここから充電してしまえば、何も困ることは無くなるのだから、絶対にこちらを購入した方が幅広く使えるし、後々困らない。
容量や価格、サイズや重量感など、自身にあったものを選び、快適なノマドライフを手に入れてみてはいかがだろうか。