若いころは毎月のようにキャンプをしていたけれど、結婚してからは家庭があるから簡単にキャンプに行けなくなった。アニメの影響でキャンプを始めたけれど自分には合わなかった、いろいろな理由でキャンプ用品を寝かしたままにしている人もいるのではないだろうか。
しかし、キャンプ用品は場所をとりやすいので、まったく使わなかったら邪魔になってくる。ごみとして処分してもいいが、買取専門店ではキャンプ道具を買い取っているところもあるので、小遣い稼ぎをしてみるのもいいだろう。今回はヒルバーグのキャンプ用品の買取相場とおすすめの買取専門店を紹介する。
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ヒルバーグ製の特徴
ヒルバーグは1971年に設立された会社で、テントとタープを販売している。商品は、ブラック、レッド、ブルー、イエロー、シェルターズの5つのレーベルに分けられており、旅先の環境に合わせて購入することが推奨される。
ブラックレーベルは、木が育たないような標高地、雪が降りしきる雪原地帯、乾いた砂漠、潮風がある砂浜など、あらゆるシチュエーションに耐えられるよう設計されたテントだ。登山家などのプロが愛用するレーベルで、趣味のキャンプでこのタイプのテントを使っている人は少ないのではないだろうか。
レッドレーベルは、それほど過酷でない環境での長期間および短期間の滞在に向いているテントである。軽量化に重点を置いているため、ブラックレーベルのような厳しい環境で使うことはできない。しかし、突然の不測の事態に耐えられるように、嵐には強い耐久性を持っている。冬季、夏季問わず使えるため、キャンプを知り尽くした玄人向けのアイテムと言えるだろう。
ブルーレーベルは、それぞれのモデルが用途に合うように設計され、素材も目的にあったものが使われている。他のレーベルのいいところ取りをしていると言い換えてもいいだろう。そのなかでも大型グループテントのアトラスは、ブラックレーベル並みの強度がありながら、軽量化に成功した商品である。
イエローレーベルは軽量化に重点を置いたテントになる。夏場の穏やかな環境でキャンプをすることを想定してつくられている。生地はメッシュ性で通気性がよく、快適な涼しさが得られる。逆に冬場や高地でのキャンプには適さないタイプで、キャンプを始めたばかりの初心者向けのテントになる。
シェルターズレーベルは、タープやミニマムサイズのテントだ。一人でちょっとしたキャンプに出かけるときに、突然の雨や虫を避けるのに使われている。レーベルごとに違いはあれど、ヒルバーグのテントは自然環境のなかでも快適に過ごせることを目的としてつくられている。組み立ても簡単で初心者にも扱いやすく、なおかつ耐久力もいいので、幅広いキャンパーに愛用されている。
買取相場
テントを売るなら事前にいくらくらいで売れるのか把握していたほうがいい。業者に依頼した場合とヤフオクに出品した場合の買取相場を紹介する。
買取業者に依頼する場合
買取業者に依頼した場合、ヒルバーグのキャンプ用品の買取相場は、公式の販売価格の2.5割~5割程度の値段で取引されている。具体的な商品名を挙げると、販売価格が375,000円のグループテントのアトラスは、128,000円で買い取られた記録がある。
また、価格138,000円のナロ4GTは55,000円、新品だと96,000円のソウロは30,000円で買い取った業者がある。テントは使えば使うほど使用感がにょじつに出てくる。何年も使い続けたテントはダメージを受けているので、買取価格が元値の2割未満におさえられることもある。
穴が開いているものはそもそも買取対象外になるため注意が必要だ。腕時計やバッグとは違い、キャンプ用品、特にテントは使用感が出やすい。おまけに、昔のモデルにプレミアがつくものでもないので、買取相場は、未開封品で元値の6割、ほとんど使用せず状態がいいものでも5割程度になり、あとは使用感に応じて価格は下がっていく。
また、需要が買取価格に絡んでくる場合がある。需要がある商品は売れやすいため在庫になる危険が少なく、その分買取価格がいくぶんうわのせされるのだ。テントのなかで需要があるタイプは3~4人用のテントである。これは家族でキャンプをしたいという人が多いからだ。
ヒルバーグの3~4人用のテントは、ケロンやナイタム、ナロといったモデルがある。逆に需要がないテントは大人数で使うグループテントになる。ヒルバーグでいうとアトラスがそれにあたる。グループテントはほぼ新品の状態であっても、元値の5割未満で買い取られることが多いので留意してほしい。
ヤフオクに出品した場合
国内で人気のヤフオクではいくらかのヒルバーグ商品が出品されており、公式販売価格の5割~7割の価格での落札が目立っている。新品であれば公式の販売価格に限りなく近い落札額もある。買取業者に依頼するよりも実入りがいいことは確実だが、こういったネットオークションについて回るのが落札者とのトラブルだ。
中古品を売るなら商品の状態を明確に記載しておかないと、落札者からクレームが来ることもある。最初からテントのコンディションを説明していたならそれを盾にできるが、未掲載だとそこからトラブル対応に追われるだろう。
生地のほつれの有無、ジッパーの締まり具合、動作不良がある場合は細かいところでも記載するようにしよう。自分が気にならなくても他の人は気にするかもしれないからだ。
おすすめの業者
テントを売るならキャンプ用品を専門的に買い取っている業者に依頼するほうがよい。幅広い品物を買い取っている買取業者は、そもそもキャンプ用品を買い取っていないところが多いからだ。キャンプ用品買取で多くの実績を持つ業者は次の通りだ。
買うトドア
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
買うトドアはキャンプ用品、登山用品、釣り具を専門的に取り扱っている買取業者だ。買取形式は宅配買取のみ。送ったキャンプ用品は査定暦10年以上のベテランバイヤーが見て値段を出してくれる。
査定結果と同時に商品に関するコメントを出してくれるので、なぜその価格になったのか依頼人も納得しやすい。丁寧な対応をしてくれるためお客さんからの信頼も厚く、自社アンケートでお客様満足度91%を獲得している。商品梱包用の箱は買うトドアから無料で送ってもらえるが、自分で用意すれば500円のボーナスがつく。
また、お得なまとめ売りをしており、査定額1,000円以上の商品5点ごとに1,000円のボーナスがプラスされる。万が一、査定額に満足できなくても返送料は店が負担してくれる。LINEによる簡易査定もあるので、実際に商品を発送する前に利用してみるのもいいだろう。
キャンプパーク
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
キャンプパークは、キャンプ用品のみの買取をおこなっている買取専門店になる。専門店であるためより高い査定が期待でき、鑑定眼のあるスタッフも在籍している。さいたま市南区根岸に店舗を構えていて、店舗から自動車で一時間圏内の場所であれば出張買取をしてくれる。
また、店頭買取と宅配買取もしており、店頭買取を利用すれば漏れなく査定額に500円上乗せされ、宅配買取では梱包の箱を自前で用意すればこちらも500円のボーナスがつく。また、まとめ売りによる査定額の大幅アップも期待できる。
まとめ売りによる料金アップの規則は明示されていないが、ホームページに載っている一例では、4点で29,000円の買取価格になる商品を一度にまとめてくればプラス5,000円上乗せする、と書かれている。キャンプパークは買取強化キャンペーンも積極的におこなっており、ヒルバーグが対象商品に含まれている時期にはより高い査定結果が期待できるだろう。
マウンテンシティ
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
マウンテンシティは2018年7月時点で、買取商品数100000点の実績を誇るアウトドア用品専門の買取業者だ。アウトドア用品に対する知識をそなえたスタッフが査定を担当するので、査定に対する信頼感は厚い。また、市場リサーチを徹底しているので、現在需要がある商品はより高く買い取ってもらえる。自社メンテナンスもしているので、劣化しているアイテムも買取可能だ。
買取方式は、店頭買取、出張買取、宅配買取の3つがある。店頭買取にすると査定額が500円アップ、出張買取は関東6県と福岡県が対象、宅配買取は公式サイトから申し込めるが梱包の箱を自分で用意すると査定額がプラス500円となる。メール、LINE、電話による査定方法もあるのでマウンテンシティに商品を見てもらう前に大まかな値段を知ることが可能だ。
より高く売るためのポイント
不用品を高く売るポイントは、複数の買取業者の査定結果を比べる、付属品をすべてそろえて売る、買取強化キャンペーン中に該当商品を売るなどいろいろあるが、ここでは、テントをより高く売る2つのポイントを紹介する。
メンテナンスをする
ヒルバーグのテントは使用しないときは袋に収納するのだが、キャンプから戻ったら袋からテントを取り出して、テントにポールをつけたまま干して乾燥させよう。湿気を取り除くことで生地の寿命を延ばすことができ、よい状態を維持できる。
また、湿ったままのテントを袋に入れっぱなしにすることは雑菌が繁殖する原因となり、テントに嫌な臭いが染みつくこととなる。臭いがついたテントは査定額が下がってしまうので注意が必要だ。また、ジッパーのメンテナンスも欠かしてはいけない。家に戻ったら歯ブラシなどを使ってジッパーの汚れを落としてしまおう。
砂などの微細な異物を取り除くことで、ジッパーへのダメージを防ぐことが可能だが、ヒルバーグはジッパー用潤滑剤の使用は推奨していない。逆に砂が付着しやすくなるからだ。キャンプ先でもテントは丁寧に扱おう。設営や収納が思い通りいかないからと言って力任せにするのは厳禁だ。
ヒルバーグの公式サイトではメンテナンスの方法や、テント設営・収納のコツ、各環境におけるテントへの影響を説明している。なるべくよいコンディションのままにしておきたいなら、目を通しておくのがいいだろう。
売る時期を見極める
テントには売りどきというものがある。キャンプ最盛期のシーズンは夏であり、その少し前がテントが一番高く売れる時期だ。夏になるとキャンプ用品がよく売れるようになるため、在庫になりにくい。したがって買取業者の査定も高くなる。
逆におすすめできない時期は秋の終わりごろになる。冬場はキャンプ用品はほとんど売れず、在庫費用ばかりがかさんでいくからだ。在庫費を考慮に入れた価格を提示されるので、低い価格を提示される。あまり意識はしないが、キャンプ用品は季節ものの商品、需要が高まる夏場を前に売ろう。
まとめ
レーベルや商品の種類が豊富な昼バーグのキャンプ用品は、状態が良ければ比較的高値で買い取ってもらえることがわかった。もし売却を考えているのならば、しまっておいたテントやキャンプ用品を早めに出しておき、あらかじめ点検・メンテナンスを済ませておくといい。
あらゆる買取業者のなかでも、キャンプ・レジャー用品の取り扱いに特化したショップでは、その商品の価値をしっかりと見極めてくれる傾向があるのだ。適切な買取価格を提示してもらうことで、売り手としても納得のいく取引が実現できるといえる。まずはヒカカクから一括査定を申込み、各ショップの査定額をじっくり比較してみよう。