ブランド品の鑑定士・査定士としての資格はあるのか？

ブランド鑑定士・査定士という言葉を聞いたことはないだろうか。このブランド鑑定士・査定士とは、果たしてどういうものなのだろうか。また、ブランド鑑定士や査定士に興味を持っている人も一定いるようなので、本コラムでは、ブランド鑑定士・査定士の資格などについてリサーチしてみたので紹介していく。

ブランド鑑定士・査定士とは何か

では、まずこのブランド鑑定士・査定士とはどういったものなのかについて述べていこう。ブランド鑑定士や査定士の役割についてある程度、基本的なポイントは押さえておくといいだろう。

ブランド品の真贋をおこなう仕事

ブランド鑑定士・査定士がどのような役割があり、どのような仕事があるのかだが、読んで字のごとくブランド品の鑑定や査定をおこなう役割がある。中古市場ではハイエンドブランド品などが、質屋やリサイクルショップなどの買取業者へ持ち込まれ、買取や販売が行われている。このようなブランド品は需要が高いあまり、偽物や模倣品が多く、鑑定や査定が非常に重要なポイントとなる。そのため、鑑定や査定はしっかりとした知識や相場を把握していなければ偽物や模倣品を見極めることができない。そこでブランド鑑定士・査定士が鑑定や査定をして、本物かどうか真贋するのである。そういったスタッフはブランド品の買取をおこなう業者には必ずと言っていいほどいるのである。

ブランド鑑定士・査定士の求人がある

また、このブランド鑑定士や査定士の求人は意外と多く、いろいろな買取業者がブランド鑑定士や査定士の採用をおこなっている。日々、多くの買取をおこなう業者であればあるほど、鑑定や査定ができるスタッフを確保したいため、求人は絶えずある。現在、ネットの普及とともに買取市場は大きな市場へと変わる転換期でもあるため、このブランド鑑定士や査定士は非常に注目度の高い職業である。

ブランド鑑定士・査定士の資格はあるのか？

では、次にこのブランド鑑定士・査定士の資格について述べていきたい。また、ブランド鑑定士になるには資格がいるのかどうかは非常に大事なポイントになるだろう。

「古物査定士」という認定資格制度がある！

古物査定士認定協会において「古物査定士」という資格を扱っていることがわかった。ブランド鑑定士・査定士を目指そうと思ったとき、こちらの認定資格を取得することで求職時にも強い味方になってくれると言える。

現在は民間の資格ではあるが、公的資格化へ向けて協議を進めているとのこと。今後さらに影響力を持つことも大いに期待できるので、ブランド鑑定士・査定士になりたいと思ったらまずは取得を目指してみるといい。

資格があっても実力は問われる

資格があるからと言って安心してはいけない。なぜなら、基本的に鑑定や査定というのは非常に難しいものでもあるからだ。モノの価値を見定める力は、豊富な知識はもちろん、経験などから身につくもので、ただ何かを覚えればできるようになる職業ではない。そういう意味では、知識面だけでなく実力も問われる職業だと言える。鑑定や査定は中古市場で非常に重要な売上に直結する要素になるので、現場での日々の積み重ねが最重要だろう。

資格がない場合はどうすればいいのか？

ここまではブランド鑑定士や査定士の資格ついて述べてきたが、資格を持っていない場合はどうすればいいのか。最後にその点について述べていこう。

未経験でその業界に飛び込んでみる

一番手取り早い方法が、買取業者などで働くことだ。つまり、ブランド鑑定士や査定士が必要とされる業界へ飛び込むということ。基本的に鑑定や査定の仕事は、1、2日でなれるものではない。常に勉強も必要であるため、そのような業者へ入社して勉強や経験をしていくということが大事なのである。たとえ資格を取得していたとしても、現場での勉強は通常の職業と同じように大変であり、膨大な知識を持つ必要があるので覚悟しておこう。

将来、独立などを考える人は古物商の許可がいる

また余談ではあるが、知識があり経験があるからといっても、中古市場では古物商許可が必要なのでその点は押さえておこう。古物商許可は中古の売買を事業でおこなう際に必要なもので、目的としては盗難品などが売れることを防ぐ目的がある。自分で経営する場合はこの許可証がないと事業ができないので押さえておくといい。

まとめ

本コラムでは、ブランド品の鑑定士・査定士としての資格はあるのかというテーマで、ブランド品の鑑定士・査定士のことについて述べてきた。現在は、古物査定士認定協会の「古物査定士」という資格があるので、まずはその取得を目指すところから始めるのが賢明だ。

ただ、資格あるとは言えど、実力が問われる厳しい世界でもあるためブランド品の鑑定士・査定士になりたい場合にはある程度、覚悟が必要だろう。

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