マイクロソフトもタブレットPC「Surface」を販売し、順調にセールスを上げていたかのように見えたが、2014年後半から製造終了の噂もちらほら。その理由と「Surface」の優れた点、新モデルについて解説。
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マイクロソフトの自信作、「Surface」
microsoft-surface-2-exp / Sinchen.Lin
マイクロソフトのタブレットPC「Surface」は、登場してから性能の良さや12インチのスリムな本体、2in1でタブレットとPCの両方の機能を兼ね備えたモデルとして期待が高かった。2014年、「Surface Pro 3」が登場し発売されたが、その売り文句の割には、販売不振で「Surface」ブランド終了の噂が飛び交うようになった。
結果として、出荷台数や販売数が予想よりずっと低くなってしまったということである。しかも、初代や2代目も赤字を出していたということで、もはや赤字事業を継続することはできなくなってきたようだ。
思ったよりも売れなかった「Surface」、その理由
MWC Barcelona 2013 - Microsoft Surface / Janitors
初代「Surface」も2代目「Surface」も売れなかった理由は、販売網が確立されておらず、加えて価格が高価だったこともあり、ユーザーに受け入れられなかった。実際には約17億ドル(1800億円)程度の損失を出してしまっている。値段に関しては最上位のモデルが20万円を超え、ノートパソコンと同じ価格になったことで、比較になったときに選ばれなかったということになる。また、意外にも低い認知度だったことも敗因だ。
新しい波、ファブレット、大型スマートフォン

Microsoft Surface / Jason A. Howie
「Surface」は、タブレットPCだが、タブレットとしては高い値段設定で「Surface Pro 3」でも最安値が9万円台から。通常タブレットの購入価格帯が4万円から5万円となっている。さらに追い打ちをかけているのが、ファブレット端末の登場やスマホの画面の大型化だ。6インチ以上のモデルも登場している。「Surface Pro 3」は12インチ、新しい「Surface 3」は、10インチと小型化されている。「Surface」は確かに魅力ある製品だがうまく差別化できず選ばれなかったようである。
「Surface 3」はアメリカですでに先行発売、日本ではもうすぐ

sneakNtouch - Microsoft Austria Surface Pro 3 Launch Event / ambbase
「Surface 3」がすでにアメリカで登場し、日本ではソフトバンクがLTE版として発売を予定している。先に発売していた「Surface Pro 3」よりも画面サイズが小さくなり、10.8インチへと縮小され、さらに軽量になった。ファンレス設計にもなり、あくまでも持ち運びしやすいタブレットPCとして、メインマシンとはなりえず、サブマシンとしての利用が中心になるだろう。
まとめ
「Surface」ブランドは、販売不振だということはすでにわかっていること。その中で新モデルも発売され、その売れ行き状況や評判により、今後「Surface」が継続されるのかどうか決まるのではないかと予想される。
Surfaceシリーズの買取相場は以下の通り。要らない人は買取価格を比較しよう。

