さまざまなメディアで多く取り上げられているムスビーは、中古スマホの売買ができる白ロム専門フリーマーケットだ。中古スマホ市場が活性化している今の時代は、こうした便利なサービスを使って不要な端末の現金化をするスタイルも一般的になりつつある。
また手軽に利用できるムスビー利用者の中には、大手キャリアなどでは起こり得ない個人売買ならではのトラブルに見舞われるケースも少なくない実態があるため、安全安心に取引をする上で欠かせない注意点を頭に入れておく心掛けも必要だと言えるだろう。
今回は、実際にムスビーで白ロムを買った人たちの口コミや評判から見えてくる、このサービスが人気の理由や、トラブル、手数料などを詳しくまとめていきたい。
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白ロムとは?
そもそも白ロムとは、SIMカードが入っていない端末のことを指す。要は電話番号のないスマホやガラホが白ロムと呼ばれるわけだ。
白ロムとは反対にSIMカードが入っている端末、電話番号のある端末は黒ロムとも呼ばれる。
赤ロムという呼ばれるものも存在し、これは端末を毎月分割で購入している場合(割賦)で分割で支払い中に端末を売却し、更には分割代金を支払わない場合、ケータイキャリアはその端末自身をネットワーク制限をかけ通信出来ないようにする。この状態の端末は赤ロムと呼ばれる。赤ロムになってしまうと、SIMを入れても通信することは出来なくなってしまう。
白ロムの端末を入手すると、最新の端末でも古いレアな端末でもいつでも自分のSIMカードを挿して使うことが出来るようになる。最近ではMVNOの普及により格安SIMが多数登場してきている。こういった背景もあり、現在白ロム需要が高まっているというわけだ。
ムスビーとは?
ムスビーは、回線契約のおこなわれていない携帯電話の白ロムを中心に取扱うフリマサービスだ。SIMカードの抜かれた白ロムを取扱うムスビーを利用すれば、大手キャリア会社などより遥かに安くスマホの購入ができる。またMVNOが人気の今の時代は、スマホ端末とSIMカードを別々に調達するユーザも増えているため、ムスビーのような場所から携帯電話の調達をするのも賢い買い物の仕方になりつつあると言えるだろう。
ガラケーやモバイルルーターなども販売中
ムスビーには、スマホと一緒に使うことの多いモバイルルーターやガラケー、タブレット端末といった商品も出品可能となっている。こうした形でスマホに関するデータ通信機器も売買可能なムスビーを使えば、ひとつのWEBサービスで効率的に現金化に繋げることも可能になると言えそうだ。
いろんな人が集うムスビー
買い手と売り手だけでなく、個人と法人といった非常に多彩なユーザが会員登録をしているムスビーには、評判についても幅広い視点で多くの声が寄せられている。こうした評判をチェックしておけば、売買時の失敗やトラブルに見舞われにくくなる。また場合によっては他社サービスを使った方が良いケースも見受けられるため、評判を通してムスビーのサービス内容を深く知る心掛けも必要だと言えるだろう。
ここからは、買い手と売り手、それぞれから生じることの多いムスビーの評判について、わかりやすく紹介していく。
買い手によるムスビーの評判
実際にムスビーを使って中古スマホを買った人たちの評判を見ていると、このサービス利用のメリット・デメリットに繋がる下記の特徴に気付かされる。
ムスビーのメリット
ムスビーを利用する上で、メリットになりそうな点としては、下記のような項目があげられる。
白ロム・タブレット・ガラケーが中心
トップページに多くのスマホが並ぶムスビーには、多彩な製品を取扱うヤフオクやメルカリと比べて遥かに見やすいサイトだ。白ロムに特化したこのWEBサービスを使えば、キーワード検索が苦手な人でも簡単に気になるスマホを探すことができる。また絞込条件についても、SIMロック解除済みや赤ロム保証、外装交換品といった白ロムならではの内容となっているため、自分の希望する条件の端末によりスピーディーに近づける仕様と捉えて良いだろう。
キーワード検索ができなくても良い
白ロムだけが商品となるムスビーの場合、iPhoneやXperiaといった難しいスペルがわからなくても、キーワード検索なしで商品探しができる利点がある。例えば、このサイトでiPhone7を購入する場合は、トップページの人気機種ランキングから欲しいモデルを選択するだけで、200以上の商品が一覧で表示される形となる。またデータの並び替えなども簡単にできる仕組みとなっているため、通販サイト利用が初めての皆さんでも操作に頭を悩ませることは少ないと言えそうだ。
白ロムのトレンドがわかる
白ロム販売に特化したムスビーは、iPhone特集や人気機種ランキングといったスマホ初心者に嬉しいコンテンツが充実している。こまめにこうした情報に目を通しておくと、自分が購入するスマホの機種も早めに絞りやすくなる。また中には新機種の登場によりランキングが一気に下がるモデルもあるため、友人や家族から時代遅れの買い物と指摘されないためにも、白ロムに特化したムスビーを使う心掛けはおすすめ度が高いと言えそうだ。
豊富な商品数と取引実績
商品数・実績ともに豊富なムスビーは、運営スタートから10年の歴史のある老舗サイトだ。20,000台以上も登録されている出品スマホの中には、一般の中古市場ではなかなか流通しないレアな機種なども多く見受けられる。また40万件もの取引実績は、このサイトを
身分証明書による安心感
ムスビーでは、初めて白ロム出品をおこなう売り手全員に身分証明書を提出してもらっている。名前・生年月日・現住所のわかる本人確認書類の提出を義務付けているムスビーを使えば、社会問題化している中古スマホの転売詐欺などとも遭遇しにくくなる。またムスビー側での身分証明書確認が終わらない場合は、スマホ売却代金の支払いがおこなわれないシステムとなっているため、ヤフオクやメルカリなどと比べて安心できる要素の多いWEBサービスと捉えて良いだろう。
相手方に口座情報を伝える必要がない
全取引の仲介をしてくれるムスビーを使えば、売り手に対して大事なクレジットカードや口座情報を伝える必要を伝える必要がなくなる。また取引が進んだ時の連絡は、ムスビー側から双方にメールで伝えられる仕組みとなっているため、自分自身の個人メールアドレスなどを相手に伝える必要がないといった部分でも、安心できる要素が大きいサービスとなりそうだ。
マイページで商品管理もできる
ムスビーに会員登録をおこなうと、白ロム購入の取引や支払い、自分自身の登録情報の管理をマイページの中でおこなえるようになる。マイページを上手に活用すれば、複数商品を買った場合に、支払い済みと未払い商品の区別もつきやすくなる。また会員登録をしておくとその画面の中から問い合わせもできるため、ムスビー側に何の情報を伝えれば良いかわからない!といった不安も解消しやすくなると言えるだろう。
コンディションガイドラインがある
自分の納得するコンディションのスマホが欲しいと感じる人にも、売り手と買い手に共通する下記ガイドラインのあるムスビーはおすすめだ。
- ・SS(未使用):ケースや付属品を含め完全状態のもの
- ・S(新品同様):汚れや傷、塗装ハゲなどがなく、一見使った形跡のない状態のもの
- ・A(良好、程度が良い):細かな傷、塗装ハゲ、汚れがあっても比較的状態が良いもの
- ・B(多少の汚れや傷がある):汚れ、傷、塗装ハゲがあるもの
- ・C(汚れや傷が目立つ):目立つ汚れや傷、塗装ハゲ、ヒビ割れのあるもの
- ・J(ジャンク品):通常使用できない、故障により正常動作しない等のもの
このガイドラインに沿った形でコンディションが決められるムスビーを使えば、スマホ端末の状態に関する買い手と売り手とのトラブルが起こりにくいと考えられる。
買う側の確認事項も書かれている
ムスビーのサイトには、注文前の準備としてさまざまな注意点やチェック項目が並んでいる。その中には、IMEI番号を使ってネットワーク利用制限を調べる方法も記載されているため、中古スマホの転売詐欺被害が気になる皆さんも自分自身で対策を講じられると言えそうだ。
キャリア別・端末変更の方法も記載されている
白ロムに特化したムスビーのサイトには、購入端末の開通手続きをキャリア会社でおこなう際の注意点についても丁寧にまとめられている。買い物をする前にこうしたポイントに目を通しておくと、キャリアに端末を持ち込んだタイミングで生じるこんなハズじゃなかった!などのトラブルも防ぎやすくなる。
MVNOの動作確認端末も確認できる
ムスビーでは、近頃人気の高い格安SIMへの対応もきちんとおこなっている。このサイトで公開している動作確認済端末確認方法の表をチェックすると、人気MVNO会社の取扱いSIMカードの種類(サイズ)も用意に確認できる。またその中には、ドコモ系・au系の記載もあるため、表をしっかり確認することで欲しい端末に合ったMVNO会社も探しやすくなることだろう。
出品商品の仕様を確認しやすい
白ロム専門のムスビーでは、出品者側が商品説明に記載すべき項目を定めている。こうしたルールのあるムスビーを使えば、購入者が自ら多くの質問を出品者に投げかける必要がなくなる。またスマホ専門サービスではないメルカリやヤフオクなどの場合は、コメント欄を使って商品の詳細を質問する作業が面倒という意見もあるため、スムーズかつスピーディーに購入手続きを進めたいと考える皆さんにとっても、ムスビーは使い勝手の良いサービスとなりそうだ。
4種類の支払い方法
ムスビーには、下記4つの支払い方法が用意されている。
- ・クレジットカード払い
- ・インターネットバンキング
- ・ATM支払い
- ・コンビニ支払い
自分に合った支払い方法が選べる点も魅力と言えるだろう。
サポート体制の充実
専門スタッフによるサポート体制の整ったムスビーは、初めて取引をおこなう皆さんでも安心できる要素が高いと言われている。例えば、自分が購入した商品と違うものが届いたり、白ロムスマホに問題があった場合は、受け取りから3日以内に問い合わせフォームから状況報告をすることにより、ムスビーのサービスカウンターから対応に関する連絡がくる仕組みだ。
会員以外でも利用可能な問い合わせフォーム
ムスビーの問い合わせフォームは、個人情報の登録が必要となる会員以外でも利用可能だ。未登録者向けのフォームには、名前、フリガナ、メールアドレス、件名、本文を入力する仕組みとなっている。問い合わせ内容の返信をおこなうカスタマーサポートは、土日祝日以外、9時〜18時まで営業している。
急ぐ人には嬉しいシステム
ムスビーでは急なスマホの故障などによって1日でも早く端末を入手したい人向けに、今日発送、明日発送、即売商品といった3条件で絞込可能なシステムを導入している。例えば、今日発送・明日発送と書かれているスマートフォンについては、商品詳細画面内に記載された時間までに入金手続きができれば、その条件で売り手からの発送がおこなわれる。また即売商品については注文が即確定する仕組みとなっているため、何度も売り手とのやり取りをするのが面倒な皆さんにも、よりスピーディーに白ロム端末の購入のできるシステムと捉えて良いだろう。
ムスビーのデメリット
反対に、デメリットになりそうな点としては、下記のような項目を上げることができるだろう。
事務手数料がかかる
大変便利なムスビーには、売る側だけでなく買う側にも手数料がかかる難点がある。このサイトでは、ひとつの商品ごとに下記の事務手数料(税抜き)を定めている。
- ・1円〜10,000円の商品:300円
- ・10,001円〜30,000円の商品:500円
- ・30,001円以上:商品売価の3 %
こうした形で事務手数料を並べてみると、そんなに高額ではないという印象を受けるかもしれない。しかし例えば、コンディションがSSランクで65,000円の白ロムを買った場合に、送料と消費税以外に1,950円もの事務手数料がかかることを考えると、少しでも安く中古スマホを購入したいと考える皆さんにとってこのポイントは要注意だといえるだろう。
他のフリマサイトの中にはこの様な買い手に対する事務手数料がかからないサイトやアプリもいくつかあるので、ぜひ平行して販売価格などを比較し、安く買えるサイトがどこなのかということを調べていくのはとても重要だ。
さらに動作保証や除菌クリーニングといったオプションサービスも用意されているので、中古の白ロムスマホに抵抗のある方でも比較的安心して購入しやすいのではないだろうか。
万が一、購入後に動作不良が起こった場合でも返品・返金保証が設けられている。買い替えの際はぜひ参考にしてみてほしい。
取引中は売り手に直接連絡ができない
注文〜取引完了までの間にトラブルが生じた時には、基本的にムスビーを介して対応を依頼する形となる。この段階で購入者が個人で一度でも売り手との調整をおこなってしまうと、ムスビー側がトラブル内容を具体的に把握できないことにより、対応が難しくなるため注意が必要だ。こうしたルールの存在するムスビーで取引中にトラブルや違和感が生じた時には、まず問い合わせフォームを使ってムスビーに質問をすることを忘れないようにして欲しい。
受取完了後のトラブルには注意が必要
ムスビーのサポート体制には、受取完了後のトラブルについては一切関与してもらえないという大きな注意点がある。例えば、受取完了の手続きをおこなった後に、購入スマホが壊れた・赤ロムだったなどのトラブルが生じた時には、売り手に対して直接相談をしなければならない。また赤ロム保証の内容についても出品者によって対応条件が異なる実態があるため、サポート体制が充実したムスビーであっても受取完了後のトラブルには強くないと捉えた方が良いかもしれない。
返品できない
しかしムスビーでは基本的に、お客様都合の返品やキャンセルを受け付けていない。また商品到着後に受付完了連絡の手続きをおこなってしまうと、その後に中身が違う・壊れているなどのトラブルを報告してもサービスカウンター側での対応ができなくなるため、注意をして欲しい。
赤ロム補償の有無は業者によって異なる
ムスビーで販売中のスマホには、その大半に赤ロム補償のマークが付いている。こうした表示を目にすると、マークさえあれば100%赤ロム補償対象になると感じられるかもしれない。しかし実際は、赤ロム補償に関する対応は、販売業者によって諸条件が異なる実態があるため、注意が必要だ。もし商品情報を開いた時に全て永久的に保証するなどの文言がない場合は、購入手続きに進む前に出品者の質問をおこなった方が良いだろう。
時間のルール
サービス向上のためにスピーディーな対応を推奨するムスビーには、売り手・買い手の双方に時間に関するルールが多数存在している。例えば、即売商品を注文した人は、それから2時間以内に入金をしなければならない。また荷物追跡により受け取りから3日以上経った取引については、問題なし受け取り完了と処理されるシステムとなっているため、泊りがけの出張や旅行などが多く、家族に宅配便の受取をお願いする人などは注意をして欲しい。
売り手がビジネス会員だった場合の注意点
ムスビーの売り手の中には、さまざまな特典の受けられるビジネス会員が存在する。この会員から白ロムを購入した場合、通常24時間以内に届く注文確定連絡が、休日を除いた24時間以内に届くルールに変わる仕組みとなる。また発送についても、普通は2日以内におこなわれるのに対して、ビジネス会員の売り手から購入した場合は2営業日以内となってしまうため、注意が必要だ。
白ロム購入時の注意点
ここまでムスビーの評判について見てきたが、いざ白ロム購入をしようとした際、注意しておかなければならない点がいくつかある。白ロムを購入したが、思った使い方ができなかったという失敗を無くすためにも見ておこう。
必ずネットワーク利用制限を確認する
ネットワーク利用制限とは、端末料金の未納時や契約時の本人確認書類が偽造されている物と分かった時にその端末に利用制限をかけることだ。このネットワーク利用制限を確認するためには端末の固有IDを知っておく必要がある。
端末には必ず製造番号やIMEIやMEIDといった固有IDが存在する。これらは端末1つ1つに発行されている番号で、同じものは2つこの世に存在していない。
これから白ロムを購入する人は購入しようと思っている端末が白ロムなのか赤ロムなのか赤ロムになる可能性がある白ロムなのかを把握する為に、端末のネットワーク利用制限をチェックしておこう。
SIMのサイズに注意
SIMカードには実はサイズが3種類存在している。大きい順に標準SIMmicroSIMnanoSIMとなっており、端末によって対応しているSIMのサイズは違ってくる。サイズが違えば入れることができないため、使用することもできない。キャリアでの手続きにより、変更することはできるが、有料対応となるため注意しておこう。
保証期間
白ロムでも保証書を持っていて保証期間内なら不具合が生じてもショップに持ち込めば修理してもらうことができる。発売日が最近のスマホや、自分でバッテリー交換できないタイプのスマホの場合は、保証期間内の保証書があることが必須と言えるだろう。
バッテリーの消耗程度
自分でバッテリーを交換できるタイプの白ロムの場合、電池の消耗具合は基本的に気にする必要はないだろう。物によってはAmazonで3000円くらいで新しいバッテリーを買うこともできるので、もし電池が消耗していても問題ないと言える。
しかし、最近の白ロムのほとんどは自分でバッテリー交換できないタイプのスマホになっている。自分でバッテリー交換できない白ロムの場合は、まだそこまで消耗していない可能性が高い、発売日からまだ1年経っていない白ロムや、1年保証がまだ残っている白ロムを選ぶことをオススメする。
自分でバッテリーを交換できない白ロムでもショップへ持ち込めば交換してくれるが、時間も費用もかなりかかってしまう。
もしバッテリー交換できない白ロムを購入しようと思っている場合は、交換費用を調べて、その値段も考慮して白ロムを選ぶことをオススメする。
まとめ
ムスビーを利用すればお得に白ロムが購入できるが、いくつかの注意点がある。当記事を参考に、それらを念頭においてムスビーを利用するようにしよう。そうすることで、しっかりと得することができる。
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