安い商品を手に入れられることで人気のフリマアプリの一つにメルカリがある。メルカリでは、一般の消費者が直接商品を出品するので中古買取店などを経由する必要がなく、安く販売されている点はユーザーからするとメリットだ。
しかし、一般の消費者同士が直接やりとりをすることでトラブルが発生する事例も少なくない。とくに、ゲーム機などの電子機器は精密な部品が多く使われているので、トラブルが発生しやすい品物だ。
そこでこの記事では、メルカリでゲーム機を売買した際によくあるトラブル事例を紹介していくこととする。
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【出品者側】クレームをつけられた
最初に紹介するトラブル事例は、「出品者が詳細に商品説明をしていたにもかかわらず、クレームをつけられた」というものだ。
ゲーム機にはすでに発売が中止されている商品も多く存在する。そのため、出品者が商品を手に入れてから10年以上が経過しているようなゲーム機が出品されるケースもあるのだ。当然のことながら、その10年の間にゲーム機は消耗し、場合によっては本体に傷がついていたり、表示される画面がきれいに映らなくなっていたりするだろう。
出品する側としては、後からのクレームを避けるために商品説明を詳細に記入しておくことが大切だ。
しかし、購入者が商品説明をよく読まずに購入してしまう事例や、わざとクレームをつけるために購入するモラルの低い人間もいるので注意しなければならない。
よくあるクレーム例
実際にあった事例としては、商品説明部分に「状態が悪い旨を記載していた」にもかかわらず、購入者から「画面の日焼けがひどいから一部返金してくれ」と言われたというものがある。
この事例のポイントとして挙げられるのは、まず商品説明部分に「画面の日焼けがひどい」という言葉は記載されていないことだ。出品者側からすると、状態が悪いという言葉で画面の日焼けという問題点も指摘していたつもりだが、購入者にその意図が伝わっていなかったと考えられる。
またもう一つのポイントは、そもそもメルカリの規約で一部返金というトラブルの対処方法は認められていないということだ。メルカリではマイルールを作って、それを相手側に押し付けるユーザーがいるので注意しなければならない。
クレームトラブルの対処方法
このような事例でもっとも無難な対処方法は、安易に購入者側のいうことを聞かずに、運営事務局へ相談することである。今回のケースでは商品説明で画面の日焼けに触れておらず、出品者側にまったく落ち度がないわけではない。
しかし、購入者側の言うように一部返金などのようなメルカリの規約違反になる行為は、たとえトラブルを解決する手段であったとしてもするべきではないだろう。最悪の場合はキャンセルとなり、商品の返品となってしまうかもしれないが、今後も定期的にメルカリを利用するつもりであるなら、下手な行動はしないほうが身のためである。
また、今後の対策として「状態が悪い」というような漠然とした表現でなく、「本体に傷、画面の日焼けあり」という具合に、できる限り詳細な説明文を入れることが重要だ。さらに、マイルールを押し付けてくる一部のユーザーに対抗するために、メルカリの規約をよく勉強しておくことも大切だといえる。
【出品者側】故障していると言われた
ゲーム機を出品するうえで、最も多いトラブルと言えるのが「発送前は正常に動作していたのに、購入者が故障していると連絡してくる」というパターンだ。当然のことながら、発送前の動作確認をしているにもかかわらずである。
しかし、ゲーム機は電子製品であり、本体の内部には精密部品がたくさん詰まっている。そのため、輸送中のちょっとした衝撃で内部の部品に問題が発生し、外見上は問題がないのに正常に作動しなくなるというケースも十分に考えられるだろう。
まずは落ち着いて対処することが大切
この事例でまず大切なことは「落ち着いて対処すること」である。出品者は発送前に正常に作動していたのを確認しているので、購入者から故障している旨の連絡が入ると「そんなバカな」とつい感情的になってしまいがちだからだ。
感情的にコメントのやりとりをすると、トラブルがこじれることはあっても、早期解決につながることはまずないだろう。これ以上嫌な思いをしないためにも、とりあえずは平静を装ってどのような状態であるか確認をしてみるべきである。
購入者の勘違いの場合もある
場合によっては、購入者がゲーム機の故障だと勘違いしているだけということも考えられる。たとえば、ゲーム機をプレイするときには、ゲーム機とテレビ本体などをケーブルでつなぐ必要がある。つまり、ゲーム機の電源が入っているにもかかわらず、テレビ画面に表示されないというケースでは、ケーブルやテレビ本体の故障の可能性もあるのだ。
もっと単純な間違いでは「ケーブルを差し込む場所を間違えていただけ」というものもある。いずれにしても、購入者から故障したという連絡を受けても、状況がわからなければ故障したと断定することはできない。まずは、冷静になって状況を把握することから始めるべきだろう。
原因が不明な場合
状況を聞いてみても原因がわからない場合や、実際にゲーム機の故障が疑われるケースもある。そうしたケースでは、素直に返金やキャンセルに応じるべきだ。なぜなら、たとえこちらに非がない状態でも購入者が購入した商品を使用できないのであれば、出品者側の立場が弱くなってしまうからである。
また、キャンセルする際に気を付けておくべきなのは「必ず商品が返品されてからキャンセル申請をすること」だ。キャンセル申請をした時点で購入者に返金される仕組みになっているので、悪意のある購入者だと商品を返品しない人もいるからである。
このような事例を防ぐ有効な手立ては、実際のところあまりないのが現実だ。あえて言うなら、輸送中の故障の発生を少しでも防ぐために、より丁寧な梱包を心がけるしかないだろう。
【購入者側】故障していた
メルカリでゲーム機を購入した際に最もがっかりするトラブルが「故障していた」だろう。せっかくよい商品を見つけて購入したと思っても、届いたゲーム機が使用できないのではがっかりするのも無理はない。それまでにかけた労力や時間が多ければ多いほど、がっかりするものだ。
しかし、残念ながら輸送中のトラブルによって商品が故障するケースはゼロではない。メルカリを利用しているユーザーには一般の消費者も多く、梱包技術が高くない人もいるからだ。
このような事例に遭遇してしまったら、あきらめてキャンセル対応を出品者に依頼するべきだろう。ただし、注意点が2つほどある。
故障していた場合の注意点1
まずは、購入する前に商品説明をよく読んでいたかどうかだ。メルカリでは法的に問題がなければどのような商品でも出品可能である。人の価値観はそれぞれで、なかには故障している商品でいいから購入したいというユーザーもいるのだ。
また、購入者のなかには業者も混ざっていて、故障している商品を自ら直すことができる技術を持っている人も含まれる。そのため、最初から故障していることを前提にして、安い商品を販売している出品者も少なからずいるのだ。
そうした商品については、必ず故障していることを商品説明に記載してある。商品説明に記載せずに故障している商品を販売すると、どんな理由があろうともキャンセル事由に該当するからだ。
では、購入者が商品説明をよく読まずに購入してしまった場合はどうであろうか。この場合はケースバーケースで基本的に出品者との交渉になるが、最悪の場合キャンセルできない可能性もある。これは運営事務局に相談しても同様なので注意が必要だ。
故障していた場合の注意点2
2つ目の注意点は「受取評価をする前に必ず、動作確認をすること」である。商品が届くとうれしさのあまり、すぐに受取評価をしてしまう人もいるだろう。
しかし、受取評価をしてしまうと「正常に動いていることも確認した」とみなされて、その後のキャンセルは非常に難しくなるのだ。なぜこのようなシステムにしているかというと、購入者が購入後に壊した商品を「最初から壊れていた」とクレームをつける人がいるからである。このようなトラブルから出品者を守るために、受取評価という仕組みが採用されているのだ。
故障したゲーム機が送られてくる可能性は残念ながらだれにでもあると言える。購入者側の対策としては、商品説明をよく読んでおくことと、正常に動作していることを確認してから受取評価をすることが挙げられるだろう。
【購入者側】商品がなかなか届かない
購入者側のトラブルの2つ目として挙げるのは「商品がなかなか届かない」というケースだ。商談が成立してから何日待っても発送通知が届かないとイライラするだろう。
一般的に商品の発送が遅れている理由には、2つのものが考えられる。それは「出品者の都合」または「配送業者の都合」の2つだ。
メルカリという一般消費者が利用しているシステムの都合上、大手ECサイトで商品を購入するようにスムーズに品物が送られてこない可能性はもちろんある。出品者が商品の発送に慣れていない場合もあるし、副業としてメルカリを利用している場合は、本業が忙しくて発送準備まで手が回らないという理由も考えられるだろう。
購入者側がするべき対処法
購入者側からするとすべてが言い訳に過ぎないのだが、実際に商品が送られてこないことにはどうしようもない。購入者ができることと言えば、出品者に対して冷静にコメントを残すことだろう。その際に気を付けるのは、あまり相手を問い詰めるようなことをせず、状況を確認するような内容のコメントにすることだ。
商品の発送については、残念ながら相手の気分次第という部分も大きいと言える。そのため、どうしても手に入れたい商品の場合は、相手の気分を害しても得られるメリットはほとんどないと考えたほうがいい。
配送業者の都合が原因の場合
配送業者の都合として考えられる理由には、自然災害などで物流がストップしてしまっている状況が想定される。大規模な震災や洪水が発生してしまうと、数日以上にわたって配送が止まるケースも考えられるのだ。
それは出品者や購入者が住んでいる地域に起きたものとは限らない。配送ルートの途中でそのような災害が起きてしまった場合でも、期日通りに商品が届かない場合は考えられる。すると、出品者側も商品が届いていない事態を把握していないかもしれない。購入者としては出品者の都合のケースと同様に、コメントで商品が届いていない旨を確認してみることから始めるとよいだろう。
出品者の評価を確認してみよう
商品がなかなか届かないことを未然に防ぐための確実な方法はないが、出品者の評価が高いかどうかである程度把握できると言える。
また、これまでの出品数が少ない出品者は発送業務に慣れていない可能性も高いので、注意が必要だ。発送期限を超えても商品が届かない場合は、運営事務局に報告してキャンセルしてもらうしかないだろう。
ゲーム機の売却なら買取店で売る方法がおすすめ
メルカリ利用時のトラブル事例を紹介してきたが、ゲーム機売却なら買取業者を利用すると個人間のトラブルは避けられるし、出品手続きも不要なので簡単、確実に現金化ができる。下記におすすめのゲーム機買取店を紹介するので、参考にしてほしい。
トイズキング
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ウイルス
対策
トイズキングはゲーム機買取に積極的なホビーアイテム全般の専門店。全国から送料などの費用0円で利用できるので、出品などの手間もかからず便利。配送に必要な梱包材も同社が宅配キットとして用意してくれるので、無料見積もりを試してみてはいかがだろうか。
まとめ
メルカリでゲーム機を売買する時のトラブル事例と対処方法をまとめた。ゲーム機は精密機器のため、動作に関するトラブルが起こりやすい。そんなときは感情的にならず、商品説明の再確認と取引相手とのやり取りを見返して、どちらに落ち度があったのかを落ち着いて確認してみよう。
今日ご紹介した対処方法を覚えて、トラブルのない気持ちいい取引をしてほしい。
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