世界に名だたるゲーム会社・任天堂が手掛けたWiiは、発売から10年以上の時が経過し、既に開発生産が終了した機種である。それまでになかった「体の動きなどと連動して遊べる」という大きな特徴を持つWiiは、ゲームに慣れていないシニア層やファミリーなどにも親しまれ、今もなお一定の人気を呼んでいる。
一方、その高い人気ゆえに流通した台数が多いので、中古品市場にも多数の台数が確認できる。その中でもフリマアプリ「メルカリ」での相場情報や、高額で取引するためのポイントについて解説したい。
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こちらのページには広告パートナーが含まれる場合があります。掲載されている買取価格は公開日のみ有効で、その後の相場変動、各企業の在庫状況、実物の状態などにより変動する可能性があります。
Wiiの基本情報まとめ
ゲーム機本体を購入する人の中には、既に同機種を持っていて、壊れてしまった部品を欲しがっている人もいるが、どちらかと言えば、本体セットを購入して遊びたいと考える人の方が多いと考えられる。
このため、Wiiをフリマアプリ・メルカリで売買しようと思った場合、本体だけでなく箱や付属品を全て集めて出品してみた方がよいだろう。
反対に、紛失などによる欠品は勿論、接続しても反応がないといった不具合が発生していないかどうかを必ずチェックし、その旨をしっかりと明記しておくことが大切だ。
Wii本体に同梱される基本的な付属品
以下がWii本体を購入した際に、基本として付属している部品の一覧であり、これらが揃う事でWiiを遊ぶことができる状態になる。ただし、限定版やゲームソフトとの同梱版の場合は、更に別のグッズが付属していることもある。
- ・Wii本体
- ・センサーバー
- ・センサーバースタンド
- ・専用ACアダプター
- ・専用AVケーブル
- ・本体スタンド
- ・本体スタンド補助プレート
- ・Wiiリモコン1本
- ・リモコンストラップ
- ・ヌンチャク1本
Wii本体とは別売りの基本的な付属品
その他、遊ぶために必要な周辺機器のうち、以下のようなアイテムもセットで出品すると、より高額での取引が可能になるだろう。ケーブル類については、接続端子の型を間違えると使うことができないので注意が必要だ。
- ・クラシックコントローラ
- ・クラシックコントローラPRO
- ・D端子AVケーブル
- ・S端子ケーブル
- ・メモリーカード
- ・その他、ゲームソフトに対応したリモコン類など
トレカ・ゲーム専門フリマアプリ「magi」で相場を調べる
magiはトレカとゲームに特化したフリマアプリだ。ゲームを売るならチェックしておきたい。一般的に個人間で取引するフリマアプリでは高値で売れることが多くあるが、magiではさらに、ポイントキャンペーンが頻繁におこなわれているので、かなりお得に利用できる可能性があるだろう。
Wiiを売りたいという方は、まずはこちらから現在の相場状況を調べてみてはどうだろうか。
Wiiの出品相場と高額売買を狙うポイント
Wiiは既に生産開発を終了したゲーム機ではあるが、流通した台数も多いため、プレミアムな価値がつくケースはごく限られているのが現状だ。先ほどのWii本体と基本的な付属品のセットで、一般的な販売価格は3,000円~5,000円程度となっている。
ゲームソフトなどを追加した場合、5,000円前後で安定して売買されているため、すぐに手放したいという場合は、手持ちのソフトも含めた価格設定にすると良いだろう。
これらをふまえてWiiを高額で売るポイントを3つ紹介していく。
箱に梱包して出品する
ゲーム機を取り出した箱はつい捨てがちなため、いざ中古品としてメルカリに出品しようとした際に、困ってしまうケースは後を絶たない。
品質になんら問題がなくても、それだけで中古品というイメージがついてしまうため、どうしても査定に影響を及ぼすポイントであると言える。このため、状態のよい箱が残っているならば、必ず箱におさめた形で写真撮影を行い、商品情報にも箱がある旨を記載しておくと良いだろう。
反対に、箱が無い・使えない状態になっている場合は、梱包に注意するといった一文を添えておくと、買い手側を安心させられる傾向にある。箱の有無で500円前後の差がつくことも珍しくないので、しっかりと気を配りたいポイントと言えるだろう。
破損や汚れなどに注意する
ゲーム機は遊んでいるうちに自然と汚れてしまったり、不注意で破損してしまったりすることも珍しくない。電子機器の出品では動作確認が取れていることが前提となっているので、一つでもおかしい部分があれば、その旨を商品情報に反映させておいた方が良いだろう。
Wiiの場合、特に注意したいのはセンサーバーである。リモコンとの通信を行うために欠かせない付属品だが、バー本体やケーブルが細いため、本体よりも破損しがちな部品となっている。
通常の利用であれば問題ないと考えられるが、バーを片付ける際などに不慮の事故が起きてしまい、久しぶりに起動させてみたら壊れていた、というケースも珍しくない。
また、リモコンには腕につけて安全に遊ぶためのストラップが付属しているが、これは通常の使用を繰り返しているだけでも、黄ばみやすい材質となっている。経年劣化の一部であるとは言え、新品同様のものを求めている人が誤解をしないよう明記しておこう。
このような破損による欠品や、目立つ汚れや傷があった場合、通常の相場よりも1,000~2,000円程度の下落が発生する可能性がある。出来る限り、掃除などをして状態を整えていきたい。
リモコンの違いに注意
リモコンは本体に同梱されていると説明したが、実は、リモコンに関する周辺機器・改良版なども存在するので、その違いも抑えておくと良いだろう。
Wiiが発売された当初のリモコンに接続し、より正確な動作検知を実現させた周辺機器「Wiiモーションプラス」がある。リモコンのソケットに差し込むことで、ジャイロセンサーなどの機能が格闘され、動作状況がよくなるというものである。
Wii発売から3年後の2009年6月にゲームソフトと同梱、および個別発売されたので、初期のリモコンに付属しているかどうかをチェックし、付属している場合には明記したい。
また、このモーションプラスを接続した状態で、リモコン全体をカバーさせるロングジャケットも存在するので、その有無もチェックポイントとなるだろう。
その後、リモコン内部にモーションプラスの機能を搭載させた「Wiiリモコンプラス」が2010年11月に登場した。つまり、2010年11月以前と以降で、Wii本体に同梱するリモコンは全く機能が違っているのである。
リモコンそのものに価格差はないものの、中古品を求める人の中には、プラスの機能を搭載したものを欲しがっている人は珍しくない。高額買取を狙うならば、リモコンかリモコンプラスかどうかを明記すると良いだろう。
また、Wiiリモコンとは違った旧来式のボタン配置がなされた「クラシックコントローラー」にも、ノーマル版とPRO版が存在する。基本的な機能は同様であるが、形状が全く異なることに加えて、PROの方がグリップが存在して持ちやすく、ボタンの入力しやすさなどにも改良が施されている。
ノーマル版は通常のWiiリモコン以外で楽しみたいゲームを遊ぶために設計されたが、PRO版がアクションゲームである「モンスターハンター」と関連して開発されたという経緯があるため、このような違いが生まれたのである。
ノーマル版とPRO版の価格差は200円あり、特に性能に優れたPRO版の方が人気が高いので、金額にも影響を及ぼすポイントだ。
プレミアグッズには付加価値がつく
Wii本体をメルカリで売り出す前に、プレミアなグッズではないかをチェックしておきたい。任天堂のゲームには数量や期間限定で発売されたものも多いため、ものによっては1,000円以上の付加価値がつくことも考えられるからだ。
特に、遊んでいた家族がもういらないと言っているから出品するようなケースでは、入手した経緯を知らないために、うっかりと手放してしまうことがあるので注意したい。
Wii本体にも限定版がある
Wii本体は2006年から販売されたボディが白一色の「シロ」と、2009年から販売されたボディが黒一色の「クロ」というカラーが異なる二種類の他、「スーパーマリオ25周年仕様」というモデルも存在している。
数量限定販売されたもので、ボディと外箱、および付属のリモコンが深い赤色をしているのが特徴だ。前述の通り、Wiiの基本カラーは白と黒の二種類しかないため、マリオが好きというユーザー以外にも人気があった機種である。それらが一そろいあれば1,000円以上の価格アップが期待できるので、他のものと同一視しないように注意した方が良いだろう。
なお、外箱は色が通常版と異なるだけでなく、25周年を祝うロゴが記載されているので忘れずに出品したい。
リモコン類はカラーバリエーションとプレミア商品が豊富
本体と比較するとリモコンはカラーバリエーションが豊富だ。それぞれポイントが異なるので注意したい。例えば、本体に同梱しているWiiリモコン(プラス)の場合も以下のような違いがある。
- ・基本のリモコンは白・黒・青・ピンク・赤がある
- ・初期は白のみだったが他のカラーが追加された(価格差はない)
- ・マリオシリーズのキャラクターをイメージした配色の「マリオ・ルイージ」「ピーチ・ヨッシー」「クッパ・キノピオ」がある(Wiiリモコンプラスのみ展開)
- ・ゼルダの伝説スカイウォードソード発売にて同梱された「ゴールド」は、金色にゲーム関連のロゴが追加されている(Wiiリモコンプラスのみ展開)
- ・WiiSportsResortオリジナルカラーは任天堂の会員のみ入手可能な非売品
キャラクター関連グッズは、そのキャラクターのファンがいるため、コレクションアイテムとして価値がある。
何より最後の「WiiSportsResortオリジナルカラー」に至っては、ゲームを購入した上で応募できる抽選にて当選した、僅か5,000人のみが入手できた超限定商品である。Wii関連商品の中でもトップクラスの限定品なので、間違って出品しないように注意したい。
ヌンチャクもカラーバリエーションとプレミア商品がある
次に、同じく同梱されている関連商品である「ヌンチャク」も同様に、非売品が含まれているので確認したい。
- ・基本のリモコンは白・黒・赤がある
- ・初期は白のみだったが他のカラーが追加された(価格差はない)
- ・ゴールデンヌンチャクは非売品
- ・WiiSportsResortオリジナルカラーも非売品(前述のリモコンとセット)
「ゴールデンヌンチャク」は会員限定で、ゲーム購入などで溜められるポイントと交換できるアイテムである。WiiSportsResortオリジナルカラー」よりもレアリティは下がるが、入手方法と期間が限定されていたため、プレミア商品として人気を呼んでいる。
具体的な売買価格の相場について
基本のカラーであれば価格差はほとんどないが、プレミア商品については、状態によって大きな違いがでる。
例えばリモコンの「ゴールド」と「ゴールデンヌンチャク」はそれぞれ2,000円前後、「WiiSportsResortオリジナルカラー」はリモコン・ヌンチャクのセットで5,000円前後の価値がある。コレクションを希望する人は箱ごとの保管を好む傾向があるため、忘れずにまとめて出品したい。
Wiiを買取業者で売るなら
Wiiの売却を考えているなら、買取業者の利用も手段の1つとして挙げられる。そこで、Wii買取におすすめの業者を紹介していこう。
東京のトイズキング
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
ゲームやプラモ、フィギュアなどホビー用品全般を扱うトイズキングでは、WiiやWii Uの買取にも対応。本体のみはもちろん、周辺機器やセットでの買取もおこなっているので、要らないものはまとめて売ってみてはいかがだろうか。
買取方法は店頭・宅配・出張の3種類。どの方法で依頼しても出張費用や送料などの手数料は一切発生しないので、査定金額をそのまま受け取ることができる。人気の出張買取では、最短でその日のうちに来てもらえるので、スピード感を重視する人にもおすすめだ。
神奈川のBEEP
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
ゲームやスマホ、パソコンなどの買取専門店であるBEEPは、高額査定で評判だ。特にレトロゲームの買取に強いので、Wiiのほかに古いゲームが手元にあるなら試しに査定を依頼してみよう。
宅配買取を利用する場合は、見積もり額が3,000円以上で送料無料となるので、あらかじめ確認してほしい。また、出張の場合は20,000円以上で無料対応となる。出張対応エリアは関東全域。だが、状況次第ではエリア外にも対応してくれるので、売りたいゲームが大量にあるなら相談してみよう。
まとめ
Wiiをメルカリで売買する時の落札相場とポイントを紹介してきた。メルカリを利用する際は落札相場について十分な確認をするべきだ。出品する側が相場を知らないと、本当は高い価格で売れる商品を安く出品してしまうかもしれないからだ。
高すぎても落札される可能性が低くなる。適正な価格で落札されるように出品するWiiの状態を考慮して相場を設定しよう。落札する側も相場を把握して、相場と同程度、もしくは低い価格で落札すると損をせずに済む。落札前には商品の状態確認を怠らず、価格だけで商品を判断しないことも必要だ。
取引終了後に相場と離れているとクレームをつけても返品や返金をすることは難しい。後の祭りにならないよう取引前に相場を把握し、問題のない取引を心がけよう。
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