トレカを引退するときや何枚も持っていていらないカードができてしまったときには高く売りたいと思う人も多い。ヤフオクはトレカを売るのに適しているサービスの一つだが、利用するときにはどんなポイントをおさえておくと良いのだろうか。ヤフオク以外のサービスも考慮しつつ、高く売れるようにするためのコツを把握しておこう。
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こちらのページには広告パートナーが含まれる場合があります。掲載されている買取価格は公開日のみ有効で、その後の相場変動、各企業の在庫状況、実物の状態などにより変動する可能性があります。
開始価格をスマートに設定する
ヤフオクでトレカを出品して少しでも高く売りたいと考えたら高い価格で出品するのは良い方法だ。オークションは基本的には買いたい人が開始価格以上の価格で入札する仕組みになっている。現在価格よりも高い価格でなければ入札できないシステムだが、終了時刻まで誰でも入札して問題はない。そして、最終的に最も高い価格で入札した人が落札者となり、そのトレカの買い手となるというのがヤフオクの仕組みだ。
あんしん決済のシステムがあるのでお金のやり取りでトラブルが起こることも少なく、きちんと発送して買い手の手元に届けば高く評価してもらえるようになる。その評価によって落札したいという人も増えるため、次にトレカを売りたいと思ったときには落札してもらいやすくなるのが特徴だ。
開始価格は高ければ良いというわけではない
高く売るためには開始価格を高くするのが良いと考えてしまいがちだが、実は高ければ良いというわけではない。少なくともこの金額以上で売れないと納得できないという基準があるなら、その金額を開始価格にした方が良いのは確かだ。ただ、あまりに高いために入札しようとしない人も出てきてしまうリスクがあるのは念頭に置いておかなければならない。
ヤフオクには気になる商品をチェックしておけるシステムがあり、入札するかどうかで悩んだときや、後で入札しようと思ったときにはチェックを入れている人も多い。現在価格を見て高いと判断すると諦めてしまい、もう二度と目を向けてくれないこともあるのだ。
同じトレカが出品されているときには開始価格の設定が重要
同じトレカが出品されているときには、同じ価格であれば買いたいと持っている人は両方にチェックを入れて動向を見てみる場合が多い。しかし、最初から明らかな価格差がある場合には安い方を選んでしまうケースが多いのである。
たとえオークションの終了間際になって価格が反転していたとしても、既に目を向けていないので気づかないのが普通だ。そのため、最初は安い価格にしていた出品者の方が高く売れるというケースも少なくない。このような点も考慮してスマートに開始価格を設定するのが高く売るためには欠かせないのである。
基本的には同じトレカの出品があるなら同価格から入札できるようにするのが賢明だが、あくまでこれは入札数が多いときに限ると覚えておこう。ヤフオクでは入札者は1人であっても構わないシステムになっているので、入札者が1人しかいなかったら開始価格と同額で売ることになってしまう。同じトレカが出品されているなら入札者がいるかどうかをよく確認しておこう。
競い合って落札しようしているなら安めの開始価格にしても問題ない。同じトレカが見あたらない場合にも同じカテゴリーのカードの買い手が十分にいるかを確認しておくだけで失敗のリスクは低くなる。もし買い手がほとんどいないかもしれないという場合にはこの価格で売りたいという金額で出品しよう。
はっきりとした写真を載せて記事を書く
人気があるカードなのに出品しても入札がないというケースも稀ではない。他の出品者のトレカは売れているのに、なぜ自分だけ売れないのかと悩むこともあるだろう。その原因として多いのはヤフオクに掲載している情報が充実していないことだ。特に写真がはっきりとしていないと本当にそのトレカを持っているのかと疑問に思われてしまうこともある。
Googleなどの検索エンジンで画像検索をしてみると同じものが見つかるというケースも同様で、架空の出品なのではないかと思われてしまうリスクが高い。自分で撮影した写真を載せて商品説明を書くのが重要なのである。
写真は複数枚が基本
写真は一枚だけにするよりも、表と裏の二つの方向から二枚は撮影して掲載しておくのが賢明だ。まとめて出品するときには全部のカードがはっきりと見えるように数枚ずつ撮影した写真を掲載しても良い。
ただ、見えない部分があると汚れているのではないかなどと疑われてしまうことになりかねない。美品なら高額で買いたいけれど、傷が付いているものならいらないという人もいるだろう。
鮮明な写真でない場合には、その判断が難しいから入札は諦めるというケースもある。写真にこだわるのは高い価格で落札してもらうための基本と肝に命じておくと良い。
商品説明は内容を充実させる
一方、商品説明には文章も自由に書くことができるが、その内容次第で入札するかどうかを判断しているケースもある。味気ない文章が書いてあったり、ほとんど情報がなかったりすると入札を避ける人もいる。
しかし、しっかりと出品しているトレカの特徴が書いてあり、状態についても嘘偽りなく描写されていると印象が良いだろう。それを理由にして入札するというケースもよくあるのだ。同じトレカが出品されているときにはどちらに入札するかで悩むことが多いが、その判断基準として記事の内容が比較されていることは多いのである。
終了時刻を周到に考える
トレカをヤフオクで高く売るためには終了時刻をよく考えて決めることも重要になる。終了時刻間際に入札して競い合うというケースがヤフオクではよくあるからだ。
終了30分前まで入札がほとんどなかったのに、数分前になると何十という数の入札者が出てきて高く売れてしまうことも珍しくはない。そのため、買いたいと思う人が暇な時間帯に終了するように日時を決めておくのが合理的だ。大抵は夜に終了するようにするのが効果的で、夕飯も終わってテレビなども一通り見て満足したころを狙うのが無難な方法である。
ただし、この場合にも競合する出品を確認することが必要だ。同じトレカがほとんど同じ時刻に終了する形になっていると買い手の奪い合いになってしまう。少し時間をずらすのがコツで、若干遅めにしても、少し早く終了するようにしても問題はない。早めにすれば他のトレカよりも先に競り落とそうとしてくれるので売れる可能性は高くなる。
しかし、次があるからという理由で入札価格がやや低めになることもあるので注意が必要だ。逆に終了時刻を遅めにすると、前に終わった競りの結果を参考にして入札する人が多く、それよりも高く売れることも珍しくはない。迷ったなら少し時間を遅めにして高く買ってもらえる可能性を高めよう。
送料や発送方法も考慮する
ヤフオクに出品するときにはトレカをどのようにして買い手に送るかも明確にしておかなければならない。送料を落札者負担にするか、入札者負担にするかがまず重要な点だ。
それに加えて発送方法もどうするかを記載しておくことが必要になる。数枚のトレカであれば郵便で送るのが安上がりな方法だが、確実に届く保証がないという問題もある。ゆうメール便などを使うと追跡が可能なのでトラブルは起こりにくいだろう。
しかし、送料が高くなるので落札者負担の場合には不満に思われてしまうリスクがある。出品者負担にすると送料分まで考えて十分に高く売れるようにしなければ損をするリスクすらあるだろう。このような兼ね合いを考えたうえで出品する必要があるのだ。
ヤフオクでは送料は落札者負担で出品されているケースが多いため、シンプルなのは落札者に送り方も選ばせる方法だ。定形外郵便やゆうメール便などの候補を挙げておき、落札してからのやり取りで決めてもらうのが良い。あるいは何十枚もまとめて送るというケースでは宅配便くらいしか使えないので、使いやすい宅配業者を挙げて落札者負担で送る形にしておくのが妥当だ。
早く売りたいとき
トレカを出品するときには高く売りたいという希望以外にも早く売りたいという望みがある場合も多い。そのときには即決価格を決めて出品するのも良い方法だ。即決価格で入札すると自動的にその時点でオークションが終了し、その落札者と取引を始められるようになる。この価格で買ってくれるのなら十分という値が決まっているときに有効な方法だ。
ただし、それが相場よりもはるかに高いような場合にはなかなか即決価格に到達せず、結局は終了時刻まで取引が終わらないことになる。開始価格と即決価格を同じにすれば、買いたい人が出てきたらすぐに取引を開始できるので、本当に急いで売りたいときには検討してみよう。
他のサービスと比較して決めよう
このように工夫をするとヤフオクで高く早く売れるようになる可能性が高くなるが、他のサービスも比較した上で出品するかどうかを決めた方が良いだろう。どのようなサービスを利用して売るかによって相場も大きく異なるからだ。
例えば、買取店に行って買い取ってもらうという方法もあり、トレカの買取強化中などのキャンペーン時期になっているとオークションよりも高値が付くことも少なくない。いくらで売れるかがわかったうえで取引できるというメリットもあるだろう。
一方、フリマアプリに出品してみるのも良い方法だ。特にトレカの場合にはmagiという専門のフリマアプリがあり、トレカを探している人が大勢利用している。
magiではカテゴリー別にカードが分類されている。例えば、遊戯王の場合には以下のページにまとめられている(https://magi.camp/categories/34/items)。このため、買い手はほしいカードを見つけやすく、売り手も相場がどのくらいかをすぐに調べることが可能だ。
利便性が高いアプリは使ってみたいと考える人も多く、たくさんの買い手の候補が出品したトレカを見てくれるだろう。上手に使いこなすことができればヤフオクよりも高い価格で売れる可能性も十分にある。
まとめ
ヤフオクでトレカを高く売るにはコツがあり、開始価格や終了時刻を慎重に検討して出品することが肝心だ。特に同じトレカが出品されているときには競争するという視点で決める必要があるのが大変だろう。トレカ専門のフリマアプリであるmagiなどの他のサービスを使って売ることも考慮し、できるだけ高く売れるように工夫するのが大切だ。