トレーディングカードにはいろいろな種類がある。その中で代表的なものといえば、マジックザギャザリングのような対戦ゲーム用のカードと、ベースボールカードのようなスポーツカードの2つを挙げることができる。どちらのカードもコレクターが多く、取引や売買が盛んだ。では、日本で人気が高いプロ野球カードの、ヤフオクでの売買相場とはどのようになっているのであろうか。
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こちらのページには広告パートナーが含まれる場合があります。掲載されている買取価格は公開日のみ有効で、その後の相場変動、各企業の在庫状況、実物の状態などにより変動する可能性があります。
プロ野球カードとは
プロ野球カードとは、スポーツカードの1種である。スポーツカードには野球の他にも、バスケットボールやサッカー、格闘技などさまざまなスポーツのカードがあるが、日本で特に人気となっているのがプロ野球カードだ。野球の本場、アメリカで最初にベースボールカードが作られたのは1860年代だとされている。1886年にはタバコのオマケとして付けられるようになり、数多くのタバコ会社がタバコカードを制作するようになった。
タバコカードの中でも特に枚数が少なく、貴重なカードだと言われているのがホーナス・ワグナーのタバコカードだ。ホーナス・ワグナーのカードは極めて高価で、2005年のオークションでは235万ドル(約2億8千万)で取引されている。日本でもプロ野球を題材にしたカードがいくつか販売されているが、現在でも発行が続けられている主なカードは次の3つのシリーズだ。
- ・プロ野球チップス(カルビー)
- ・BBMベースボールカード(ベースボール・マガジン社)
- ・ベースボールカード(エポック社)
プロ野球チップスはカルビーが販売しているポテトチップスの1つである。1袋に1枚プロ野球カードが付いており、手軽に買えるので人気がある。最初の販売は1973年で、カードの種類はとても多い。ベースボール・マガジン社とエポック社のベースボールカードは、ボックスやパックの中に複数のカードを封入するというスタイルを採用している。ホログラムカードやサイン入りカードなど、レアなカードが手に入ることもあるが確率は低い。
プロ野球カードの入手方法
プロ野球カードを入手する方法には大きく分けて次の3つのやり方がある。
- ・未開封のパックを購入する
- ・トレーディングカード専門店でほしいカードを購入する
- ・ネットオークションやフリマサイトを利用する
未開封のパックを購入する
新品のプロ野球カードはすべて、パックに入った状態で売りに出されている。プロ野球チップスならばポテトチップスの袋に張り付けられているし、他社のベースボールカードはパックに何枚かまとめて封入されている。買う前にパックの中身をチェックすることはできない。
こういったパックを買うメリットは、運がよければサイン入りカードなどの、とてもレアなカードを手に入れられるという点である。単品ではとても買えないようなカードが、数百円で手に入る可能性があるのだ。ただし、目あてのカードが全然出なくてかえって割高になることもあるので注意が必要である。
トレーディングカード専門店でほしいカードを購入する
ほしいプロ野球カードが決まっているのなら、トレーディングカード専門店が便利だ。個別のカードを購入できるし、店によってはチームごとのセットを販売していることもある。コモンカードなどはかなり安く売られているので、パックを購入するよりも安上がりになることが多い。ネット販売をおこなっているトレーディングカード専門店なら、わざわざ店に出向く必要もない。ただし同じカードでも販売価格が店によって違うので、複数の専門店のHPを確認するようにしよう。
ネットオークションやフリマサイトを利用する
ほしいプロ野球カードをバラで購入する場合には、ネットオークションやフリマサイトなどを利用するという方法もある。ネットオークションは落札できなければ手に入れられないが、トレーディングカード専門店で買うよりも安くすむこともあるので試してみるとよいだろう。フリマサイトは早い者勝ちなので、常にチェックをおこなうのが大事だ。というのは、思わぬ掘り出し物がみつかる可能性があるからである。
プロ野球カードを売りに出すなら
プロ野球カードを売るには幾つかのやり方があるが、一般的には次の2つの方法で売られている。
買取専門業者に売る
トレーディングカードを買取ってくれる専門業者は多い。無料宅配買取をしている業者なら、箱に詰めて送るだけでいいので簡単だ。売りたいプロ野球カードが多数ある場合は、特に重宝する方法である。また、ネット上で見積もりサービスを実施している業者もあるので、積極的に活用するとよいだろう。店頭買取をおこなっているトレーディングカード専門店なら、その場で現金化することも可能だ。
ネットオークションやフリマサイトに出品する
プロ野球カードは、ネットオークションやフリマサイトでの取引が多いアイテムの1つである。近くにトレーディングカード専門店が無かったり、買取り専門業者の鑑定額が不満だったりするのなら、ネットオークションやフリマサイトを利用してみよう。出品のタイミングによっては、買取り専門業者に売るよりも高値で取引ができることもある。オークションなどを利用するのなら、その時点での相場や出品の仕方をよく調べ、少しでも高く売れるよう努めるのが大事だ。
ヤフオクでのプロ野球カードの取引状況
ヤフオクでは、とても多くのプロ野球カードが取引をされている。出品数は20,000件を超えているし、落札件数も多い。プロ野球カードのヤフオクでの取引状況は、次のようになっている。
ヤフオクでの平均落札額
プロ野球カードの落札価格は、最低額が1円で最高額が193,000円である。落札件数は17,000件以上あり、平均落札額は733円だ。落札額が10,000円以上のものは100件ほどで、500円以内のものがとても多い。10円以内のものは420件ある。少数の高額カードが平均を押し上げており、ほとんどのカードの落札額はそれほど高くはない。
出品数がとても多いので、目立たないカードだと入札されない可能性が生じる。確実にカードを売りたいのならば、買取り専門業者に査定を依頼するとよいだろう。ヤフオクでの高額取引の例としては、次のような具体例がある。
落札額193,000円
ヤフオクで193,000円で落札をされたものは、190枚をまとめて出品したカードである。すべてのカードがサイン入りで、しかも1973年~1976年に発行された貴重なカードなので高値で取引されることになった。入札は135件あり、注目度の高いオークションだったことが分かる。
落札額153,000円
この落札額は、たった1枚のカードに対するものである。1973年に発行されたカルビーのプロ野球カードで、広島の衣笠選手が描かれている。開始価格は50円だったが、57件の入札があり最終的には153,000円まで高騰した。求めるコレクターが多い貴重なプロ野球カードなら、ここまで高値がつくのである。
落札額100,000円
これは、504枚のプロ野球カードをまとめて出品したものである。ほとんどのカードが6冊のアルバムにわけて入れられており、バラカードは72枚であった。開始価格は1円だったが、70件の入札があり100,000円での落札となった。このように多数まとめて出品するのは、とても効果的な出品方法である。
プロ野球カードを高く売るためのコツ
プロ野球カードは、集めている人の多いコレクションアイテムである。そのためプロ野球カードの買取をおこなっている買取専門業者は少なくない。ヤフオクに出品しても落札されなかったり、落札相場が低いと感じられたりするのなら、買取り専門業者に査定を依頼してみるとよいだろう。買取り専門業者に売る場合には、次のような高く売るためのテクニックを使うことをおすすめする。というのは、何もしないでただ査定に出すだけでは、希望額では売れない可能性が生じるからである。
プロ野球カードに強い買取り専門業者に売る
買取専門業者には、それぞれ得意分野というものがある。時計やカメラに強い買取専門業者があれば、きものやブランド品に強い買取専門業者もある。プロ野球カードを売るのなら、トレーディングカード、特にスポーツカードに強い買取り専門業者を選ぶのが鉄則だ。
プロ野球カードは毎年数多くの種類が販売されている。そのためスポーツカードに詳しくない専門業者では、適正な査定をおこなえないかもしれないのだ。希少なカードの価値をよく理解している、トレーディングカード専門の業者に任せるようにしよう。
買取査定額アップキャンペーンを活用する
プロ野球カードに強いトレーディングカード専門業者に売るとしても、どこでもよいというわけではないので注意が必要だ。トレーディングカード専門の買取業者が、買取査定額アップキャンペーンを実施している場合がある。HPなどを確認し、そういった買取キャンペーンをおこなっている買取専門店に査定を依頼するのが賢明だ。
なぜなら同じカードでも、買取査定額アップキャンペーンを利用するだけで普段よりも高く売れるからである。たとえ1割アップだとしても、得であることは間違いない。買取価格の高いカードを売るのなら、恩恵はさらに大きくなる。賢く利用し、少しでも高値で売るようにしよう。
きれいな状態で売る
プロ野球カードは、観賞用のトレーディングカードである。鑑賞するためのカードであるから、汚れていては買取査定額が大きく下がってしまうのだ。普段はバインダーやカードスリーブに入れて保管し、直接手で触れないようにしておくのが大事である。また、プロ野球カードは印刷物なので、日光にあたると日焼けしてしまう可能性が出てくる。
日焼けしたプロ野球カードは、やはり鑑定額が低くなってしまうのだ。折り目がついていたり、落書きされていたりするカードは買取って貰えないこともある。大切に保管し、きれいな状態で査定に出すようにしよう。
まとめて売る
プロ野球カードはとても人気のあるトレーディングカードであるが、買取り専門業者はどんなカードでも買取ってくれるわけではないのだ。ありふれたコモンカードなどは、なかなか売れないので買取って貰えない可能性が高い。そういった場合には、多数まとめて査定に出すとよいだろう。
1枚では査定が付かないカードでも、まとめ売りならそれなりの査定が付くことがある。また、高いカードと抱き合わせて売るという方法もある。少しでも多くのカードを一緒にし、まとめて査定に出すのが賢明だ。
まとめ
この記事では、プロ野球カードについて、ヤフオクでの売買相場やプロ野球カードを高く売るためのコツをまとめたが、最後におすすめのフリマサイトをご紹介する。プロ野球カードを売買する方法の1つに、magi(https://magi.camp/categories/10004/tags/625/items)のようなフリマサイトを利用するというものがある。
フリマサイトに出品するメリットは、自分の売りたい価格を設定できるという点だ。また、フリマサイトには掘り出し物を見つける楽しさがあるので、プロ野球カードを買う人にとってもメリットがある。magiには「スポーツ・野球」というカテゴリがあり、探すのも簡単だ。上手に活用し、プロ野球カードを楽しもう。