近年人気のフリマアプリやネットオークションは、ネットオークション初心者におすすめなのはヤフオクではなく楽天オークションやヤフオクとメルカリを比較し、違いを探してみたのコラムで紹介しているように、いくつもある。当然ながら、インターネット上のみで行われる物品の取引であるため、店頭販売やフリーマーケットなどと異なり、実際の物品を見て買うことができない。そのため、落札者はアップされた物品の写真画像を見て落札するかどうかを判断することになる。当たり前のことのようだが、実はネットオークションで出品物を売る上では、とても重要なことでもある。
And images are another way of saying what I wanna say / Chiara Cremaschi
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落札されるかは写真がカギを握っている
Key 2 / ~Brenda-Starr~
例えば、現在は一般にほとんど出回っていないような希少品を出品したとする。希少品なのだから黙っていても高く売れるだろうと思いきや、写真が粗雑であったために出品状態に関する問い合わせが次々とあって煩雑な対応に追われたり、あるいは落札金額が思ったほど伸びなかったり、最悪の場合だとアクセス数はとても多いのに落札されなかった、というパターンさえあり得る。それだけ写真から得られる情報は落札者にとって貴重なものなのである。
出品者の立場になるとついつい忘れがちになる、落札者の立場から見た視線。出品した画面を見て、少なくとも自分が落札者の立場なら買いたくなるような出し方をしていないと、他の落札者も落札したいとは思わないだろう。
うまく写真を撮るのは面倒
Beautiful Camera / Evil Erin
ネットオークションで上手に出品物の写真を撮る方法は、ネットで検索するとすぐにかなりの方法が出てくる。しかし、その大部分がデジカメはもちろんレフ板やトレーシングペーパー、照明など何かと準備するものが多く、ネットオークション入門者には敷居が高いと敬遠されたり、そもそも空いた時間を利用して出品しているのだから、そこまで面倒なことはしたくない、という人も多いことだろう。また、ぬいぐるみなどの小物には対応できても、例えば衣類などやや大きめの出品物には対応できないことも多い。
そこで、入門者や時間のない出品者が、お手軽にかつ効果的に写真を撮るためのコツを軽くご紹介することにしたい。これはネットオークションだけでなく、ネットオークションの新形態ともいうべきフリマアプリでも応用できよう。もしなかなか売れないと悩んでいる商品があるなら、今回紹介するポイントを押さえて撮影した写真に差し替え、改めて出品してみてはいかがだろうか。なお、人気フリマアプリのメルカリでの再出品方法や高く売れる商品は以下のコラムで紹介している。参考にしてみると良いだろう。
参考:メルカリ再出品とは?簡単なやり方と売れるコツをご紹介
参考:【保存版】メルカリで出品すると高く売れるモノ10選
家にあるものを応用
オークションに出品するモノの写真を撮るために、わざわざきちんとしたカメラを買うことはない。家にあるものでも十分に商品を引き立たせる写真を撮ることはできるのである。ではここから、家にあるものできれいな写真を撮るためのポイントを紹介しよう。
カメラはスマートフォンでも十分
LG OPTIMUS 3D USHERS IN A NEW ERA FOR SMARTPHONES / LGEPR
まずはカメラがないと始まらないが、これはデジタル一眼レフなど大がかりなものは必ずしも必要ではなく、エントリーモデルのコンパクトデジカメでも十分なものが撮影できる。
ネットオークションに掲載する写真は印刷のような高解像度のものは必要なく、そもそもファイルサイズの都合で高解像度の写真は掲載できないためだ。撮影する際は、デジカメの設定から撮影サイズを小さくしておきたい。
また、近年はスマートフォンと付属カメラの性能も長足の進化を遂げており、オークション用の写真ならスマートフォン付属カメラでもそれなりの写真は撮影が可能である。そもそも、フリマアプリを使う場合はスマートフォンでしか撮影できないケースもある。
背景には気を使おう
撮影する際に困るのが背景の問題。本格的にきれいなものを撮るなら、背景に専用ボードなどを用いるのだが、家庭にある無地の布でも十分だろう。アクセサリーなどの小物なら画用紙でもよい。反射を防ぐために、布や紙などなるべく光沢が少ないものがよいだろう。衣類なら無地のカーテンやシーツを背景にするのが無難だ。
また、見落とされがちなのは背景の色。例えば、白色がメインの出品物を出す際に白色の背景で撮影しても、出品物が背景に沈んでしまい印象の良い写真は撮りづらい。
出品物の背景に合わせて、沈み込まないような、かつ落ち着いた色の背景を用意しておきたい。例えば出品物が白色なら背景が水色や黒などがおすすめ。畳やフローリングなど床面、段ボールそのままの黄土色は印象が悪くなるのでなるべく避けておきたい。出品物を引き立たせるような無地で上品な色がよいだろう。
影ができないように気をつけよう
撮影をする際に、影ができやすいのも悩み所のひとつだ。これは撮影時に自身が影となって写り込んでしまうケースがよく見られる。その場合、接近してマクロ機能で撮影するのではなく、少し離れてズームを使って撮影すると自分の影が映り込まずに済む。自身の影に悩む方はぜひ試してもらいたいテクニックだ。
このように家にあるもの、ちょっとした工夫でそれなりに見栄えのする写真は撮影することはできる。せっかく愛着のあるものを送り出す出品物。丁寧に写そうとする愛情が大事なのかもしれない。
番外編:スマホを売るならスママ
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