ルイヴィトンのアクセサリーポーチは種類が豊富であり、限定品も含めるとその数は膨大なものになる。ポシェット・プラではゴッホの自画像が内部に書かれている限定品が有名だが、それ以外にもさまざまなモデルが出回っている。
ただ、一般的なイメージとして、アクセサリーポーチと聞くとポシェット・アクセソワールを連想する人は多いと思う。今回は、ポシェット・アクセソワールを中心として、アクセサリーポーチの買取相場・査定情報について徹底調査を試みた。
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ルイヴィトンアクセサリーポーチとは?
まずは、ルイヴィトンが世に出しているアクセサリーポーチについて、いくつか主だったモデルを考えてみたい。中にはショルダーバッグとして認知されているものもあり、一概にまとめることはできないが、どれくらい種類があるのかの参考情報となれば幸いである。
ポーチと一口に言っても種類はいろいろ
ルイヴィトンの公式サイトでポーチを検索すると、2019年3月時点で実に160品目以上が検索結果に表示される。以下に、主だった種類を箇条書きしてみた。
- ・ポシェット・コスメティック
- ・トゥルース・トワレ
- ・ポッシュ・トワレ
- ・ポシェット・ヴォワヤージュ
- ・デイリーポーチ
- ・ポシェット・ジュール
- ・ポシェット・コスメティック
- ・ポシェット・プラ
- ・ポシェット・フェリシー
- ・ポシェット・フェリーチェ
このように、ポーチ一つ検索するにしても、かなりの数が表示される。それぞれの条件に応じて買取相場や査定金額が設けられるため、一概にまとめることはできなかった。
中古買取市場で最もイメージしやすいのはポシェット・アクセソワール
公式サイトで調べた限りは数多くの種類が見られるポーチだが、中古市場でルイヴィトンのアクセサリーポーチと言えばポシェット・アクセソワールのことを指しているケースが多いようだ。商品も比較的多く、限定モデルは全体的に強気の値段設定となっている。
このポシェット・アクセソワールとは、要するにアクセサリーポーチという意味だ。ルイヴィトンのアクセサリーポーチとしては代名詞的存在と考えて良いだろう。
華やかなラインを数多くそろえている
ポシェット・アクセソワールは、数多くのラインが出回っている。モノグラムパンダ・モノグラムチェリーブロッサム・モノグラムエクリプス・イカットフラワーなどなど、挙げていけばキリがない。
スタンダードなラインは、公式サイトを見る限りはモノグラムやダミエ・アズールなどが見られる。少し古くなるとモノグラム・イディールで、カラーはセピア、アンクル(グレー)、フザン(黒)といったところだろう。
モノグラム・イディールの歴史は新しく、2010年に登場したラインだ。シックな色合いの中に爽やかさがアクセントとして加えられ、よりモノグラムを洗練されたデザインとして表現したラインである。モノグラムパターンもやや小さくまとまっており、コットン・ナイロンの混紡が軽さと丈夫さを両立させている。
ラインによって金額が変動することもあるが、基本的に中古市場ではスタンダードなラインを意識しておくことが無難だろう。ただし、あなたが持っているモデルが限定品ならば、複数の業者に査定したり、個人取引で高値で売ることをおすすめする。
大きさは2種類を想定しておく
ポシェット・アクセソワールには、大きさが大きく分けて2種類ある。大小の違いになり大きくデザインは変わらないものの、取り回しが多少異なってくるため、その点には注意が必要だ。
ポシェット・アクセソワール
まずは基本的となる大きさからご紹介しよう。ポシェット・アクセソワールのサイズは横23cm・高さ13cm・奥行4cmとなっている。ストラップを使ってハンドバッグとして使用するスタイルが基本だが、より大きなバッグの中に収納して使うことも想定している。ファスナー開閉式で内ポケットも付いており、小物の整理に便利なサイズと言えるだろう。
ミニ・ポシェット・アクセソワール
ミニ・ポシェット・アクセソワールはポシェット・アクセソワールがやや小さくなったものだ。サイズは横15cm・高さ10cm・奥行4cmで、ポシェット・アクセソワールに比べると小さめで、手のひらサイズといった印象だ。
この大きさではさすがにアクセサリー以外のものは入れられず、貴重品の収納などを考えるのは厳しい。小物入れとして使用することが基本的な用途になるだろう。
買取相場
ルイヴィトンのアクセサリーポーチ、特にポシェット・アクセソワールに関する基本情報を取り上げてきた。実際の買取相場についても、主にそのようなスタンスで進めていく。
公式サイトを見る限り、ポシェット・アクセソワールは62,640円、ミニ・ポシェット・アクセソワールは34,560円となっており、中古の相場計算はこれらの数字が一つの基準になっているものと考えられる。
全体の相場観
ポシェット・アクセソワールは、公式サイトで販売されているモデルである。よって、その金額を上回る買取額は基本的に考えられない。具体的な金額としては、ミニも含めて4,000~50,000円という金額が妥当だ。
新品なら本体価格の70~80%程度で、最高額クラスであっても50,000円ほどになるだろう。買ってから一度もバッグとして使っておらず、製造してから10ヶ月~1年以内であれば、この程度の金額は十分射程圏内に入る。
同じようにバッグを全く使用していなかったとしても、製造から年月が経過してしまうと、新品同様の扱いになる。同様という言葉を聞く限り、それほど新品との間に大きな差はないように思われるが、金額では30,000円台にまで落ち込んでしまう。新品で買ったはいいけどやっぱり使わない…と感じた段階で、すぐに売却した方が損失は少ない。
それでは中古品と判断された場合はどうか。新品同様として判定されなかった以上、やはり製造から年数が経過していたり、色ヤケや傷が見つかってしまったりすると、その分値段は安くなる。状態が比較的良いもので20,000円弱を想定しておくと、ショックは少ないだろう。使い込まれていればその分評価も下がるため、4,000円程度にまで落ち込むことは注意しておきたい。
限定ラインなら買取額は高くなる可能性がある
ここまでご紹介してきた相場は、あくまでもスタンダードなラインに限っての話である。ポシェット・アクセソワールについて言えば、かなりの高値で取引されているラインは珍しくない。
具体的には、モノグラム系のラインが高値で取引されており、モノグラム・エクリプス、モノグラム・パンダ、モノグラム・チェリーブロッサムなどが目立つ。ヤヨイクサマコレクションも人気が高く、中古市場では公式サイトで取り扱っている商品の定価を超えている。
特に、売値が100,000円を超えるものは状態もよく、新品同様で80%の買取額と考えると80,000円~となる。もし、限定ラインをお持ちなら、多少の傷やワレがあっても値段は比較的高値をつけているため、査定を受ける価値は十分あるだろう。
使用感に応じて金額が下がるのはどのライン・デザインでも同じ
ラインによって金額に差が生じ、レアなものなら多少の傷があっても値段は大きく下がらないことは確かである。だからと言って、使用感のあるバッグが買い手に好まれるかと言えばそうではない。
チェリーブロッサムのラインを比べたときでも、中古品のレベルによっては50,000円近い差が付く。もっとも、値段が低いものは見た目にも型崩れなどが目立ち、なぜ安いのかを想像しやすいという特徴がある。
これは、ポシェット・アクセソワールに限らず、どのアクセサリーポーチにも共通して言えることで、ラインの人気度合い・プレミアム度・バッグの状態といった細かな条件が組み合わさり、査定金額は計算される。少しでも高値で売るためには、限定品・レア品であることにあぐらをかかず、今ある状態を謙虚に受け止めて査定に出さなければならない。
査定基準
続いては、ポシェット・アクセソワールを中心とした、アクセサリーポーチの査定基準についてご紹介する。バッグに比べると形状が小さい分、査定する側も細かいところに目が行き届く。特に、型崩れや傷・色ヤケは、ウォレット同様シビアにチェックされることは覚悟しておこう。
外側はシビアに見られることを覚悟すべき
高額買取の基準を考える際には、現段階で中古市場において「可」や「難あり」とされているレベルの商品をチェックすることが、査定する側の心理を読み解くには適している。

アクセサリーポーチは小さい分、手に取ってよく見てみると、傷や汚れ・型崩れが思いのほか目立つ。金属部分の傷であったり、メイン口のメッキがはげていたり、雨ジミが目立ったりと、細かくチェックを入れていくと価値はどんどん下がっていく。
基本的に普通に使用できるレベルが、「可」なので、先に挙げたレベルのダメージなら、まだ値は付くだろう。これが「難あり」になると、使用する際に何らかの制限がついてしまうケースもあるので、当然評価もそれ相応になる。
外側のダメージはある程度自分で手入れをしていればカバーできる問題だ。ラインが特殊な場合は致し方ないが、スタンダードなものなら自分の手入れ次第で寿命も延び、値段も高値につながることを覚えておこう。
使用感があると、ハンドル部分に違和感を感じる
アクセサリーポーチの中でも、ポシェット・アクセソワールはハンドルを持っているため、ハンドバッグ的な使い方ができる。そのため、持ち続けていると、持ち主のクセがストラップに付いてしまうことがある。
汚れの面では小さなシミが目立ち、保管時にきちんとストラップをまとめていないと収納した状態のクセで持ちにくくなってしまう。普段持ち歩く際に、偏ったモノの入れ方をしていれば、それも問題になるだろう。
細かい話になるが、ショルダーバッグやトートバッグに比べると、手で持つ小さなバッグほどハンドルのクセを感じやすくなる傾向にある。持ち方のクセを直したり、ハンドルにかかる負荷が均等になるよう保管方法を工夫したりして、極力持ち手に違和感を与えないようにしたいものである。
付属品の布袋を忘れずに
買取店で査定してもらう際の基本スタンスは、買ったときと同じものを用意することに尽きる。アクセサリーポーチの付属品としては、ルイヴィトンなら布袋があれば、新品同様の評価につながりやすい。ポシェット・アクセソワールであれば、ストラップも該当する。ただし、何がそろっていれば新品同様の扱いとなるかは、お店によってまちまちとなるため評価基準・算定基準は事前に確認しておくと良い。
高値で売却するためにできること
ここまで、ルイヴィトンのアクセサリーポーチについて、ポシェット・アクセソワールを中心に買取相場・査定情報をご紹介してきた。ラインによる価格差が見られる反面、状態によってはそこまで高値がつかないこともお分かりいただけただろう。ここからは、少しでも状態を良くして買取額を高める方法や、個人取引であればどのくらいの値段で売れるのか、詳細をご紹介していく。
限定品は査定が若干優しめになる
限定品とされているアクセサリーポーチの情報を見る限り、限定品は多少の傷なら強気の値段を付ける。水玉模様が美しいヤヨイクサマコレクションの場合、開口部に裂けがあっても中古良品の価格で売られているお店も見られる。
これに対してスタンダードモデルは、状態が良好でも定価を超えることはない。よって、少しでも買取額を高めたいと思うのであれば、査定する側の不安要素を取り除くことを考えながら、ケアを進めることが必要だ。スタンダードモデルであれば、汚れを落とすことが基本中の基本で、他のバッグにも言える要素である。
アクセサリーポーチはバッグの大きさ自体が小さいため、例えばファスナー部分のサビなどは気付きにくい。しかし、査定する側はしっかり見ている。目立たない部分であれば、サビ取り剤を塗ってきれいにしていく方法がある。ただ、使い方を誤ると金メッキまで取れてしまうため、自信がないなら業者の相見積もりを取って、安い方に頼むのが良いだろう。
意外と持ち主は気にしておらず、買い手が気にするのはニオイだ。ニオイは程度にもよるが、活性炭や重曹などを使えば比較的簡単に取れる。もちろん、市販のニオイ消しを使ってもよい。
ポプリを使ってニオイを消そうと試みる人もいるが、買取してもらう場合は極力ニオイ自体がしない消臭法を取り入れた方が賢明である。自分にとって心地よい香りでも、人によっては不快に感じられることもあるからだ。香水も同様のため、ニオイ消しの代わりに振りまくようなことはしないように気をつけよう。
メルカリではたくさんのアクセサリーポーチが売れている
メルカリにおいて、「ルイヴィトン アクセサリーポーチ」のキーワードで検索すると、かなりの数のSOLD情報がヒットする。しかし、値段の幅はかなり広く、付属品を除いたバッグだけなら1,000~100,000円という幅広さとなっている。
基本的に、高値で売れているものは状態がよく、他のバッグとセットで売られているものも珍しくなかった。安値が付いているものは、素人目にも汚れや傷が目立ち、ほぼ投げ売りのような商品も少なくない。
出品されているものの相場として考えると、やはり限定品やレアラインが100,000円~となっていて、それ以外のポーチの多くは10,000~50,000円という価格設定が妥当というところだ。
ヤフオクではそれほどの値はついていない
ヤフオクの落札価格をチェックしてみると、メルカリに比べると高値の買取額は見られなかった。ポシェット・アクセソワールにいたっては、複数のバッグと一緒に落札された金額がもっとも高値となっていて、レアラインであってもほぼ60,000円台にとどまっていた。
もともと、オークション自体良いものを安値で買うことを目的とするユーザーが使う傾向にある。そのため、大きく値段がハネ上がることは少ないだろうが、それでもやや残念な結果となった。
しかし、買い手の目線で考えると、レアラインを安値で購入できる可能性は高いと言える。商品の中には希少性を訴えているものもあるため、自分が欲しいライン・モデルが通販で見つからなければ、一度ヤフオクで探してみるのも良いだろう。
まとめ
ルイヴィトンのアクセサリーポーチは数多く存在しているが、その中で最も有名なものの一つがポシェット・アクセソワールだ。数多くの魅力的なラインがそろっており、限定品であれば売値も高い傾向にある。名の知られたラインであれば多少の傷があっても高値で取引される可能性が高い。
しかし、残念ながらスタンダードモデルをお持ちであれば、それほど値段はつり上がらない。メルカリなどの個人取引を使っても、破格の買取は難しいものと心得ておこう。
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