ルイヴィトンの伝統的なシリーズであるダミエをアレンジしたダミエ・アンフィニ。ダミエ・アズールやダミエ・グラフィットなどのダミエから派生したシリーズはたくさんあるが、中でも比較的新しく、斬新なデザインとして注目を集めたのがダミエ・アンフィニである。
ここでは、ダミエ・アンフィニとはどんなデザインなのか、何が人気なのか、また買取相場、高く売れるアイテムの特徴などについてご紹介していこう。
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ダミエ・アンフィニとは?
ダミエは1888年に誕生し、以後モノグラムの誕生により一旦は廃盤となった。しかしその後、ダミエが再販され定番化したことで話題となり、2011年にはダミエ・アンフィニが誕生した。ダミエは市松模様をイメージしたプリントが特徴的だったが、ダミエ・アンフィニはこの市松模様を色ではなく凹凸でデザインしている。
厚手のトリヨン・レザーをエンボス加工してレザーに起伏が生まれており、繊細であり、エレガント、スタイリッシュなデザインを可能にしているのだ。ダミエは女性でも男性でも使えるようなアイテムが多いが、ダミエ・アンフィニはどちらかというとメンズ向けのシリーズとなっている。他のダミエシリーズよりも上品にブランドをアピールすることができるので、ビジネスマンや年齢の高い方からも人気がある。
また、カラーバリエーションが豊富になっており、マンネリしがちな男性のアイテムを華やかに彩ってくれる。 ルイヴィトンなどのハイブランドのアイテムは他人と被ってしまいがちだという方は、ダミエ・アンフィニをチェックしてみるといいだろう。
ダミエ・アンフィニの人気アイテム
ダミエ・アンフィニからは、様々なバッグ、財布、小物などが登場している。中でもどんなアイテムが人気なのかチェックしてみよう。人気のアイテムは中古品でも需要が高く、売却する際は高額で買い取ってもらえる可能性も高い。お手持ちのダミエ・アンフィニのアイテムと一緒に、何が人気なのかを見てみよう。
ダミエ・アンフィニPDJ
ダミエ・アンフィニPDJは、ルイヴィトンのメンズ向けビジネスバッグ、ポルト・ドキュマン・ヴォワイヤージュを少しコンパクトにしたポルト・ドキュマン・ジュールと呼ばれるバッグだ。ビジネスユースに最適な軽く、コンパクトなバッグとなっており、薄型ながらしっかりファイル、ノートパソコンなどを収納することができる。
ショルダーストラップは太めのしっかりしたものが付属しているため、荷物が重たくなってしまいがちな方、自転車で通勤している方などでも使いやすい。ダミエ・アンフィニ特有の凹凸を全面で楽しむことができ、小さいながら色鮮やかなものを選べば毎日の通勤、通学をより楽しいものにしてくれることだろう。
スーツに合わせやすいオニキス、少し個性を発揮したい方におすすめのコスモス、さらにオフィスカジュアルに最適なネプテューヌなどが人気のカラーとなっている。
ダミエ・アンフィニタダオPM
タダオPMは非常にクラシカルなメンズ向けのショルダーバッグである。四角いシルエットがどこか可愛らしく、それでいてカジュアルになりすぎない絶妙なバランスを保ってくれている。
タダオは横幅37センチ、タダオPMは横幅34センチ。コンパクトでもよりたくさんのものを収納できるようになったタダオPMの方が人気が高く、買取金額もこちらの方が高くなる傾向にある。どちらにも取っ手とは別にショルダーストラップが付属しており、肩にかけることでよりカジュアルに持ち運ぶことができるようになっている。
ビジネスシーンでも使いやすいオニキスや明るい印象にしてくれるネプテューヌも人気だが、華やかなフュージョン、個性的なソラールなども人気があり、それぞれのファッションなどに合わせやすくなっている。
タダオというユニークなシリーズ名は、1995年にプリツカー賞を受賞した安藤忠雄氏が由来となっている。
ダミエ・アンフィニアンブレール
アンブレールは、ハンドバッグとして、また女性のクラッチバッグとして、さらにショルダーバッグとして、ポーチとしても使える、使用用途の多いバッグである。横幅29センチ、高さ19センチ、奥行き9センチと比較的コンパクトでありながら、長財布、スマホなどをたっぷり収納することができる。少しの外出ならこれ一つで十分対応することが可能だ。
カラーによっては男性だけでなく女性も使うことができ、ペアで使ったり、共有するという方も多いようだ。カラーによって印象も大きく変わるので、どの色が使いやすいか、またファッションに合わせやすいか考えてみよう。
ダミエ・アンフィニポルトフォイユ・ブラザ
ポルトフォイユ・ブラザはルイヴィトンの長財布の中でも人気のシリーズである。様々なラインから登場しており、シンプルながら使い勝手のいい機能性においても高く評価されている。
ファスナーやフラップのないオープンタイプで、取り出したいものをすぐに取り出すことが可能だ。ポケット、紙幣入れ、小銭入れも大容量になっており、カードやレシートを貯めてしまうことの多い方にもおすすめのアイテムである。
ダミエ・アンフィニからは度々新色が登場している。いずれも人気が高く、ルイヴィトンの中でもよりファッショナブルなアイテムがほしいという方から人気を集めている。
ダミエ・アンフィニポルトフォイユ・ミュルティブ
ポルトフォイユ・ミュルティブは、紙幣、カードを入れることに特化したスリムでコンパクトな財布である。小銭入れのポケットはついておらず、紙幣とカードのポケットのみとなっている。小銭入れを別に持ち、すぐに使えるカードなどだけポケットに入れて出歩きたいという方に人気だ。
日本ではあまりメジャーなデザインの財布ではないが、海外ではこのような紙幣入れと小銭入れを分けて持ち歩いている方も多い。荷物をできるだけコンパクトにしたいという日本の方からも徐々に注目を集め始めている。
ダミエ・アンフィニはカラフルすぎると思っている方でも、ポルトフォイユ・ミュルティブくらいのコンパクトなアイテムなら、気後れすることなく使用することができるだろう。
また、お揃いでコインケース、ポーチなどを持つとよりファッショナブルに楽しむことができる。
ダミエ・アンフィニの人気カラー
ダミエ・アンフィニは歴史の浅いシリーズだが、シーズンごとに新色が登場することもあり、話題を集めている。どんなカラーがあるのか、それぞれの特徴について見てみよう。人気のカラー、入手しにくいカラーであれば、買取査定に出した際も高価買取が可能となる。
ネプテューヌ
鮮やかなブルーが印象的なネプテューヌは、2014年に登場したばかりの新色である。ダミエ・アンフィニの凹凸の濃淡がよりはっきりとわかるようになっており、質感を楽しむのにも最適だ。
ブラック系のカラーがメインだったルイヴィトンのメンズ向けシリーズの中でも珍しい派手なカラーであるが、どこか落ち着いた印象があり、年配の男性でも気兼ねなく使用することができると人気である。
コスモス
コスモスは、2014年の新色である。一見ブラックにも見えるカラーだが、微妙にブルーが入っており、上品なネイビー系のカラーとなっている。ブラックよりも爽やかな印象を与えることができる。
また、ツヤを感じることができるので、ダミエ・アンフィニの凹凸の印象もより深いものになる。実際に比較してみると、よりその違いがはっきりすることだろう。一度店頭で確認してみてほしいカラーである。
ネプテューヌは派手すぎる、ブラックは地味すぎる…という方におすすめのカラー。
ソラール
ソラールはイエロー系のカラーである。鮮やかで爽やかな色合いというよりは、落ち着いたマスタード系のカラー。大人の品格を楽しみつつ、自分の個性を発揮することが可能となっている。
ビジネスバッグなどでソラールのカラーのアイテムを持つことに抵抗があるという方でも、財布、カジュアル使いのショルダーバッグには取り入れやすく、ファッションのアクセントとなってくれる。
店頭に置いていないことも多く、古い型番のものは中古品でしか入手できないというケースも。
メテオール
メテオールはブラックをベースに、濃いブラウンが入ったカラーである。ビジネスユースや年齢層が高めの方におすすめのカラーで、華やかなダミエ・アンフィニをより落ち着いた印象に仕上げてくれている。
ビジネスバッグだけでなく、キーポルなどの大きめのボストンバッグでもメテオールは人気である。一つ持っておけば飽きずに長く使い続けることができ、また持つ人の年齢、性別も問わないため、プレゼントなどにも最適だ。
シンプルだが少し他とは違うバッグがほしいという方は、ダミエ・アンフィニのメテオールをチェックしてみてはいかがだろうか。
オニキス
シンプルで上質なブラックを堪能することができるオニキス。よりクラシックで男性的な印象を味わいたいという方におすすめだ。
ビジネスバッグはもちろん、日常使いできるショルダーバッグ、財布、ポーチなどもオニキスのカラーは人気がある。ダミエ・アンフィニはカラフルなラインナップが魅力であるが、やはりオニキスがメインでラインナップが展開されている。シンプルかつ使いやすい、また魅力的なバッグがほしいという方には、オニキスはおすすめのカラーと言えるだろう。
中古市場でも出回っている数が多く、比較的高い価格で取引されている。
フュージョン
ブラウン、レッド、オレンジをブレンドしたような独特のカラーを楽しめるのがフュージョンである。一見鮮やかなカラーだが、シックなブラウンなども入っているので実際に持ってみると落ち着いた印象を与えることができ、スーツでも普段着でも合わせやすいことがわかるだろう。
ビジネスバッグの展開も豊富だが、ショルダーバッグ、財布などに目立つアイテムを投入したいという方からの人気が高いようである。
ビジネスバッグは国内ではやや需要が低く、国内にしか販売ルートのない買取業者に持ち込むと安く買い取られてしまう可能性がある。
アークテック
ダミエ・アンフィニの中で唯一のホワイト系のカラー、アークテック。オフホワイトというよりもかなり鮮やかなホワイトになっている。使うごとに濃淡が色濃く出てくるようになっており、汚れやすいホワイトでありながら長く楽しみ続けることができる。
しかしその反面、汚れが目立つもの、使用感があるものは買取金額が低くなってしまうので注意が必要だ。アークテックのカラーは、新品未使用品でない限り高い買取金額がつくことはないと思っておいた方がいいだろう。
ダミエ・アンフィニの買取相場
ダミエ・アンフィニの買取相場についてチェックしてみよう。ダミエ・アンフィニはルイヴィトンのアイテムの中でも比較的新しいデザインであり、また持つ人を選ばないアイテムが多いため、シーズン、トレンドによって買取価格が上下するということは少ない。よって、その買取相場はアイテムの状態によって変動する。
新品未使用品
新品未使用品の場合、定価の7割から8割での買取が可能となっている。財布などの小物は比較的買取価格が高く、色合いが派手なバッグは買取価格は7割程度に留まるようだ。

中古品
一般的な中古品の場合、定価の3割から5割程度の買取価格となる。この査定基準は買取業者によってもバラバラなので、査定金額の理由をよく聞いて納得できるものかどうかを判断する必要がある。
ダミエ・アンフィニは非常に丈夫で長持ちする素材なので、多少使用感がある程度ならそこまで買取価格が下がるということはないだろう。ファスナーが開きにくい、大きな破れ、汚れがあるようなB品であっても、定価の1割程度での買取が可能だ。
古くなってしまったダミエ・アンフィニも処分したりそのまま放置してしまうのではなく、買取査定に出してみるようにしよう。
ダミエ・アンフィニの査定ポイント
ダミエ・アンフィニはどのような点が査定ポイントとなるのだろうか。また、どのような点に注意すれば高く買い取ってもらえるのか、査定に出す前に確認しておこう。
保存状態
ダミエ・アンフィニは保存状態が買取価格に大きな影響を与える。新品未使用品に近い、傷や擦れ、使用感、型崩れのないものの方が買取金額は高くなる。
ダミエ・アンフィニは汚れが溝にたまりやすくなっているが、汚れたときに拭き取ればあとにも残りにくい。とくにバッグは使用したあとは必ず拭き取り、底面に汚れが残らないように注意しておこう。
また、ダミエ・アンフィニのビジネスバッグにはペンのホルダーが内部に取り付けられている。このペンを収納する際にペン跡がついてしまうと減額の対象となるため、ペンホルダーを使用する際は慎重に使用するようにしよう。
イニシャル
ルイヴィトンのアイテムは、正規店で購入すると無料でイニシャルを刻印してくれるサービスがある。しかし買取においては、このようなイニシャルが刻印されているアイテムは減額の対象となる。アイテムによっては数万円の減額となることもあるのだ。売却する予定があるのなら、刻印サービスは断っておいた方がいいだろう。
反対に、刻印されているアイテムであっても状態がよければ、買取価格は減額されるものの買い取ってもらえるので、諦めずに業者に相談することをおすすめする。
アイテムの需要
ダミエ・アンフィニは比較的使いやすいアイテムが多いが、中でもビジネスバッグ、財布などが人気である。ルイヴィトンの定番のビジネスバッグであるキーポルは人気だが、中でも使いやすい中間サイズが人気であり、大きすぎるバッグはやや買取価格が下がってしまう。
多くの人に需要があり、買取後も高い価格で販売できるようなものが高価買取となる。状態が多少悪くても、需要のあるアイテムであれば上記の買取金額よりも高い金額で買い取られる可能性がある。
反対に新品未使用品であっても、派手なカラーのショルダーバッグなどはやや需要が下がるので注意しておこう。
発売日
ダミエ・アンフィニに限らず、ブランド品は発売日から日が浅いものほど買取金額が高くなる。ダミエ・アンフィニは新しいシリーズであり、また定期的に新色も登場している。新色はそのシーズンの内がもっとも買取価格が高く、その後緩やかに下降していく。
次の新色が登場するとさらに買取金額が下がってしまうので、不要なダミエ・アンフィニのアイテムは早めに売却するようにしよう。
まとめ
ルイヴィトンの人気の柄、ダミエを凹凸で表現したダミエ・アンフィニ。メンズ向けの新たなシリーズとして、現在も注目を集めている。鮮やかなカラー、落ち着いたカラーまで豊富に揃っており、使用用途やファッションに合わせて色々な選択肢があることも魅力的である。
ダミエ・アンフィニは買取金額も高く、納得の価格で取引することができるだろう。高価買取のポイントなどもチェックして、不要になったダミエ・アンフィニを買取査定に出してみよう。
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