話題のサイトムスビーは、中古スマホと中古ケータイの売買ができる白ロム専門フリーマーケットだ。中古携帯専用に作られたムスビーは、使い勝手の良さや安全性といった部分で定評がある。
またこの市場には、悪質な転売詐欺業者によるトラブルも増加傾向にあるため、取扱い製品を白ロム端末に絞ったムスビーの存在は中古スマホの売買を希望する多くのユーザにさまざまなメリットをもたらすと捉えて良いだろう。
今回は、中古スマホの売買で人気の高いムスビーの使い方と購入時の注意点を皆さんと一緒に確認していきたい。

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こちらのページには広告パートナーが含まれる場合があります。掲載されている買取価格は公開日のみ有効で、その後の相場変動、各企業の在庫状況、実物の状態などにより変動する可能性があります。
ムスビーの特徴とは?
ムスビーは「白ロム」に特化した専門フリマだ。ムスビーでは、「電話番号の記録と回線契約が行われていないPHS・携帯電話端末」と「SIMカード対象機種で、SIMカードが抜かれた状態になったもの」を白ロムの定義としている。
意外と幅広いムスビーの取扱い可能スマホ
一般的な中古スマホ買取専門店の中には、「キャリア会社で契約されていた中古端末のみ」を白ロムとするところも多く見受けられる。これに対してムスビーでは、SIMフリーやSIMロック済端末の取扱いも可能としているため、格安SIMの契約を考えている皆さんでも活用できる白ロム専門フリマと捉え良いだろう。
ガラケーやウェアラブル端末も販売中
ムスビーには、スマートウォッチ、フューチャーフォン、PHS、モバイルルーターなどの取扱いもある。また中にはWi-Fi+CellularモデルのiPadなども出品されているため、現時点で「どの回線でタブレットを使うか?」が決まっていない皆さんでも、ムスビーを通して自分に合った商品探しができると言えそうだ。
ビジネス会員との取引による安全性
ビジネス会員という出店カテゴリのあるムスビーは、安全性の高さでも定評がある。このサイトで検索を行うと、タイトルに「ダイワン新宿本店」や「トラちゃん」、「アイアール」といった業者名の書かれた商品が非常に多いことに気付かされる。
各都道府県の公安委員会より古物商許可をもらっているこうした専門店と取引をすれば、今社会問題化している中古スマホ転売詐欺にも遭いにくいと言えそうだ。
ムスビーで中古スマホ売買を行うメリット・デメリット
話題の白ロム専門フリマ・ムスビーには、大変多くのメリットがある。しかし使う人によってはこのサイトの機能がデメリットに変わることもあるため、注意が必要だ。
商品検索や絞り込みがしやすい
中古スマホや携帯電話向けに作られたムスビーには、幅広いカテゴリを取り扱うヤフオクやメルカリと比べて商品検索がしやすい利点がある。
例えば、「利用制限○」や「赤ロム補償」にチェックを入れて絞り込みをすれば、転売詐欺端末を掴むリスクやトラブルを解消できる。
また中には付属品完備といった項目もあるため、こうした商品を購入すれば、「イヤホンがない!取扱説明書がない!」といったトラブルに見舞われることもないだろう。
発送時期でも絞り込みができる
ムスビーの検索画面には、お急ぎの方向けとして「今日発送」、「明日発送」、「即売商品」の3つから選択できる形にしてある。この仕組みを上手に活用すれば、発送時期がアバウトなメルカリよりも早く中古スマホを手にできる。
ショップから買うこともできる
ムスビーの商品一覧を見ていると、このサイト内には一般人よりも業者による出品が多いことに気付かされる。例えばiPhone7の検索結果でショップ出品にチェックを入れると、190のうち177件が業者によるものだとわかる。
また業者の場合は、古物商許可証の番号や屋号などの特定商取引法に関する表示が書かれているため、個人と比べて「この出品者は怪しくないだろうか?」といった場合の調査も行いやすいと言えるだろう。
SIMロックやICロック関連の説明も詳しく書かれている
白ロム専門フリマのムスビーは、「白ロムって何?赤ロムって何?」、「SIMフリーって何?」といった疑問も解消できるサイトだ。
こうした知識がない状態でヤフオクやメルカリを使うと、自分の希望と異なる商品を買ってしまう可能性も高くなる。これに対してムスビーの場合は、Q&Aを通して中古スマホを購入する上で欠かせない知識を学べるため、他のフリマサイトと比べて買い物のミスが起こりにくいと捉えて良いだろう。
ムスビーで買った端末が赤ロムだった場合は?
しかしムスビーで中古スマホを買う場合も、ひとつ注意点がある。それは、万が一買った端末が赤ロムになってしまった時の対応は、出品者に任されていることだ。このポイントを知らずに「ムスビーが全て保証してくれるだろう!」と考えていると、赤ロムになった時のトラブルが大きくなってしまう可能性もある。
またムスビーではこうした問題を解消するために、赤ロム補償の対応商品の検索を可能とするため、万が一のリスクが心配なら価格やコンディションだけでなく安全性の高そうな商品を探すようにして欲しい。
なお、類似のスマホ専門フリマサイトでは、赤ロム保証といって万が一赤ロムになってしまった場合にサイト側が無料で返品及び返金に対応してくれるサイトもある。
スマホのマーケットというサイトがその1つで、ムスビー同様にショップ出品に対応しているなど幅広い品揃えから中古スマートフォンを購入可能だ。ぜひ検討してみてはいかがだろうか
ムスビーを使った中古スマホの売り方、手順、注意点
大変使い勝手の良いムスビーでは、中古スマホを売る・買う両方のユーザ向けに、わかりやすい利用ガイドを用意している。
しかし出品する時にはさまざまな注意点があるため、これから紹介する手順を確認しながら準備を進めるようにして欲しい。
出品前に行う準備
ムスビーで中古スマホの出品をする際には、SIMカードやSDカードをきちんと抜いた上で端末の初期化を行わなければならない。
またユーザ間のスムーズな取引をサポートするムスビーでは、期限内の発送が困難であったり、販売価格が2,000円に満たない中古スマホの出品をNGとしているため、こうした出品禁止商品ページをきちんと見た上で「自分の端末がムスビー利用に合ったものなのか?」を確認して欲しい。
ムスビーを使った出品の流れ
ムスビーで中古スマホを売る場合は、出品、注文確定連絡、商品発送、取引完了の4ステップの中で出品作業を進めていく形となる。
迅速な対応を重視するムスビーでは、出品者に「注文から24時間以内の注文確定連絡」と「入金確認後2日以内の商品発送」を義務付けている。これらの手順を守れない場合はその出品自体が禁止商品になってしまうため、注意をして欲しい。
コンディションガイドライン
ムスビーで定めたコンディションガイドラインは、出品者と購入者に間に生じる状態面の認識の違いを埋めてくれる存在だ。例えば、一見して使用された形跡のない中古スマホは、新品同様のSカテゴリで出品できる。
これに対して傷、汚れ、塗装ハゲの生じた端末についてはA〜Cカテゴリに分類されるため、出品時は必ずムスビーの基準でコンディションを表示する必要があると言えるだろう。
参考:ムスビー(musbi.net)で白ロムを買う時の評判は?トラブルや手数料に要注意
ムスビーを使った中古スマホの買い方、手順、注意点
続いて中古スマホの購入にムスビーを活用しようと考える皆さんと一緒に、基本的な流れに沿った注意点を確認しておきたい。
欲しい端末の種類と価格相場を調べておく
ムスビーを使った購入前に最初にすべきなのは、「自分はどんな種類の中古スマホが欲しいか?」と「その価格相場はどのぐらいか?」を調べることだ。この2ポイントが定まっているユーザは、大量に表示される商品一覧を見ても戸惑わずに買い物ができる。
また中古スマホの場合はコンディションによって価格も大きく変わってくるため、「この端末はなぜこんなに高いのだろう?」という疑問を持つためにも相場の把握は欠かせないと言えるだろう。
購入前の注意と準備
ムスビーから中古スマホを買う時には、サイトで公開されている「注文前の準備」を見ておこう。ここには、ムスビー利用の心構えとも言える中古スマートフォンを買う上でチェックして欲しいことが詳しくまとめられている。
またその中には製造番号やネットワーク利用制限に関する記載もあるため、中古スマホ転売詐欺被害に遭わないためにも、必ず基礎知識を頭に入れておくようにして欲しい。
ムスビーを使った中古スマホ購入の流れ
このサイトを利用する場合は、商品のチェック、商品の注文、お支払、発送・受取確認、受取完了という5つのステップを経て中古スマホが入手できる形となる。
先程紹介したとおり、注文から24時間以内の連絡、注文確定から24時間以内のお支払い、入金から2日以内の発送を義務付けるムスビーを使えば、相手方の連絡や手続きが進まないことへのイライラもほとんど起こらない。また即売商品の場合は、注文確定から2時間以内の入金が義務付けられているため、注意をして欲しい。
利用料金と支払い方法
ムスビー利用の買い物で入金する金額は、送料や消費税込の商品売価+事務手数料となる。商品1点ごとに支払う事務手数料は、1円〜10,000円の商品が324円、10,000円〜30,000円が540円、30,000円以上の中古スマホは売価の3.24%となっている。
支払い方法についてはクレジットカード、ATM払い、コンビニ支払い、インターネットバンキングが用意されており、システムメンテナンスなどを除けば24時間365日いつでも受付可能なシステムとなっているようだ。
わからないことがあった場合は売り手に質問をする
キャリア会社やSIMとの相性、コンディションといった多くの注意点のある中古スマホは、「わからないことがあったら、何でも売り手に確認をする」といったスタンスで買い物をするのが理想的なカテゴリだ。各商品ページには「出品者への質問」機能が用意されているため、不明点があれば注文前に確認をして欲しい。
商品に問題があった場合は?
「商品ページと違う物が届いた」、「完動品と書かれた商品が壊れていた」といったトラブルが生じた時には、マイページ内にある取引中リストの問い合わせフォームを使って運営者側に連絡することができる。この内容がムスビー側で確認されると、折り返しサービスカウンターから連絡がくるシステムだ。
しかしムスビーでは基本的にお客様都合の返品は受け付けないとしているため、購入者側のミスがないように入念な確認などを行う心掛けが必要だと言えるだろう。
ムスビー以外のフリマサイト
中古スマホを売買できるフリマサイトはムスビーだけではない。スマホのマーケットでも人気のスマホがたくさん取引されているのだ。

中古スマホの売買を行なっているムスビーは白ロム専門で多くの人から人気を集めている。ただし、スマホ専門のフリマサイトはムスビーだけではないので、色々なサービスをチェックしてみてご自身に合ったサービスを利用してみてはいかがだろうか。