主婦は、本当に大変だ。
朝から晩まで仕事は尽きることなく、勤め人と違って土日休日もロクに休めやしない。そのうえ、いくら仕事を片づけても、新しい仕事は次々と生まれ、疲れもストレスも鬱積する。
家事だけではなく、出産や育児、介護などの超長期的重責イベントを同時進行でこなす人もおり、世の奥様方はまさに鉄人揃いだ。
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財布の紐が固くなるこの頃
収入の伸び悩みや社会保険料率の引き上げ、物価の上昇などを背景に、財布の紐は固くなる一方という家庭も多いことだろう。
主婦としてあくせく働いているのに、自由に使えるお金がないという声は、そこかしこから聞こえてくる。
一方で、激務をこなす主婦が勤めにでるのは相当大変なことであり、さまざまな条件が合致しないとなかなか実現できないのも事実だ。
そこで、もう少しお小遣いがほしい、あるいはもっと家計を楽にしたいと思う主婦の方に向けて、アルバイトやパート以外のおすすめの方法を紹介しよう。
ハンドメイド品を売る
手先が器用であり、何かしらのハンドメイドが得意であるのなら、その作品を売ってみてはどうだろうか。
アクセサリーからファッション一般、ニットや編み物、ぬいぐるみなどなど、今では個人であっても、インターネットを使ってハンドメイド品を販売することが容易になっている。
もちろん、作品自体に一定以上の完成度が求められるが、主婦業で培った特技を活かせると人気だ。
では、実際にハンドメイド品を売るには、どうしたらよいのだろうか。
インターネットオークションで販売する
従来の方法としてもっともオーソドックスなのが、Yahoo!オークションなどの大手オークションサイトを利用して販売することだ。
基本的な流れとしては、でき上った作品を撮影し、作品紹介文とともにサイトにアップロードし、あとは落札を待つだけだ。
例えばYahoo!オークションのような巨大なサイトではユーザーも多く、かつ幅広いので、ニッチなアイテムでも買い手がつくかもしれない。
フリマアプリで販売する
フリマアプリの基本的な仕組みは、インターネットオークションと同じだ。
ただ、アプリとして独立している分、特にスマートフォンからの操作性が良く、よりユーザーフレンドリーになっているので、パソコンを開いて作業できないような場合にはこのようなアプリを積極的に使ってみるのが良いだろう。
例えば、かつての楽天オークションは2016年10月31日で終了し、フリマアプリである「ラクマ」に業態が変更した。アプリに移行することで、より手軽に、ストレスなくモノを販売することができるようになり評判も上々だ。
ラクマ以外には、メルカリやフリルなどもおすすめだ。
ハンドメイド専門のサイト・アプリで販売する
上記のようなインターネットオークションやフリマアプリは、総合的にアイテムを扱っているため、良くも悪くも専門性に乏しいところがある。
ハンドメイド品に限っていえば、例えば「ミンネ」のような専門マーケット(既製品は出品不可という徹底ぶりだ)があるので、こちらでの出品も検討してみてほしいと思う。
初心者でも気軽に初められる「minne(ミンネ)」
ミンネ(minne)公式サイトはこちら!
ミンネは、ブラウザー上からでももちろん販売できるが、iPhoneアプリ、Androidアプリともに対応していて、利便性も高い。さらに、ショッピングモール「カラメル」にも自動的に掲載されるうえ、FacebookやTwitterなどのSNSでも作品が紹介され、売り手と買い手が結びつきやすい点が人気を呼んでいる。
そのほか、デパートやショッピング施設でイベントやワークショップなどをよく開催しており、主婦層に厚い支持を受けている。
ミンネの利用方法
ミンネは、簡単な無料会員登録を済ませればすぐに利用可能である。もちろん、月額利用料も0円だ。メルカリなどのフリマアプリの仕組みと同じで、商品が売れたときに販売手数料として10%(税抜)が売上から引かれる。
購入者と販売者のお金のやりとりはミンネ側が仲介してくれるので、個人間取引で起こりやすいトラブルも回避できる。
「趣味の一貫として気軽に始めたい」「自分の作品が売れるのか一度試してみたい」という気軽な気持ちで始めることも可能だが、趣味の枠を超えて大きな成果が出せるチャンスも十分にある。ぜひ一度チェックしてみてほしい。
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ハンドメイド品を売るためのコツ
ハンドメイド品を売るのに決まった手段というのはないが、これだけ情報通信インフラが整った時代に、サイトやアプリを適切に利用しない手はないだろう。
もちろん、公園などで開催されるフリーマーケットで販売するといった手もあるが、時間や手間、そして手数料などを加味すると、やはり上記のような方法を採るのがおすすめだ。
なお、作品の品質以外にも、売るためのコツというのがあるので、簡単に説明しておこう。
写真は明るくキレイに撮る
購入者の立場からすると、インターネットを介して商品を買う時には手に取って見られない分、その画像が商品の主な判断材料となる。
いくら魅力的な文言でアピールしても、写真がキレイに撮れていなかったら魅力半減と思ったほうがよいだろう。
明るい場所で
キレイに写真を撮るためには、まず部屋を明るくすること。
場合によっては、天気の良い日に外に出て撮影するのも良いだろう。そして背景に余計なモノが映り込まないように、撮影場所をキレイに片づけておくことだ。
画像は加工しすぎない
あとはスマホなら加工アプリなどで調整することができるが、過度にエフェクトをかけすぎないように注意しよう。
基本的には、明るくスッキリとキレイに撮れていればそれでOKだ。くれぐれもモノクロ写真にしたり、デコレーションしたりしないようにしよう。
なお、商品撮影時はなるべく細部のクローズアップも忘れずに。
商品説明は詳細に、かつ簡潔に書く
写真がうまく撮れたら、今度は出品時の商品説明を書くことになる。
使用感などの詳細も丁寧に書こう
どのように書いたらよいかわからないのなら、まずは人気のある他の出品者のページを参考にしてみよう。
基本的には、素材やサイズの他に質感、使用感などの詳細を書くとよい。このあたりを疎かにして「革のハンドバッグです」とぶっきらぼうに書いただけでは、あまり人はよってこない。
過度な記載もNG
だからといって、必要以上に情報を詰め込みすぎるのもNGだ。
盛り込むべきことは盛り込み、必要以上に記入しないように心がけよう。
なお、一言親しみやすい言葉を投げかけておくと、コミュニケーションは円滑にいくものだ。
売買のやりとりは丁寧に
サイトにもよるが、たいていは販売者を評価する機能が搭載されている。
そのため、低評価を避けるためにもやりとりは丁寧に行うように心がけたいところだ。評価が良ければ、次の購入に結び付く可能性はぐっと高まる。
スキルを売る
スキルは、ハンドメイドのような具体的な形にならなくても、無形のサービスとして売ることができる。
自分でウェブサイトを立ち上げ、宣伝して販売するのはもちろん可能だが、よほどの知識やITスキルがないと現実的には難しいので、ここでもやはり何かしらの仲介サイトを使うのが賢い選択だ。
スキルの売買には、いわゆる「クラウドソーシング」の活用がベストだろう。
クラウドソーシングとは
クラウドソーシングとは、インターネット上でスキルを売りたい人と買いたい人とを結びつけるプラットフォームだ。
モノではなく、スキルを取り扱っているのが、最大の特徴だ。
売れるスキルとは
一定以上のスキルであれば、どんなモノであっても商品価値はあると言って差し支えないだろう。
ただ、現実的には、よく売れるサービスと全く売れないサービスとがあるので、ここでは売れるサービスを少し紹介しておこう。
イラスト
イラストは、描ける人と描けない人とに大きく分かれるスキルだ。
描けない人は全く描けないので、仕事でイラストなどが必要になった場合にはやはり描ける人に依頼せざるを得ないため、非常に大きなニーズがある。
広告や書籍で使うイラスト、アイコン、マスコットキャラクター、商品説明漫画の作成などなど、実力のあるイラストレーターは引く手あまただ。
ビジネス一般
もし、主婦になる前に会社勤めしていたということであれば、その時の知識を販売することができるかもしれない。
書類作成や市場調査、経理業務、データ入力、文字起こしなどの代行など、会社のお手伝いは割と報酬も良い。
ある分野で専門的な知識や資格を持っているのであれば、コンサルティングなども可能だ。
例えば、金融機関に勤めていた人で、フィナンシャルプランナーの資格を持っているのなら資産運用や各種ローンの相談に応じることができるだろうし、栄養士の資格を持っているのなら食育相談などに応じることができるだろう。
サイト構築・プログラミング
ITや情報通信のような専門分野の知識は、非常に換金性が高い。
今や大きな会社のみならず、小さな会社や個人事業主、あるいは何でもない個人であってもウェブサイトやシステムを運営している時代だ。
ニーズは相応に大きく、月単位での仕事となる大きな案件も珍しくない。
ライティング
あらゆるものの機械化が進んだ今日であっても、文筆業は廃れることがないようだ。
むしろメディアの増大に伴い、ライティングニーズも増えているように思える。広告や雑誌、ウェブサイト、ブログの他にも、論文やレポートなど、いろいろな媒体でニーズがある。
翻訳
英語を始めとした外国語が得意であれば、翻訳がおすすめだ。
翻訳というと、外国の書籍や映画などの翻訳を想像するかもしれないが、このようないわゆる「文芸翻訳」は狭き門だ。
一般的なビジネスにおいては、ビジネスレターや製品紹介、取扱説明書、各種試験報告書、契約書、事業報告書など、わりと固い文書でのニーズが大きく、ビジネス翻訳にポイントを絞ってアピールすると仕事も請け負いやすいだろう。
アフィリエイトで稼ぐ
アフィリエイトとは、企業などの商品やサービスを自分の所有するブログやホームページで紹介し、成約にいたったら紹介報酬をもらう業態のことだ。
アフィリエイトは、個人法人を問わずできるのでハードルが低く、いわゆる「主婦ブロガー」としてアフィリエイトで稼ぐ人も少なくない。
エステや化粧品など、女性ならではの分野は報酬も概ね高いので、うまくいけばかなり大きく稼ぐことができる。
アフィリエイトの始め方
アフィリエイトは、まず自分のブログかホームページを立ち上げ、その後ASP(アフィリエイト・サービス・プロバイダ)と呼ばれるサイトに登録することで、すぐに始めることができる。
ASPに登録すると、さまざまな広告主の広告を扱うことができるようになり、アフィリエイトにはかかせないものとなっている。
ASPで提供される広告コードを自分のブログかホームページに貼り付けて、あとは人を呼び込むだけだ。
どうやってブログやホームページを作るのか
ブログやホームページは、今や無料で作れることがほとんどだ(独自ドメインの場合は通常有料)。
初めて挑戦してみるということなら、ライブドアブログ、アメーバブログ、JUGEMブログ、Jimdoなどの大手でひとまず作ってみると良いだろう。
なお、作成前には、そのブログやホームページがアフィリエイト可能か、念のため確認するようにしよう。
どのASPがおすすめか
数多くのASPがあるが、まずは大手ASPを使ってみることをおすすめしたい。
その理由としては、提携しているクライアント(広告主)がまともで、数も多いからだ。
名前も聞いたことのないような会社の商品やサービスを紹介しても、なかなか成約にはいたりづらいが、大手の会社の商品やサービスであれば、認知度も信頼性も高く、比較的成約にいたりやすいのだ。
そういう意味でも、まずは「A8.net」や「バリューコマース」などの大手ASPに登録してみよう。

不要品を高値で売る
さて、上記1~3の副業の参入ハードルは確かに低い。しかし、それなりに稼ぐには、やはりそれ相応の知識やスキルが必要となってくる。
また、顧客とのやり取りは、思いのほか時間も手間もかかり、クレーマーなどに遭遇したら、ことさらに面倒なことになる。
買取サービスを活用してのお小遣い稼ぎ
冒頭でも述べた通り、主婦はとにかく忙しく、隙間時間もろくに確保できないことが多いかと思う。
これらのことを加味すると、副業に精を出すよりも身の回りの物を現金に換えてみる方が、ひょっとしたら効率的と言えるかもしれない。
最近のリサイクル業界は賑わっており、そこかしこに不要品の買取を行う業者がいるので、このような業者を賢く活用し、お小遣い稼ぎをしてみてはいかがだろうか。
どんなものでも買取対象
昔使っていたブランド物のバッグやカバン、財布、指輪やネックレス、ピアス、ブレスレットなどの宝飾品などは、場合によっては高額で買い取ってもらえるかもしれない。
結婚し、子どもが生まれると、ファッション全般が様変わりするだろうから、もう使わなくなったものがある場合は、価値が薄れる前に専門の業者に買い取ってもらうと良いだろう。
この他、家具や家電、服、スマホなど、今ではどんなモノであっても買取対象になっているので、不要品を集めていったん査定に出してみてはいかがだろうか。
まとめ
主婦が簡単にお小遣いを稼ぐ方法についてまとめた。「ハンドメイド品を売る」「スキルを売る」「アフィリエイトで稼ぐ」「不用品を高値で売る」という4つの方法をご紹介したが、やってみたいと思える方法があっただろうか。
最近では、主婦が自宅でお金を稼ぐのに便利なサービスが続々と登場している。ミンネやクラウドソーシングサービスがまさにそうだ。
すぐに大金が稼げるような方法ではないが、ぜひ主婦としての経験値を活かせる仕事を見つけて実践してみてほしい。