人気シャンパン「サロン」の買取相場・査定情報まとめ

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更新日:2019/08/26
公開日:2019/03/23
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最高級シャンパンであるサロン(SALON)は、愛好家なら誰しもが知っている。成熟したシャルドネを使うことで、豊かな酸味を味わうことができ、酸素に触れることで一層のまろやかさを感じることができる。

今回はそんなサロンについて、人気の種類を始め、さらにその買取相場や高く売れるコツについてご紹介していこう。飲まないサロンがあるという方は、ぜひとも買取業者に査定依頼を出してみよう。

人気シャンパン「サロン」の買取相場・査定情報まとめ

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サロンとは

サロンとは、最高級シャンパンの代名詞とされている。ラベルにはSの文字が入っていて、瓶にはSALONの刻印が入っている。このサロンは、ぶどうのできがいい年しか作られず、過去の100年間でその生産は、たったの41回である。50年、100年の熟成に耐えられると判断された場合のみに作られるようだ。それだけ良いぶどうを使っているシャンパンだからこそ、貴重で価値も高く、値段も高い。

特徴

サロンのシャンパンは、

  • ・歴史
  • ・希少性
  • ・熟成期間

と特筆すべき特徴を持っている。使用するシャルドネにも特徴があり、特級ル・メニル・シュル・オジェと呼ばれる最高の土地で作られた最高級品のシャルドネしか使わない。つまり、シャルドネのできの良い年しか製造されないのである。

上でも紹介したが、その生産は過去100年間で41回であり、最新のヴィンテージは2007年である。それでは特徴を以下に絞ってチェックしていこう。

歴史

サロンは、ウジェーヌ・エメ・サロン氏がパリの王族や俳優の社交場であるマキシムに入り浸ったことで、製造機会を得たのが始まりとされている。サロン氏は5ヘクタールの畑を購入し、そこで作ったシャルドネのみのシャンパンをマキシムに卸し、マキシムのハウスシャンパーニュの座を獲得した。1988年には、ローラン・ペリエの傘下に入ったが、今もなお高品質なシャンパンを卸し続けている。

希少性

サロンのシャンパンは、シャルドネのできの良い年しか製造されない。それに加えて、職人の手作業で製造されるため、生産量もごくわずかとなる。年間の生産本数は約6万本と言われていて、多い年でも7千ケース前後、少ない年では、その半分しか生産されない。ちなみに2017年度のシャンパーニュ地方のシャンパン出荷本数は1,300万本であるため、その希少性は言わずもがなだ。

熟成期間

熟成にはとにかく時間がかかり、最低でも10年瓶内で熟成させてからリリースされる。一般的なシャンパンの瓶内での熟成が3年と言われているので、その長さは折り紙つきだ。本当にいいぶどうのみを使っているため、驚くほどの長期保存を可能としている。サロンがいうには、50年、100年熟成させることのできる年にしか製造しないとのことだ。

製法

サロンは、特級ル・メニル・シュル・オジェと呼ばれる最高の土地で作られた最高級品シャルドネのみしか使わない。さらに、そのシャルドネの1番搾りの果汁のみを使用している。通常のシャンパンは1番搾りと2番絞りの果汁を使用しているので、サロンの特別感と味わいの強さは他のシャンパンをりょうがしている。

また、マロラクティック発酵という酸味を取り除く発酵をさせていないので、酸味が強く長期保存を可能としている。

当たり年

当たり年とは、その土地の気候が良い年のことをいい、日照量や雨量、ぶどうの理想の生育条件によって決定します。その年に製造されたワインを当たり年のワインというが、サロンにいたっては当たり年以外にワインを製造しないので、サロンのワインはすべて当たり年のワインとなる。

近年のシャンパーニュ地方の当たり年は、1982年、1985年、1988年、1990年、1995年、1996年、1999年、2002年、2004年、2008年などといわれている。

サロンセカンド

サロンの条件に満たなかったぶどうは、サロンセカンド デゥラモットというブランドで製造出荷される。サロンはデゥラモットと醸造所を共有していて、素材や製造方法は異なるものの製造場所に関しては全く同じである。そのため、サロンセカンドと呼ばれている。

ただ、製造工程や熟成期間が違うのでサロンの味わいとは少し異なるところがあるかもしれない。シャンパン愛好家の中には、サロンよりもデゥラモットが好きという根強いファンもいるほどだ。

デゥラモット

デュラモットは、サロンの姉妹ブランドである。サロンの条件には満たなかったぶどうが、デゥラモットのぶどうとして使われている。ただ、サロンの条件を満たさなかっただけで、ぶどうとしてはシャンパーニュ地方でも最高クラスである。

デゥラモットの価格は1瓶4,000円~5,000円で購入できるので、サロンよりもコストパフォーマンスの良いシャンパンといわれている。

サロンの人気な種類

以下で紹介するサロンは特に人気のあるヴィンテージシャンパンである。1911年に販売された、1905年のシャンパンを初めとして最新の2007年のシャンパンまで、計41種類のヴィンテージシャンパンが製造されてきた。100年以上のときの中で作られたシャンパン、41種類はすべて最高クラスのできとなっている。

サロン1970

サロン1970は存在せず、サロン1969とサロン1971を合わせてサロン1970と呼ぶことがある。サロン1969の収穫は10月1日に始まり、その収穫期間の最中がよく乾燥していたため、過去最高レベルで衛生状態が良かったといわれている。

また、サロン1971のシャルドネは、9月18日に収穫が始まった。収穫量は5月27日のひょうにより650ヘクタールの畑を全滅させられたため、ごくわずかだったため残ったシャルドネは希少性が高い。

サロン1990

サロン1990に使われたシャルドネの収穫は9月14日である。そのタイミングで収穫されたシャルドネの熟成度合いが均質だったため、製造されたサロン1990のアルコール度数と酸味が最適な割合になっている。それがこのサロン1990の最たる特徴となっている。熟成度合いが均質だった理由については、春と冬の並外れた日差しや冬の湿気や春の乾燥のおかげで、ぶどうの芽吹きが早かったためだ。

サロン2004

サロン2004は、糖度と酸味の割合が完璧といわれている。2004年のシャルドネは、7月時点には緑のままで収穫するということが決定された。雨が多く熟すのに苦労すると予想されたためだ。

しかし、実際にはシャルドネが予想外の成熟を見せたため、収穫は熟した後の9月23日となった。遅めだったものの良い酸味だったため、その年のサロンのシャルドネとして選ばれた。静かにシャルドネの品質が最高品質まで向上していったことから、サロン2004は火山のようなシャンパンと呼ばれている。

サロン2006

サロン2006がリリースされたのは、2006年から11年後の2017年である。ヴィンテージシャンパンらしく適度な酸味が特徴で、シャルドネの収穫のタイミングは10月2日という遅めのタイミングだ。

2006年は6月と7月で日差しが強く、また暑かったため、気候がシャルドネの成長に大きく貢献したようだ。しかし、8月は寒く、雨が多かったため、収穫のタイミングが10月までずれこんでしまった。

サロン2007

サロン2007で使われたシャルドネは、糖度に富んでいて酸味も持っている。なぜなら6月7月の日照時間が長かったからだ。そのため、サロン2007は明るい光と呼ばれていて、暖かい太陽のもとで育ったシャルドネを目一杯使ったワインとなっている。糖度と酸味を感じるために13度から15度の間で少しだけ冷やして飲むのが良いとされている。

サロンの買取相場

希少なサロンの種類ごとに買取相場を紹介していこう。

サロン1970の買取相場

ひょうによる影響で、シャルドネの収穫量が減少したため希少性が高い。めったに手に入れることができないシャンパンのため、100,000円以上(2019年2月25日現在の情報)の査定額が付けられることもある。ただ、買取業者によっては、一律の金額で買取される恐れがあるので、サロン1970の買取実績がある業者に査定依頼をしよう。

サロン1990の買取相場

1990年は、ヨーロッパ全体が天候に恵まれた年である。その良いコンディションの最中、製造されたシャンパンなので、今現在も価値が高騰している。査定額としては、75,000円前後(2019年2月25日現在の情報)の値段がつけられることもある。サロンに限らず、1988年、1989年、1990年はシャンパーニュ地方の当たり年になるため、買取価格が高くなる傾向にある。

サロン2004の買取相場

サロン2004は幻のシャンパンと呼ばれている。消費者の手元に渡った分は数千本程度といわれていて、その価格は、50,000円前後(2019年2月25日現在の情報)である。一時期JALのファーストクラスで振る舞われていたこともあるそうだ。貴重ではあるが、リリースされたのが最近のため、現状の買取価格は高額ではない。

サロン2006の買取相場

サロン2006は長期熟成された瓶シャンパンでバランスの良く仕上がっている。しかし、長期熟成されていたため口当たりが硬く追熟は必須だ。買取相場としては48,000円前後(2019年2月25日現在の情報)の値段が付けられている。追熟後は値段が上がるため、家で保存して置くのも良いかもしれない。

サロン2007の買取相場

サロン2007は、2019年2月現在最も最近リリースされたシャンパンである。貴重性はあるのだが、他のヴィンテージシャンパンと比べると少し査定額が落ちてしまうところがある。しかし、それでも45,000円前後(2019年2月25日現在の情報)の値段が付く。サロン2006年同様、保存環境が整っているならば、しばらくは自宅で保存して置くのもいいかもしれない。

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サロンの状態

サロンであれば、すべて同じ買取金額というわけではない。なぜなら、サロンのようなヴィンテージシャンパンは、保存状態により品質が大きく左右されるからだ。もちろん日のあたらない一定の温度下で保存されていたサロンは高額買取が期待できる。

しかし、日の下に置かれ気温が一定ではない場所に保存されていればサロンの買取金額は大きく下落する。また新品未開封や古さ、開封品という条件でもサロンの買取額に大きな影響を与えるので以下でご紹介していこう。

新品未開封

サロン2007や2006のような最近リリースされたシャンパンは、定価の5割程度の相場となる。ただ、古いサロンの場合はその限りではなく、定価よりも高いサロンが存在している。サロンのようなヴィンテージシャンパンは、新品未開封の場合、必ず買取してもらえるので専門買取業者に査定依頼を出してみよう。

古いサロン

サロンのような熟成シャンパンは、古ければ古いほど価値が出る。現状最も古いサロンが、1905年に製造されたものだが、もし現存していれば想像を絶する査定額が付けられる。ただ、サロンのようなヴィンテージシャンパンでも、買取対象外のヴィンテージものは一律の値段で買取すると謳っている買取業者もいるので、お酒を専門に買取している業者に査定依頼を出してみよう。

開封品

サロンといえども、開封品は一般的に買取してもらうことができない。またボトルがかけていたり、大きなひび割れがある場合も買取してもらうことができない。洋服などのブランド品と違い、どのような状況でも買取ってくれないところは残念だが、それだけで捨ててしまうのはもったいないので捨てる前に1度買取業者に相談してみよう。

サロンを買取に出す場合の注意点

サロンを高く買取ってもらうための注意点を紹介しよう。サロンの状態が悪くても、ほんの小さなことに気をつけるだけで買取金額は劇的に変化する。高額買取を目指すために、査定前に必要最低限の状態を目指すようにしよう。

付属品を用意しておく

サロンの付属品といえばである。箱の金額自体は微々たるものだが、大事なのはサロンの買取担当者への印象である。サロンに限らずお酒の買取は、保存状態が大切となる。

お酒の場合、保存状態を確かめるために開封するわけにはいかないので、箱があることによって保存状態が良いことの裏付けとする買取担当者もいる。また、販売する場合も箱があるかないかによって購入者の感じ方が変わる。そのため、買取では箱のありなしを重視する買取業者も多いようだ。

キレイな状態にしておく

サロンをきれいな状態に保っておくことで買取担当者の印象が良くなり買取額がアップすることがある。これは一般的にいわれていることでコストパフォーマンスが抜群の方法である。サロンの買取は、買取後リセール品として店頭販売をする。そのため購入者の目をひくようにキレイにしておくことは必須である。

高く買取ってくれる買取業者の見つけ方

高く買取ってくれる買取業者の見つけ方は、複数の専門業者に査定依頼をすることだ。また事前に自分のサロンがどのような特徴を持っていて、その買取相場はどの程度なのかを事前に確認しておくことも大切だ。以下が高価買取を目指すためのポイントになるので、ご紹介していこう。

複数の買取業者に依頼をする

まず、最低2社以上の買取業者を見つけ、査定依頼をしていこう。査定で同じ金額がつくことはまれなので10社に査定を依頼すれば、10通りの査定額がつけられるだろう。その後、査定額を出してくれた業者で最も高額買取をしてくれる業者に買取依頼を出すのがおすすめである。

そして、買取業者の買取方法には店頭買取、宅配買取、出張買取の3種類があるので送料などを考慮して買取方法を決めよう。

買取実績の確認をおこたらない

サロンの買取実績があるかないかで買取金額が大きく変わることがある。それは、サロンのことを詳しく知っている業者と詳しく知らない業者であれば、詳しく知っている業者の方が高額買取を期待できるからだ。そのため、ピックアップした買取業者のホームページは必ずチェックするようにしよう。

業者によっては、ホームページ内に買取実績が載っていないこともあるので、その場合は電話で尋ねてみるのも手段として有効である。

お酒の買取に強い業者へ依頼をする

お酒の買取専門店に査定依頼をすることで、サロンを知っている担当者が正しい金額を提示してくれる。また、お酒の買取専門店は店頭で販売するためのお酒が欲しいため、専門ではない買取業者よりも高めの金額を提示してくれることがある。

特にサロンのようなヴィンテージシャンパンは、店頭においておくとその買取業者にハクがつくので一般的な買取金額に色をつけてくれる場合があるようだ。

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まとめ

ヴィンテージシャンパンの中でも、希少性があるためプレミア感の強いサロン。業者へ買取に出す場合は、必ずサロンの年代と特徴、買取相場を把握してから査定依頼をしよう。

査定依頼をする場合に気をつけることは、サロンの価値を知っているお酒の買取専門店に依頼をすること。また、査定依頼を出す業者によって買取金額が大きく異なるので、必ず2店以上の買取業者に査定依頼を出すよう気をつけよう。

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運営会社

会社名
株式会社ジラフ/ Jiraffe Inc.
設立
2014年10月29日
資本金
11.6億円(資本金・資本準備金含む)
株主
East Ventures、TLM、アドウェイズ、ドリームインキュベータ、アナグラム、ポケラボ創業者 佐々木俊介、アイ・マーキュリーキャピタル、GREE、アドベンチャー、メルカリ、hey代表取締役 佐藤裕介、Amazon Japan創業者 西野伸一郎、DGベンチャーズなど
E-mail
info@jiraffe.co.jp
代表者
代表取締役社長 麻生輝明
所在地
〒164-0001
東京都中野区中野5-52-15 中野ブロードウェイ218号
企業理念
2030年のスタンダードをつくる
事業内容
インターネットサービスの企画、開発、運営
従業員数
40名
古物商許可番号
東京都公安委員会 第303311606477号
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