各サイトのマンション買取業者ランキングを分析してみた

マンションを売却する方法は複数あるが、できるだけ早く売りたい人に合っているのが、マンション買取業者に売る方法だ。しかしマンションの買取を行う業者は非常に多く、どの業者を選べばよいのか、見極めるのはなかなか大変だろう。

そんな時に役に立つのが、「マンション買取業者ランキング」だ。ネット上には様々な指標による不動産買取業者のランキングがあり、業者を絞り込む際にはこうした指標が役に立つ。ここでは、マンション買取業者を選定する際のポイントとともに、多くのランキングで上位に位置する買取業者それぞれの特徴などを紹介していこう。

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マンション買取業者を選定する際のポイント

マンションを売却しようという時には、マンション買取業者を利用する方法と仲介業者を利用して売買する方法、そして自分で売却する方法の3つがあるが、なかでも買取業者の利用は一般的に手間がかからず、素早く売却できる方法として知られている。

しかしいざ買取業者を利用しようと思っても、たくさんの業者があって選ぶのが大変だ。そこでまずは、買取業者を選ぶ時のポイントについて説明しておこう。

ポイント1：値段交渉は可能か

自分が高い金額を出して購入したマンションなのだから、少しでも高い価格で売りたいと思うのが正直なところ。しかしマンション買取業者を利用した売却では、ほかの方法と比べて売却価格が低くなる傾向がある。

一方で、業者によっては築年数や内装、外観などマンション自体の状況だけで査定を行うこともあるが、本来物件の価値は建物自体の状況だけでなく、周辺環境によっても変わってくる。そのため自分で集めた周辺環境のプラス面を主張することで価格が変えられることもあるので、値段交渉に応じてくれる業者なのかを先に確認しておきたい。

ポイント2：買取実績を確認

マンション買取業者を選定する際に一番手軽に情報を得られるのは、インターネットだろう。多くの買取業者は自社のサイトを持っていて、自社の歴史や業務内容、買取実績などを公表している。

また業者の名前と口コミで検索をかけると、実際に売却を行った人のリアルな感想や状況などが書かれたサイトを探すこともできる。ぜひ参考にして業者を選定しよう。

ポイント3：複数の業者の査定額や評判を比べる

インターネットを使った業者選定方法には、さまざまな業者の査定額を一括で調べることができる一括査定サイトや、業者の評判をもとに作成されたランキングやリストを参考にすることもできる。

家に居ながら多くの業者や売却したいマンションの相場も知ることができるので、買取業者を選定する際にはぜひ利用したいものだ。

おすすめの一括査定サービスは？

実際に一括査定をするのに、おすすめのサービスを紹介していこう。

いえカツLIFE

あらゆる選択肢の中から、最適な売却プランを見つけたい人におすすめなのが、いえカツLIFE。ここのサービスでは、「仲介」「業者買取」「リースバック」の3種類のプランごとに、査定額と売却適正期間を提示してくれる。それぞれの方法に沿って専門家が相談にのってくれるので、何から手を付ければ良いのか分からない、という状態でも安心だろう。

また、査定を受けられる不動産の幅が広いのも特長の1つ。一般的なマンションや一戸建てをはじめ、店舗や土地、相続問題などのトラブルを抱えた物件も対応してもらえるので、他の査定サービスを利用できなかった場合にも活用してほしい。

すまいvalue

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イエウールは、年間20万件以上の売却成立実績がある不動産売却一括査定のWebサービスだ。マンション、一戸建て、土地などの大切な不動産のオンライン査定依頼を可能にし、複数の不動産会社を訪れる手間を省いて一括査定を受けることが可能。全国の2300以上の不動産会社から最大6社と比較ができ、高額な売却価格を実現！

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マンション買取業者ランキング上位の業者

前章でも述べたが、マンション買取業者を選ぶ時にはインターネットがとても役に立つ。一括査定サイトなどでそれぞれの業者の査定額を調べ、気になる業者の評価をランキングで確認するだけで、国内にある多数の買取業者の中からある程度の数まで絞り込むことができる。

ここからは、さまざまな買取業者ランキングの中で上位に位置するマンション買取業者と特徴を紹介していこう。

すむたす買取

中古物件の買取と再販を手掛けるすむたす買取は、簡単でスピーディーに不動産の買取ができるサービスを展開している。査定には最新のテクノロジーを取り入れており、最短1時間で査定額の提示が可能。また物件を直接買い取るため、仲介手数料がかからないのもうれしいポイントだ。

カウル

カウルはマンションの売買エージェントだ。他社に比べて集客力が高いことが特徴で、スーモやヤフー不動産などの大手不動産ポータルサイトへ無料で掲載を保証している。

また査定のスピードも早く、申し込みから24時間以内で完了。査定費用は一切かからない。さらにカウルは仲介手数料を大幅にカット。なんと半額で対応してくれるのだ。売却の相談だけでも受け付けているので、まずはお気軽に問い合わせてみよう。

大京穴吹不動産

首都圏を中心に日本全国に拠点を持つ買取業者。国内だけでなく海外展開もする不動産企業グループ・大京グループの不動産売買部門を担う会社としての、豊富な実績とノウハウが魅力だ。この会社の特徴は売却プランの豊富さにある。

たとえば、マンションを手放すことになって買取業者を利用することに決め、動き出した後で仲介を利用した売却も気になってくるという場合も多いだろう。そこで大京穴吹不動産では仲介サービスをベースとして考え、まずは仲介で売り出してみて、買い手が見つからない場合には自社で買取る「買取保証サービス」と、売却活動をしないで自社で買取る「即時買い取りサービス」という2つの方法を用意している。

少しでも高い価格でマンションを手放したい考えている方は、実際に査定などで相談に行った際に、買取だけでなく仲介の説明も受けておくとよいかもしれない。

双日新都市開発

対応エリアは首都圏のみだが、さまざまなランキングで良い評価を獲得している業者だ。マンション開発・分譲・住宅販売・不動産流通・買取再販など、双日グループのデベロッパー部門を担当する会社である。特徴はなんといっても、経験豊富なベテランスタッフが価格の査定を行うところにある。

双日新都市開発では10年以上の実績を持つ熟練のスタッフが査定を担当。物件ごとの適正価格を算出することで、買取業者にも売り手にも損が少ない取引が可能となっているのだ。こちらの業者も自社買取だけでなく仲介事業もおこなっているので、相談していくうちに仲介の方に心が動いたときには、スムーズに仲介へと移行できる。またはじめから買取と仲介の両方で相談するということも可能だ。

東急リバブル

広告などで全国的に知られる大手不動産会社。この業者の最大の魅力は大企業だからこその安心感だろう。いくらランキングサイトや口コミで良い評価を得ているからとはいえ、知らない業者にはあまり頼みたくないと考える人もいるだろう。そんな人には、不動産仲介をメインにおこなっている業者の買取サービスがおすすめだ。

東急リバブルでも「周囲に知られることなく、早く安全に売却したい」というニーズに合わせて直接買い取りをおこなっている。また中古マンション市場が充実した首都圏だけではなく札幌・仙台・名古屋・福岡・関西圏などもカバーしているので、地方在住者にとっても安心だ。

オークラヤ住宅

首都圏エリアを中心に展開している中古マンション業界の老舗。この会社の特徴はほかの不動産業者とは組まずに、独自のルートで地道に物件を仕入れている点だ。その堅実さは自社サイトにも現れていて、フローチャートなどを用いて初心者にもわかりやすい売却の流れや方法を提案している。

また仲介と買取の両方のメリット・デメリットを説明した上で、売り主に合った売却方法を提案してくれるという点でも安心できる。マンション売買初心者にはおすすめの業者だ。

インテリックス

東京を中心として多くのリノベーション物件を手がけている業者。多くの買取業者が仲介も手掛けているのに対して、この会社は自社で買取りしてリフォームやリノベーションを行って販売するという買取専門業者だ。自社で買取から再販までを行うので、マンションの状況だけでなく周辺環境なども重視した査定をするという評価が多い。

自社サイトにはリノベーションを行って販売した物件の施工例も多く載っているので、その内容や価格を参考にするとよいだろう。

まとめ

今回は首都圏エリアをメインとした業者を多くご紹介した。それぞれの都市ごとにマンション買取を行う中小業者があるので、自分が住んでいる地域にはどんな買取業者があるのかを調べて、大企業だけでなくいろいろな業者を選ぶようにしよう。というのも、大手企業ではよほど良好な物件でないと自社で買取らないで仲介にまわしたり、自社が買取ったように見せかけてほかの業者に売渡したりということもあるからだ。

実際に店頭に足を運ぶのもオススメ

また業者選定の際のポイントでも述べたが、今では多くの人が不動産買取業者を選ぶ時の指針として一括査定サイトやランキングサイトを利用している。

しかしインターネットは顔が見えない媒体でもあり、書き込んでいる相手の素性を知ることができないというデメリットもある。なかにはライバル企業の嫌がらせなどで不当な評価が書かれていることもあるので、インターネット上の情報だけで業者を選ばないというのもマンション売買で失敗しないためには重要だ。

さまざまなサイトを利用してある程度まで業者を絞り込むことができたら、実際に業者に足を運び、わからないことは遠慮なく質問をして自分に合った業者を選ぶことにしよう。

不動産売却の新潮流「売却エージェント」の活用もおすすめ

不動産売却の新潮流として注目されているのが、売却エージェントの活用だ。アメリカでは一般的な不動産取引の方法で、売り手だけでなく買い手にも必ずエージェントが付き、各エージェントは依頼人の最大メリットを実現するために努力をする。

当たり前のようだが、日本の不動産業界特有の「両手仲介」(売主、買主の双方を一つの会社が担当すること）は顧客の“囲い込み”が起こりやすく、消費者にとって不公平と言われる。エージェント制をとるソニー不動産は、売却と購入の組織を完全に分け、「片手仲介」を実現したのだ。

ちなみに売却エージェントは様々な手段でニーズを掘り起こしていくので、相場よりも1～2割高く売れることもあるという。対象地域は一都三県（東京・神奈川・埼玉・千葉）と限定されているが、新しい不動産売却のスタイルとして活用してみてはいかがだろうか。