年賀状、暑中お見舞い、など日本の習慣として様々な場面で送ることの多い「はがき」。
若者の間ではメールで済ませてしまう簡素な文化も根付き始めているが、ビジネスシーンなどでは未だに「はがき」によるコミュニーケーションは続いている。
引き出し整理や自宅の片付けをしている際に、不要なはがきを大量に見つけることも多いだろう。そんな時、どのようにして処分すれば良いのだろうか。
今回ははがきの処分方法や費用に関してみていくので、参考にしてみてほしい。

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こちらのページには広告パートナーが含まれる場合があります。掲載されている買取価格は公開日のみ有効で、その後の相場変動、各企業の在庫状況、実物の状態などにより変動する可能性があります。
大量のはがきをどのように処分するか
1〜2枚のはがきであれば、普通のゴミと一緒に処理してしまうことが可能だろう。ただし、数百枚〜数千枚のはがきとなると話は変わってくる。
また、“使用済み”かどうかでも処分の方法は異なるだろう。様々なケースに合わせて処分方法を考えていきたいと思う。
使用済みのはがきは廃棄処分にも注意が必要!
一番厄介なのは、知人から送られてきた“使用済みはがき”の処分だろう。
再利用もできず、自分と差出人それぞれの個人情報が書いてあるため、1枚であっても軽い気持ちでゴミにする訳にはいかないからだ。
数枚のはがきであれば、シュレッダーなどを用いて断裁すれば良いかもしれないが、溜まりに溜まったはがきを家庭用のシュレッダーで処分するのは現実的ではない。
郵便局での回収
全ての郵便局にあるわけではないが、“使用済はがき回収箱”を設置している局がある。
ここに持っていけば、郵便局が安全に処分してくれるので安心だ。インターネットで検索するか、電話で直接尋ねることで“使用済はがき回収箱”を設置している場所を調べることができるだろう。
ローソンの個人情報書類回収ボックスを使用
また、東京都内の「ナチュラルローソン」には“個人情報書類回収ボックス”を設置している店舗が多数ある。
これは「株式会社デルエフ」がローソンと提携してはじめたサービスで、はがきだけでなく請求書・利用明細といった各種個人情報が載った書類を無料で処分してくれる。
こちらも専門の業者による回収なので、郵便局と同様に安心して使用済はがきを廃棄することができるだろう。
未使用はがきの処分について
では、まだ文字が書き込まれていない“未使用はがき”に関してはどのように処分すべきだろうか。
もちろん、いつでも使えるようにとっておくことも可能だが、あまりに大量にはがきを抱えていても自宅の整理がつかない。そんな時は、“買取”や“交換”という形で処分するのが一番だろう。
郵便局でのはがき交換
使わなくなったはがきなどは、郵便局で所定の商品と交換してもらうことが可能だ。
交換可能な物は「通常切手・郵便書簡・レターパック封筒」となる。もしも、ビジネスなどで頻繁に切手やレターパックを使う機会があればこちらのサービスを利用するといいだろう。
ただし、手数料として1枚あたり5円かかることは理解しておこう。
買取業者への売却
一枚あたり5円がかかる交換に対して、買取業者への売却は基本的に無料で行える。レターパックや、切手を使わない方にとっては最もふさわしい処分方法といえるだろう。
「はがきなんて買い取ってくれるのか」と疑問に思う方もいるかもしれないが、意外にも取り扱っている店舗が多い。インターネットで検索すると多数出てくるが、基本的には「金券ショップ」などで頻繁に売買が行われているようだ。
都心部の主要駅近辺には金券ショップが軒を連ねているので、近くを訪れた際に訪ねてみるのも良いだろう。ショップスタッフに「はがきの買取は行っていますか」と軽く相談してみよう。
おすすめのはがき買取業者を紹介
それでは、実際にいくつかの買取業者を紹介していこう。
自宅近くにショップがない場合でも郵送買取をしてくれる可能性があるので、各店舗とも要チェックだ。
チケッティ
金券ショップを取り扱っている「チケッティ」は、ホームページ上でも“はがきの買取”を行っている旨を公表しているため、確実に買い取ってもらえるだろう。
公表されている買取価格をいくつか紹介するので、参考にしてみてほしい。(2016年11月13日現在の価格となる)
●官製はがき 52円 200枚完封 インクジェット 一枚あたり45.8円
●官製はがき 52円 200枚完封 普通紙 一枚あたり42円
●官製はがき 50円 バラ 普通紙・インクジェット・胡蝶蘭 一枚あたり38円
●往復はがき 104円 100枚完封 一枚あたり88円
●往復はがき 104円 バラ 一枚あたり80円
●官製はがき50円・52円 (黄ばみ・汚れ・書き損じ・広告付き)38円
書き損じ品でも買い取ってくれるのはユーザーとして非常にありがたい。まずは査定を申し込んでみるといいだろう。
近くに店舗がない場合は、郵送による買取依頼を有効に活用して欲しい。
アクセスチケット
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
「アクセスチケット」も、各種金券を取り扱っているショップだ。郵送での買取も受け付けていることから、遠方であっても気軽に申し込めるのがポイントだ。
特に年賀状の買取を強化しているため、万が一大量に購入した年賀状を処分しなくてはならなくなった際は依頼してみるといいだろう。
公表されている買取価格の一例を紹介する。(2016年11月13日現在の価格となる)
●平成29年度 年賀状(年賀はがき) 四面連刷無地 1,000枚完箱 一枚あたり189円
●平成29年度 年賀状(年賀はがき)額面52円 無地 4,000枚完箱 一枚あたり44.8円
●平成29年度 年賀状(年賀はがき)額面52円 無地 バラ 一枚あたり40円
年賀はがきに関しては、当年(これから使えるもの)のみの買取となる。販売を考えているのであれば、早めの決断が必要といえるだろう。
はがきを高額売却するためのポイント
これらの業者にはがきを高額で売却するには、いくつかのポイントがある。少しでも高い査定がつくように確認していこう。
完封品のままにしておく
上記の価格例を見ても分かるように、同じはがきであっても「200枚完封」のようにセット状態で売却したほうが高額で買い取ってもらえるようだ。
このことから考えても、実際に使う機会が訪れるまで完封品の封は開けないことをオススメする。
もしも完封品があるのであれば、絶対に開けないでそのまま査定に持っていこう。
年賀はがきの売却時期
使う期間が限られる“年賀はがき”に関しては、売却時期によって査定額が大きく変化してくる。
最も高額での買取となるのが、発売から1週間の間と言われているのだ。時期を逃してしまうとどんどん相場が下がってしまい、最終的に買取不可となってしまう可能性もある。
年賀はがきは、処分しようと思ったらすぐにでも査定に出したほうがいいだろう。
複数業者への見積り依頼で比較を行う
上記の業者のように、ある程度基準となる買取金額を提示しているショップもある。しかし、多くの場所では「要問合せ」などと書かれてあり、詳しい買取金額がわからないのだ。
そういった業者が高い査定を行うことは珍しいことではない。そのため、こういった業者も候補に入れつつ“複数の査定依頼”を行なうことで金額を比較する必要があるのだ。
また、査定依頼をしたからといって、必ず売却しなくてはならないわけではない。
実際の査定金額をみて、最も高い額を提示した業者に対して売却するのが一番だろう。最低でも5~7社は比べてみてほしい。
郵送買取を有効的に利用する
近くに高額買取の店舗がない場合は、郵送買取を受け付けているショップを積極的に活用してほしい。
確かに郵送後見積もりを出してもらって、金額に納得しない場合は“返送”という手間は掛かるが、高額売却に向けては仕方がない一手間だと考えたほうがいいだろう。少しでも高く売りたい場合は、地道な作業が必要なのだ。
ただし、年賀はがきに関しては別だ。郵送・返送にかかる期間の間に売り時を逃してしまう危険性が非常に高いのだ。
年賀はがきに関しては、お近くのショップから候補を探す、または遠方の場合は一発で売却するくらいの意気込みでいたほうが良いだろう。
まとめ
以上のように、はがきは売却によって処分することが可能な商品だ。「どうせ買い取ってもらえない」という考えを持たずに、積極的に査定依頼してみてほしい。
上記で紹介した店舗のような金券ショップでは多くの業者が“強化買取商品”としてはがきを取り扱っているので、有効活用してみてはいかがだろうか。
当サイト「ヒカカク!」には、多数の金券ショップ情報が掲載されている。
実際に使用した方の口コミ情報なども豊富で参考にすべき点が多いので、売却先候補を探す際には多くのページに目を通すといいだろう。
