家の売却を考えている場合、とりあえず幾らぐらいで売れるのかを知りたいという方が多いのではないだろうか。こういった場合、近くの不動産業者に早々に査定を依頼する方もいるかもしれない。しかしながら、一度本格的な査定を受けてしまうと、その不動産業者を通じて売らなければならないのでは、と精神的な面でプレッシャーを感じる方も少なくない。
今回は、完全に匿名で、または個人情報の登録をすることなく家の相場を知る方法をご紹介する。家を高く売りたい時にも、まずは相場を知っておこう。
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このコラムには、合法的な広告・宣伝が含まれている可能性があります。また、当社のサービスである「ヒカカク!」と「magi」の紹介も含まれています。
1つ目の方法「HowMaの自宅査定サービスを利用する」
HowMaは、経済紙や業界誌でも度々取り上げられている不動産の情報サービス。HowMaのサイトでは、これから家を売りたいと考えている方にとって便利なサービスが数多く提供されている。
例えば、家の価値を知りたい時に利用出来るのが、自宅の査定サービスだ。このサービスを利用する時には、最初に会員登録が必要になる。しかしながら、情報は完全に保護されているため、不動産業者から営業電話がくる心配がないのが特徴になっている。
会員登録後、家についての簡単な情報を専用フォームに入力すれば大よその金額が表示される仕組みだ。こちらのサービスの場合、査定は人工知能が行う。従って、人を介した査定と違って情報が漏れにくいのも利点に挙げられるだろう。
フォームに入力するのは、築年数や建物の面積といった基本的な情報になるため、査定が完了するまで余り時間がかからない。約2分程度で金額が分かるのが、このHowMaの自宅査定のサービスだ。
査定のベースになっているのは、公示地価などの全国的に公開されている情報。常に最新の情報が利用されており、タイムリーな査定が受けられる。人工知能が査定をする際には、最寄り駅からの距離やその時期の不動産の市況も加味されるため、時期によって生じる誤差が少なく済むのも魅力と言えるだろう。
ただ、メリットが多い人工知能による査定にもデメリットはある。人工知能は、エリアの平均的な相場から査定額を割り出しているため、イレギュラーなケースについては正確に判断出来ない可能性が高いのだ。
エリアに建つ他の建物と何らかの差がある家については、より踏み込んだ査定を受ける必要があるだろう。歴史的な価値がある、あるいは特殊な設備が完備されている、といった家の場合、プラスアルファの価値が査定額には反映されない。従って、このような家の場合は、査定額をあくまで概算として捉えるのが良い方法になるだろう。
2つ目の方法「HowMaの不動産相場マップで相場を調べる」
自宅のあるエリアの相場を調べる時には、HowMaの不動産相場マップも役に立つ。住所などを簡単に入力すると、エリアの取引事例がリストアップされてくるのがこちらのサービスだ。
マンション、戸建てのそれぞれの推定相場が表示される点も便利。取引事例では、各物件の築年数や最寄り駅からの距離も表示される。間取りや階数の比較も出来るため、似たような構造の家を探して取引価格をチェックすることも可能だ。
このサービスの場合は、登録なしでも利用が出来る。ただ登録をしないで利用した時には、一番新しい情報から表示されるシステムになっているため、相場の動向などは少しつかみにくくなるかもしれない。一方、登録をしてから利用した場合は、過去に遡って取引事例を閲覧出来、今後の相場のイメージが湧きやすくなる。
マップ形式になっているこのサービスは、表示されている地図からエリアを指定して相場が調べられるのも特徴の1つだ。市や県といった大きなエリアを指定出来ることから、周辺のエリアの相場を一挙に見比べられる。
不動産相場マップでも、人工知能が公示地価や地域の情報などから推定相場を算出している。査定サービスと同様に最新の情報を元にしているため、利用した時点での相場をつかみやすい。
こういったサービスを利用して、もっと詳しい情報が得たくなった時には、前述の自宅の査定サービスを利用することが出来る。最初から個人情報の入力をするのがためらわれる場合は、不動産相場マップで大体の相場を把握してから、査定サービスを利用するかどうかを決めるのも1つの方法になるだろう。
いずれのサービスも不動産業者と直接タッチすることはないため、勧誘を心配する方にとっても使いやすい。予備知識として情報を得たい時にも、便利なサービスだ。
3つ目の方法「HowMaの中古物件チェッカーで相場を調べる」
家の相場を知りたい場合、不動産の情報サイトなどに表示されている売り出し価格を参考にしている方もいるかもしれない。こういった情報を見ると、確かにそのエリアの物件がどのくらいの価格で取引されているのかが分かる。
しかしながら、売り出し価格は各不動産会社が独自に設定しているため、会社の基準に従って決まってくるのが現実だ。価格を決める根拠は様々であり、正確な相場を知る上では問題点も少なくない。
HowMaの中古物件チェッカーは、この手の問題を解決出来るサービス。売り出し価格が適正かどうかを人工知能が判断し、オリジナルの推定価格を表示する。売り出し価格と推定価格の両方が表示される仕組みになっているため、利用者は客観的に判断が出来るというわけだ。
中古物件チェッカーを利用する時には、不動産の情報サイトから入手した物件情報のURLを入力するだけで済む。その後、人工知能が自動的に判断をして、推定価格を表示する。売り出し価格との差が一目瞭然に分かり、不動産の価値をより正確に見極められるのがこのサービスだ。
中古物件チェッカーが算出している推定価格と売り出し価格に大きな差がある物件は、いくつかの理由が考えられるため、確認しておきたいことなどがアドバイスされている。要確認、要注意のコメントがある物件もあり、購入者が物件の価値を適正に判断出来るような内容になっている。
中古物件チェッカーは、これから家の購入を考えている方向けのサービスだが、売る側にとっても参考になる情報が得られる。不動産会社の営業スタイルや不動産取引の実情をイメージするのにも、こういったサービスは一役買ってくれるだろう。
不動産を高く売りたい時は、不動産会社の方針も押さえておきたい情報になる。口コミなどの人づての情報だけでなく、自分でも中古物件チェッカーのようなサービスを活用して各社の営業スタイルを把握しておこう。
4つ目の方法「ライフルホームズで匿名の一括査定を受ける」
不動産会社の一括査定も、サービスを選べば匿名で利用することは可能だ。実際、ライフルホームズでは、匿名査定のサービスを提供している。
不動産会社の一括査定は、色々な会社から査定を得られるというメリットがある。他社よりも出来るだけ高く査定額を提示したいという会社も少なくなく、価格交渉で金額を上げてもらいやすくなるのがこの手の一括査定だ。しかしながら、不動産会社に個人の住所や電話番号などが伝わってしまう場合、その後、営業をされてしまう可能性がある。
ライフルホームズが提供しているような匿名査定は、不動産会社に利用者の連絡先が伝わらない。そのため、販促活動に煩わされることなく、ゆっくりと今後の選択について考えられる。ライフルホームズの匿名査定で提示されるのは査定後の概算だが、このような金額でも物件の大よその価値を掴むことは不可能ではない。出来るだけ内密に売却を進めたい時にも、匿名の査定であれば支障が少なくなるだろう。
利用者側が寄せられた査定額を見て、前向きに利用を考えたいという不動産会社があった場合にのみ、先方に連絡を取れるのがこの匿名査定の良さと言える。これと言って目ぼしい会社が見つからない時には、そのまま連絡をせずに済ますことも、もちろん可能だ。利用者側が売却の主導権を握りやすい点は、ライフルホームズの匿名査定の大きなメリットになるだろう。
連絡先が不動産会社に伝わってしまう一括査定の場合、利用者側が会社側のペースに引きずられてしまう可能性がある。不動産会社から情報を得て売り時をチェックすることも、上手に売るための1つのアプローチになるが、冷静に判断をしたい場合は匿名査定も考えてみる価値があるだろう。
賢く利用したい一括査定のサービス
戸建ての家を上手に売るには、不動産会社の比較が必要になる。そのエリアで営業をしている会社をピックアップして、各社の査定を受けてみることは実のところ大切だ。
このような比較をスムーズにしてくれるのが、不動産の一括査定のサービス。こういった一括査定のサービスは、自分で不動産会社を調べて、1軒1軒連絡をするといった面倒な手間がかからない。ほとんどのサービスが無料で利用が出来るため、情報を得るためのコストもほとんど発生しないのが良い点だ。
不動産の一括査定では、「さてオク」なども良く利用されている。「さてオク」は、簡単な買取査定からオークションまで幅広く行っている不動産の総合サービス。
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
売却に役立つ情報提供もしており、これから戸建てを売りたいという時に役立つ豆知識が得られる。不動産という大きなものを取引する時には、売り手も一通りの知識や情報を得ておくのがベストだ。一括査定を受けた場合も、不動産会社が提示してきた金額が適正かどうかをチェックして、出来るだけ高く売れる方法を考えていきたいところだ。
HowMaのような新しいスタイルのサービスを利用すると、一括査定で分かった金額についても自分サイドで再チェックをすることが出来る。不動産会社の意向に左右されずに客観的な判断が出来るようになるため、希望に適う形で家の売却を進めやすい。一括査定を利用した不動産会社から、万が一連絡がくるようなことがあっても慌てずに対処出来るようになるだろう。
匿名という指定がない一括査定のサービスの場合、利用者の連絡先などは不動産会社側に通知されるのが一般的だ。不動産会社の担当者とコミュニケーションがとりやすくなるのが、こういったスタイルの良い点だが、自分のペースで売却を進めたい時にはデメリットを感じることもある。
有利に取引が出来そうな会社をじっくりと探したい時には、匿名のサービスを選ぶ、または他の情報源を利用して査定額をチェックするなどの方法で、上手に各社の比較をしていこう。