日本酒「緑川」の買取相場・査定情報まとめ

長野県境を越えて長距離を流れる川は新潟県に入ると信濃川と呼び名が変わる。越後妻有では中津川や清津川の支川が、さらに下流では魚野川が合流しているのが新潟県の河川だ。そんな豊富な水資源に恵まれた新潟県はまた日本を代表する米の産地でもある。

各地に広がる水田は、信濃川や阿賀野川などの大河川が上流から運んだ肥沃な粘土質の土壌でできており、この土壌は米づくりに充分過ぎるほどの栄養素を含んでいるため化学肥料を多く投入する必要ない。

新潟県の恵まれた大地の恩恵を有効に使ってつくられるものがもう1つ、代表的な特産物である日本酒だ。数多くの日本酒が新潟ではつくられている。どの日本酒も代表といえる高品質であるため、新潟県には新潟淡麗倶楽部という団体まで存在しているのだ。

その中の1つ、緑川の歴史や種類、買取相場や査定状況を紐解いていく。買取を検討しているならぜひ参考にしてほしい。

緑川の歴史と蔵元 緑川酒造のこだわり

緑川の蔵元である緑川酒造は1884年新潟県魚沼市で創業。魚沼といえばなんといっても日本を代表する米、コシヒカリの生産地として有名な地域だ。コシヒカリのほかにも山田錦や五百万石などさまざまなブランドの米がつくられている。

自然がもたらす良質な水や土、そして空気。そのすべての恩恵をいただきながら緑川という日本酒が誕生したのだ。

緑川の特徴とこだわり

緑川酒造がつくる日本酒のラインナップは8種類。それぞれ丁寧に丹精込めた酒職人のこだわりがうかがえる。

米にこだわりと誇りを持って

緑川に使われる米の1つである北陸12号。この北陸12号は奥羽2号と万石と米の交配で生まれた酒米（酒造好適米）だ。

その歴史は古いが日本酒の減産に伴い、北陸12号の生産量も減少。一時は存在すら危ぶまれた。しかし、昔からこの米で酒づくりをしてきた緑川酒造は、北陸12号にこだわり独自生産を続け今に至る。

現在では北陸12号での酒づくりは限られた酒蔵のみだが、変わらぬ味を守り続けるプライドがそこにあるのが見て取れる。

自然の恵みを受けた酒づくり

緑川の酒蔵は、保存温度が普通より10度も低い温度で常に保たれている。低温でゆっくりと寝かしこんだ日本酒は、熟成するまで時間を要する。しかし、その手間をかけることで、香りの劣化も少なく味もよりまろやかに。味と香りが絶妙なバランスの日本酒が完成するのだ。

また、新潟県の自然を上手に利用した先人の知恵である雪蔵を使った雪中貯蔵。冷房設備のない時代、積雪の多いこの地域ならではの製法で深みのある日本酒づくりに励んできたのだ。

良質な水を求めて

創業当時は北魚沼にあった緑川酒造。南魚沼に蔵を移転したのは、日本酒づくりのための良質な水を確保するためだったといわれている。使用している水は、敷地内の地下水を汲みあげたもの。鉄分やミネラルが豊富でこの軟水が酒づくりに最も適しているのだ。

日本酒の分類と製法

日本酒には法律によって定められた特定名称酒というものがある。

• ・純米大吟醸酒
• ・大吟醸酒
• ・純米吟醸酒
• ・吟醸酒
• ・特別純米酒
• ・純米酒
• ・特別本醸造酒
• ・本醸造酒

これは吟醸と純米という2つの製法の違いがポイントだ。

吟醸を名乗るための2つの基準は以下の通りとなっている。

• ・精米歩合が60%以下であること
• ・吟醸造りという製法で作られていること

これをクリアして初めて吟醸といえるのだ。その中で精米の歩合が60％は吟醸酒、50%では大吟醸酒との名称がつくのだ。これに対し、純米とは吟醸に含まれる醸造アルコールがない米と麹のみでつくられる酒のことを指す。

一見すれば醸造アルコールが入っていない純米のほうが高価と感じる。しかし、醸造アルコールの役割は、腐敗を防ぐことはもちろん、辛めでスッキリとした味になる。辛口の酒をつくるためにあえて醸造アルコールを用いる酒蔵も多くあるのだ。

緑川の種類と特徴

緑川には以下の日本酒がそろっている。

• ・緑川 大吟醸
• ・緑川 純米市吟醸
• ・緑川 雪洞貯蔵 緑
• ・緑川 吟醸
• ・緑川 純米
• ・緑川 本醸
• ・緑川 正宗
• ・緑川 清酒

緑川で目を引くのがそのラベルだ。"緑"の後ろ部分が薄いだいだい色となっている独特のデザイン。黒の文字でセンターに銘柄の緑川と書かれ、その字体もまた象形文字を想像される独特なものとなっている。

美山錦、五百万石といった米をはじめ大吟醸には山田錦が使われ、大吟醸、吟醸、純米のほかリーズナブルな普通酒も製造されているので、生活のさまざまな場面に合わせ緑川を楽しむことができるのだ。そして何より、この8種類にはそれぞれ職人の技と自然の恵が込められているのだ。

緑川の買取市場と相場価格

日本酒ならずとも買取市場は多方面にわたっているが、大きく分けるとこの3つだ。

• ・ネットオークション
• ・ネットフリマ
• ・買取業者

最近、買取シェアを占めるネットオークションやネットフリマ。個人でも簡単に取引可能で自己判断で金額提示が可能だ。

ネットオークション大手のヤフオクでは緑川 雪洞貯蔵 緑 720mlが1,800円、ネットフリマの大手メルカリでは1,600円で落札されているのだ。

こうしたネット上での取引は気軽におこなえるが、その反面デメリットもある。個人間でのやり取りが大半を占めるネットでは正確な情報がないまま取引されるものもある。購入後、クレームに追われてもそれはすべて自己責任となってしまう。

その点でいうと、安心して取引できるのはやはり買取業者だ。ネットオークションやネットフリマに比べれば安価での取引は否めない。しかし、クレームの心配や未入金といった心配はまずない。確実に効率良く取引できるのだ。

それに、買取業者は1社ではない。複数の買取業者で査定してもらうことで少しでも高価買取が期待できるのだ。複数の査定が面倒であれば一括査定を利用しよう。複数の買取業者からの査定額の回答が即時にわかり、スピーディーな対応が可能なのでとても便利だ。

高価買取のコツ

1円でも高く緑川を買い取ってもらうためには、査定に出す前にちょっとした工夫が必要となる。しかし、繊細な酒である日本酒には買取の際、いくつか制約があるのも事実だ。それらを理解したうえで、高額査定にもっていくためのコツを掴んでほしい。

製造年月日の確認を忘れずしておく

日本酒の場合、製造から半年～1年以内のものしか買取の対象にならない業者が多い。

また、保存状態や保管状況など細かい部分まで査定対象となるのだ。洋酒の場合、古酒に高額な値段がつくこともあり、日本酒も同じという考えは間違いである。飲まない酒や嗜好に合わず保管している酒があるなら、なるべく早く買取査定に出すことをおすすめする。

古酒の買取も可能な業者はあるが、その査定額は微々たるものだ。製造から買取までの期間が左右する日本酒。同じ酒でも価格が変わってくることを覚えておいてほしい。

酒をまとめて買取してもらう

買取業者は、単品よりまとめ売りのほうが査定格を引き上げてくれる場合が多い。中には、まとめ売りをキャンぺーンとして大量買取を推進している業者も。

まとめて査定なので洋酒や日本酒、焼酎といった酒の種類は問わず、抱き合わせで査定依頼ができる。家の片付けや店舗掃除にも一役買ってくれお金にもなるので一石二鳥、嬉しい限りだ。

瓶や付属品の掃除を徹底しておこなう

どんな商品でも買取してもらう際、綺麗な状態ほど高額で取引される。

酒も例外ではなく、箱や瓶を綺麗にしておくのは鉄則だ。ホコリやシミなど掃除の限界はあっても汚れていないかを確認し、できるだけ汚れを取っておこう。

中身の確認は製造年月日で確認するが、清潔さや見た目の良さは査定士の目利きにかかってくる。このひと手間が査定額に大きく響くのだ。製造年が新しくても不衛生な場所に放置されていた酒や保管状態が極端に悪ければ、買取不可となる可能性もあるので注意しておこう。

強化買取中業者一覧

酒を取り扱っている業者だからといって、すべての種類に長けているとは限らない。業者によっては、ブランデーやウイスキーなど洋酒のみと限定している実例もあるほどだ。特に国産酒である日本酒は、期限もわずかであり、保存が難しい商品。なので日本酒は例外としている業者も多くいるのも事実だ。

緑川の買取強化に尽力している業者を挙げていく。特色や実施しているサービスは千差万別だ。高価買取を狙うのであれば、内容にくまなく目を通し、情報を有効活用してほしい。

キンバリー

静岡県に本社をおくキンバリーは、なんとオールジャンルOKとしている数少ない業者。洋酒はもちろん、ワインや焼酎、そして日本酒の買取にも応じてくれる。未開封という条件を満たしていれば、ほぼすべての銘柄に対応可能。

なぜキンバリーがすべて受け入れられるのかというと、実は買取業だけではなく、販売業にも注力しているからなのだ。買い取った酒は、キンバリーが直接販売をおこなえる。これは非常に強みであり、どこの業者でもできることではない。

特に美味しさを保てる期間がわずかな日本酒は、買取後に即販売までつなげなければならない酒だ。自社ルートを有しているキンバリーであれば、日本酒であってもすぐに売りに出せる。

ただ留意しなければならないのが、消費期限が記されている場合、3ヶ月以上余裕がなければ買取は受けられない。やはり酒は、スピーディーさが最重要な品である。

会社名

株式会社 ピックアップジャパン

本社住所

〒438-0071 静岡県磐田市今之浦3-4-2

営業時間

10：00～19：00

定休日

店舗により異なる

店舗からのコメント

使っていない宝石や壊れてしまった貴金属など、そのままにしておくのはもったいない！
使わなくなってしまった、金・プラチナ・ダイヤ・貴金属・時計・ブランド品・衣類など、お気軽にお持ちください。キンバリーは、高価買取させて頂きます。

査定・買取方法

宅配査定・宅配買取／出張査定・出張買取／店頭査定・店頭買取

買取価格

要査定

買取りパートナー

兵庫県に店をおく買取りパートナーは、幅広い酒を扱う中でも、特に日本酒・焼酎に力を入れている。公式サイトを開示してみると、強化買取や査定額アップなど、日本酒・焼酎のキャンペーン情報が目立つ。

注力している商品ということは、高価買取へも前向きだということだ。ユーザーからの要望も通りやすく、融通も利きやすい。特に緑川のような人気銘柄は、さらなる高価格が望める品だ。サイトには参考価格も明示されているので、大体の価格を知るためにも、1度目を通しておく必要がある。

店舗名

買取パートナー

本社住所

〒666-0112 兵庫県川西市大和西3-25-8

営業時間

10：00～17：00 LINE・FAX24時間

定休日

土・日・祝日

店舗からのコメント

お酒の買取ならお任せください！査定無料！
宅配買取は送料無料で全国対応いたします！

査定・買取方法

電話査定／FAX査定／メール査定／LINE査定／宅配査定・宅配買取／出張査定・出張買取

買取価格

要査定

お酒買取専門 買取センター.com

千葉県で営業を続ける買取センター.comは、他店とは一線を画した業者。一般的に買取できる商品とは、見た目もキレイで清潔感が整っている製品だ。パッと見たときに、中古品と分かる品はなかなか受け入れられない。

しかし買取センター.comでは、たとえ見た目に難があったとしても買取は可能だ。外側のシール部分が剥がれかかっていたり、パッケージがやぶれていても、買取センター.comであれば受け付けてくれる。

たとえ外装に異変をきたしていても、中身に問題は無い。利用できるものは、最大限に活用するというエコの精神を有しているのだ。

会社名

株式会社 伊藤エージェンシー

本社住所

〒289-1734 千葉県山武郡横芝光町北清水5221

営業時間

10：00～18：00 メール・FAX24時間

定休日

不定休

店舗からのコメント

高価買取全国NO1を目指します！
お酒の買取1本で勝負する正真正銘お酒のプロフェッショナルです。

査定・買取方法

電話査定／メール査定／FAX査定／LINE査定／宅配査定・宅配買取／出張査定・出張買取／店頭査定・店頭買取

買取価格

要査定

まとめ

日本酒の名産地、新潟県の日本酒は全国的に知名度の高い酒だ。その分、商品の品切れや完売など入手しにくいものも多くある。そのため、買取業者によって査定額に差が生じる場合も充分出てくる可能性が否めない。

緑川はラインナップが豊富なため、リーズナブルなものから高価なものまでその差は大きい。買取業者でも査定額が数百円～2,000円程度になる可能性もあることも覚えておこう。

かといって、飲まないのに取っておくことも品質は落ちる一方で問題である。最後は破棄してしまうくらいなら、買取業者の手に渡すほうが良い。時間短縮のためにもピックアップした業者を参考にしてほしい。