不要になった毛皮マフラーを売りたいと考えている人は少なくない。ただ実際に売るとなるとどの買取店に依頼したら良いかわからず、立ち止まってしまうこともあるだろう。
スムーズな買取を実現するためには、毛皮マフラーの売却方法について事前に正しい知識を身につけておく必要がある。ここでは毛皮マフラーの中古買取相場や売却方法、高く売るコツなどをまとめて紹介していく。中古市場の相場を把握して高価買取を実現させよう。
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こちらのページには広告パートナーが含まれる場合があります。掲載されている買取価格は公開日のみ有効で、その後の相場変動、各企業の在庫状況、実物の状態などにより変動する可能性があります。
毛皮マフラーの売却方法
毛皮マフラーを買取している業者は複数ある。どの売却方法を選ぶかによって買取価格も変わってくるので注意しよう。
リサイクルショップに売る
リサイクルショップでも毛皮マフラーを買取してもらうことは可能だ。リサイクルショップなら店舗数も多く、持ち込みすればその場ですぐに現金化してくれるので手間がかからない。取扱商品も幅広いため、毛皮マフラーと一緒に不用品をまとめて売ることも可能だ。
ただし、総合リサイクルショップには毛皮の価値がわかるスタッフが在籍していないケースが多いため、安値で買い叩かれる可能性が高い。本来、数万円の高値で売れたものが、数千円ほどの価値しかつかないこともあるので要注意だ。毛皮マフラーを高値で売りたいのであれば、別の売却方法を選んだほうが良いだろう。
古着買取業者に売る
毛皮マフラーは古着買取業者でも買取をおこなっている。毛皮を積極的に買取している業者に依頼すれば、高値で売ることも可能だ。ただし毛皮を扱っていない買取業者も多いため、事前にホームページなどで取扱品目を確認しておこう。
毛皮買取専門業者に売る
毛皮の価値を正確に判断してもらいたいなら、毛皮買取専門業者に依頼しよう。毛皮買取専門業者には専門的な知識を持ったスタッフが在籍しているため、妥当な買取価格を提示してもらうことができる。小さなアイテムでも1点ずつ丁寧に査定してくれるので、安値で買い叩かれる心配もない。
汚れや変色のあるものや、少し古いものでも毛皮買取専門業者であれば買取してもらえる可能性が高い。他の業者に買取を断られた毛皮マフラーがあるなら、一度相談してみると良いだろう。
毛皮買取専門業者は店舗数が少ないデメリットがあるが、最近は宅配買取をおこなっている業者が多いため、遠方に住んでいる人も気軽に利用することができる。宅配買取であればわざわざ店頭まで持ち込む手間がかからないので、忙しい人も簡単に利用できるだろう。
フリマアプリやオークションサイトで売る
毛皮マフラーはフリマアプリやオークションサイトを利用して自分で売ることも可能だ。うまく買い手が見つかれば、相場以上の高値で売ることもできるので出品してみる価値は大いにある。
ただし、自分で売るとなると落札者のクレーム処理や発送作業をしなければならず、何かと手間がかかりやすい。初心者にはハードルの高い売却方法になるため、自信のない人は別の売却方法を選んだほうが良いだろう。
毛皮マフラーの買取相場
毛皮マフラーを売る前に、最新の買取相場をチェックしておく必要がある。毛皮マフラーはブランドによって買取相場が大きく変わりやすいため注意が必要だ。珍しい商品だと高額査定が出ることもある。売ろうとしている毛皮マフラーの買取相場を事前にチェックして、満足のいく取引を実現させよう。
シャネル
シャネルの毛皮マフラーは、100%本物のカシミヤであれば100,000円以上の高値で売れる。同じシャネルブランドでも、色柄によって買取価格が変わりやすい。状態の良いものであれば、150,000円以上の高値で売ることも可能だ。流行によって価格が大きく変わってくるため、人気のあるうちに早めに売ってしまったほうが良い。
エルメス
シェアードミンクの本毛皮を使用したエルメスのマフラーであれば、100,000円以上の高値がつく。ただし、これはあくまでコンディションの良い毛皮マフラーを対象にした買取価格の目安だ。状態が悪いものだと買取価格がぐっと下がってしまうので注意しなければならない。
フェンディ
フェンディの最高級カシミヤ100%毛皮マフラーは、40,000円〜80,000円前後がおおよその相場となっている。
ロシアンセーブル
陸産のものでは最高級品とされているロシアンセーブルは、状態の良いものであれば100,000円以上の高値で売ることができる。ただし、商品タグがとれているなど経年劣化が目立つものは、買取価格が20,000円前後まで下がってしまうので要注意だ。
毛皮マフラーを高く売るコツ
今まで大切に扱っていた毛皮マフラーを少しでも高く売りたいのであれば、いくつかコツをおさえておく必要がある。査定に出すときに意識しておくべきポイントを事前に把握しておけば、満足度の高い取引を実現できるだろう。
早めに売る
毛皮マフラーは時間が経つほど相場が下がっていってしまうため、もう要らないと思ったら1日でも早く売ってしまったほうが良い。使わなくなった毛皮マフラーを長期間クローゼットに放っておくと、虫食いやカビなどが発生して大幅に減額されることもあるので注意が必要だ。高値で売りたいのであれば、経年劣化する前に査定に出してしまおう。
こまめにお手入れする
毛皮マフラーは状態の良いものほど高額査定が出やすい。保管状態が良いものであれば買取価格も大きくアップするため、普段からしっかりお手入れをしておく必要がある。
毛皮マフラーの保管場所は、湿気が少なく直射日光の当たらない場所が適している。毛皮がつぶれないように、スペースにゆとりのある場所に保管するのがベストだ。防虫剤は毛皮に直接触れないように入れ、型崩れを起こしにくい厚みのあるハンガーに吊るしておこう。
毛皮はホコリがつきやすいため、通気性のあるカバーに入れて保管したほうが良い。毛並みにクセがつかないように、着用後は動物の毛ブラシでブラッシングして毛並みを整えておこう。
商品タグを大切に保管する
毛皮マフラーは商品タグの有無で買取価格が大きく変わってくる。商品タグは保証書代わりとなるため、偽ブランド品でないことを証明するために必要不可欠だ。
商品タグのない毛皮マフラーは、買取価格が大幅に下がったり買取を拒否されることもあるので注意しなければならない。将来毛皮マフラーを高値で売りたいと考えているなら、商品タグをなくさないようにきちんと保管しておこう。

複数の業者に査定を依頼する
多くの業者は査定だけなら無料でおこなってくれるため、万一査定額に納得がいかなかった場合は断ることもできる。査定を受けたからといって、必ず売らなければいけないというわけではないので、気軽な気持ちで複数の買取業者に査定を申し込んでみよう。
買取業者を選ぶときのチェックポイント
インターネットで検索すると数多くの毛皮の買取業者がヒットするため、どこを選べば良いかわからず悩んでしまうこともあるだろう。安易に業者を選んでしまうと、売却してから後悔することもあるので注意が必要だ。まずは買取業者の選び方を把握し、損をしない取引を実現させよう。
経験豊富な鑑定士がいるかどうかチェック
優良業者には必ず、毛皮の価値がわかる鑑定士が在籍している。毛皮の種類や価値をきちんと判断できる鑑定士がいれば、安値で買い叩かれる心配はない。そのような業者に依頼すれば適正価格をつけてもらいやすいため、初めての人も安心して取引できるだろう。
買取業者のホームページを見るときは、鑑定士の情報もチェックしてどのような経験値があるのか調べておこう。買取実績豊富な業者であれば、利用者からの信頼も厚いため安心して売却することができる。
買取方法をチェックする
店頭買取や出張買取、宅配買取など複数の買取方法が用意されていれば、自分の都合に合わせて利用できるため非常に便利だ。買取方法によって査定額が変わることはないが、スタッフと相談しながら売却したい場合は店頭買取を選ぶと良いだろう。店頭買取であれば早くて数分ほどで現金化できるため、急いでいるときに便利だ。
ただ、地方に住んでいると自宅近くに買取業者がないということもあるだろう。そんなときは、出張買取や宅配買取が役立つ。出張買取を利用する場合は、事前に出張対応エリアを確認しておこう。出張買取を利用したくても、自宅が対応エリアに含まれていない場合は利用することができなくなってしまうので要注意だ。
出張対応エリアから外れてしまった場合は、宅配買取の利用を検討してみよう。宅配買取であれば、売りたい毛皮マフラーをダンボールに詰めて発送するだけで簡単に売却できるので手間がかからない。
ただし、宅配買取は送料がかかる場合があるので注意しなければならない。査定額に納得いかなかった場合の返送料は、利用者の負担になることもあるため要注意だ。無駄なコストを省くためにも、事前に送料や返送料の有無をチェックしておこう。
買取業者の評判や口コミをチェックする
実際に買取業者を利用した人の口コミや評判は買取業者選びに迷ったときの参考になる。インターネット上には各業者の口コミが寄せられているため、査定に出す前にチェックして評判の悪い業者を事前に避けるようにしよう。他の人が買取業者を選んだ理由を確認したり、サービスの使い勝手を確認したりすることによって買取業者をスムーズに選べるようになる。
ただし口コミはあくまで個人の意見なので、実際に使ってみないと業者の良し悪しはわからないところがある。サービス内容についてわからないことがあれば、メールや電話などで事前に問い合わせをして相談しておこう。
まとめ
毛皮マフラーを高く売りたいのであれば、必ず複数の業者に査定を依頼しよう。1店舗だけに査定を依頼しただけでは、その査定額が高いのか安いのか判断することができず大損することもある。毛皮マフラーは買取業者によって価格が異なるため、少なくとも3社〜4社の買取業者に査定を依頼して、買取価格を比較検討したほうが良い。
毛皮は非常にデリケートな製品であるため、今回ご紹介したような保管方法やお手入れのコツなどを参考にして良い状態を保つようにしてほしい。適当に保管してしまうと買取金額が大幅に下がってしまうので、そのようなことがないように注意しよう。もしすでに毛皮の状態が悪化してしまっていても、専門の買取業者などでは対処法を教えてくれることもあるため一度問い合わせてみることをおすすめする。
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