水栓金具とは、台所や洗面台といった水回りで使用されている、蛇口や水栓の管・ハンドルなどのことである。水栓金具は、室内外問わずいたる所で使われている。室内であればキッチン・バスルーム・洗面台などの蛇口やシャワー、室外では庭にある水栓柱など多種多様である。
当然のことながら水栓金具も長く使用していると、破損などの理由で取り換える必要がでてくる。新しい物を購入し、箱から出してみたら雰囲気と違ったり、サイズが合わないなどのアクシデントに遭遇することもあるだろう。その場合には、使う予定のなくなった水栓金具を売却してみてはどうだろうか。
未使用品であれば、処分するのではなく買い取ってもらうことができる。ただ、そもそも水栓金具はどこで、いくらくらいで売れるのか、という疑問があるだろう。水栓金具を取り扱う買取業者やリサイクルショップは数多く存在し、フリマアプリやオークションにも水栓金具が出品されている。今回は、そんな水栓金具の買取相場と査定情報について詳しく紹介する。
CONTENTS
こちらのページには広告パートナーが含まれる場合があります。掲載されている買取価格は公開日のみ有効で、その後の相場変動、各企業の在庫状況、実物の状態などにより変動する可能性があります。
水栓金具とは?
前途の通り、水栓金具とは台所や洗面台といった水回りで使用されている蛇口や水栓の管、ハンドルなどのことである。水栓金具には、単水栓・混合栓・壁付け・代付けなどいくつかのタイプがある。単水栓は一般的に蛇口と呼ばれている物で、混合栓は1つの蛇口から湯と水が両方出る水栓だ。壁付けは浴室のシャワーなどに使われているタイプで、台付はその名の通り台の上に設置されているタイプで、主に台所や洗面台に設置されているものだ。
混合栓は上記の中でも多くの場所で使用されていて、構造は極めてシンプルだ。混合栓の本体に、給湯ホース・給水ホース・配水口・レバーハンドルの4つのパーツを付けることで成り立っていて、レバーハンドルを操作すると内部のカートリッジにあるセラミックディスクが動き、温度・給水量が調節される仕組みになっている。水栓金具本体の材質は銅であることが多いが、プラスティックのものもあり最近ではステレンス製の水栓金具も存在する。
銅製の場合、金属部分のメッキにはニッケルクロムや金・サテンなどが使われている。ニッケルクロムは、水栓金具の表面仕上げに標準的に使用されている素材だ。光沢のある外見が美しいだけではなく、耐久性や耐摩耗性が抜きん出ている。金メッキは豪華ではあるが表面がやわらかいため、キズが付きやすいのが特徴だ。
サテンメッキはニッケルクロムで仕上げているが、本体をサテン加工しているためツヤ消しであることが特色になっている。その他には、茶室などで使用される仙徳メッキ、銅メッキ・黒クロムメッキ・ブロンズメッキなどの特注品がある。
水栓金具はどこで買い取ってもらえる?
水栓金具の買取をおこなっている業者には、水回り設備・日用品などの買取専門店やリサイクルショップなどがある。メーカー品は未使用品ではない場合も、専門店に限らず状態が良いと買取価格の相場は高額だ。新品はメーカーに関わらず、おおむね高値で取引されている。
水栓金具の買取専門店は、未開封品が高価格買取になる。また、いったん開封してしまっても未使用の商品であれば買取が可能であることが多い。商品知識が豊富な専門店では型番落ちは減額される。そのため、間違って購入した場合やすぐには使う予定がなくなってしまった場合は早めに買取に出すことをすすめる。
リサイクルショップでは日用品全般を扱っているため、その他の家財道具と一緒に売却することが可能だ。複数の商品の買取は多くの業者で査定額が上がり、処分する予定だった物が買取になるケースもある。
ネット買取・販売がメインの業者は、設備費や人件費にコストがかからないため、その分を買取金額に還元できる。総合リサイクルの業者であれば、まとめての依頼は経費を減らすことができるため、本来有料の不用品の処分が無料になることもある。
水栓金具の買取状況
買取業者では、未開封新品であれば元値の3〜4割で買い取られている場合が多く見られる。ただし、水栓金具は専門業者、リサイクルショップなど、買い取ってくれる業者が多いため選ぶのが難しい。
フリマ・オークションにおいては、同じ商品が業者の買取価格よりも全般的に高額で売却されているケースが多い。この結果から考えると、業者の査定価格を確認してから、先にフリマなどに出品してみるのがいいだろう。商品が確実に落札されるとは限らないので、売れなかった場合は買取業者に買い取ってもらおう。
おすすめ買取業者
ここでは、水栓金具を買い取ってくれるおすすめの業者をいくつか紹介する。水栓金具の買取をおこなっている専門業者やリサイクルショップには、全国対応をおこなっている所と店舗のある周辺地域のみ対応が可能というところがある。この点に注意して最良の店を選びたい。(2019年7月8日調べ)
ファーストハンズ
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
ファーストハンズは全国どこでも買取をおこなってくれる水回り製品の買取専門店だ。見積もり時点と商品状態に変更がなければ、買取価格を減額しないことを約束してくれる。買取価格は、TOTOのシングルレバー混合栓・新品が5,500円~、カクダイのシャワー付き混合栓・中古品が4,000円などとなっている。
コシノ本舗
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
ネット買取のコシノ本舗では、水栓金具や電動工具から化粧品まで扱っている。全国対応の宅配買取では、商品が午前中に到着した場合は、買取が確定すれば当日の振り込みをしてくれる。買取価格は、TOTOの水栓金具・新品が7,000〜12,000円、LIXILの水栓金具・新品が9,000〜18,000円となっている。
リサイクルプロショップ
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
リサイクルプロショップでは、水回りや住宅設備からオフィス用品まで幅広い商品の買取をおこなっている。出張・宅配・店頭買取を選択できるが、店舗は東京都品川区にしか存在しない。出張買取も範囲が決まっているので、遠方に住んでいる場合は宅配買取が便利だ。買取実績の掲載はないが、水栓金具の商品買取一覧のページがある。
アシスト
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
アシストでは、さまざまなジャンルの商品をまとめて買い取ってくれる。宅配・店頭買取と東京・神奈川を中心に隣接エリアの出張買取をおこなっている。買取実績は、TOTOの水栓金具・未開封品が3,000〜10,000円、みず工房 タカギの水栓金具・未使用品が8,000円となっている。
買取ヴィレッジ
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
埼玉県にある買取ヴィレッジは、出張と店頭で住宅設備や水栓金具の買取をおこなっている。買取実績の詳細はないが、水栓金具・シャワー・パーツの買取ページがあり、取り扱いメーカーリストなどが掲載されている。
売買コムズ
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
売買コムズはさまざまなジャンルの買取をおこなっていて、宅配買取は全国対応・出張買取は関西エリアで受け付けている。買取実績の掲載はないが、水栓・混合栓のページに取り扱い品目のリストがある。
リサイクルマート
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
全国展開で200店舗あるリサイクルマートでは、日用品からブランド品まで扱っている。買取の時期は不明だが、TOTO水栓金具シャワー混合水栓の開封済未使用品を7,000円で買い取った実績がある。
リサイクルショップ・ビーンズ
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
リサイクルショップ・ビーンズでは、水栓金具の他にも建材やソーラーパネルなどの買取もおこなっている。無料の出張買取エリアは、東京23区と埼玉県・千葉県・神奈川県の一部となっている。買取実績の詳細はないが、買取品目一覧に水栓金具の掲載がある。
オークションサイトでの取引状況
オークションやフリマアプリなどでは、水栓金具の本体からシャワーヘッドなどの備品までさまざまな商品が出品されている。(2019年7月8日現在)オークションの場合は、常時100件を超える出品があるため一件あたりの入札件数はさほど多くない。しかし、最新の機能が付いた商品は高額落札になっている。
フリマアプリでは、さらに高額で売却されているケースが多数見受けられる。業者で査定をおこなった後は、いったんメルカリなどに出品してみると良いだろう。
ヤフオク
水栓金具は、今年に入ってから4カ月の間に400件以上の落札がある人気商品だ。パナソニック・KVK・TOTOなどの新品・未使用品の出品があり、落札価格は100円~65,000円とかなり幅が広い。
メルカリ
フリマアプリのメルカリではさまざまなメーカーの水栓金具が出品されていて、浴室用のタイプなどは高額で取引されている商品が多い。TOTOやLIXIL などの水栓金具が、350円~144,000円と幅広い金額で取引されている。
ジモティー
ジモティーでは、地元の掲示板として中古品の売買をおこなっているが、水栓金具はさまざまな金額で出品されている。TOTO サーモスタット混合水栓が新品未使用で35,000円で出品されていて、受付終了になっている過去の商品には0円の物もある。
ラクマ
ラクマは出品時の手数料が安いことが特色のフリマアプリで、日用雑貨からブランド品まで幅広い出品がある。取引価格は、パナソニックのシャワーヘッド480円、TOTOの水栓金具230,000円など多種多様だ。
水栓金具を高く買い取ってもらう方法
高額で売却するための方法はいくつかあるが、基本になるのは有名メーカー品・未開封品・未使用品であることだ。前述の3点は、水回り品の買取専門業者であればより重要になる。
そして、日用品を幅広く買い取っている業者よりも、専門の業者に依頼した方が適切な価格で買い取ってくれる可能性が高い。複数の業者に見積もりを依頼して比較検討することが大切だ。
その他、使用済みではあってもキレイな状態である場合や、海外メーカーの商品の場合は高値が付くことも多い。現在は写真での査定をおこなっている業者も増えたので、まずは査定を依頼してみよう。
専門業者に依頼する
水栓金具の商品価値は商品の状態や発売時期などによって左右されるため、一般の消費者にとっては分かりづらい。高額買取をしてもらうことを目指すならば、商品知識や情報が豊富な業者に依頼したい。それぞれの商品には、そのときどきの買取額の相場の他にも、流行や人気などさまざまな判断材料がある。総合的判断をするには、そういった全ての条件から査定できる経験や知識が必要だ。
商品の状態
水栓金具は長年使用した形跡があるとリサイクル品としての需要は少なくなる。そのため、高額買取をしてもらうためには未開封新品か、開封済みでも未使用品が基本だ。箱は形が変わっておらず、表面の伝票シールも剥がれていないことが望まれる。そして、外箱に印字されている数字とローマ字を組み合わせた型番を電話での査定のときに伝えると、より確実な査定額を算出してもらえるだろう。
商品のタイプとしては、泡立つシャワーになるミクロミスト機能のついた物や、タッチスイッチ・センサースイッチ方式の水栓金具が高額査定になる。その他、サーモスタット混合水栓や台付き・壁付きシャワー金具、メーカーであればTOTOやLIXILなどが高価買取の対象となる。
ホコリなどの汚れを落としてキレイにする
商品自体が新品未開封であっても、箱の汚れは拭き取りホコリは払っておくことは査定額をあげるために大切だ。未使用開封品であれば本体の汚れを確認し、説明書や保証書をそろえておくことはプラスの要素になる。通水していなければ1回取り付けた商品であっても買取対象になるが、取り外しの際の傷などがあれば査定をするときに業者に伝えた方が良い。
まとめ
今回は、水栓金具の買取相場と査定情報を紹介してきた。高額買取になる商品は最新機能が付いていて未開封新品、さらに型番落ちをしていない有名メーカー品が中心だ。もちろん、外箱のテープや伝票シールが剥がれておらず、説明書・保証書が付いていることも条件である。そして、箱の汚れやホコリを取っておくことも必要だ。
売却の手段は、専門の買取業者・リサイクルショップを合わせると選択肢がかなり多い。さらに、オークション・フリマを加えると選ぶのも一苦労だ。適切な売却方法を探すためには、インターネット上の記事などで事前のリサーチをして査定に臨みたい。そして、複数の業者に依頼して見積もりを出してもらうことが大切だ。